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2017年11月 1日 (水)

「自宅でのみとり」が注目されるのは?

だいぶん前だが、朝日新聞にこんな記事があった。
「(知っ得 なっ得)在宅医療を受ける:1 「自宅でのみとり」注目されるのは?
 最近、メディアで「在宅医療」や「在宅でのみとり」が特集されることが増えてきました。最期の迎え方に市民たちの関心が高まってきたと同時に、超高齢化の影響で病院のベッドが足りなくなってきているからです。今回は、「在宅医療」について紹介していきます。
     *
 金太郎(かねたろう) フリーキャスターの小林麻央さんが乳がんで入院していたけど、最後は在宅医療を受けて亡くなった、ということがニュースになったよね。夫の市川海老蔵さんに「愛している」と言って旅立った、と聞いて、泣いてしまった。
 僕ももうすぐ結婚するけど、最期は彼女にそう言って死にたいなあ。
 得子(とくこ) そうだね。自宅にいたからこそ、こういう最期を迎えられたのかもしれないわね。海老蔵さんも、自宅でおくってあげたことについて、「家族とともに一緒にいられて、本当にかけがえのない時間を過ごせた」と話していたそうよ。
  ところで「在宅医療」って、どんなことをやるの?
  患者が病院に足を運ぶのではなく、逆に医師や看護師が、患者の自宅や介護施設を訪問して治療やケアをするのよ。要介護の高齢者が対象になることが多いけど、障害児や神経難病の人たちも対象になるわ。
  へー、全然知らなかった。で、なんで在宅医療が注目されるようになったの?
  背景には、「2025年問題」があるのよ。
  2025年問題?
171101mitori1   うん、65歳以上の割合を「高齢化率」というんだけど、日本は27%になった。日本は、世界で最も高い高齢化率なんだよ。4人に1人以上が、65歳以上になる計算ね。
  へー、そんなに高いんだ。で、2025年に何が起こるの?
  戦後間もない1947~49年にたくさん赤ちゃんが生まれた時期があって、「団塊世代」と呼ばれているの。約650万人いるんだけど、25年にすべて75歳以上になるのよ。すると75歳以上の人口は急増して、5人に1人になる。しかも、75歳以上になるとかかる医療費が増えて、45~64歳の3倍以上になる。
     *
  なるほど。団塊世代が75歳以上になると、国の「財布」を直撃する、ってことだね。
  うん。でもお金の問題だけじゃないわ。介護施設や介護職員の不足、病院のベッドの不足なども深刻になる。医療・介護の需要に、供給体制が追いつかなくなる、っていうことね。
  説明はわかるけど、それがなんで「在宅医療」につながるの?
171101mitori2   今、日本人はどこで一番死亡しているか、知ってる? 病院で74%が亡くなっているのよ。自宅で亡くなる人は、13%に過ぎない。超高齢化で、主な「死に場所」である病院のベッドが足りなくなるので、「自宅でのみとり」を増やしていこう、ということなの。
 それと国民の間に、いわゆる延命治療をしない「自然死」「老衰死」への志向が高まってきたこともあるわね。それは、病院より自宅の方が実現しやすいものね。内閣府の調査だと、「自宅で最期を迎えたい」と希望している人は55%いるのよ。
  なるほど! でも、在宅医療って、みとりまでやるんだ。
  そうなの。在宅医療を提供する医師を「在宅医」と呼ぶんだけど、みとりまですることが結構負担になっている。夜中や休日に亡くなることも多いからね。
 
 取材協力・栗原美穂子さん(一般社団法人横浜在宅看護協議会会長、よりそい看護ケアセンター代表)(構成・佐藤陽)」(
2017/10/21付「朝日新聞」b9ここより)

先日、市役所から「健康保険高齢者受給者証」なるものが届いてビックリ。本日11月1日から、一部負担金の割合が2割に減るんだって・・・・。知らなかった・・・。まさに自分も名実共に老人の仲間入り。孫から「おじいちゃん」と言われて笑っている場合ではない。その通りの“おじいちゃん”なのである。(本人はいまだに信じていないが・・・)
あと10年生きられるかどうか・・・。これからは、いつ“その時”がやってきても不思議ではない。

カミさんと一緒に、テレビドラマの「ER緊急救命室」(BS258(水)~(金)20:00ここ)を楽しみに見ている。
この有名なドラマを知ったのは今年の正月。DVDを借りたりして2月までにシーズン6まで見た(ここ)。その後、BS258の「ディーライフ」というチャンネルで、週に3日、無料放送されている事を知って、それを録画して見ている。今週、シーズン8が終了し、来週からシーズン9が始まる。
自分は黒人医師ベントンが気になっていた。そのベントン(ここ)も子育てのために病院を辞め、今まで大きな役割をしていたグリーン(ここ)も、今回脳腫瘍で亡くなる。登場人物も段々と変わって行く。

それにしても、このドラマは慌ただしい。しかし、それぞれのエピソードには、色々な真実がちりばめられていて、米での高視聴率もうなづける。
もちろん救急病院なので、死はたくさんある。しかし、主人公の死は、堪(こた)える。グリーンが脳腫瘍の再発が分かり、治療方法が無いと告げられたとき、トイレの鏡に頭を付けてうなる場面は、リアリティがあった。
医師から、近い死を告げられた時は、誰もひとりになって頭を抱えるのだろう。
それも我々にとって、もはや他人事ではない。

我が家では、次男がベントン、長男がグリーンというあだ名が付いている。先日九州のヨメさんが来た時に、自分の夫がベントンと言われているのを聞いて、不思議そうにしていた。近いうちに、我々の家もその世代に受け継がれる。今見ているシーズン8で、ベントンもグリーンも去っていく。ドラマでも次の世代に引き継がて行く。

カミさんが、なかなか会えないヨメさんに「私の葬式は家族葬で」と言っていた。「がんの宣告があってからで良いのでは?」と言うと、「自分は心臓病で死ぬので・・・」とポックリ逝くと信じている。
まだまだ早いとは思うが、心構えは早過ぎることはない。
どのような死に方になるのか?自宅で死ねるのか?
自分の場合は、(たぶん)カミさんが握っているので、まあ安心だが、出来れば手遅れのがんか、心臓か脳でポックリ逝きたいもの。なぜ手遅れが良いか?それはEQLの高い生活を最後まで続けられた証(あかし)だから・・・
だんだんと、こんな記事が気になる“健保2割負担者”ではある。

171101gomi <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

厚労省は医療経済的観点から、今後「自宅や高齢者施設」での看取りを推進の方針です。ご本人が希望されても、ご家族が渋る場合も多く、現場ではその調整に困ることもあります。日頃患者さんに伝えているのは・・・高齢になっての病気は仕方ないが、怪我は厳禁。日頃怪我と水分摂取に注意しつつ、足腰鍛えて墓場まで歩いていこう。昨今の高齢者の死因は、がん、肺炎、心臓病、脳血管障害などですが、どうなるかは神のみぞ知る、でしょうか。

【エムズの片割れより】
怪我が寝たきりや認知症のきっかけになる事は、お袋と伯母で実証済みです。
それにしても、在宅での看取りが、経費節減が目的とすると、イヤな気分になります。

投稿: イデユタカ | 2017年11月12日 (日) 21:32

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