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2018年4月30日 (月)

藤沢周平の全作品を読むぞ!

先日、毎年2回開かれている同期会(70年入社)の開催メールが来た。近況をひと言、と言うので書いたのが下記。
「毎日がヒマなので、昔少し読んだ藤沢周平でも読むかと、図書館に行ったら「大活字本」シリーズがあって、これが気に入った。老眼にはピッタリ。さて何から読むかな・・・と思ったら、あまりに作品が多すぎて迷う。「エエィ!全部読んでしまおう!」と全60作品を、現在一日1冊ペースで片付け中。大活字本シリー ズは17作品しかないので、それが終わると文庫本になるが、いつ挫折する か・・・!?」

先日(2018/04/05)図書館で、なかにし礼の「赤い月」を借りたが、この2001年発行の古い本で、2014年と、もっとも出版年が新しかったのが「大活字本シリーズ」だった。活字が大きく、そのために上下2冊の本が、上中下の3冊になっていた。
これが気に入った。まさに老人用。そして、ページ数が多いので、読んでいくとどんどん頁をめくるので、その“達成感”が大きい。
いつも「あと*ページ!」と気にしながら読むのだが、残りのページがどんどん少なくなって行く快感!

それで、藤沢周平を、まずこのシリーズで読もうかと思った。
藤沢周平は以前から読もうと思っていた。メモを見ると2003年に読んだ「蝉しぐれ」が最初だったかも。それから「隠し剣秋風抄」や「隠し剣孤影抄」を通勤電車の中で読んだのだが、180430fujisawa 如何せん短編は難しい。物語の世界に入るや否や、終わってしまう。良く理解しないまま終わってしまう。それで、2度目読むと、やっとなるほどと思う。
だから「藤沢周平を読もう」と思っても、すぐに挫折。しかし、2007年に別冊宝島「藤沢周平~かつての日本人の清い哀歓模様」という本を買っているので、意欲だけはあったのだが・・・

さて、何から読もうか・・・と、困った。あまりに作品数が多いので、何から読んで良いか分からない。Amazonのリストの上位から読むか?? 別冊宝島から面白そうなものを選らんで読むか?? それと、宝島で作品の筋書きを読んでから読むか、それともあとで復習で読むか・・。
それで「エエィ!全部読んでしまおう!」と思ったのが2018/04/08だった。まずNetで作品リストを印刷。数えると文庫になっている作品が60ほど。どうせヒマなので、順番はどうでも良い。そして調べると、藤沢周平の未読の「大活字本シリーズ」は図書館に14あった。
まずはそれらを片付けて・・・と、一日1冊のノルマを課して、現在、前に文庫で読んだ5作品を含めて、16作品まで行った。最近の「大活字本シリーズ」で22冊。同シリーズで残るは3作品の5冊。
これが終わったら、単行本か文庫本で、残りを全部読むぞ!
カミさんは「どうせ飽きるわよ」と言うが、何の何の・・・。どうせヒマなので・・・

思い起こすと、高校の時の国語の先生が「とにかく本(小説)を読め」と言っていた。それで、色々読んだのだが、気に入った作家は、つい「全部読むぞ」となった。
当時読んだのが、武者小路実篤、山本有三、石川達三など・・・。もちろん全部という訳には行かなかったが、それぞれの作家に凝ったのは確か。
まあ高校時代から、自分には「全部読むぞ」のクセはあったらしい。

自分は終活の一環で、不要品を色々と処分しているが、本も買うのは止めた。全部図書館で借りることにした。良く言われるが、これによって“積ん読”が無くなる。返却期限があるので、追われるのが良い!?

しかし図書館の本は汚い。何百人の手でめくられたのだろう。その汚れは、手袋を付けてめくりたい位。指の跡、水濡れの跡、お菓子の跡・・・。図書館の本は、仕方のないことではあるが・・。

一日1冊読み出してちょうど3週間になる。「大活字本シリーズ」はページ数の割に文字数が少ないので早い。午後8時頃に読み始めても、11時過ぎには読み終える。3~4時間で1冊なら、24時間ヒマなので楽勝!?
昔、山岡荘八に凝って「徳川家康」26巻や「伊達政宗」8巻、「豊臣秀吉」6巻を読んだ特は、一日1冊読んだ。面白いと、結構進むものだ。

色々読んでみて、結構TVや映画でスジを知っているものが多いのに気付く。
どの位の作品が映像化されているのだろうとNetで検索してみると、こんな記事の断片が見付かった。
藤沢周平作品、映像化続く 没後20年、普遍の人間描写
 「蝉しぐれ」や「用心棒日月抄」、「橋ものがたり」などの時代小説で知られる作家、藤沢周平(1927~97年)が没して今年で20年。現在でも約80タイトルの文庫本が売られ、映画化やドラマ化も相次ぐ。何が人を魅了し続けるのか--。【広瀬登、望月麻紀】
 これまでに8作品が映画化され、今年も小林一茶の生涯をつづった映画「一茶」が、リリー・フランキーさん主演で公開予定だ。
(追:昨年秋に公開予定だった俳人、小林一茶の生涯を描く映画「一茶」が、撮影を完了しながら、製作会社の破産などで公開できない事態に陥っている・・・)
 ドラマ化は44作品。勧善懲悪ものの連続時代劇は地上波テレビから消えたが、BSやケーブルテレビで藤沢…」(
2017/05/01付「毎日新聞」夕刊ここより)

つまり、映画化が8作品、TVドラマ化が44作品だという。これでは、「どこかで聞いたスジ」と気付くはずだ。
ともあれ、(ここ)によると、藤沢周平の著作は、短編集が29作品、長編が18作品、連作短編が14作品の計61作品らしい。

「全部読むぞ」が、自分にとってどれだけの価値があるかは別にして、前から読もうと思っていた作家を、時間を気にせずに読めるのは年金生活者の特権。
さてさて現在1/4。どの位で挫折するか!? それとも大願成就するか!?
お楽しみ!お楽しみ~~!?

(関連記事)
藤沢周平の全60作品を読んだ 

(2018/05/16追)
180430fujisawa1 何から読もうかと迷うとき、上の本の裏表紙の「文庫版全作品」のリストで、文字の大きい順に読むのも一法か!?


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コメント

若い頃は一人の作家に傾倒すると。その作家の本を何冊も読みました。今は目も脳も思うようにはならなく積んである本ばかりになっています。藤沢周平の作品で。ぜひ女性に、それも夫に理不尽な扱いを受けている人にお勧めは『山桜』です。読んだ後の清々しい気持ちはたとえようがありません。未来に希望が湧いてきます。とても明るい気持ちになります。お勧めします。
『山桜』は短編なので、ほかの題名の本の中に入っていると思います。短編集の中からお探しください。

【エムズの片割れより】
偶然ですが、昨日「山桜」の入っている「時雨みち」を読みました。この物語は、前に映画で見ました。山桜を手折ってくれた侍は東山紀之。
カミさんが白萩さんのコメントを読んで、自分も読みたいというので、今本を渡してきました。
カミさんにとって自分は、“武士でありながら蓄財に執着する磯村家の夫または舅”なのでしょう。カミさんの感想は聞きたくないな・・・・

投稿: 白萩 | 2018年4月30日 (月) 23:29

エムズさんを、お気に入りに登録したのが、ちょうど1年前くらい、よくこれだけ忍耐強く、努力を重ねてこられるものだと 感心するやら、尊敬するやら・・・。

なるほど、作家ほどの読破力?と根性がないと、これだけのブログを維持し続けることは出来ないのだろうなあ~と、納得しました。

ともあれ 改めて敬意を表しながら、今日も又朝から性懲りもなく、PCの前に・・・・時々小さな私の秘密?のコーナーのそばを行き来するカミさんの(尊敬?あきれ顔?)射るような視線をヒシヒシと感じながら、この時間になってしまいました。

周平孤言というエッセーの冒頭に、最近とみに
一日の過ぎるのを早く感じる・・・と、ありましたが、私のような 半ぼけ老人でも、そのことをひしひしと感じることがあります。

人とのつきあいが、煩わしくなったり、好きな京都散策も ここのところご無沙汰ばかりで なかなか行動できない。
考えてみると、これはやはり惚けの始まりかも知れない と、感じてしまいます。

そこで、好きな、サイトやブログに積極的に関わることも又、刺激になって惚け防止につながるかも知れないと、頑張ってみることにしました。
これからも、ご迷惑でなければ、時々 お邪魔したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。
実は、当サイトは“サンデー毎日になったらどうしよう?”を考えるために始めました。
それが結局、サンデー毎日になったら、このBlogを書くこと自体が“サンデー毎日にすること”になってしまいました。
人間、何かノルマがあった方が良いかと思いますので、時間潰しの趣味として続けています。ネタ探しも、新聞を意識的に読むことにつながるかな、とも思って・・・
お付き合いをよろしくお願いします。

投稿: あこがれ | 2018年5月 1日 (火) 13:33

そうですか。藤沢周平さんですか。私も30年ほども前、どっぷりと周平さんの世界につかっていました。時代ものでも武士より市井の名もなき人々を描いたものが好きでしたね。でもやっぱり 海坂藩の幻も観たくて 庄内・鶴岡へも何度かでかけ 北に鳥海山東に月山を望む雄大な景色に圧倒されました。
 東北の大震災のあと鶴岡を訪れたとき 鶴岡城内の一角に周平さんの記念館が新設されていて周平さんがご存命であったら この場所に建てることは決してなかっただろうに認められなかっただろうにと感じたことを思い出しました。記念館の中に周平さんの書斎が再現されていて書棚に朝鮮関連の一冊を見つけたことを記憶しています。
周平さん・・・特にすきなのは数少ないエッセイですね。シャイな周平さんはおおくを語らないのですが断片的に知る「ご苦労」をあれこれ想像します。

【エムズの片割れより】
ちょうど今、「玄鳥」を読み終えました。これが延べ19作品目で、大活字本はこれでオシマイ。これから単行本・文庫本に移ります。
藤沢周平作品は、たぶん1冊の絶版もないのでしょう。まったく古さを感じさせませんね。
エッセイも読んでみます。その頃には、自分も鶴岡に行ってみたくなるのかな?

投稿: todo | 2018年5月 4日 (金) 06:28

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