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2018年11月 7日 (水)

どう思いますか?「来年の新天皇の即位10連休」

今朝の朝日新聞の記事。
「(声 どう思いますか)10月14日付掲載の投稿「10連休、社会生活に支障あり」
181107renkyuu  日本は世界有数の「祝日大国」だってこと、ご存じでした? 祝日数は、実に、英国の2倍。でも、そんな実感は薄いのでは。来春の「10連休」についても、届いたご意見は恨み節ばかり。そんな現状をニッセイ基礎研究所社会研究部の土堤内(どてうち)昭雄主任研究員が斬ってくれました。

 ■10連休、社会生活に支障あり
 主婦 女性(東京都 71)
 政府は、来年の新天皇の即位日を祝日にする法案を提出する方針を示した。これに伴い、来年は祝日法の規定で10連休になるというが、私は疑問を感じた。
 その間は医療機関も休日になる。しかし患者の中には、毎週診療を受けている人もいる。例えば、人工透析を受けている人や、1日で回るのが難しく複数の医療機関を別の日に受診している高齢者もいる。病状の急変もある。弱者は、一体どうせよというのであろうか。
 このような人気取りが目当てとしか考えられない法案は取りやめるべきであろう。10日間も休日態勢になると、社会生活で困るサービスは他にもあると思う。
 皆さんはどう思いますか。 (10月14日付掲載の投稿)
    ◇
 ■非正規で働く人のことも考えて
 高校非常勤講師 男性(長崎県 67)
 私は定年後の再任用を終え、いまは授業のみの非常勤講師として教壇に立っている。年金生活の身ながらいまだ教え、育むことができることに感謝している。
 ただ、非常勤講師のみで生計を立てている若い人のことを考えるといたずらに10連休を喜べない。非常勤には実授業時数分の講師料と日割りの通勤費が支給されるだけで、正規教員のように扶養手当もなければ住宅などの諸手当もない。
 ある非常勤講師がつぶやいた言葉が忘れられない。「夏休みは収入がない。コンビニで働いたが、『先生、何をしているの』と生徒に言われた。つらかった」
 4月、5月は年度初めで諸行事が多く、授業は他の月より少ない。来年度のみの祝日となれば少なくともその日を「賃金支払いの対象日、労働は休み」として、正規労働者同様の措置を非常勤で働く人にも適用できないだろうか。

 ■患者さんに休みはありません
 乳腺外科医 男性(群馬県 57)
 皇太子さまの即位に伴う10連休。巷(ちまた)では休めるか休めないかという議論が聞こえてくるが、24時間休めないがん患者さんのことを考えたことがあるだろうか。
 公的病院は当然休診になる。急患には対応するが、がん患者さんは急患ではない。毎週投与すべき抗がん剤が2週に1回となり、3週間に1回の抗がん剤が4週間に1回になる。手術待ちの期間も10日間延びる。天皇陛下も皇太子さまもこのような事態をお望みであろうか。夜間休日でも特別待遇で診療してもらえる政治家にとって、休診日の増加は切実な問題ではないのだろうか。
 休日の増加に加え、来年度からは医療者にも年5日間の有休消化が義務化される。患者さん本位の医療を行いながら、医療者も年休を取りやすいような働き方改革をこそ考えるべきだと、医療の現場からもの申したい。

 ■休めるのは公務員と大企業だけ
 無職 男性(山口県 76)
 私も「10連休」には反対である。ただし、連休そのものに反対なのではない。「一斉に休む」ことに反対なのである。
 3歳と7歳の孫はどちらもぜんそく持ちで、昼夜を問わず突然発作が起きる。さらに風邪や腹痛など他の病気にも突然かかる。休日に何かあれば最寄りの救急病院を頼ることになる。
 しかし、救急病院の門は決して広くない。まず、救急車を呼んでもいいかどうかで迷い、自力で行くと、「紹介状がない」と高額な割増料金を取られる。
 病院は一斉に休まないでほしい。現状でも連休が多い。われわれ高齢者も「風邪を引かないように、病気にならないように」と連休前はいつも気になる。
 視点を変えて見ると、10連休を確実に取れるのは大企業や公務員が中心で、対応できない業種も多くある。「休日は個別」を旨とし、分散してほしいと思う。

 ■郵便、銀行、市場…日常生活は
 給食調理員 男性(愛知県 55)
 祝日法の規定だからと、安易に10連休にするのは、大いに疑問である。医療機関の受診困難しかり、新しい生活にようやく慣れた子どもたちは連休明けに登園・登校を渋るかもしれない。新入社員には五月病の心配もある。
 郵便配達は原則として祝日は行われないが、郵便物は届かなくなるのか? 銀行業務も10日間停止するとなれば、お金の出し入れに困るだろう。平日勤務、かつ、日割りで給料を得ている労働者はその間無給となるのか? 農作物や魚の市場も休みになるのか?
 一方で、超大型連休で旅行の予約は盛況だと言われている。来年10月に実施するとした消費増税前の経済効果を狙った、短絡的な工作としか思えない。10連休は、政府による思わせぶりな大盤振る舞いにすぎず、社会や学校生活など、多方面で支障をきたすことは明白である。

 ◆祝日大国日本の訳は
 土堤内昭雄・ニッセイ基礎研究所主任研究員 24時間365日経済が動き、産業構造も働き方も多様化した今、皆が一斉に休めるわけなどありません。非正規の方々からすれば、「祝日を増やすなら金をくれ」でしょう。
 日本の祝日の多さは、有給休暇取得率の低さと裏腹の関係にあります。有休が取れていれば祝日は少なくていい。元日や憲法記念日など国民がこぞって祝うべき日だけで十分なのです。
 有休が使えていないのは働く側にも責任があります。「赤信号みんなで渡れば」的な、横並び意識は捨てなければ。親の休みに合わせて子も休めるような学校現場の意識改革も必要です。
 「お上」のお仕着せで休むのではなく、働く人それぞれが自分や家族の都合に合わせて主体的に休みを取り、納得して休む。真の働き方改革は、休み方を変えてこそ実現するのです。」(
2018/11/07付「朝日新聞」p14より)

上の10月の投稿は、自分も読んで覚えていた。
案の定、10連休に否定的な意見が多いようだ。そもそも、上に賛成の意見が無い。
自分もどちらかと言うと反対。自分が年金生活だからかも知れない。“毎日が日曜日”ゆえに、毎日が平日の方が便利という側面もある。
まあそれはそれとして、一般的に考えても、従来の正月と5月連休、そしてお盆は、休んでも4~5日。それが来年の新天皇即位の時は、月の1/3の10日間が連休になると言うから凄まじい。銀行も郵便局も、そして何よりも病院が、月の1/3動かない・・・!
まあ政府の人気取りのひとつなのだろうが、喜ぶのはやはり公務員と大企業の社員だけ?

自分も不整脈の持病を持っているだけに、発作が怖い。平日であれば、病院に駆け込めば何とかなる。しかし、病院が長期に休みになると、発作が起こらないことを祈って、じっと連休が過ぎ去るのを待つしか無い。歳を取ってからというもの、正月とお盆の連休はつい意識してしまう。連休が終わると、「やっと平日になったね」と・・・

上の指摘についても、銀行は休日もNetが動くようになる方向なので別にすると、郵便は困る。郵便局もそうだが、配達が滞る。それでなくても今後は土日の配達を止める方向という。市民生活にとってみると、痛い。

連休以外では、「病気も、火事も起こせないぞ!」と緊張するのが、大雪。都会は雪にはからきし弱い。自分のところも直ぐに交通がストップ。積雪で静かになった道路を眺めながら、「今、救急車を呼んだら来てくれるのかな?」「今、火事になったら、消防車が来て消火活動をしてくれるのかな?」と不安になる。

今まで、ほとんど気にしなかった連休中の“緊急事態”。
年齢と共に、それらを意識するようになった今回の困った“10連休騒動”ではある。


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コメント

わたしは救急対応の病院で時間外診療の受付をしていますが、休日診療をしている病院でも、当直医が専門外であったり、検査態勢が十分でなかったりして患者の受け入れが難しいことがあります。さらに、もし緊急手術が必要となれば、対応できる病院はごく限られたところになります。途方に暮れる患者と家族が続出しないことを祈るばかりです。

【エムズの片割れより】
現場の声は貴重ですね。
トランプ大統領ではないですが、日本にも人気取りオンリーの政治家が多いようで、心配です。

投稿: こーじイ~ | 2018年11月 8日 (木) 10:48

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