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2018年8月 5日 (日)

危うく中卒の学歴が学長に~宮城学院女子大学学長・平川 新氏の経歴

先日、NHKラジオ第2の“文化講演会「新しい江戸時代論の原点」宮城学院女子大学学長…平川新”(2018/07/29放送)を聞いた。この放送は、2018/02/04の再放送で、確かに自分のPCにも残っていた。しかしそのときは、あまり印象に残らなかった。
しかし今回改めて聞いてみて、中学を卒業してブリヂストンに就職し、危うく中卒の学歴が、今は大学の学長・・・。その経歴にビックリ・・・

NHKのサイトには、この番組についてこう解説がある。
「文化講演会「新しい江戸時代論の原点」宮城学院女子大学学長…平川新
江戸時代論を見直す、近世日本を世界史の中でとらえ直す、という観点で研究を進める平川さんは古文書など歴史資料を自分なりに読み解くことが大切だと考えています。先入観を排し、史料に即し歴史を読み直すと、新しい江戸時代のイメージが次々に浮かび上がってくるといいます。他人の理論や解釈にのるのではなく、自分なりに読み込み新しい解釈を導き出す、その信念と研究人生を振り返ります。(初回放送2018年2月4日
)」(ここより)

少し聞いてみよう。

<文化講演会「新しい江戸時代論の原点」平川 新>

*この番組の全部(60分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

この数奇な?経歴について、wikiにはこうある。
平川 新(ひらかわ あらた、1950年-)は日本の歴史学者。宮城学院女子大学学長、東北大学東北アジア研究センター客員教授。博士(文学)(東北大学)。専門は、江戸時代史(日本近世史)、歴史資料保全学。
1950年、福岡県に生まれる。受験勉強を嫌って中学卒業後は進学せずにブリヂストンの工場で働いていたが、先輩に誘われて定時制高校に入学。中退や復学を繰り返しながら21歳で卒業する。教師の勧めにより法政大学通信制に入学し、2年次に昼間部に転籍。1976年、法政大学文学部史学科卒業。1980年、東北大学大学院文学研究科修士課程修了。
1981年6月、東北大学文学部助手、1983年4月、宮城学院女子大学専任講師、1984年4月、助教授、1985年4月、東北大学教養部助教授、1996年5月、東北大学東北アジア研究センター教授。2005年4月から2007年3月まで同大学同センター長を務める。1995年、「日本近世地域社会の研究」で博士号を取得。
2014年4月、任期満了で退任する宮城学院女子大学学長である海野道郎に替わって、同大学長に就任。」

なぜこのお話が気になったかというと、受験勉強一筋で大学の先生になった人ではないこと。いやいやながら定時制高校に行き、法政大学の通信制から昼間部に転部。そして27歳で卒業。それと同時に、初めての受験勉強をして、九大と東北大の大学院に合格。そして30歳でゴボウ抜きで東北大の助手になる。宮城学院女子大学の専任講師・助教授を経て、34歳で東北大に戻り、45歳で教授、54歳で東北アジア研究センター長に。

この経歴はすごい。15歳の中卒作業員(失礼)が、30年後には旧帝大の教授に、というのだから・・・

前に映画「ビリギャル」を見た。これは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」だが、これとは違い、平川氏の場合は、そもそも能力は高かったが、「その場」を見付けるのに時間が掛かっただけ、なのかも知れない。
自分がフィットする「場」が見付かれば、自分が持っている能力を発揮できる。そんな好例かも知れない。

カミさんがよく話す。二人の孫が、自分のやりたいことが早く見付かって、生き生きと自分の人生を生きて欲しいと。
しかし当分は無理だな・・・。なんせ、年中さんの幼稚園の七夕の願いごとの短冊に書いてあったのが「プリキュアになりたい」・・・!!?

カミさんの友人がこんなことをこぼしていたとか・・・。近くに住む共稼ぎの息子夫婦に代わって、何から何まで面倒をみてきた小学校5年生の女の子の孫から、「私の人生に立ち入らないで!」と言われてしまったと・・・
無限大の可能性がある子どもたち。平川氏のように、高校・大学の受験戦争に加わらなくても、いったん自分の行く道が分かった人は、「やらされる」勉強ではなく、真に身に付く勉強で大きく飛躍することが出来る。
人生とは、自分で切り拓くもの。それを強く感じた平川氏のお話ではあった。


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コメント

感動的なお話ですね。
紹介ありがとうございます。

投稿: りんご | 2018年8月 6日 (月) 17:45

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