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2018年5月 2日 (水)

五木ひろしの「のぞみ(希望)」

先日、NHKラジオ深夜便のアンコール放送で、五木ひろしさんの話(2018/01/01)を聞いた。その時に紹介があった船村徹作詞・作曲の「のぞみ(希望)」(2017年4月26日発売)という歌が気になった。
この歌について、五木ひろしさんは、こう紹介していた。

<NHKラジオ深夜便「五木ひろし」より>

ここで紹介のあった話は、
・この歌は、船村徹が大切にしていた歌。
・この歌は、元々1983年に発売した「細雪」のB面の曲だったが、ディレクターがB面にしたくないということで、直ぐに「冬の蛍」に差し替えられたため、一度も歌うことはなかった。
・しかし、船村徹が亡くなったときに、この「のぞみ」という歌を、船村先生がとても大切にしていたということを後日知って、もう一度レコーディングし直して発売した。
・これは女囚の歌。先生は以前から慰問をされていた。奥さまに聞くと、それで生まれたのではなく、その歌があって、それをたまたま刑務所で歌ったときに、皆さんが泣いた。
・なかなか聞いて頂くチャンスが無いので、船村先生が大切にしていた「のぞみ」を聞いて下さい。

<五木ひろしの「のぞみ(希望)」>

「のぞみ(希望)」
  作詞・作曲:船村徹

ここから出たら 母に逢いたい
おんなじ部屋で 眠ってみたい
そしてそして 泣くだけ泣いて
ごめんねと
 おもいきり すがってみたい

ここから出たら 旅にゆきたい
坊やをつれて 汽車に乗りたい
そしてそして 静かな宿で
ごめんねと
 おもいきり 抱いてやりたい

ここから出たら 強くなりたい
希望(のぞみ)を持って 耐えてゆきたい
そしてそして 命の限り
美しく
 もう一度生きて行きたい

先の五木ひろしの紹介にもあったが、この歌の歴史は非常に異質。

五木ひろしのディスコグラフィ(ここ)の1980年代を見ると、こうある。

180502nozomi 「細雪/のぞみ(B面切替につき廃盤)」NCS-2009
発売日:1983年9月1日

この盤には、新録音の「のぞみ(希望)」の“希望”というサブタイトルは付いていない。そしてこの盤は、たった5日後に廃番になっている。

「細雪/冬の蛍」NCS-2010
発売日:1983年9月5日

これは非常に奇妙。何があったのか? 五木さんが言うように「ディレクターがB面にしたくない」と言うなら、直ぐにA面で発売されていたはず・・・。
旧盤の録音を聞いてみよう。

<五木ひろしの「のぞみ」>

新録音の発売は、34年後の2017年8月23日だが、新旧を聞き比べてみると、編曲がほとんど同じ。しかし、旧盤の編曲者は丸山雅仁であり、新盤は南郷達也となっている。
これもナゾ・・・

歌詞は非常に分かり易い。そして旋律は、まさに自分の好きな船村メロディー。
何度か聞くと、心に沁みてくる。
自分にとって、また新たな“大切にする歌”が見付かったようである。


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コメント

初めまして。ハウゼを調べておりましてここに辿り着きました。
貨物飛行機墜落のため、急遽N響の楽器を借りて演奏することになり、
中でもバンドネオンは体格、指の大きさなどで、自前の楽器を必要としますので、
オーケストラの最前列に1人の日本人の奏者がおりました。
名前は忘れましたが、紹介されますと会場に喝采が溢れました。
1965年2月、当地静岡市の文化センターでのことは
今も脳裏に焼き付いています。

【エムズの片割れより】
そんな事件もありましたね。

投稿: ふきのとう | 2018年5月 3日 (木) 13:31

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