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2018年10月の13件の記事

2018年10月30日 (火)

「マルセリーノの歌」と映画「鉄道員」のテーマ

名画とは良く使う言葉だが、往年の名画のテーマというと、自分が思い出すのは「禁じられた遊び」「汚れなき悪戯」「鉄道員」の3つ。
「禁じられた遊び」のテーマは当サイトで何度も取り上げているので、今日は、「汚れなき悪戯」と「鉄道員」を。

「汚れなき悪戯」で有名なのが「マルセリーノの歌」。

<映画「汚れなき悪戯」の「マルセリーノの歌」>

「マルセリーノの歌」

優しい夢をごらんマルセリーノ
やがて明ける一日のために
12人の修道士がお前を守り
悪から遠ざける
かわいいマルセリーノ
さあ 起きなさい
ちゃんと目を覚まして
着替えをするのだよ
かわいいマルセリーノ
顔をお洗い
せっけんを使って

出された食事は全部 おあがり
台所さんのように
しずかにそっと鐘をついて
鐘つきさんのように

2と2は
4
4と4は
8
8と8は
20
違っている

お祈りの言葉を マルセリーノ
良い子はみんな お祈りを覚える
お日様が沈むと 子供は眠くなる
朝日が起こしてくれるまで
12人の修道士が 寝ずの番をしてくれる
天国の聖フランシスが
子供を見守ってくださる
お休み マルセリーノ
主イエスは近くにおられる

181030kegarenaki この映画は、1955年製作のスペイン映画で、wikiによると「14世紀イタリア中部ウンブリア地方で起こったと言われる民間伝承を元にした」物語だという。
最後の神に召されて行くシーンが何とも神々しい。この場面は、Yotutubeにもあがっている(ここ)。
この「マルセリーノの歌」は、映画を見るずっと前から知っていた。実に、分かり易い歌で、日本の歌手も多く歌っている。

そして次に、映画「鉄道員」だが、これも映画を見るずっと前から知っていた。

<映画「鉄道員」のテーマ>

181030tetudouin

こちらは、1956年製作のイタリア映画だという。「禁じられた遊び」が1952年に公開されたフランス映画だというから、この頃のモノクロ映画は、永遠に残る名作が多いようだ。
この映画は、10年ほど前にNHKのBSで見たが、あまり記憶に無い。内容的にはあまり印象に残らなかったようだ。しかしこのテーマだけは、子どもの頃から知っていた。

ともあれ、映画にせよ小説にせよ、そしてオペラにせよ、名作と言われているものは、せっかくの人生、一度は体験して(見て、聞いて、読んで)みたいと思ってはいるのだが・・・

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2018年10月28日 (日)

「本屋さんが減って寂しいですか?」

先日の朝日新聞にこんなアンケート記事が載っていた。
「(be between 読者とつくる)本屋さんが減って寂しいですか
 私事ですが、近所の行きつけの本屋さん2軒が閉店し、日常の何かが失われたという気がしています。本好きのみなさんから「書店愛」に満ちたご意見を多数頂きました。一方で、クリックするだけで本が届くネット通販の成長を「時代の流れで仕方ない」と冷静に受け止める声も。読書の秋、みなさんはどうお考えでしょうか。

 ■本好きたちは嘆く
 行きつけの本屋さんがなくなることへの嘆きは深い。
 「悲しい限りだ。日本人の精神性の退化と連動している気がする」(東京、70歳男性)、「遠くの大型店にわざわざ電車で出かけていって探すのは一苦労」(愛知、69歳女性)、「本を探す面白さと楽しさを、廃れさせないで!」(千葉、65歳男性)。
181028honnya  人口減や活字離れで、本の市場は縮小が続き、書店経営は厳しくなるばかり。民間の調査では、全国の書店数は約1万2千店と2000年より40%強も減っている(17年5月時点)。
 書店は生活の一部でもある。「買うにしても、買わないにしても、本屋さんに立ち寄ることが楽しみだった」(埼玉、82歳女性)、「待ち合わせまでの時間のつぶし場所としても最適」(京都、49歳女性)、「ぜいたくな空間を享受できる極私的祝祭の場」(千葉、59歳男性)。
 成長を続けるネット通販に対し、「町の書店を続けてもらうためにネットでの購入は一切やめている」(岡山、50歳男性)と対抗する動きもあるが、「ほとんどの本をネット通販で購入している現状を考えると仕方ないと思う」(広島、50歳女性)と、「時代の流れ」と受け止める声が目立つ。「状況に応じてどちらも選択できる今の状態がいいのでは」(千葉、59歳男性)との肯定派も。
 厳しい意見も。「ネットの発達で自由にどこでも注文できる。わざわざ足を運んで選ぶのが敬遠されて当然。本屋自身の取り組みも必要」(三重、36歳男性)、「書評などで情報を得て、図書館で借りて読み、欲しい場合だけネットで購入。私には書店が必要ない」(京都、58歳女性)、「残るものは残る。残らないものは新しい芽が出てくる。不要な本屋は撤退し、必要な本屋が生き残る」(神奈川、65歳男性)。
 人生の一時期、書店での忘れられない思い出を振り返る意見も目立った。高校時代に列車通学をしていたという岡山の女性(61)は「時間待ちはいつも本屋で。少ない小遣いから気に入った本を文庫で買っていた。小学生の時はお年玉で年に1冊、本屋で選ぶのが楽しみだった」。
 やはり本屋さんには物語があり、映画やドラマの舞台になりやすいと思いませんか。 (小北清人)

 ■大型店も生き残り策
 ネット通販の波による経営環境の厳しさは、大型書店も例外ではない。神奈川県を中心に首都圏で37店舗を展開する「有隣堂」(本社・横浜市)の松信裕社長は「本屋を訪れるお客様は確実に減っている。生き残りに必死です」と語る。
 ショッピングセンターや駅ビルでは書店を上階に入れ、集客の呼び水に使うケースが多かったが、その「シャワー効果」も薄れつつある。「本がびっしりの店はやめて」とビルの大家側から要望が出ることも。本の売り上げ減を補うのがカフェや雑貨、文房具。「ウチの場合、本や雑誌だけの店より複合型の方が利益率が高い」と松信社長。
 この3月、東京・有楽町の商業ビル3階に「ヒビヤ セントラル マーケット」をオープンした。本は一部で、ブティック、理髪店、居酒屋などが並ぶ野心的な構成だ。「来年は創業110年。売り上げ減が底を打った感も少しある。本屋を続けるため、業態の可能性を探る実験です」(
2018/10/27付「朝日新聞」b10より)

181028syotennsuu ガソリンスタンドと同じく、確かに書店は減っている。自分の周囲でも、駅前以外の店が2店閉店した。しかし書店数が40%減というのは壊滅的だ。
ここ)によると、雑誌の売り上げも半減。書籍の売り上げも減衰の一途をたどっている。

181028uriage 自分を振り返ると、雑誌を含めて、新刊の本を買うことは少なくなった。読み捨ての本は、汚いのを我慢して図書館。新刊本で、図書館で順番待ちが多い本だけ、仕方なく購入。しかも、購入は全て通販だ。
カミさんは、自分で持っておきたい本は、まず図書館で借りてチェック。買う価値がある本だけやはり通販で購入。
通販でビックリしたのは、Amazonなどの中古本屋から買う本は、全て程度が良いこと。ほとんど新品だ。これでは書店で新品を買う気がしなくなる。
オークションサイトの、メルカリやヤフオクも、我が家では大いに活用している。1冊の本はメルカリが安い。しかし全集物はヤフオクの中古書店が安心。
中古本は、送料がネック。メルカリは送料込みが多いので、売ってもその大半が送料代で消えてしまう。でも資源の有効活用だ。
ヤフオクで中古本(特に全集)を買う場合は、ショップが安心。8%の消費税がかかるが、やはり本のプロから送られてくる本は、ハズレが無い。前にAmazonで買った中古本の状態が悪いことがあって、店に言ったら、直ぐに代替品が送られてきた。その点、個人は当たり外れが有り得る。
181028honn 自分が中古本を買うときは、とにかく写真で本の裏側を見る。いわゆる「天(あたま)」「小口」「地(けした)」の部分が、焼けていたりした本は止める。表紙がきれいなのは当たり前。表紙は水をはじく材質で作っているので汚れない。その点、ページの紙そのものは、経年劣化が激しい。やはり焼けている本は読む気がしない。

自室の本棚にある本を眺めると、買った時の“盛り上がり”を思い出す。ああ、あの本は、あれをきっかけに盛り上がって買いあさったっけ・・・。
しかし、その時期を過ぎると、再び手に取ることはほとんどない。本棚の本を一冊ずつ「再び読むかな?」と自問自答してみると、ほとんどが「二度読む事は無いな」と思う。だから処分している。

22年前に亡くなった親父は“積ん読”が趣味だったので、専門書(経理)を含めて、亡くなった後に膨大な本が残された。それをお袋が捨てようと思ったら、業者から多額の金額を言われ、もったいないので、市の廃品回収の日に、こまめに運んだという。
よって、古い本は、本人以外にとっては、無用の長物。終活の一環で処分しておいた方が良いかも。しかも、古い本を手にすると手がかゆくなる。どうもダニらしい。それも困る。

書店が減るということでは、定期的な飲み会のときに、時間潰しに寄っていた新宿小田急10階の有隣堂も、だいぶ前だが大きく変わった。本屋が、いわゆるブックカフェに。
買っていない本の、持ち込み可が分からなかった。ただ読み可なら本が売れないのでは???と。
Netで見ると、こんな事が書いてあった。
「購入前の本の持ち込みOK
カフェをご利用のお客様は、書籍売場の購入前の本(一部を除く)を自由にご覧頂くことができます。
■ご注意事項
・お持ち込み頂けるのは3冊までです。
・下記の商品は持ち込みできません。
 雑誌/旅行ガイド/コミック/ビニールや紐がけの本/文具・雑貨類
 その他、お持ち込みをお断りする場合がございますので、ご了承ください。
・お読みいただいた後は、カフェ内にある「本の返却棚」にお戻しください。
・本をご購入される場合は、書籍・雑貨のレジカウンターへお持ちください。
・本が汚れてしまったときは、必ずスタッフまでお知らせください。
・お持ち頂いた本の写真撮影、メモはご遠慮ください。」(
ここから)

なるほど、“立ち読み”の本格版なのだな・・・・
汚れるのも想定内らしい。

先日、カミさんが書店カフェで知人と会ったが、何の気兼ねも無く4時間もおしゃべりしたという。
変わり行く書店の姿ではある。

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2018年10月26日 (金)

西脇義訓の「デア・リング東京オーケストラ」の世界

先日、NHKラジオ深夜便で「ホールが楽器 目指せ空間力 指揮者・録音プロデューサー西脇義訓」(2018/10/11放送)を聞いた。ここで初めて西脇義訓氏の活動を知った。
ここ)によると、デア・リング東京オーケストラとは、「N&Fの録音プロデューサー・西脇義訓が、録音を主目的として2013年に創設した、若手中心のプロ楽団。奏者は全員客席に向って座る、弦楽は弦楽四重奏のセットで座る、ボウイング(弓の上げ下げ)は自由等々、常識外の発想のもとで、バイロイト祝祭劇場の音(名称も《指環》に由来)や、ホールを1つの楽器として響かせる“空間力”を目指してきた。指揮者を兼ねる西脇は自らを「ファシリテーター(促進者)」と位置づけ、団員には「自発性を持ち、オケ全体の音を聴いて合わせる」ことを要求。」だそうだ。

<「ホールが楽器 目指せ空間力」指揮者・録音プロデューサー西脇義訓(41分)>

この放送のテキスト(文字起こし)は(ここ)にあるが、朝日新聞の記事(ここここ)から少し細かく西脇義訓音楽のコンセプトを拾ってみる。

「――まず、「デア・リング東京オーケストラ」という名称に込められた想いから聞かせてください。
西脇 先進性、独創性、開拓者精神で世界を席巻したワーグナーの代表作「ニーベルングの指環」(Der Ring des Nibelungen)にちなんで名づけました。」
「あれは忘れもしない2009年、バイロイト音楽祭開幕の7月25日。演目はペーター・シュナイダーの指揮による「トリスタンとイゾルテ」でした。着慣れぬタキシードに身を包み、硬い木でできた客席に座って今か今かと開演を待ちわびていたところ、ついに前奏曲が始まり……。その瞬間、天井から降ってくるかのような至福の響きに包まれた。これこそが私の理想とするオーケストラの演奏だと歓喜しました。私の予想通り、オケ・ピットの構造によってブレンドされた柔らかく、深く、荘厳なまでに美しい響きを奏でていたのです。
――バイロイト祝祭劇場のオケ・ピットは、どんな風に特殊なのですか?
西脇 客席との間には巨大な壁が覆いかぶさるようにそびえていて、客席からオーケストラは全く見えず、オーケストラから客席も全く見えません。ワーグナーは観客が集中できるよう、こうした構造にしたと言われていますが、私は音の響きも計算してのことだと思うのです。
 こうして生まれた「至福の響き」をバイロイト祝祭劇場のような特殊なオケ・ピットを使わずに実現したいと考えたのが、デア・リング東京オーケストラを創設した大きな理由です。」

「西脇 ただ、配置は二次的なことで、大切なのは目ではなく耳。指揮棒を目で追うのではなく、耳を使って全体の響きを聴き合うことです。その上でホールは楽器だととらえ、ホールという空間を最良の状態で響かせることも欠かせません。奏者の空間力とホールの空間力が一致した時に至福の響きが生まれるのです。
 相撲の土俵のように舞台が真ん中にあれば円を作るのが一番良いのですが、そうではないのでデア・リング東京オーケストラでは奏者が指揮者ではなく観客のほうを向いて座ります。指揮者が見えない人もいるし、弦楽器のボーイング(弓の上げ下げ)は各々の自由。誰かと合わせることに集中するのではなく、自由に、自発的に楽器を奏でることで意識を遠くに置くことができる。つまり演奏を俯瞰することができる。音を遠くに聴くことが「至福の響き」を生み出す秘訣なのです。」

「――団員が指揮者を観ないということになると、指揮者の役割とは?
西脇 日本では「指揮者」と訳されていますが、英語ではお客さんを快適な旅へと誘うのが役目だということから「コンダクター」。また、フランスでは「シェフ」と言います。さまざまな材料のそれぞれの素材を活かして料理をする人という意味ですね。「指揮者」というと支配するというニュアンスになってしまいがちですが、私は誘う、まとめるというのが本来の指揮者の役割だと思います。つまり英語のファシリテーターですね。音楽は文字通り、人を楽しい気分にしたり、心を癒したりするもの。一人ひとりの団員が自発的に方向性を定め、自然のうちに呼吸を合わせて演奏するのが理想ではあるけれど、それはそんなに簡単ではない。やはり促進する存在が必要なのだと捉えています。
 指揮者は独裁者であり、性格的な偏りがあっても音楽的な才能が際立っていればカリスマ性のある人物として受け止められるということは大いにありますが、エキセントリックにダメ出しをして団員のプライドを傷つけたり、モチベーションを下げたりするのは本末転倒なのではないでしょうか。奏者がすべきことは楽譜に書いてあるのです。すべきことを全員がストレスなく演奏することができれば、自ずと純度の高い響きを持って聴衆の心に届くと思っています。」

*なお西脇氏の音楽思想については、氏のサイト(ここ)に詳しい。

自分はそもそも「解像度」の高い(方向性の明確な)音源(音像)が好き。よってデッカ録音に凝ってきた。それが、西脇音楽は、それとは真逆のふわっとした音像だという。
181026scottish しかし、指揮者がふんぞり返った「オレ様」音楽に反旗を翻したことには共感。それでまずメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」のCDを買ってみた。なるほど、奏者の配置がバラバラ(従来のオケの配置と違う)のため、音像がふわっとしている。そしてボーナスCDに付いていたのが、客席後方の2階席に置いたワンポイントマイクによる録音。まさに、客席で聞いているように、前方遠くにオケがある。ちょっと聞いてみよう。

<デア・リング東京オーケストラの「スコットランド」#1>

実に穏やかな音楽である。弦、特にバイオリンの音が何と美しいことか・・・。

そして自分が持っているショルティ/シカゴ響と比較してみると、第4楽章が最も差が分かった。

<ショルティ/シカゴ響の「スコットランド」#4より>

<デア・リング東京オーケストラの「スコットランド」#4より>

ショルティ盤は、まるでスポーツカー? メンデルスゾーンはスポーツカーには乗らないだろう・・・!?

自分は、HAP-Z1ESとSR-009Sを愛用しているように、アナログ的な柔らかな音が好き。そのスタンスから言うと、西脇音楽は自分にフィットするはず!?

方向感の無いステレオ録音というと、EMIが1960年代に発売した、フルトヴェングラーのLPを思い出す。ドイツ・エレクトローラ社のブライト・クランクによる疑似ステレオである。

一方、次に買った「エロイカ」のCDのブックレットにこんなやりとりがある。
「大原 第1楽章の終わる直前に「英雄」のテーマが高らかになって、それが途中で、トランペットが消える。それでこれはナポレオンが落馬したといわれているところがありますね。

西脇 ええ、でもそれはね、当時の楽器の性能というか構造上、音が出にくいのでベートーヴェンはそうしたんだと思うけど。楽譜をよく見ると、あそこにはフォルテが1つ書いてある。それでほとんどの演奏は、頂点のように高らかにテーマを鳴らす。言葉で言うと、|ティータ|ティータ|ティーターター|ターー|ティータ|ティータ|ティーターターとね。トランペットはファンファーレのように高らかに鳴らす。

大原 大体の指揮者はそうですね。

西脇 フルトヴェングラーも、朝比奈さんもそうですしね。大体そうやっている。最近では古楽器スタイルの演奏では元に戻すと言うのもありますが。

大原 フォルテが一つというのは?

181026eroica 西脇 ベートーヴェンのスコアでは弱い順にPP(ピアニッシモ、ごく弱く)、P(ピアノ、弱く)、その次がf(フォルテ、強く)、それからpiu f(ピウ・フォルテ、さらに強く)、というのがあって、ff(フォルテシモ、ごく強く)と5段階に分けられている。だからf(フォルテ)は5つあるうち真ん中なんですよ。真ん中か、あるいはちょっと強めの解釈をしました。

大原 しかし、一般にはかなり強くやっていますね。

西脇 そう、一般的にそこが到達点。トランペットは頂点みたいに演奏する。ところが途中でテーマが、ティータ、ティータ、ティーターパパ、パパパパパパって伴奏に回っちゃうわけ。木管はタッタッタッタッタッタッ、タッタッタッタッタッタッって旋律を吹いているんだけど、急に旋律がおっこっちゃう様に聴こえるんで、あれは、ナポレオンの落馬だってことになったわけ。

大原 話としてはナポレオンの落馬は面白いですけどね。第1楽章の終わりの部分、ぜひ注意して聴いていただきたい。楽譜に忠実に西脇流の解釈。否、解釈を入れない楽譜に沿った演奏をお聴きいただきたい。あくまで忠実に楽譜を読み込もうとする西脇の姿勢がベートーヴェンの意図に肉薄する。」(デア・リング東京オーケストラの「英雄」ブックレットp4より)

それでこの部分を、フルトヴェングラーの擬似ステレオとデア・リング東京オーケストラを比較してみよう。指揮者によるトランペットの違いと、音場について。ふわっとした音場は、両者が似ているかも・・・!?

<フルトヴェングラー/VPOの「英雄」#1より>

<デア・リング東京オーケストラの「英雄」#1より>

それにしてもデア・リングの演奏は速い。一般的に遅いと言われているが、フルトヴェングラー/VPOの「エロイカ」の演奏が52分17秒に対し、デア・リングの演奏は44分50秒。ついでに、ショルティ/シカゴ響は50分13秒、ブリュッヘン/18世紀が49分20秒なので、いかに速いテンポなのかが分かる。

全体的に“軽い”イメージのオケだが、音楽の速度もそれに合っているのだろうか?

ところで、話を戻すと、指揮者を見ない演奏、というのがどうも自分には理解出来ない。そもそもスタートのタイミングが合わないでは無いかと心配する。
上の放送にある、ベートーヴェンの7番の冒頭を聞くと、やはりアンサンブルに少し問題があるように感じる。そして42人という規模では、とてもブルックナーなどの重い交響曲は無理では?と思ったのだが、第1弾のCDがブルックナーの交響曲3番ときた。確かに聞いてみると、何となくスマートなブルックナー。まあこんなのも有るのかな・・・という感。
このオケは、何となくモーツァルトやロマン派の音楽はフィットするとしても、ブラームスやマーラーなどの重厚な音楽は向いていないように思う。でもブルックナーはやっているな・・・。
それと、CDに入っているモノラル音源が良く分からない。ステレオ音源があるのに、わざわざモノラル音源を聞く人が居るのだろうか? モノラル音源の方が良いと思う人が居るのだろうか? 少なくとも自分は聞かないな・・・

ともあれ、フランス・ブリュッヘンの18世紀オーケストラのように、自分のオーケストラを作ってしまう西脇氏のパワーはすごい。しかも65歳で、だ。
リタイアして、のうのうと生きている自分も、同世代として応援したい気もしてくる。
何とも摩訶不思議な西脇義訓氏の音楽の世界ではある。

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2018年10月22日 (月)

加藤登紀子の「赤とんぼ」~「あなたが好きな童謡・唱歌ベスト10」

先日の朝日新聞に「あなたが好きな童謡・唱歌」のランキングが載っていた。
「(beランキング)あなたが好きな童謡・唱歌 歌い継がれる日本の原風景
 子どものころに口ずさんだ童謡や唱歌。先人たちから受け継いだ懐かしい歌詞やメロディー、歌に込められたメッセージは、時間が経っても色あせないようです。好きな歌を好きなだけ選んでもらったところ、堂々の1位に選ばれたのは『赤とんぼ』でした。
181022douyou  今回のアンケートで唯一、700票を超えた『赤とんぼ』は、回答者の約半数が支持した。神奈川の男性(62)は「古き良き日本の情景・家族を端的に表現した名曲」と評する。「幼少期によく母親から聞かされた懐かしの歌」(愛知、66歳男性)、「歌詞が胸にしみる」(千葉、58歳女性)という意見も寄せられた。
 思い出に残る歌を父母と重ねた人も多かった。『夕やけこやけ』(5位)を選んだ神奈川の男性(77)は「父が戦地に行っていたとき、母の背中で聴いた歌。忘れられない」。『おうま』(68位)や『あめふり』(73位)などを挙げた栃木の女性(45)は「親子の歌を母と一緒に歌った思い出がある」。
 3位の『大きな古時計』は「人生には終わりがあることを初めて意識したような気がする」(東京、48歳男性)などの声が。他にも『仰げば尊し』(7位)や『大きな栗の木の下で』(17位)、『蛍の光』(22位)など、原曲が外国曲の歌も上位に。埼玉の男性(60)は「親しんでいた歌が実は外国の歌だと知ったときは驚いた」。
 童謡や唱歌には、日本の四季や自然を歌ったものも多い。2位の『ちいさい秋みつけた』を選んだ福岡の女性(31)は「もの悲しい雰囲気が子どもながらに少し怖かった。でも秋の寂しい感じが好きでもあった」。千葉の女性(53)は『春の小川』(6位)や『春が来た』(25位)などを挙げ「雪国育ちなので純粋に春が来たことがうれしかった」という。
 『荒城の月』(4位)も幅広い世代の支持を得た。神奈川の女性(62)は「歌詞がとても好き。夜空に光景が浮かんでいるかのよう」。「朽ちた城跡に思いを寄せ、感慨深い」(神奈川、39歳女性)や「旅情をかき立てられる」(東京、41歳男性)という声も。
 自由記述欄で目立ったのは『故郷(ふるさと)』(11位)について。兵庫の男性(55)は「生まれ育った神戸の街並みは阪神大震災で跡形もなくなった。この歌を聴くと自分の心の中にしかない(震災前の)故郷を懐かしく思う」。京都の女性(23)は「生まれ育った日本を思う歌」という。「国歌にしてはどうか」と提案する人もいた。

 ■記念館を訪ねて背景探る楽しさ
 童謡の作者のふるさとにある記念館を訪ね、歌の原風景を探す楽しみ方も。『春の小川』や『朧月夜(おぼろづきよ)』(8位)などを挙げた長野の女性(60)は、長野県中野市にある「高野辰之記念館」に何度か足を運んだという。
 今回、84曲の選択肢を挙げたところ、埼玉の男性(49)は「ほとんどの歌をそらんじることができて、正直驚いた」という。「選んでみたらほとんどが好きな曲だった」(神奈川、80歳男性)などのコメントに、童謡や唱歌に対する深い愛を感じた。
 8~27位は400票を超え、47位まで300票以上入る「ダンゴ状態」に。29~45位は『おもちゃのチャチャチャ』『海』『さくらさくら』『サッちゃん』『七つの子』『花』『浜辺の歌』『幸せなら手をたたこう』『こいのぼり』『かあさんの歌』『しゃぼん玉』『たきび』『もみじ』『どこかで春が』『からたちの花』『かもめの水兵さん』『こんにちは赤ちゃん』。
 大正時代に数多くの童謡を生んだ児童文芸誌『赤い鳥』の創刊100年を記念し、今年は「童謡100年」。戦争など時代の荒波に影響を受けながらも、童謡や唱歌は日本の四季や日本語の美しさを次の世代につないできた。静岡の男性(77)はこう書いた。「平和な日本の原風景を孫の世代に伝えていきたい」(見市紀世子)

 <調査の方法> 朝日新聞デジタルの会員登録者を対象に9月上旬に実施。文化庁などによる「親子で歌いつごう 日本の歌百選」を参考にした84曲の中からいくつでも選んでもらった。回答者数は1462人。21位以下は、手のひらを太陽に、蛍の光、椰子(やし)の実、どんぐりころころ、春が来た、四季の歌、ぞうさん、ドレミの歌と続く。」(2018/10/20付「朝日新聞」b2より)

<あなたが好きな童謡・唱歌ベスト10>
①赤とんぼ(1)
②ちいさい秋みつけた(2)
③大きな古時計(7)
④荒城の月(4)
⑤夕焼けこやけ(5)
⑥春の小川(14)
⑦仰げば尊し(3)
⑧朧月夜(12)
⑨里の秋(8)
⑩犬のおまわりさん
(カッコ内は2010年)

2010年に同じ朝日新聞に「歌い継いでいきたい童謡・唱歌」というベスト10が載っていた(ここ)。
それによるランキングが上の(*)内。その時は、同じ方法で10曲まで、今回は“好きなだけ”挙げた結果。「大きな古時計」「春の小川」が躍進!

今は秋真っ盛り。自分は特別好きな歌というわけでも無いが、1位に敬意を表して「赤とんぼ」を聞いてみよう。自分の持っている音源を検索してみると16曲見付かったが、今日は加藤登紀子の歌で。

<加藤登紀子の「赤とんぼ」>

「赤とんぼ」

  作詞:三木露風
  作曲:山田耕筰

夕焼、小焼の、
あかとんぼ、
負はれて見たのは、
いつの日か。

山の畑の、
桑の實を、
小籠に、つんだは、
まぼろしか。

十五で、姐やは、
嫁にゆき、
お里の、たよりも、
たえはてた。

夕やけ、小やけの、
赤とんぼ。
とまつてゐるよ、
竿の先。

この歌の出来た経緯については、(ここ)に詳しい。それによると、
「三木露風は、「赤蜻蛉」と題したこの詩を、最初は自身が童謡欄を担当していた児童教育雑誌『樫の實』(研秀社)大正十年(1921年)八月号に発表。 」

「作曲時期と発表
 楽譜には、昭和二年(1927年)一月二十九日と作曲日が書いてあります。『山田耕作童謠百曲集27赤とんぼ 三木露風作詞』(VOL.II。日本交響樂協會出版部刊、昭和二年七月十日発行)で発表しました。」
とのこと。

出来てから90年・・・。今の子どもにも知っておいて欲しい歌だが、どのくらいの子供が知っているのだろう。

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2018年10月20日 (土)

「川ごみが海をよごす」~大阪商業大学准教授 原田禎夫氏の話

今朝(2018/10/20)の朝日新聞の社説は、プラスチックゴミの話。
「(社説)プラごみ戦略 「大国」に見合う対策を
 プラスチックごみを、どう減らしていくか。その鍵を握るプラスチック資源循環戦略の素案を環境省がまとめた。
 2030年までにレジ袋やストローといった使い捨てプラスチックの排出量を25%削減し、プラスチック製容器包装の6割をリサイクルや再利用する。こうした数値目標を政府が掲げるのは初めてだ。絵に描いた餅に終わらせてはならない。
 海にプラスチックごみが流れ込むと、波や紫外線で砕けて5ミリ以下のマイクロプラスチックになる。これが有害物質を吸着して魚介類に取り込まれ、食物連鎖で人間を含む多くの動物に悪影響を及ぼす恐れがある。
 地球規模の汚染を防ぐため、脱プラスチックの流れが強まっている。欧州委員会がストローやカップなどの規制案を出したほか、多くの国々が独自の対策に乗り出している。民間でも、世界的な飲食店チェーンがプラスチック製ストローを使わない方針を相次いで打ち出した。
 日本もこれまで、使用済みプラスチックの分別収集や有効利用などで、プラスチックの海洋流出の抑制に努めてきた。
 とはいえ、1人当たりの使い捨てプラスチックの使用量が米国に次いで世界で2番目に多い「プラスチック大国」である。率先して脱プラスチックに取り組む責任がある。
 その試金石の一つが、レジ袋をいかに減らせるかだ。
 日本人は1人あたり年間300枚とも400枚ともいわれるほど多くのレジ袋を使う。容器包装リサイクル法の下、有料化やマイバッグ配布などが小売業者に求められているが、あくまで自主的な取り組みだ。今回、有料化の義務づけを盛り込んだことは評価できる。
 ただ、その効果には限界がある。すでに有料化が広がりつつあるスーパーでも、レジ袋を辞退する人は約半数で頭打ちだ。レジ袋を禁止している海外の例を参考に、より効果的な規制を検討する必要があろう。
 循環戦略案には、植物由来のバイオマスプラスチックなど再生可能な素材に切り替えていく方針や目標も明記された。利便性やコスト面で代替が難しいこともあるだろう。しかし技術力で壁を乗り越えれば、新たなビジネスが生まれるはずだ。
 私たち一人ひとりの覚悟も問われている。プラスチックに過度に依存するライフスタイルを見直さない限り、問題の根本的な解決にはつながらない。
 「大国」の取り組みを、世界が見つめている。そのことを忘れてはならない。」(
2018/10/20付「朝日新聞」社説より)

そう言えば、先日、NHKラジオ深夜便で「川ごみが海をよごす 大阪商業大学准教授 NPO法人・プロジェクト保津川代表理事 原田禎夫(2017/02/04放送・2018/10/06再放送)を聞いた。このお話には、目からウロコ、という話が多かったので、あげてみる。

<NHKラジオ深夜便「川ごみが海をよごす」原田禎夫>

最近よく聞く「マイクロプラスチック」という言葉。意外と、我々の身近にある。

「・・・人工芝の破片。削れて短くなる。雨が降ったときに浮き、水路を伝って川に入り、海へと。悪意があって捨てられたものではない。そこが問題で、悪意が無いが結局自分が捨てていることになる。原因となっている場所と被害が起こっている場所が違う。よって気が付かない。ペットボトルも時間と供に紫外線を受けて劣化して粉々に砕け、マイクロプラスチックになっていく。
プラスチックその物が、製造過程で様々な添加物が含まれている。その添加物が及ぼす影響はまだまだ未知の部分がある。大量に摂取すると人体にも影響が考えられる。
知らず知らずのうちに食物連鎖の中で、我々は摂り込んでしまう危険性がある。小さなプラスチックをプランクトンが食べ、それを魚が食べどんどん濃縮されていくことは研究で明らかになっている。つまりは、プラスチックの持っている毒性も濃縮されて行く。元は石油なので有害物質を吸着し易いという性質がある。・・・・」

そして「洗濯した時に出る化学繊維の服のホコリ(欠片)も、マイクロプラスチック」という話には、愕然!?
確かにwikiで「マイクロプラスチック」の項にはこうある。
「家庭での衣類の洗濯による布からの合成繊維の脱落。下水道に流れ込む洗濯排水中のマイクロプラスチック粒子と環境中のマイクロプラスチックの組成との比較により、1 mm未満の粒径のマイクロプラスチック汚染の大半が脱落した合成繊維から構成される可能性があることが示唆されている。」

確かに、家庭で出るプラスチック類は分別して出しているので、関係が無いと思いがちだが、上の指摘のように、悪意が無くても、我々はたくさんのマイクロプラスチックを日々排出しているという事実を、先ず認識しないといけないようだ。

日本は一般的にきれいな国と言われる。確かにゴミが溢れているという場所は無い。それはたぶん近くの人が拾っているからだろう。
しかしペットボトルなどのポイ捨てが無いわけでは無い。我が家は大通りに面していることもあって、家の前の道路へのポイ捨てゴミは多い。毎朝、ウチのカミさんが常に気を配っている。どこもそうなのだろう。その道路の前に家の人が片付けているのだろう。それに甘えてポイ捨てをする人も居る。

上の放送の内容は、(ここ)にテキスト化されているが、我々もこの原田禎夫の話を機に、プラスチックゴミに対する意識を変えていかなければいけないと思った。

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2018年10月17日 (水)

井上陽水の「二色の独楽」

先日、井上陽水のアルバム25タイトルがハイレゾで配信されていることを知った。(2018年)9月1日配信スタートだったという。それで、まず自分の大好きな「傘がない」を購入した所、これが結構音が良い。最初のピアノのガーンという生々しさ・・・。

181017inoueyosui moraのサイトを見ると、こうある。
「マスタリングはニューヨークのスターリング・サウンド所属のテッド・ジェンセンが手掛けています。」
「テッド・ジェンセン コメント
今回は陽水さんのボーカルに最も注意を払いました。また、聴く人が彼が歌っている空間と空気感に没入し、歌の世界に包み込まれるように心がけました。この点は元の録音でも大変素晴らしかったのですが、ハイレゾの音源を使用し、最新のデジタル機器と技術でオリジナルの良さを保てたと思います。
マスタリングにおけるゴールとは、アルバムの全ての曲で同じサウンドを保ちつつ、1曲1曲の個性を犠牲にしないように努めることです。陽水さんの曲には様々なスタイル、楽器アレンジ、ムードや情景があるため手強い挑戦でしたが、皆様に気に入って頂けるよう願っております。」(
moraのここより)

前に山口百恵のハイレゾの時にも書いたが(ここ)、ハイレゾ音源を買って「良い音~」と感じるのは、ハイレゾ化した事そのものよりも、アナログテープからハイレゾ化するときの、マスタリングの影響の方が大きいように思う。
それは、布施明など、特にマスタリングをしなかったハイレゾ音源が、CDとそれほど変わらない印象を自分が感じていることから来ている。

結構音が違うので、「氷の世界」や「二色の独楽」「小さな手」を買ってみたが、やはりCDとは大違い。(しかし原理的に、CD時代の44K/16bitの音源のハイレゾ化は、どのくらい違うのだろう・・・)

<井上陽水の「二色の独楽」>

「二色の独楽」

  作詞・作曲:井上陽水

まわれまわれ二色の独楽よ
色をまぜてきれいになれ
女はさみしい
男は悲しい
さみしい 悲しい独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 春も終るよ

まわれ まわれ 二色の独楽よ
想い出色 ぬり変えるから
あの娘は ひとり
ひとりで泣いた
小さく ひよわな 独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 愛も終るよ

まわれ まわれ 二色の独楽よ
まわりながら動かぬ様に
きれいだよとても
生きてるんだね
はかない はかない 独楽がある
まわれよ 止るな いつまでも
止った時 唄も終るよ

徐々に自分の欲しかった音源がハイレゾ化されている。布施明、ブルーコメッツ、さだまさし、山口百恵等々。そして今回、井上陽水がハイレゾ化された。
今後、同様に「ハイレゾ解禁」が期待されるのは、中島みゆきか!?
自分的には、石川さゆり、森昌子、そして小椋佳の初期作品が欲しいが、需要からちょっと無理筋か!?

ともあれ、寝る前の暗いベッドの中で、井上陽水のハイレゾをヘッドホンでガンガン鳴らしていると、「長生き?して良かった~」と思う。
何とも安い、人生のご褒美ではある。

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2018年10月15日 (月)

「ザ・ベストテレビ2018」を見る~歴代のザ・ベストテレビ

昨日と今日(2018/10/14~15)毎年楽しみにしている「ザ・ベストテレビ2018」を見た。
TVガイドというサイトには、説明としてこうある。
「NHK BSプレミアムで毎年放送されている「ザ・ベストテレビ」。放送界を代表する六つのコンクール、計7部門の最優秀番組を一挙に編成するスペシャルプログラムです。ゲストの作家・映画監督の森達也氏、ノンフィクション作家の梯久美子氏、フォトジャーナリストの小原一真氏のほか、各番組の制作者を招いて制作エピソードなどを深く語り合います。NHKと民放の垣根を越えて続く貴重な番組で、今年は森さんが収録直後に「これまでの中でも一番の力作ぞろい」と感想をつぶやいたほど、充実のラインアップとなっています。」(ここ

今年の番組は下記。

<ザ・ベストテレビ2018>ここ

「第一部」10月14日(日)[BSプレミアム]午後0:45~4:30(3時間45分)
▽文化庁芸術祭賞「防衛フェリー 民間船と戦争」(名古屋テレビ放送)
▽ギャラクシー賞「教育と愛国 教科書でいま何が起きているのか」(毎日放送)
▽民放連賞テレビ報道番組「記憶の澱(おり)」(山口放送)

「第二部」10月15日(月)[BSプレミアム]午後0:30~4:39(4時間09分)
▽地方の時代・映像祭賞「かあちゃんのごはん」(信越放送)
▽放送文化基金賞・ATP賞「BS1スペシャル 父を捜して 日系オランダ人 終わらない戦争」(椿プロ/NHK)
▽民放連賞テレビ教養番組「知られざる被爆米兵 ヒロシマの墓標は語る」(広島テレビ放送)

毎年楽しみにしている番組だが、今年も相変わらず力作揃い。今年は、「防衛フェリー 民間船と戦争」では民間のフェリーで戦車が運ばれる現実、そして政府の説明とは裏腹に、民間船が戦場に駆り出された過去の事例。
「教育と愛国 教科書でいま何が起きているのか」では、道徳の教科書で何が行われようとしているか。そして歴史教科書で「慰安婦」を書いた日本書籍が倒産に至った事実も描かれていた。日本書籍は自分も知ってほど有名な会社だった。しかし、虎の尾を踏むと倒産に追い込まれる。その事実が教科書業界に重くのしかかり、忖度による教科書が作られていく。
「かあちゃんのごはん」は、シングルマザーの家庭が長野の過疎村に移住し、元気を取り戻していく過程。

「記憶の澱」と「ヒロシマの墓標は語る」は、前に見ていた。それにしても6作品中5作品が戦争をテーマとしている。それだけ重いテーマ。しかも驚いたのは、「記憶の澱」以外は全て女性のディレクター。女性の方が感性が鋭いのか・・・?

ところで、自分がこの番組を初めて見たのは「裁判長のお弁当」(ここ)。調べてみると、このシリーズは、「ザ・ベストテレビ2008」が最初らしいので、ポツポツとは最初から見ていたらしい。しかし、録画のリストを見ると2012年が最初。それ以来は、意識して録画している。この番組は再放送しないので、録画を忘れると見られない。まあ、よく賞を取る東海テレビのドキュメンタリー番組は、スカパーの「日本映画専門チャンネル」でたまに放送されることはあるが・・・。
Netから拾って、歴代の「ザ・ベストテレビ」で放送された(賞を取った)作品をメモしてみた。正確かどうかは不明だが・・・・

なお、「ザ・ベストテレビ2016」~ザ・ベストテレビ2018」は録画が残っているので、見逃した方にBDの送付が可能です。右欄の“メール”でご連絡下さい。

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<ザ・ベストテレビ2008>

<第1部> 2008年6月14日(土) 19:45~23:15 NHK-BS2
▽第45回 ギャラクシー賞 本賞
『裁判長のお弁当』
制作:東海テレビ 2007年4月14日放送 54分
▽第3回 日本放送文化大賞 グランプリ
『映像'07 私は生きる~JR福知山線事故から2年』
制作:毎日放送 2007年3月18日放送 60分
▽放送文化基金賞 テレビドキュメンタリー番組部門 本賞
『NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁』
制作:NHK、NHK情報ネットワーク 2008年1月7日放送 59分

<第2部> 2008年6月22日(日) 13:00~18:00 NHK-BS2 
▽第27回 「地方の時代」映像祭2007 グランプリ
 『約束~日本一のダムが奪うもの』
 制作:東海テレビ 2007年5月14日放送(フジ) 55分
▽第19回 日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組 最優秀賞
 『祖国よ~ドミニカ移住は問う』
 制作:南日本放送 75分
▽第19回 日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組 最優秀賞 
 『石炭奇想曲~夕張、東京、そしてベトナム』
 制作:北海道文化放送 2008年1月19日放送(フジ) 55分
▽第24回 ATP賞テレビグランプリ2007 グランプリ
 『特捜! ザ・リアル海猿』
 制作:テレビ朝日、ドキュメンタリージャパン
 2007年7月14日・28日放送 57分×2回

<<ザ・ベストテレビ2009>>NHK BS2
<第1部>2009年6月15日
▽「光と影」(東海テレビ)、
▽「映像’08 家族の再生・ある児童養護施設の試み」(毎日放送)
▽「映像’07 夫はなぜ、死んだのか」(毎日放送)、
▽「ETV特集 アンジェイ・ワイダ」(NHK)
▽「舞鶴学園」毎日放送

<第2部> 2009年 6月21日(日) 午前10:30~午前11:54(84分)
▽第4回日本放送文化大賞 グランプリ「山で最期を迎えたい ある夫婦の桃源郷」(山口放送)

<第3部> 2009年 6月21日(日) 午後1:00~午後6:00(300分)
▽いのちの記憶~小林多喜二
▽NHKスペシャル・米軍カメラマンが見たNAGASAKI
▽HV特集・認罪~中国戦犯管理所

<<ザ・ベストテレビ2010>> NHK-BS2
<第1部>2010年6月26日(土) 13:30~18:00
▽日本放送文化大賞 グランプリ
 『赤ひげよ、さらば。~地域医療“再生”と“崩壊”の現場から』
 制作:北海道放送
▽ATP賞2009 グランプリ
 『空飛ぶタイヤ』第1話
 制作:WOWOW+東阪企画
▽ギャラクシー賞 大賞
 『死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話』
 制作:NHK

<第2部>2010年6月27日(日) 13:00~17:00
▽日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組 最優秀
 『ひだまり~今治大浜1丁目・6年の記録』
 制作:南海放送
▽文化庁芸術祭賞 大賞
 『火の魚』
 制作:NHK広島放送局
▽放送文化基金賞 テレビドキュメンタリー番組部門 本賞
 『嵐の気仙沼~港町の特別な一日』
 制作:NHK仙台放送局

<第3部>2010年6月28日(月) 21:00~22:30
▽日本民間放送連盟賞 最優秀賞/「地方の時代」映像祭2009 グランプリ
 『日本兵サカイタイゾーの真実~写真の裏に残した言葉』
 制作:静岡放送

<第4部>2010年6月29日(火) 21:00~22:30
▽ATP賞2009 ドキュメンタリー部門 最優秀賞
 『李先生と30人の子供たち~紅白中心学校』
 制作:NHK+NEP+テムジン

<第5部>2010年6月30日(水) 21:00~22:30
▽科学ジャーナリスト賞2010 科学ジャーナリスト大賞
 『素数の魔力に囚われた人々~リーマン予想・天才たちの150 年の闘い』
 制作:NHK

<<ザ・ベストテレビ2011>>
<第1部>2011年6月25日(土)午後0:00~5:00 BSプレミアム】
▽日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組 最優秀
  映像'10「きほとみずき~大人の階段 車いすで駆けのぼる~」(毎日放送)
▽日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組 最優秀
  BBTスペシャル 「不可解な事実 ~黒部川ダム排砂問題~」(富山テレビ放送)
▽ATP賞テレビグランプリ2010 ドキュメンタリー部門 最優秀賞
  特集番組 「二本の木」(NHK・NHKエンタープライズ)
▽文化庁芸術祭賞 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞
  NHKスペシャル 「密使 若泉敬 沖縄返還の代償」(NHK)

<第2部> 2011年6月26日(日)午後0:00~3:30 BSプレミアム】
▽「地方の時代」映像祭2010 グランプリ
  「笑ってさよなら~四畳半 下請け工場の日々~」(中部日本放送)
▽ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞
  NNNドキュメント'11「夢は刈られて ~大潟村・モデル農村の40年~」(秋田放送)
▽放送文化基金賞 テレビドキュメンタリー番組 本賞
  NHKスペシャル「封印された原爆報告書」(NHK)

<<ザ・ベストテレビ2012>>NHK BSプレミアム
<第1部>2012年8月3日(金)午後3:00~午後6:00)
▽放送文化基金賞『幾歳経るとも要心あれ~2011.03.11東日本大震災~』(IBC岩手放送)
▽「地方の時代」映像祭『果てなき苦闘 巨大津波医師たちの記録』(NHK)
▽日本民間放送連盟賞テレビ報道『年金不信』(朝日放送)

<第2部>2012年8月4日(土)午後2:00~午後6:00)
▽日本放送文化大賞『サヨばあちゃんの無人駅』(静岡放送) 
▽文化庁芸術祭賞『ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月』(NHK) 
▽ATP賞テレビグランプリ『ハイビジョン特集 北海道 豆と開拓者たちの物語』(NHK) 

<<ザ・ベストテレビ2013>>NHK BSプレミアム
<第1部> 2013年9月29日(日)12:30~16:50  
▽日本民間放送連盟賞 テレビ教養番組 最優秀
「仰げば尊し」(読売テレビ放送)
▽「地方の時代」映像祭 グランプリ
「NHKスペシャル イナサがまた吹く日~風寄せる集落に生きる~」
(NHK 仙台放送局)
▽ATP賞テレビグランプリ 最優秀賞
「ザ・ノンフィクション特別版『まりあのニューヨーク~死ぬまでに逢いたい人~』」
(パオネットワーク/フジテレビ、BS フジ)

<第2部> 2013年9月30日(月)12:00~16:55
▽日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組 最優秀
「死刑弁護人」(東海テレビ放送)
▽文化庁芸術祭賞 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞
「NHKスペシャル メルトダウン 連鎖の真相」(NHK)
▽放送文化基金賞 番組部門テレビドキュメンタリー番組 本賞
「NHKスペシャル メルトダウンFile.03 原子炉“冷却”の死角」(NHK)
▽ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞
「NHKスペシャル 追跡 復興予算19 兆円」(NHK)

<<ザ・ベストテレビ2014>>~BSプレミアム
<第1部> 2014年9月28日(日)午後0:00~午後4:30(270分)
▽第68回文化庁芸術祭賞 テレビ・ドキュメンタリー部門 大賞
「みんなの学校」(関西テレビ放送)
▽平成25年日本民間放送連盟賞(テレビ教養番組)最優秀
「キ・ボ・ウ~全村避難 福島県飯舘村二年の記録~」(福島テレビ)
▽平成25年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)最優秀
「ヒロシマの山~葬られた内部被ばく調査~」(中国放送)
▽第40回放送文化基金賞(テレビドキュメンタリー番組)最優秀賞
「ETV特集『三池を抱きしめる女たち~戦後最大の炭鉱事故から50年~』」(NHK)

<第2部> 2014年9月29日(月)午後0:00~午後4:15(255分)
▽第33回「地方の時代」映像祭 グランプリ
「死の棘~じん肺と闘い続ける医師~」(静岡放送)
▽第30回ATP賞 グランプリ
「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争~」
(NHKエンタープライズ、かわうそ商会、NHK)

<<ザ・ベストテレビ2015>>NHK BSプレミアム
<第1部>2015年9月27日(日)午後0時~3時40分
▽民放連賞テレビ教養番組「SBCスペシャル 刻印~不都合な史実を語り継ぐ」(信越放送)
▽ATP賞「BS1スペシャル 憎しみとゆるし マニラ市街戦 その後」(NHKエデュケーショナル、椿プロ/NHK)
▽放送文化基金賞「ETV特集 薬禍の歳月~サリドマイド事件50年」(NHK)

<第2部>2015年9月28日(月)午後0時~4時15分
▽日本放送文化大賞「NNNドキュメント マザーズ~特別養子縁組と真実告知」(中京テレビ放送)▽午後1:00ごろ~文化庁芸術祭賞「君が僕の息子について教えてくれたこと」(NHK)
▽ギャラクシー賞「QABドキュメンタリー 裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設」(琉球朝日放送)
▽“地方の時代”映像祭賞「NHKスペシャル 里海 瀬戸内海」

<<ザ・ベストテレビ2016>>~BSプレミアム
<第1部>2016年9月25日(日) 午後0:45~午後4:58(253分)
▽民放連賞テレビ報道番組「奥底の悲しみ 戦後70年引揚げ者の記憶」(山口放送)
▽ATP賞「NHKスペシャル いのち 瀬戸内寂聴密着500日」
▽民放連賞テレビ教養番組「TUFルポルタージュ ふつうの家族 ある障がい者夫婦の22年」(テレビユー福島)
▽放送文化基金賞「民教協スペシャル しあわせ食堂 笑顔と孤独と優しさと」(青森放送)

<第2部>2016年9月26日(月) 午後0:45~午後4:15(210分)
▽“地方の時代”映像祭賞「ウォッチン!プラスSP 海風に舞う 石巻・十三浜 神楽とともに生きる人々」(東北放送)
▽ギャラクシー賞「報道ステーション 特集ドイツ・ワイマール憲法の“教訓”」(テレビ朝日)
▽文化庁芸術祭賞「ETV特集 薬禍の歳月~サリドマイド事件50年」(NHK)

<<ザ・ベストテレビ2017>>~BSプレミアム
<第1部>2017年10月1日(日)午後0時45分
▽文化庁芸術祭賞「人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり」(東海テレビ放送)
▽民放連賞テレビ教養番組「撮影監督ハリー三村のヒロシマ カラーフィルムに残された復興への祈り」(WOWOW)
▽民放連賞テレビ報道番組「枯れ葉剤を浴びた島2 ドラム缶が語る終わらない戦争」(琉球朝日放送)

<第2部>2017年10月2日(月)午後0時45分
▽“地方の時代”映像祭賞「島の命を見つめて 豊島の看護師・うたさん」(山陽放送)
▽ギャラクシー賞・放送文化基金賞「NHKスペシャル ある文民警察官の死 カンボジアPKO23年目の告発」(NHK)
▽ATP賞「BS1スペシャル 原爆救護 被爆した兵士の歳月」(テムジン・NHK)

<<ザ・ベストテレビ2018>>~BSプレミアム
<第1部>2018年10月14日(日)午後0:45~4:30(3時間45分)
▽文化庁芸術祭賞「防衛フェリー 民間船と戦争」(名古屋テレビ放送)
▽ギャラクシー賞「教育と愛国 教科書でいま何が起きているのか」(毎日放送)
▽民放連賞テレビ報道番組「記憶の澱(おり)」(山口放送)

<第2部>2018年10月15日(月)午後0:30~4:39(4時間09分)
▽地方の時代・映像祭賞「かあちゃんのごはん」(信越放送)
▽放送文化基金賞・ATP賞「BS1スペシャル 父を捜して 日系オランダ人 終わらない戦争」(椿プロ/NHK)
▽民放連賞テレビ教養番組「知られざる被爆米兵 ヒロシマの墓標は語る」(広島テレビ放送)

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2018年10月13日 (土)

元厚生労働省事務次官 村木厚子さんの話

だいぶん前だが、NHKラジオ深夜便で「私はなかなかしぶとい 元厚生労働省事務次官 村木厚子」(2018/09/04放送)を聞いた。
アナウンサーとも見まがう滑舌の良さ。そして穏やかだが、芯の強そうな、まさに「しぶとい」人だと思って聞いた。

<NHKラジオ深夜便 元厚生労働省事務次官 村木厚子さんの話>

この話はなかなか面白い。逮捕・拘留された実体験として話されているが、まさにTVドラマと同じ光景が目に浮かぶ。そして99.9%有罪という実績のもとでの検察の自信。検察が事件のストーリーを描いて、それに被疑者を追い込むやり方等、日本の司法の現実を体験談として聞くと、改めて新鮮だ。

それにしても聞けば聞くほど、理不尽なのが日本の司法のようだ。そして大はしゃぎのマスコミ。
もっともこれは、大阪地検特捜部が証拠捏造までして村木さんを冤罪に追い込んだ「障害者郵便制度悪用事件」という、まさにとんでもない事件だったが・・・。

それにしても、村木さんの経歴を読むと、高知大卒とある。東大卒が当たり前の霞ヶ関にあって、これはもの凄いこと。
まあそれはそれとして、事務次官時代の部下についての話が面白かった。
「部下というのは、上から見ていてもなかなか実態が分からない。実は彼等の部下から話を聞くと非常にそれが良く見える、と言うのが分かってとても面白かった。下の方が正しい評価をしている、ということを実感した。」
これは普通の企業など、全ての組織で同じではないか?

そして仕事と家庭の両立についての家訓だという「綱渡り 下を見なけりゃ怖くない」が面白い。
世の中に掃いて捨てるほど居る“オレがオレが”の政治家たち。
こんな村木さんのような人が政治の世界で活躍してくれれば、今の“ウソ八百の日本”も、まともになるような気がした。

(付録)当サイト推薦TV番組
<ザ・ベストテレビ2018>ここ

181009besttv2018 「第一部」10月14日(日)午後0:45~4:30(3時間45分)
▽午後0:48ごろ~文化庁芸術祭賞「防衛フェリー 民間船と戦争」(名古屋テレビ放送)
▽午後1:54ごろ~ギャラクシー賞「教育と愛国 教科書でいま何が起きているのか」(毎日放送)
▽午後2:58ごろ~民放連賞テレビ報道番組「記憶の澱(おり)」(山口放送)

「第二部」10月15日(月)午後0:30~4:39(4時間09分)
▽午後0:36ごろ~地方の時代・映像祭賞「かあちゃんのごはん」(信越放送)
▽午後1:36ごろ~放送文化基金賞・ATP賞「BS1スペシャル 父を捜して 日系オランダ人 終わらない戦争」(椿プロ/NHK)
▽午後3:37ごろ~民放連賞テレビ教養番組「知られざる被爆米兵 ヒロシマの墓標は語る」(広島テレビ放送)

この番組を見逃した方に、BDをお送りすることが出来ます。メールでご連絡下さい。
(「ザ・ベストテレビ2016/2017」も同様です)

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2018年10月11日 (木)

佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」全51巻 読破のスタート

本日、佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」全51巻を読破すべく、スタートした。
そもそもblogというのはメモ&日記。「あれは何時だったかな?」と思い出すときに、ここに書いておくと便利なのであ~る。

先日、藤沢周平を読み終わって分かったことは、時代小説は面白い。しかし歴史小説は難しい・・・。
さて次に、何を読もうかな? 改めて“積ん読”してある「カラマーゾフの兄弟」を読むか・・・?でも少し気が重いな・・・。
181011inemuri ま、その前に、前に兄貴のところに行ったときに「これは面白くて直ぐに読めるから」と強引に持って帰らされた本を先に片付けようかと思った。それが佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」という文庫本。中古で買ったらしく320円という値札が貼ったまま。

それを今朝読み始めたのだが、これが面白い。まさにスラスラ読めてしまう。「今何ページかな?」と全く思わない。重い本はページ数を気にしながら、「やっと半分読んだ!」と自分に叱咤激励しながら読む。しかし、この本は違った。
さっき、今日だけでこの本を読み終えたが、途中で「いったい佐伯泰英とは何物?」「居眠り磐音 江戸双紙シリーズとは?」とNetで調べた。
そこで初めて知ったのだが、「2002年4月に第1巻『陽炎ノ辻』を発売して以降、年間3~4冊ペースでシリーズ新刊を刊行してきた時代小説「居眠り磐音 江戸双紙(いねむりいわね えどぞうし)」。刊行開始から15年が経ち、2016年1月4日(月)に同時発売される第50巻『竹屋ノ渡』と、第51巻『旅立ノ朝』をもって遂に完結を迎える。
悪を斬り捨てる主人公・坂崎磐音の剣さばきに加え、江戸市井の人々との心温まる交流、胸をしめつける男女の機微などを、絶妙に絡めた時代小説。目の肥えたファンからも圧倒的な支持を獲得し、シリーズ累計は2,000万部を突破する大ベストセラーとなっている。」(
ここ)とのこと。

確かに本屋では佐伯泰英の本が平積みしてあるのは知っていたが、読もうとは思わなかった。しかし自分は根っからの「ミーハー」。2000万部の大ベストセラーと聞くと触手が動く。それで、次はこの全巻を読んでみるか、という気になったわけ。(ちなみにwikiによると、シリーズ作品では、山岡荘八の「徳川家康」は3000万部、池波正太郎の「鬼平犯科帳」は2440万部とのこと)
時代小説が好きな弟に聞くと「50巻以上の長い小説で、スイスイ読める」という。この本はオムニバス物ではなく、長編小説で、順番に読む必要があるらしい。
昔(1979年)、山岡荘八の「徳川家康」を読んだとき、26巻で“世界一の長編小説”と何かで聞いたことがあったが、全51巻だと、このシリーズが世界一!?

さて、どうやって本を手に入れる? 先日の藤沢周平では、図書館で充分。と思った。しかし今回は心変わり。中古の全51冊+読本2冊というのがオークションにたくさん出ている。なるほど、シリーズで順番に買って読んで、読み終わったものが出品されているらしい。藤沢周平全作品群とは違う。それで今度は、中古本を買うことにした。
理由は、やはり図書館の本は汚い事。そしてこうスラスラ読めてしまうと、図書館に通うのが面倒・・・・。

まだ1冊目を読んだだけだが、藤沢周平と扱うテーマは同じだが、やはり違う。藤沢周平の作品は、読み終わった後に、ジーンと何かが残る。しかし佐伯泰英作品は、スカッとしてオシマイ。
実は、今自分が欲しているのは、むしろそんな本。難しい一語一語たどる本は、老体の自分には楽しめない。疲れる。連続TVドラマを見なくなった理由もそこにある。人物相関を理解するのが面倒・・・
まあ小説も同じなのだが、初めて読んだ佐伯泰英は、とにかく軽く、何も残らないのが良い。時間潰しにはもってこい(失礼)なのだ。

「佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」全51巻を読み終わった」という記事が何時書けるのかは分からないが、いつ読み始めたかをメモする意味でここに書いておく。
相変わらずの、メモblogではある。

(2018/10/14追)
昨日、「居眠り磐音 江戸双紙」全51巻+2巻を手に入れて読み出した。まず読んだのが、24巻の後に出された「居眠り磐音 江戸双紙 読本」。これが面白い。編集部が、それまでの物語をベースに、地図や登場人物、用語集、主人公の年表などを集めたもので、この小説の基礎知識が良く分かる。その中に筆者の、特別エッセイ「わが時代小説論」というのがあり、その最後にこんな一文があった。
「私が文庫書き下ろし時代小説に手を付けたとき、バブル崩壊後の閉塞感に日本中が苛まれておりました。
 私は、
「一時の慰めの物語を、読後が爽快な読み物を書こう」
 と誓いました。
 そのとき、明らかに私を突き動かしていたのは戦後の娯楽映画と貸本体験です。
 読書とは、なにも世界の名作を読むことだけが知的刺激をもたらし、肥やしになるのではありません。そのとき、読みたいものを読む。一冊読めば、その本がさらに次なる本へと導いてくれます。出来るだけ若いうちに活字に接し、読書の習慣を身に付けるべきです。これが大事かと思います。
 ともあれ、私が書く時代小説は、貸本がそうであったように消耗品文学です。それはそれでよしとしました。消耗品ならば量産しなければなりません。
 「月刊佐伯」と揶揄される所以です。
 それでもこつこつと腕を振るう職人の心意気を鑑に読み物を今後も書き続けていきます。」
(「居眠り磐音 江戸双紙 読本」p311より)

自分が初めて佐伯文学に接して感じたものが、まさに作者の「読後が爽快な読み物」「消耗品文学」というスタンスを聞いて納得した。
そして、もしこの小説の1巻を読んで、「次も読むぞ!」と思われる方が居られれば、この「読本」を次に読むことをお勧めしたい。
自分にとって、“次を読みたくてワクワクする”珍しい小説である。 

(関連記事)
佐伯泰英「居眠り磐音 江戸双紙」を読み終えた 

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2018年10月 9日 (火)

2018年末までの「iPhoneの無償バッテリー交換」体験記

Appleによる「iPhoneのバッテリー交換プログラム」は、2018年末までは、8,800円(税抜)のiPhoneのバッテリーを、Appleが無償で交換してくれるもの。しかし、保証期間内または「AppleCare+」に加入していることが条件。なお保証期間を過ぎていても、3,200円(税抜)で交換してくれる。対象機種は「iPhone6」~「iPhoneX」、つまり2014年9月19日以降販売されたiPhoneが対象。

この事については「【2018年末まで】iPhoneのバッテリー交換無料!条件と方法は?」(ここ)というサイトに詳しい。
自分のiphoneは6。使い始めてから3年弱。まだバッテリーは危険ラインの80%には達しておらす87%である。しかし、新型に更新する予定も無いので、今後も長く使うため、3456円(税込)を掛けて取り替えることにした。
当初は、ほとんどwifiで家で使うだけなので、無くなってもiPadがあるので、11月頃になってから、「配送修理」による交換で良いかな?と思っていたが、 外出時の通話を考えると、やはり持ち込みの交換が良いな・・・と考えが変わった。
Netで探すと上のサイトが見付かり。それを元に、まずはバッテリー交換の予約をしたので、この24時間の体験記をメモしてみる。

まずは、iOSアプリ「Appleサポート」をインストール。「サポートを利用する」「このiPhone6」181009yoyaku01 「バッテリーと充電」「バッテリー交換」と進むと、「持ち込み修理~今すぐ場所を検索する」というアイコンがあり、それをたたくと「お近くのストア」の一覧が表示される。(写真は一例)
知らなかったが、家の近くにも「Apple正規サービスプロバイダ」が幾つかあって、修理や交換してくれる店が見付かった。近くの店の「次に対応可能日時」を叩くと、20分刻みの一覧がズラリ。何だ、それほど混んでいないのか・・・と思ったのが最初の間違い。それは朝10時前の、たまたまのタイミングだっただけ。あっと言う間に予約可能が埋まってしまった。

14:00の予約を取ったが、昼前になって「本当に今日(8日)か?」と疑問に思って色々操作すると、実は翌日の9日の予約だった。この日は都合が悪い。それでキャンセルを押すと、その店に「9日14:00が予約可能」と表示される。なるほどクイックだ。
そうこうすると、当日の「17:20に可能」との表示が出た。直ぐにアイコンを叩いたが、「アカウント」「最近の経歴」に出ない。すると便利なもので、「さらにヘルプが必要な場合」「今すぐお問い合わせ下さい」というアイコンがあるので、そこにiPhoneの電話番号を入れると、直ぐにAppleから電話が掛かってきた。そしてしばらく待たされてから女性の人が出て来た。
事情を話すと、やはりタッチの差で誰かに取られてしまい、自分は予約できなかった。
ついでに、色々聞いてみた。
Apple:「この電話でも予約できるが、やはり1週間先まで一杯ですね」「新しい日にちが出るのは、夜中の0時?」「店によってランダムなので分からない」「Netで見ると、予約が出来るとメールが送られてくるらしいが、自分は、以前はauで、今は格安スマホなので、Apple IDがauのアドレスになっているのでメールが届かない。Apple IDを変えると、色々なアプリに紐付きになっているだろうから変えていないが、変えると大変か?」「いや、簡単に出来るので変更した方が良い。届くアドレスを教えてくれればマニュアルを送る」とのこと。(結局(ここ)を参考にApple IDを、使っていないauのアドレスから、icloudのアドレスに変更したので、今回は予約済みのメールがちゃんと届いた。)

そして、改めて近くの店の予約を取るべく「持ち込み修理~今すぐ場所を検索する」を何度か叩いた。その傾向を知るべく・・・。
そして「Appleサポートでの予約」で分かったことは、
1)キャンセルが出る度に、「次に対応可能日時」が表示される。
2)新たな予約スタートは、毎朝9時半頃から10時過ぎまで。
3)その時に表示される予約可能日時は、当日を含め、店によってランダム。

つまり、1週間先まで「予約可能な時間帯はありません」の表示は、「予約の受付をしていません」という意味らしい。そして、毎朝の「予約受付開始」は、新たな日にちを放出、という感じ。
4)そして一旦「予約可能」が出ると、5~10分ほどで、あれよあれよと埋まってしまう。

下記は、ある店の9:56に表示された当日の6件の「予約可能時間」が、ほんの数分で埋まってしまった例。
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181009yoyaku5 (土)(日)は混むだろう。(土)に取りたいなら、たぶん1週間前の(土)の朝9時半から見張るしかないのかな?と思ったが間違いだった。左の店は、次の(土)の予約が解禁されていた。

詰まる所、予約したい場合は、
・朝の9時半~10時過ぎに、「持ち込み修理~今すぐ場所を検索する」のページを開けたり閉じたりし続け、自分の行ける時間帯、行ける場所を見付けて予約するしかない。
それにしても、仕事を持っている人はなかなかツライ。予約可能時間帯は、当日や翌日も含めて、ランダムだが、たまたま当日の20時に予約できる場合もある。そして予約したスマホのApple IDで管理されるため、他人に予約を頼む訳にもいかない。

明日予約が出来たので、明日バッテリー交換をした後で、“その後”をまた追記したい。

(2018/10/10追)
バッテリー交換をしてきた。受付てから帰るまで35分間。まず予約状況を見て、バッテリーの在庫を確認。「在庫がありますので、ご安心下さい」~当日、在庫が無い事もあるらしい。
スマホの健全性のチェック。タブレットで自分の住所氏名をインプット。番号札を渡されて「しばらくお待ち下さい」。20分ほど待たされてから呼ばれた。カードでの支払手続きをしてから「5分ほどで終わりますので、そこでお待ち下さい」で、計35分で終了。
予約について聞いてみた。

<内緒話レベル>
「予約の仕組みはどうなっているの?昨日満杯だった時間帯が、次の日に予約可能になっているが?」
「店によって違う。当店では毎朝、出勤してから、自分たちが設定している。(10時開店なのでその直前に表示) 一日を数個の時間帯に分けて管理しており、例えば1日100人の枠で、どの時間帯を表示(予約可能に)させるかを決めている。前日満杯だからといって、全時間帯に予約が入っているわけではない。1週間分の全体を予約可能にしてしまうと、先の日なので忘れて来ない人が多いので、なるべく直前の当日(最後の枠)や翌日を予約可能にしている。あくまでも枠なので、表示される時間帯が一人、というわけでは無い。」
「(土)(日)は、やはり予約は取りづらい?」
「当店では6日後が最も早い日にち(最初の枠)なので、もし(土)に予約したい場合は、その6日前の(日)の朝10時前だと取り易い。」

<公式レベル~コールセンター>
「予約の仕組みはどうなっているの?昨日満杯だった時間帯が、次の日に予約可能になっているが?」
「毎朝、6日先の日にちを予約可能にしている。例えば(水)の朝ならば次の(火)を予約可能に。それ以前の日は、表示通り予約で埋まっている。」
「予約が取れない場合、直接店に行けばやってくれる?」
「キャンセル待ちになる。4~5時間待ちが普通。予約時間になっても来ない人がいた場合は、予約した人の代わりに入れる。逆に、予約時間に遅れてきた場合は、予約済みの人が代わりにキャンセル待ちになってしまう。」

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2018年10月 7日 (日)

茨城小旅行~大宝八幡宮、東蕗田天満社、大生郷天満宮、水海道天満宮に行く

一昨日から昨日まで(2018/10/05~06)、1泊で日立に墓参りに行った帰りに、茨城にある「大宝八幡宮」「東蕗田天満社」「大生郷天満宮」「水海道天満宮」に行ってきた。
(ここに書いておくと、後で思い出すのに便利なので、覚えている内にメモ)

一昨日(2018/10/05)、最近預けている近くの動物病院のペットホテルに愛犬メイ子を連れて行く。予約は取ってあったが、今回は「15歳と高齢なのと、心臓が悪いので、獣医の診察を受けてから」と、受け入れて貰うのに手間取った。旅行に出発する寸前にNGだと、困ってしまう。もう預けるのは無理なのかも・・・・

それで出発は10時になってしまった。スマホの「Moves」というアプリが、刻々と位置情報と時刻を記録するので、後から振り返るのに便利。
10:10に八王子インターに入り、まず東京に向かう。目指すは、カミさんのリクエストで水戸から大洗。道路は空いている。いつもは西新宿JCTから中央環状線で池袋方面に行くのだが、直前に見た渋滞表示器に、「×」マークを発見。急遽、都心を通ることにした。
三宅坂JCT→神田橋JCT→箱崎JCTのルートは、環状線が出来るまで、いつも通ったルート。何年ぶりか?ビルの風景も以前とは違う雰囲気。
・・・と、11:07に浅草の対岸(ビールの金うんこのオブジェ)の辺りで渋滞。しばらくしてカーナビを見ると、何と向島インターで降りて改めて四つ木インターで乗れという指示。事故で通行止めらしい。まもなく、後方からサイレンを鳴らした首都高の黄色い車。左右に車を寄せてその車を先に通す。カーナビの表示は真っ赤な「×」印。交通止めだと下を走った方が早いな、と判断して何とか向島インターを降りたのが11:50。あとはただひたすらカーナビを頼るだけ。見知らぬ市内を通って、荒川を渡り四つ木インターに入ったのが12:15。
181007horikiri 後は順調に走ったが、ホテルに入ってからツイッターを見たら、トラックの横転事故だったとか。ツイッターで時間を追うと、「首都高速6号向島線でトラック横転かね」という文字が08:47。事故は朝だったのだ。
そして「首都高速道路などによると、5日08:49頃、東京都墨田区の首都高速6号向島線でダンプ単独横転事故が発生し、10:15前から、下り線(堀切JCT方面)の堤通→堀切JCT間で通行止めとなっていましたが、12:40までに解除されています。」だって。

後の祭りだが、新宿で中央環状で池袋に向かっていれば、この事故の場所は避けられた。残念。それで、遅くなったため大洗行きはあきらめて、日立のお墓に直接行くことにした。
守谷SAで1時間ほどランチと買い物。13:49出発。15時に日立駅前のお花屋さんに着いてお花を買い、2年ぶりの墓参り。雑草取りのために、色々と器具を持って行ったが、ほとんど雑草も無く、きれい。誰かが掃除してくれた?見知らぬ線香の燃え残りもある。少し不思議・・・・

そして今日の宿「国民宿舎 鵜の岬」に着いたのが、16:40。ちょうど良い時刻。
部屋に入ってから周辺の散歩。曇天のため、景色は美しくない。8階の展望風呂に行くと、なるほど海が見える。夕日は見えないが・・・。
この保養所は“利用率27年連続1位!一度は行きたい茨城「国民宿舎 鵜の岬」”(ここ)とあるように、人気があるらしい。カミさんは、電話で予約を取るのに、3時間以上も電話をかけ続けたという。
夕食は、当然立派なレストラン、と思って行くと「下の大広間」だという。ん?と行くと、大広間に幾つもテーブルが並んでおり、たくさんの人が居た。同じ時刻に夕食を採るので、場所が足りないため、こんな形になるらしい。しかし白けた・・・

翌日(2018/10/06)は、天気予報が大きく外れて朝から快晴。
朝食後、改めて周囲を散策。天気が良いため、海もきれい。ここは海鵜の国内唯一の狩猟場所で、ここから全国十数カ所の鵜飼いの地方に出荷されているという。

<国民宿舎 鵜の岬>

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実はここに泊まるのは2度目。部屋に案内されるときに、カミさんが案内の女の子に、「30年以上前に、ここに来たことがあって、その時は、泊まるのは広っぱに立っていたグラグラ揺れるキノコ状のバンガローで、お風呂と食事だけ本館に来て食べた」と言うと、「この建物は20年前に建ったが、その前のパンフレットにそんな写真があった」と言っていた。
もちろんその面影は無い。展望デッキ近くに「3.11の時に、ここまで津波が来た」と表示されていた。
園内は広く、周囲の散歩だけで1時間かかるという。鵜の展示もあった。

9:20出発。一路下妻へ。日立北インターから常磐道に入って、10時半に土浦北ICで降りて、道の駅「しもつま」に着いたのが11:11。地場の野菜が安く、カミさんが喜んでいた。軽くランチをして、12時に出発。近くに大きな神社があるというので、「大宝八幡宮」(ここ)に行ってみた。
結構大きな神社。カミさんは早速、御朱印を貰いに・・・・

<大宝八幡宮~茨城県下妻市>
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さて、次に向かったのが「東蕗田天満社(ひがしふきたてんまんしゃ)」。ここは地図にも載っていない。(ここ)を見て、御朱印が貰えるらしいと行ったのだが、ビックリ。広い林の中に、古びた神社があった。周囲には柵もない。しかし普通の家と見間違うような社務所だけは新しい。そこに入って御朱印を貰う。みすぼらしい社殿なのに、なぜか次から次に御朱印の客が来る。ここは有名ではないが、御朱印では有名な所らしい。

<東蕗田天満社~茨城県結城郡> 
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社務所の玄関には、女の子が喜びそうな御朱印の数々。しかも2ページ物が多い。参拝よりも御朱印族には堪えられない神社のようだ。でもたどり着くのはなかなか大変。(12:50~13:20)

さて、お次は「大生郷天満宮(おおのごうてんまんぐう)」(ここ)。(13:40~14:03)
ここも結構大きい。相変わらず、カミさんは御朱印をもらう。

<大生郷天満宮~茨城県常総市> 
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そして最後が、「水海道天満宮」(ここ)。14:20着。さっそく御朱印を申し込もうとするが、社務所の戸が開かないという。戸が固く閉まっていて居ないようだ。・・・と車が一台。降りてきた人に聞くと、氏子代表だという。今朝は、神主さんが居て御朱印も渡していたと言うが、どこかに出掛けると言っていたという。それで親切にも何度か電話を掛けてくれた。結局、しばらくは戻らないという事で、水海道天満宮の御朱印は幻と消えた。
・・・と、また誰かが来る。やはり参拝と一緒に御朱印を貰いに来たとか。仙台から来たという。やはり自分と同じく、大生郷天満宮に行ってからここに来たという。東蕗田天満社で貰った御朱印を見せると「我々は貼ることはしない」と言っていた。我々が東蕗田天満社で貰った御朱印の左ページは歌が書かれている。御朱印集めも、色々とやり方があるらしい。

<水海道天満宮~茨城県常総市> 
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かくして、今日の茨城での天満宮めぐりは終わった。
Netで見ても、御朱印が貰えるような大きな天満宮は少ない。まあ茨城編はこの辺りで良いのかも・・・・
それにしても、先日の都内の天満宮めぐりに比べると、やはり車での移動は楽だ。

14:48出発。少々渋滞したが、17時には八王子に着いた。動物病院からメイ子を引き取ったが、まあ文句の多いこと。「アタチを置いてどこに行っていた!?」と言っているように・・・

天満宮めぐりは、近くの①八王子・北野天満社(2018/06/25)から始めて、②谷保天満宮(2018/08/18)、③亀戸天神社、④五條天神社、⑤湯島天満宮(2018/10/02)、そして今回の⑥東蕗田天満社、⑦大生郷天満宮、⑧水海道天満宮(2018/10/06)で8ヶ所となった。
幾つ回れるか分からないが、これも何かの縁。色々と廻ってみよう。ただし、“御朱印集め”にならないように・・・。あくまでも参拝が目的なのだ!?

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2018年10月 4日 (木)

メルカリはリユースのボランティア活動

終活というわけでもないが、ずっと身辺整理(不用品の処分)を続けている。趣味のオーディオ製品は、現在使っている物以外は処分した。聞かないCDも処分。そして図書類は主にメルカリで処分している。特に最近は、メルカリが、本に付いているバーコードをスマホで撮るだけで、本名が自動的に入り、出品の適正価格も提示されるので、あとは写真を撮るだけなので便利。ほとんど手間を掛けずに出品できる。
そんな処分で、気が付いた点をメモしてみた。

まずメルカリは、出品者にはほとんどお金が残らない、という話。
数日前に、メルカリで落札したプリンターの詰め替えインク。売り主が2本入りをビックカメラで1280円で買ったが、残った1本を出品していた。古い製品で、市場ではほとんど手に入らないので、落札しようかと思った。送料込みで450円で出されていた。コメント欄を読むと、1年も前に、「300円ではどうか?」「350円までなら下げる」というやりとりがあったので、「今でも350円で購入できますか?」とコメントしたら、「送料が上がったので、あとで連絡します」という返信があり、夜になって「400円ではいかが?」と来たので、それで買うことにした。
それが今日送られて来たのだが、何と送料に290円も掛かっていた。メルカリに手数料が10%引かれるので、出品者には360円しか行かない。それから290円の送料を負担したら、残りは70円。そのために、スマホでのやりとり、梱包、そして丁寧な手紙まで付けて頂いた。
70円のためにこれだけの手間が掛かるのなら、捨ててしまった方が楽・・・とも言える。

昨日、バーコードで、ある単行本を最低価格近い320円で出品した。メルカリは最低価格が300円らしく、それ以下には出来ない。ヤフオクは、1円で出して、送料を高く設定する人も居るが・・・。
直ぐに320円で売れたのは良いが、やはり手数料10%を引かれるため、手元には288円。クリックポストで送ったので、送料が185円。差し引き103円の商売に相成った。
100円のために、そんなに手間を掛けるのか?と考える人も多いかも・・・。

メルカリがほとんどが送料込みだが、自分がメインに使っているヤフオクは、送料は落札者負担が多い。自分は会員になっているので、販売手数料は8.64%。よって、こちらで売る方が良いのだが、細かな(安価な)物は、商品の状態を書いたり、写真をアップしたりの手間が面倒。よって、少しマニアックなものはヤフオクに出品している。

もうひとつ使っているのがAmazon。これは手数料が高いのでほとんど使わなくなった。
出品者は中古本屋などの専門店が多いが。自分のような小口は手数料が高い。
先日、あるDVDが4000円で売れた。1~2度しか聞いていない新品同様品。
しかし、Amazonの仕組みでは、売価4000円+送料350円-手数料964円=振込3386円。つまり買う人は4350円払うのに、Amazonは結果として22%の手数料を取るため、売主には3386円しか入らない。まあ銀行への振り込み手数料も入ってはいるが・・・

どのサイトも、出品手数料は無料なので、サイト維持費をまかなうために、ある程度の手数料は仕方が無い。しかし、安い物は、手数料とともに送料がバカに出来ない。
先の60円のように、メルカリは送料込みがスタンダードなので、これが売主には負担。
もちろん、どのサイトも大手輸送会社と契約して安い輸送方法を提供してはいるが・・・

詰まる所、今流行っているメルカリのようなリユースのサイトは、日本人の“もったいない”感情に訴えて、「捨てるには忍びない物」を広く「使いたい人」に回している絶妙の仕組みなのだろう。
つまり、自分の持っている物を売って儲けよう、という人はNG。「自分の不要品を、欲しい人に回す」ボランティア活動なのだと思う。
先に書いたように、どのサイトも特徴がある。メルカリは、女性中心の小間物売りの素人のボランティア集団。逆にAmazonは中古屋のプロが多い。そしてヤフオクは、男性中心の大物品。

終活も、ボランティアと思うと気が楽。たった100円でも、それで世の中の資源がリユースされ、喜ぶ人が居ると思うと楽しい。何せ、文庫本を中古屋に持って行っても、1冊3円なのだから・・・。
もうほとんど、払底してきた自分の持ち物だが、もう少しボランティア活動をしようと思っている。

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2018年10月 2日 (火)

「亀戸天神社」「五條天神社」「湯島天満宮」に行く

ひょんなことから最近始めた天満宮めぐりと、御朱印帳集め。今日はカミさんと「亀戸天神社」「五條天神社」「湯島天満宮」に行ってきた。
御朱印帳集めは最近、結構流行っているという。それで、我が家の御朱印帳を始めるにあたり、やはり最初の1ページは、有名な所が良いだろうと、今日は都内の有名所に行ってみた。

10時前に出発。最初が亀戸天神社。総武線の亀戸駅から15分ほど、とのこと。今日は台風一過の晴天だが、やはり暑い。参道にあるそば屋でランチ。自分はどうもホンモノのソバは苦手。ただ固いだけ。カミさんは感激していたが・・・

亀戸天神社(亀戸天満宮)は、「日本三大天神」のひとつだという。しかし北野天満宮と太宰府天満宮は入るものの、wikiによると、3社目は9つある。ここはそのうちの1つという事らしい。普通は“三大”と銘打つと、3つ共に固定されるものだが、不思議だ。“我こそは日本三大天神なり”と表するお宮がたくさんあると言うこと。

大きな鳥居には「亀戸天満宮」とある。境内に入ると、やはり藤棚が目を引く。今はシーズンでは無いが、その季節は大混雑だろう。「男橋」「女橋」という二つの赤い橋が我々を迎える。そしてそばに立つ東京スカイツリー。池には亀。

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カミさんは早速、御朱印の申込。300円だという。第1ページ目に記された亀戸天神社の御朱印はなるほど立派だ。定説に従って?御朱印帳とお社を一緒にパチリ。
さて本殿に参拝すると、ここは「亀戸天神社」とある。天満宮と天神社は同じように使われているようだ。
牛は?と探すと、「御神牛」があった。カミさんが弱い所をさすれというので、右耳と心臓をさすった。

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そして目に付くのが、たくさんの絵馬。当然、学校の合格祈願のお願いが溢れている。しかも、個人の住所氏名がはっきりと書いてある。ここでは、個人情報の保護よりも、合格祈願が勝っているようだ。そして、早い七五三だろうか、着物を着た女の子がひとり。

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我が家が好きな、くず餅の船橋屋本店が近いというので行ってみた。クリームあんみつと、くず餅を食べたが、おいしいものの高い。思えば虎屋のあんみつも高かった。店内には古い船橋屋の看板が飾ってあった。

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さてここから亀戸駅まで、また15分。暑かった。秋葉原で乗り換え、上野に。公園口で降りて、今度は「五條天神社」に向かう。ここは、何の事は無い。wikiの「天満宮」リストに載っていた湯島天神に近い社、ということで寄ったもの。
行ってみて気が付いた。何だ、先日来たことがある。我が家の法事は、いつも上野公園の「うなぎの伊豆栄」を使っているが、その帰り道に、ここに寄ったことがある。ここは「花園稲荷神社」と隣り合わせになっている。規模は小さいが、社務所はあった。

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ここの御朱印は早い。印を押すだけ。ま、いいか・・・・

さて、次は湯島天神。徒歩15分ほどらしいので、歩いて行くことにした。不忍池に沿って歩く。しかし、暑い中、結構ツライ。やっと入り口にたどり着いた。案の定、表示は「湯島天満宮」、そして道路表示器は「湯島天神入口」とある。
境内に入ると、カミさんは早速御朱印の申込。男の人も集めている人がいた。御朱印集めは女性が多いかと思っていたが・・・・。ここも、御神牛さんが鎮座していた。

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3時近くなり、さすがに疲れてきた。何とか歩かないで帰る道筋は・・・とNetで探る。
地下鉄の湯島駅から、大手町で乗り換え、東京駅へ。これがサギ!? まあ自分の無知が原因だが、大手町駅で、千代田線から丸ノ内線に乗り換えるのに、延々と歩かされた。
そして東京駅から帰る。家着が4時半。久しぶりで1万歩以上歩いたので、少々疲れた。
しばらく、天満宮巡りをしてみるつもりだ。

(関連記事)
谷保天満宮に行く 

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