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2017年11月30日 (木)

日本語の表現力の素晴らしさ~ノベライズ作家…豊田美加氏の話

先日、NHKラジオ第2の「文化講演会「映像を小説にする、楽しさと難しさ」ノベライズ作家…豊田美加」(2017/11/19放送)を聞いた。日本語について、なかなか興味深い話であった。

NHKのサイトにこう解説がある。
「「映像を小説にする、楽しさと難しさ」ノベライズ作家…豊田美加
171130toyodamika 台詞とト書きで構成される映画やドラマの脚本を、ストーリーを膨らませつつ、時には創作を加え小説に仕立てる、こうして豊田さんが手がけたノベライズ小説は大河ドラマ「おんな城主 直虎」など40冊以上になる。小説化するとき重要なのは語彙力だという。例えば「笑う」も微笑・苦笑・破顔など様々あり、その場面に相応しい表現を探す苦労がある。日本語の奥深さと向き合うノベライズ作家が、その舞台裏を語る。」(
NHKのここより)

少し聞いてみよう。
<文化講演会「映像を小説にする、楽しさと難しさ」ノベライズ作家…豊田美加>

*この番組の全部(60分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

・日本語は語彙が豊かで素晴らしい言語。
・「8色の絵の具(語彙)と200色の絵の具、どちらが色彩豊かで美しいと思いますか?」
・日本語には複合動詞がたくさんある。すべてニュアンスが違う。外国語には無いので、外国の人はそれが苦手。
・日本語を90%理解する為に必要な語彙数は1万語。それに対して英語は3000語、スペイン語・フランス語は2000語。子どもたちでも頭の中に1万語の語彙が入っている。
・大学生は5万語、広辞苑は24万語入っていて100%日本語を理解する。
・日本語は喜怒哀楽の言葉が豊か。
・言葉で感性が磨かれる。
・擬態語も日本語は豊か。英語は350語、日本語は1200語。
・源氏物語で、紫式部は黒髪の擬態語で3つ書き分けている。「つやつや」は主人公クラスの女性。「はらはら」は脇役の女性、「ゆらゆら」は子供。
・台湾は、戦前は日本が統治していた50年間、日本語が母国語だったので、85歳位以上の人は、日本語が流ちょう。しかしその後国民党が入ってきた以降は、逆に日本語禁止。だから戦前の日本語のキレイな大和言葉がそのまま残っている。

思い返すと、我々が台湾に行ったのは2002年8月だった。夜、ホテルの近くのコンビニで、台湾のラーメンを選んでいると、普段着姿のおじいさんが「何か困っていることがありますか?日本語が出来ますよ」と声をかけてきた。その時はビックリしたが、戦前は日本語教育が為されていたことを改めて知った。

話を戻そう。そもそも「ノベライズ作家」という存在を初めて知った。ノベライズとは「小説化」の意味だという。なるほど、脚本が先にあるので、創造というより原本の拡大化。
小説は、いわゆる映像を文字化する作業。文字によって、読者の頭の中に映像を想像させる。小説家の表現力は大変なもの。
カミさんが好きでいつも見ているTBSテレビの「プレバト!!」。その「俳句の才能査定ランキング」で夏井先生が、いつも「映像」のことを言う。俳句の短い言葉で、読み手に映像を想像させないとダメ・・・と。

言葉によって磨かれる感性と表現力。
このblogも、文字によって何かを表現することは同じ。自分は外国語大キライ人間なので、外国語と日本語とを比較することは出来ないが、言われてみると、確かに日本語は表現の豊かさで、素晴らしいのかも知れない。
下の孫も、そろそろ1歳半。上のお姉ちゃんのマネが大好きなので、そろそろしゃべり出すかな??
改めて日本語というものを客観視させられた話であった。


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