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2018年7月11日 (水)

STAX「SR-009S」その後~イヤースピーカーの寿命とエージングの要否

STAXの「SR-009S」を導入して2週間余。だいぶん慣れてきた。
前に「STAXの新フラッグシップヘッドホン「SR-009S」を聞く」(ここ)という記事を書いたが、その後の“思い込み”の感想である。(自分の勝手な思い込みなので、参考にはならない。)
今まで使っていたSR-009に対し、今回のSR-009Sは、ヘッドホンを外すと耳が痛いことがあることに気が付いた。原因は大音量にし過ぎ!
映画館に行くと、その大音量にビックリする事がある。スマホの騒音計アプリで、映画館の音量と009Sの音量を比較したら、ほぼ同じだった。つまりは、009Sは知らず知らずのうちに、大音量で聞いていたということ。
自分の思い込みの“良い音”は、大音量でうるさくない音。つまりは、009Sは大音量にしてもうるさく感じられないので、つい大音量にしてしまい、結果として耳が痛くなる結果に。これは耳にとってキケン。少し自重せねば・・・・!
これも009Sが優秀な証左なのかも知れない。

009Sを聞いていると、009に慣れた耳でも、時たま“ゾクッ”として嬉しくなることがある。特に低音質(mp3等)の音源も良い音に聞こえるのが不思議。
自分はHAP-Z1ES ⇒ SRM-007tA⇒ SR-009S という至ってシンプルな構成で聞いていが、HAPは確かに低音質音源を“良い音”にする機能がある。しかし009Sはそんな機能は無い。
それに低音(ベース)の解像度が増したような気がする。これも思い込み!
まあ理由はどうあれ、009Sにして、音楽を聞く時間が増えたことは事実。

話は変わるが、高価な009Sを永く使うため、SR-009/009Sについて、STAXに色々と質問してみた。そのSTAX技術部からの回答が、他の人にも参考になると思ったので下記してみる。

Q1:「最初は音が悪いので、エージングが必要」との話がありますが、そもそもエージング時間は必要?何時間ぐらい?その理由は?
A1:基本的に十分なエージング期間を設けて出荷していますので、お客様のお手元に届く頃には殆ど変化が無い状態になっています。
 弊社イヤースピーカー全般に言えることですが、振動膜(板)は薄膜に適当な張力を掛けて“振動膜リング”と言う部品に貼って使用しています。
 一般の方式と比較すると“エッジ”に相当するものがございません。
 このため、リングに張った直後若干の張ムラが残るため、振動膜全体がほぼ均一化されるまでに時間を掛けてエージングを行って出荷しています。
 このため、改めて“エージング”は必要ないと考えていますが、完全に均一化されるまでには半年から1年ぐらいかかるかと思いますが、多分出荷時点からの変化は判らない位のレベルかと存じます。
 寧ろ、新たにイヤースピーカーを聴取する人との慣れが一番大きいのではないでしょうか。

Q2:本体(発音)部分で、時間と供に劣化する部分は?
A2:発音体自身の劣化する部分につきましては、高電圧で動作しているため、発音体内部の絶縁劣化・自然劣化があります。

Q3:時間と供に、音質はどう変化する?例として、新品と10年間毎日通常の部屋で1~2時間使った製品とでは、音質は違う?
A3:膜が均一化した状態で時間経過による音質の変化は殆ど無いのではと考えます。
  発音体自身(電極と振動膜)は極薄の防塵膜で密封されています
  防塵膜自身は発音体外気に触れているため、周囲の空気の状態によって不純物が付着して音質が変化する可能性は否定できません。

Q4:メーカーとして、イヤースピーカーの寿命はどのように謳っている?
A4:寿命につきましては、上記(2)及び(3)項目によって変化し、また、発音体自身の個体差もございます。
 このため、何年間もつという数値は申し上げ難いのですが、振動膜に“エッジ”が存在しない為長期に亘りお使いになれるかと思います。
 全ての例ではございませんが、たまに、30-40年以上前のSR-3,5やSR-Xseries、SR-Lambda PRO等をお持ちでイヤーパッドのご注文を頂いたりしております。

以下、余談になりますが:
*振動膜の張力は低ければ低いほど音質的には良いのですが、極短距離で電極と振動膜が向き合っているため、接触したりしてノイズが出てしまう。
 また、空気圧の変化によって同様に接触し易くなったりします。
*極薄の振動膜のため機械的ショックで裂けてしまう事がございますのでご注意ください。
*弊社以外のドライバーアンプを使用して電極間放電を起こし振動膜が裂けてしまった事例もございました。(
STAX技術部さんからの回答より)

つまり、通常の使い方では、相当に持つということ。もちろん湿気や幾何的なショックが大敵なのは言うまでも無い。
それに、イヤーパッド、ヘッドパッド、そしてケーブル(引っ張っての断線)は消耗品なので、定期的な交換が必要だろう。
ともあれ、SR-009Sは、“絶対値として”自分の好みなので、永く使うと思う。何度も繰り返すが、自分が良い音と思えば、他人がどう評価しようが、良い音なのであ~る。

(関連記事)
STAXの新フラッグシップヘッドホン「SR-009S」を聞く 

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