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2017年5月の14件の記事

2017年5月24日 (水)

「共謀罪」~国連の特別報告者が安倍首相に「深刻な欠陥ある法案」と書簡

昨夜のTV朝日「報道ステーション」で、共謀罪について、国連の特別報告者が安倍首相に「深刻な欠陥ある法案」と書簡を送ったことを報じていた(ここ)。
それで改めて、Netの情報を読んでみた。
最も詳細に報道しているのが東京新聞らしい。その記事を順に追うと・・・

「「恣意的運用」国際視点から警告 国連報告者、首相に書簡 「共謀罪」採決強行
 プライバシーの権利に関する国連特別報告者ケナタッチ氏が、「共謀罪」法案に対し、プライバシーや表現の自由を制約する恐れがあると強い懸念を示す書簡を安倍晋三首相あてに送付した。法案の「計画」や「準備行為」の文言が抽象的で恣意(しい)的に適用されかねないなどと警告しており、国際的な視点から問題点を明示された形だ。
 書簡は18日付で、法案で対象となる犯罪が幅広くテロリズムや組織犯罪と無関係のものを含んでいると指摘。どんな行為が処罰対象となるか不明確で、刑罰法規の明確性の原則に照らして問題があるとした。
 さらに書簡は、プライバシー保護の適切な仕組みが欠けているとして、懸念事項を列挙。「国家安全保障のために行われる監視活動を事前に許可するための独立機関の設置が想定されていない」と問題視した。
 政府は、犯罪の計画だけで強制捜査はできないが、令状がいらない任意捜査は必要性などがあれば認められる、としている。これに対し、書簡は「法案では令状主義の強化が予定されていない」と批判する。
 その半面、「警察がGPS(衛星利用測位システム)や電子機器を使った捜査で裁判所に令状請求する際、司法の監督の質が憂慮される」とも記述。政府側が歯止めとして強調する裁判所のチェック機能にも疑問を呈した。
 ケナタッチ氏は、情報技術(IT)に関する法律の専門家で、マルタ共和国出身。国連の人権理事会が2015年7月、プライバシー権に関する特別報告者に任命した。(辻渕智之)」(
2017/5/20付「東京新聞」ここより)

「「共謀罪」書簡の国連特別報告者 日本政府の抗議に反論
 【ロンドン=小嶋麻友美】安倍晋三首相宛ての公開書簡で、「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案に懸念を表明した国連のプライバシー権に関する特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏は22日、菅義偉官房長官が同日の記者会見で抗議したと明らかにした日本政府の対応を「中身のないただの怒り」と批判し、プライバシーが侵害される恐れに配慮した措置を整える必要性をあらためて強調した。電子メールで本紙の取材に答えた。
 ケナタッチ氏によると、「強い抗議」は19日午後、国連人権高等弁務官事務所を訪れた在ジュネーブ日本政府代表部の職員が申し入れ、その後、約1ページ余りの文書を受け取った。しかし、内容は本質的な反論になっておらず「プライバシーや他の欠陥など、私が多々挙げた懸念に一つも言及がなかった」と指摘した。
 抗議文で日本側が、国際組織犯罪防止条約の締結に法案が必要だと述べた点について、ケナタッチ氏は「プライバシーを守る適当な措置を取らないまま、法案を通過させる説明にはならない」と強く批判。法学者であるケナタッチ氏自身、日本のプライバシー権の性質や歴史について30年にわたって研究を続けてきたとし、「日本政府はいったん立ち止まって熟考し、必要な保護措置を導入することで、世界に名だたる民主主義国家として行動する時だ」と訴えた。
 ケナタッチ氏は日本政府に引き続き、法案の公式な英訳文とともに説明を求めている。菅官房長官は22日、ケナタッチ氏の書簡に「不適切だ」と反論していた。
 犯罪の合意を処罰する「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案を巡り、衆院議院運営委員会は22日の理事会で、衆院本会議を23日に開くことを佐藤勉委員長(自民党)の職権で決めた。与党は「共謀罪」法案を採決し、衆院を通過させる方針。24日の参院での審議入りを目指している。
 与党が理事会で「共謀罪」法案の採決を提案したのに対し、民進、共産両党は、与党が衆院法務委員会で法案の採決を強行したことに反発して拒否。双方が折り合わず、佐藤氏が本会議開催を決めた。「共謀罪」法案を採決するかどうかは与野党の協議に委ねた。
 法案を巡っては、安倍晋三首相(自民党総裁)が22日の党役員会で「今国会での確実な成立を目指す」と強調。高村正彦副総裁も「23日に間違いなく衆院通過させる」と話した。民進党の野田佳彦幹事長は記者会見で「審議は不十分だし、この間のやり方は極めて遺憾だ」と与党の国会運営を批判した。
 与党は法案の成立を確実にするため、来月18日までの今国会の会期延長も検討している。  
<国連特別報告者> 国連人権理事会から任命され、特定の国やテーマ別に人権侵害の状況を調査したり、監視したりする。子どもの人身売買や、表現の自由に関する人権状況などの報告者がいる。政府や組織などから独立した専門家で、調査結果は理事会に報告する。」
(2017/05/23付「東京新聞」ここより)

「「共謀罪」プライバシー置き去り 国連特別報告者「深刻な欠陥ある法案」
 プライバシー権に関する国連特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏が公開書簡で、「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案に懸念を示したことを巡り、日本政府が火消しに懸命になっている。法案の問題点の核心を突かれ、国会審議に影響が出かねないからだ。ただ、懸念を払拭するために丁寧に説明するというよりも、「国連の立場を反映するものではない」(菅義偉官房長官)といった切り捨て型の反論が目立つ。(生島章弘、宮尾幹成)
170524kyoubou  ケナタッチ氏は23日、書簡に対する日本政府の抗議を受け「拙速に深刻な欠陥のある法案を押し通すことを正当化することは絶対にできない」とする反論文を公表した。22日には政府の抗議について「中身のない、ただの怒り」「多々挙げた懸念に一つも言及がなかった」と本紙の取材に回答した。
 これに対し、政府も譲る気配はない。野上浩太郎官房副長官は23日の記者会見で、ケナタッチ氏の反論について「速やかに説明する用意があると伝達しているにもかかわらず、一方的に報道機関を通じて『懸念に答えていない』と発表したことは極めて不適切だ」と不快感を示した。
 野上氏は、書簡に明記された法案の問題点に関しては「プライバシーの権利や表現の自由を不当に制約するなどの指摘は全く当たらない」と重ねて強調。質問には「追って正式に書簡で回答する」と語った。
 ケナタッチ氏は安倍晋三首相に宛てた18日付の公開書簡で、法案に盛り込まれた「計画」や「準備行為」の定義が抽象的なため、恣意的に適用される恐れがあることや、テロと無関係の罪が対象に含まれていると指摘。プライバシー権侵害を防ぐための措置を回答するよう求めていた。
 日本政府はすぐさま国連人権高等弁務官事務所を通じ、ケナタッチ氏に抗議。菅氏は22日の記者会見で「書簡の内容は明らかに不適切」と批判していた。
 特別報告者は国連人権理事会から任命され、国別、テーマ別に人権侵害の状況を調査し、人権理事会や国連総会への報告書を作成する。報告に法的拘束力はない。国では北朝鮮やシリア、イランなど、テーマでは表現の自由や女性差別、貧困などが調査の対象だ。」
(2017/5/24付「東京新聞」ここより)

では、国連特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏が共謀罪法案について安倍内閣総理大臣宛に送った書簡はどんな内容か?その翻訳が(ここ)にあった。

そして(ここ)によると、その要点は、・・・
170524kokuren 「1.法案は監視強化につながるが、新たなプライバシー保護策は導入されない。
2.監視活動の前に令状を採る手続を強化する計画がない。
3.国家安全保障のための監視活動に許可を与える独立機関を法定する計画もなく、重要なチェック体制を設けるかどうかは、監視活動を行う機関の裁量に委ねられている。
4.警察や公安や情報機関の活動が、民主的な社会に準じたものか、または、必要でも妥当でもない程度までプライバシー権を侵害しているかどうかついて懸念がある。この懸念には、GPSや電子機器などの監視手法を警察が裁判所に要請した際の、裁判所の力量も含まれる。
5.警察に容疑者情報を得るための令状を求める広範な機会を法案が与えれば、プライバシー権への影響が懸念される。日本の裁判所は令状要請に容易に応じる傾向があるとされる。2015年に警察が申請した通信傍受の請求はすべて裁判所によって認められた(却下は3%以下)との情報がある。

そして、ケナタッチ氏からの4つの質問(要点)は次のようなものだ。
1.上記の批判の正確性に関して、追加情報および/または見解を下さい。
2.法案の審議状況について情報を下さい。
3.国際人権法の規範および基準と法案との適合性について情報を下さい。
4.市民社会の代表者が法案を検討し意見を述べる機会があるかどうかを含め、公衆参加の機会に関する詳細を下さい。」(
ここより)

この話題については、(ここ)と(ここ)の二つの記事が面白かった。
「国連条約のためとされた共謀罪、国連からの指摘と質問に菅官房長官が回答もせず「強く抗議」の怪」(ここ)という記事では、動画(TV)と同時に、こんな主張。

「◆共謀罪の目的は「国際組織犯罪防止条約」締結のはずが…
政府が共謀罪の成立を急ぐ根拠として最重視している国際組織犯罪防止条約(国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約)。これはいわゆる国連条約のひとつであり、2000年11月15日、国際連合総会において採択された条約です。
しかし、人権状況などを調査・監視する国連特別報告者が共謀罪にはプライバシーや表現の自由を制約するおそれがあるとし、4つの質問を行った安倍首相宛の書簡に対して菅官房長官は「不適切なものであり、強く抗議を行っている」と発言しました。
国連条約である国際組織犯罪防止条約を締結するために必須とし、国内法の概念を全く変質させてしまう重要法案にも関わらず、ろくな審議も行わないまま委員会で強行採決までしておきながら、実際に当の国連からの指摘や質問に対してなんら回答も行わず、「強く抗議」するとは全く意味不明です。
本当に国際組織犯罪防止条約を締結したいのであれば、国連からの指摘を真摯に受け止め、質問に誠実に回答するのが当然です。書簡内で「プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」と指摘され、「法案の成立を急いでいるため、十分に公の議論がされておらず、人権に有害な影響を及ぼす危険性がある」と議論の不十分さが懸念されている以上、法案を差し戻して公の議論を十分に行い、プライバシーや表現の自由が制約されないように条文の改正を行うのが条約締結のための本筋のはず。
しかし菅官房長官は「プライバシーの権利や表現の自由などを不当に制約する恣意的運用がなされるということはまったく当たらない」という「菅官房長官語」を振りかざして強弁するのみで、恣意的運用がなされないという法的根拠は皆無です。・・・」(
2017/05/23付「BUZZAP!」ここより)

「国連報告者が安倍首相に「共謀罪は人権に有害」の警告文書!「国際組織犯罪防止条約のため」の嘘も明らかに」(ここ)という記事も面白い。
それによると、ケナタッチ氏の指摘は、
「〈いわゆる「共謀罪」法案は、その広範な適用範囲がゆえに、もし採決されて法律となれば、プライバシーに関わる諸権利と表現の自由の不当な制限につながる可能性がある〉
〈同法案は、国内法を「越境的組織犯罪に関する国連条約」に適合させ、テロとの戦いに努める国際社会を支える目的で提出されたという。だが、この追加立法の適切性と必要性について数々の疑問がある。
 政府は、この新法案によって捜査対象となるのが「テロ集団を含む組織的犯罪集団」との現実的関与が予期される犯罪に限定されると主張している。だが、何が「組織的犯罪集団」に当たるかの定義は漠然で、明白にテロ組織に限定されているわけではない〉・・・
」(2017/05/23付「LITERA」ここより)

そして「まるでリットン調査団を拒否した戦前日本」(ここ)とも・・・。
官邸は国連を批判、まるでリットン調査団を拒否した戦前日本
こうした指摘は極めて重要だろう。国民のプライバシー権や思想の自由などがこの法案で否定され、憲法が保障するはずの「通信の秘密」も骨抜きになるのはもちろん、周知のとおり、共謀罪の審議過程では、担当大臣の金田勝年法相が答弁不能の醜態をなんどもさらけだし、政府も説明を二点三転した。それは、逆説的に法案の目的から対象までが時の権力の解釈次第でなんでもありになるという、おおよそ近代法とは思えない欠陥法案であること意味しているが、一方で、こうして政府が説明責任を放棄したことにより、国民にこの法案の意味するところが伝わらず、国連特別報告者が指摘する「より広い公共的議論」は皆無だった。
 逆に言えば、安倍政権がここまで成立を急くのは、「国民が共謀罪の危険性をよくわかっていないうちに通してしまおう」という魂胆があるからに他ならない。あまりに国民軽視としか言いようがないが、しかもこの悪法によって制限される国民の諸権利は、成立後には二度と戻ってこないという悪夢のような状況にある。何度でもいうが、国連の懸念は、この安倍政権のやり方が国際社会から見てもいかに異常であるかを証明するものなのだ。
 ところが安倍政権は、この国連特別連報告者から送られた書簡さえも、まったく聞く耳を持たず、撥ね付けるつもりらしい。菅義偉官房長官は昨日の会見で、書簡について「不適切なものであり、強く抗議を行っている」「政府や外務省が直接説明する機会はない。公開書簡で一方的に発出した」などとうそぶき、国連との“徹底抗戦”の構えまでみせた。・・・
 ネットでは安倍政権のこうした姿勢に「まるでリットン調査団の報告書を拒否して、国際連盟を脱退した戦前の日本」などというツッコミもされているが、このままでは、この「平成の治安維持法」が強行されてしまうだけでなく、日本が国際社会から孤立してしまうのは火を見るより明らかだろう。・・・」(
ここより)

そして「「共謀罪」強行採決もまだ希望はある! 参院審議入り見送りで会期延長、加計学園問題を追及し共謀罪も廃案へ」(ここ)という記事では・・・
「本末転倒!「強行採決によってTOC条約締結が難しくなった」という指摘も
・・・くわえて重要なのは、京都大学の高山佳奈子教授による解説だ。高山教授は「これは大変な書簡」とし、「このまま与党が強行採決すると、今回の国際組織犯罪防止条約への日本の参加がスムーズにいかなくなる心配が出てきた」(BS-TBS『週刊報道LIFE』5月21日放送)(ここ)と指摘しているのである。これでは本末転倒ではないか。・・・」

今までに無く、ダラダラと記した。
それだけ、国民として言いたいことが多いから??
2017/05/24付の朝日新聞によると、このカナタチ氏の指摘は「国連としての意見となるのは、人権理事会の決議を経た後だ」という。
ともあれ「ついに国際社会からも、日本の共謀罪法案とこれを強行する安倍政権に対する強い懸念が出され始めた。」(ここ)のは良いことだ。

日刊ゲンダイの「「共謀罪」衆院通過 安倍首相に“忖度”した民進党の大罪」(ここ)によると、「民進、共産、自由、社民の野党4党は、法案の委員会差し戻しを求め、23日の本会議開催に抵抗した。しかし、議運委員長(自民)は職権で採決を決定。これに反発し、自由と社民は本会議を冒頭から欠席した。
 ところが民進は、共産とともに出席。記名投票で反対票を投じたものの、与党の“強行”という印象が薄まった。・・・」

あまりにひどい政権。そしてそれに組みする公明、維新。
それを止めるエネルギーは何か?
上のように、色々言われてしまう弱い野党。そして主権者の国民も、政府が何をしても内閣支持率の高止まりで分かるように、まったく期待出来ない。
すると期待できるのは天皇!?
それに加えて今回、「国連」という国際社会からの懸念の声が出て来た。
バレバレの政府のウソも、国際社会からの指摘だと、国民も少しは聞く耳をもって内閣支持率が下がるかな?と淡い期待を持ったエムズくんではある。
何せ、今は支持率の低下くらいしか、我々の意志を伝える手段は無いので・・・

170524500enn <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月22日 (月)

天皇「退位議論」「特例法」に強い不満

メルマガを極度に拒否する自分だが「日刊ゲンダイ」は面白いので取っている。今日のメルマガに「安倍政権に大激震 天皇「退位議論」「特例法」に強い不満」という文字・・・。

安倍政権に大激震 天皇「退位議論」「特例法」に強い不満
 天皇が安倍政権に「ノー」を突きつけた――。
 21日の毎日新聞1面を読んで驚いた人も多いだろう。「退位」をめぐる政府の有識者会議について、天皇が強い不満を表し、その考えは首相官邸にも伝えられていると報じたのだ。
 天皇が不満を強めている理由は、政府が退位を皇室典範改正で恒久制度化せず、特例法ですませようとしていることだという。天皇は〈一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない〉とし、〈自分の意志が曲げられるとは思っていなかった〉と話したという。
 ふだん自分の気持ちを表さない天皇がここまで不満を漏らすのはよほどのことだ。しかも、官邸にも伝えられたというから、深く考えた上での発言だろう。
 さらに、有識者から〈天皇は祈っているだけでよい〉との発言が出たことに天皇はショックを受けているという。毎日新聞によると、こうした発言を宮内庁幹部は〈(被災地などを訪れる)陛下の生き方を全否定する内容〉とし、天皇と個人的にも親しい関係者は〈陛下に対して失礼だ〉と話しているという。
 天皇が強い不満を漏らしたことに、さすがに安倍官邸にも激震が走っている。政府は先週19日に天皇退位の特例法案を閣議決定したばかり。その直後に天皇の不満が新聞の1面トップに掲載されたのだ。
 政界関係者が言う。
「このまま法案を通していいものか、与野党から賛否両論が噴き出すのは必至です。世論調査でも天皇の意志を尊重すべきという意見が多い。政府提出の原案通り、成立するか分からなくなってきました」
 そもそも天皇は右傾化を強める安倍政権を危惧しているという指摘もある。安保法が審議されていた15年8月の全国戦没者追悼式では、「さきの大戦に対する深い反省」との文言を初めて使い、日本の平和と繁栄を「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」と表現している。
 政治評論家の森田実氏が言う。
「平和主義者の天皇は安倍首相の動向を不安視していると思われます。憲法9条を国是として守ろうという気持ちも強いように感じます」
 安倍政権は特例法をこのまま強行成立させるのか。」(
2017/05/22付「日刊ゲンダイ」ここより)

ネタもとの毎日新聞の記事を読んでみた。「陛下 公務否定に衝撃」という見出し。
<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。
170522mainichi  陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。
 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。
 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。
 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。
 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。
 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】

 【ことば】退位の有識者会議
 天皇陛下が昨年8月、退位の意向がにじむおことばを公表したのを踏まえ、政府が設置。10月から議論を始めた。学者ら6人で構成し、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」。11月に16人の専門家から意見聴取し、今年1月の会合で陛下一代限りの特例法制定を事実上推す論点整理をまとめた。4月に最終報告を首相に提出した。」(
2017/05/21付「毎日新聞」ここより)

発言のオリジナルを探したら(ここ)にあった。
「(安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた)平川祐弘東京大名誉教授
天皇家は続くことと祈るという聖なる役割に意味があるので、それ以上のいろいろな世俗のことを天皇の義務としての役割とお考えになられるのはいかがなものか。」
渡部昇一上智大名誉教授
天皇のお仕事というのは、昔から第一のお仕事は国のため、国民のためにお祈りされることである。
外へ出ようが出まいがそれは一向構わないことであるということを、あまりにも熱心に国民の前で姿を見せようとなさってらっしゃる天皇陛下の有り難い御厚意を、そうまでなさらなくても天皇陛下としての任務を怠ることにはならないと申し上げる方がいらっしゃるべきだった。
宮中にあっても絶えず祈っておりますぞということで、これが私は天皇の本当のお仕事であって、あとはもうお休みになって宮中の中でお祈りくださるだけで十分なのですと説得すべき方がいらっしゃるべきだった。」

今まで良く読んでいなかったが、これらを改めて読むと、天皇の怒りが良く分かる。
まさに、天皇が国民に添うべく“(被災地などを訪れる)陛下の生き方を全否定する内容”だ。
そもそも、政府から恣意的に?選ばれた「有識者」なる者は、上から目線で“天皇がどうあるべきか”を決める権限があるのか? そんなにエラいのか??
主権者は国民だ。ヒアリングは、国民の声を代表して発言する人を選ぶべきではないのか?
それが、先に首相の考えがあり、それに迎合する人が「ヒアリング代表」として選ばれ、首相の考える方向にまとめる・・・。まさに国民不在の出来レースだ。

選挙のことも関係無く、ポピュリズムも関係無い・・・。真に、そして素直に国民のことを考えているのは天皇くらいしか居られないのかも知れない。
前に浜矩子氏が「革命を起こさないとダメかな」(ここ)と発言していたが、もはや今の日本は、天皇に安倍首相の暴走を止めて貰うしか無いのかも知れない。それが幾ら超法規的であったとしても・・・

170522kotatu <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月20日 (土)

楽観的考え方と悲観的考え方~加藤諦三氏の話

NHKラジオ第2の日曜カルチャー「加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~2」(2017/05/14放送)を聞いた。テーマは「楽観的考え方と悲観的考え方」。
NHKのサイトにこう説明がある。
加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~
  早稲田大学名誉教授、作家、心理学者 加藤 諦三
170520katoutaizou 努力が報われない人がいる。逆に努力が報われる人がいる。人間関係で大切なのは意識ではなく無意識である。人は相手の無意識に反応する。初回その無意識の問題を考える。無意識を自覚することは、完全な人間性を獲得するとともに社会が人間の間に築いた障壁を取り払うとフロムは言う。2回目は幸せな人の共通性、3回目は悩んでいる人の共通性を考える。最後にカレン・ホルナイが心の地獄と言った自己蔑視の問題を考える。
人間としての根源的な問題を、人間にとってコミュニケーションがいかに大切であるかを理解し、なぜうつ病や自殺と言う悲劇が起きるのかを考える。人間がどの様に生きればそれらを避けられるか。」(
ここより)
「加藤諦三さんのお話、第2回は「幸せな人の共通性。楽観的考え方と悲観的考え方」。日々生活していると、物事がうまくいかないとか、失敗したなどと感じることはよくあることです。日本人は世界一“悲観主義者”が多いと言われています。起こった事実に対して、楽観的に解釈する人と、悲観的に解釈する人ではその後の人生が大きく変わっていきます。今回は楽観主義と悲観主義について考えていきます。」(ここより)

最初の部分を聞いてみよう。

<「加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~2」より>

*この番組の全部(60分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

聞きながら、少しメモしてみた。(話を断片的にメモしたので、文章はつながらない)
「赤面恐怖症の人は、顔が赤くなることを屈辱的に解釈する。恐怖症でない人も、事実は同じ。解釈が違う。
失敗をしても、楽天的な人は“良い経験をしたな”、悲観的な人は“ああ、ひどい目に遭った”。事実が人に影響を与える訳ではない。事実に対するその人の解釈がその人に影響を与える。
歪んだ価値観を持っている人は、事実に対する自分の解釈が自分を侮辱しているのに、事実が自分を侮辱していると思ってしまう。だから人生の可能性をどんどん狭めていく。
世界60カ国で、日本は世界一悲観主義。世界一楽観主義なのはアメリカ。同じく、日本は世界一恥ずかしがり屋の国。
悲観的解釈と楽観的解釈が、健康にどう影響を与えるか。
楽天的な態度や物の考え方が、いかに肉体的健康に影響を与えるかが、この20~30年の数多くの研究によって分かってきている。
楽観的解釈をする人の方が病気にかからない。つまり、物事の解釈がそのまま健康に影響を与える。
物事の原因を自分の内的なことに求める人と外的なことに求める人がいる。失敗の原因を自分の中に求めてしまう。心理的に健康な人は、現実にコミットしている。健康で無い人は、想像だけでどんどん行ってしまう。楽観的な人は運や巡り合わせのように外的要因に求める。これによってその人の人生の可能性が狭くなってしまうかは、恐るべきこと。
自己関連妄想、被責妄想など。
楽観的と悲観的を見分ける一つのメルクマール(指標)は、望ましく無い事が起きた時に、それをインターナルに解釈するか、エクスターナルに解釈するか。
二つ目の違いは、良くないことを引き起こした原因が長期的・持続的なものと思っているか、一時的なものと思っているか。長期的なものと解釈することで希望を失う。
不運はいつまでも続かないと思っている人と、不運はいつまでも続くと思っている人がいる。
長い間責められている人は、エネルギーが枯渇してしまう。すると持続的解釈になってしまう。負けた日に、勝つ日が来ることを知っている人はくじけない。負けた日にこれが続くと思っている人はなかなか立ち上がれない。現在がどれほど耐え難いかは、現在の困難だけによって決まるのではなく、その人が持っている将来の見通しの性質によっても決まる。明るい見通しを持っている人は困難にくじけないし、焦らないし、無気力にならない。困難に際しても心の平静を失わない。
絶望したときにどの位力が落ちるか。切望したら、その人の能力はストンと落ちる。死亡の原因は、心臓病とか色々あるが、真の原因は絶望だ。絶望するから、それだけのことに耐えられなくて死んだ。絶望はそれほど影響が大きい。
自分は、なぜ絶望したのかということを、自分が解き明かすことが最も大切。無意識に絶望感を持っているのを、自分の中で意識化してホントウの自分に巡り会えれば、世の中はコペルニクス的に変わる。事実が変わる訳ではない。解釈が変わる。
過去は変わらないというが、過去は徹頭徹尾究明すること。過去の事実は変わらないが、解釈は変えられる。
失敗が屈辱と結びついて成長した人と、失敗が励ましと結びついて成長した人は、大人になった時、失敗という事実はまったく違って解釈される。その解釈はその人の小さい時からの社会的枠組みでの体験の結果として出てくる。
心の履歴書を書くと良い。
心理学者のアドラーによると「悲観主義は巧妙に偽装された攻撃性である。」
内的・持続的・拡大解釈の悲観的解釈と、外的・一時的・限定的解釈の楽観的解釈。
自分の解釈の仕方をこの3つを中心にしてチェックし、自分の中にある攻撃性を意識化すれば、悲観的解釈は楽観的解釈に変えられる。・・・」

実は、自分は正真正銘の「悲観的人間」。
この番組でも言っていたが、ガンと言われたら、どんな体の不調もガンのせいだと思ってしまう。自分はそのタイプ。
話にあった「死亡の原因は、心臓病とか色々あるが、真の原因は絶望だ。絶望するからそれだけのことに耐えられなくて死んだ。」はまさに自分のこと・・・。
だから人間ドックは受けない。悪い情報は要らない・・・。

カミさんにこの話をしたら、何と自分は楽観主義だという。これは意外・・・
なぜなら、何かが起こると、直ぐに人のせいにするから・・・・!?
確かに「あれはカミさんのせい。もし違うならメイ子のせいだ・・・」とは良く言う。
それが楽観主義の証拠??
意外だな・・・。オレ、楽観主義??

ともあれ、要は心の持ちようらしい。
とりあえず、何か悪いことが起こったら、すべて他人のせいにしようか!?

170520morning <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月19日 (金)

「良い夫婦」って?

だいぶん前だが、こんな記事があった。
「(黒木瞳のひみつのHちゃん:156) 「良い夫婦」って?
 語呂合わせで一年中、なんとかの日がある。4月15日は良い子の日。ふむふむ。4月18日は良い歯の日。ほー。4月22日は、良い夫婦の日。まさにまさに。なんとかの日を決めて、多くの人がそうであるようにと願いを込めてイベントも盛りだくさんだ。
 それにしても、良い夫婦ってなんだろう。世界で6位、約3組に1組という離婚率の日本で、離婚していない夫婦はみんな良い夫婦ということになるぞ。なんてことを苦笑しながら思う。冗談はさておき、良い夫婦とは?と真面目に考える。
 お互いを尊敬して尊重し合う。思いやりと譲り合い。そして、ライフスタイルを認め合い、時には協力する。貶(けな)しあったり足を引っ張りあったり、罵(ののし)りあったりしてはいけない。カップルであって、友人や同居人であってはいけない。愛と希望を忘れずに2人の未来図に向かって邁進(まいしん)していく。そんな理想を地でいく人たちが“良い夫婦”なのだろうなと、ぼんやり思う。
 そう考えると、うちらは“普通の夫婦”だ。26年も一緒にいるから同じ話を何度もして嫌がられるし、時には喧嘩(けんか)もするし、本気で腹が立つ時もある。今日はご飯ないの?と拗(す)ねられる時もあるし、良い夫婦の日だからといって花やケーキで食卓を飾るわけでもない。
 ちまたでよく、夫婦円満の秘訣(ひけつ)は?って質問を耳にする機会があるけれど、けっしてその答えは我慢や忍耐ではないはず。夫婦の数だけ円満の秘訣は違う。だから、こうやったら円満になるって知っていることをやればいいだけ。無駄な意地を張ってそれができなくなるから円満に戻れなくなる。
 「今度こそ別れる」と言う妻を私は何人か知っている。でも不思議なことにその夫婦たちはまだ別れていない。別れる別れる詐欺に呆(あき)れるけれど、きっとその人たちは円満になる秘訣を自(おの)ずと実践しているんだと思う。そんなことをひとり徒然(つれづれ)に思いながら、良い夫婦の日を過ごす。語呂合わせの日も捨てたもんじゃないね。」(
2017/04/26付「朝日新聞」夕刊p4より)

昔、現役の頃に結婚式に呼ばれると、挨拶で決まって「会話の多い家庭を!」と言ったものだ。それは今でも変わっていない。「良い夫婦」とは、お互い会話の多い、コミュニケーションの良い関係だと思う。
それと、カミさんが言っていたが、声を出すことは良いことらしい。内容は何であっても、声に出して話をすることが健康のために大事だという。しかし、これには相手が要る。愛犬・メイ子を相手にするのも手だが、メイ子の方が迷惑そうで・・・

いよいよ暑くなってきた。いつものメイ子のための?散歩も、暑くなる前に・・・と朝早くカミさんだけで行くことが多くなってくる。
散歩と言えば、メイ子との散歩の姿を見たカミさんの知人が「**さんはいつも楽しそうに話をしながら散歩していて、仲が良いのね」と言うそうだ。確かに、ペチャクチャやりながら歩いている。それを遠目から見たら、仲が良く見えるのだろう。しかし現実は違う。お互い罵りあっているのだ。それでも、遠くから見ると、そうは見えない。自分も、確かにカミさんの尻を蹴飛ばす時には、周囲を見回して、誰も見ていないことを確認してから、蹴飛ばす。そんな瞬間を、知り合いは目撃していないので、勘違いをしているのだ・・・

毎回、歩きながら話に出るのが「我々夫婦で、殺人をしても、たぶんバレないね。近所の人が警察から聞かれても、いつも仲良さそうに歩いていました・・・と言うだろうから・・・」
ま、メイ子も14歳半。いつまで続くか分からないが、メイ子を真ん中に、罵り合う散歩は続けることにしよう・・・。

170519honegumi <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月17日 (水)

「痴漢冤罪」~逃げるは損だし罪になる?

最近、痴漢事件での悲惨なニュースが多い。それに伴って、ウチのカミさんのトーンも上がる。「少しぐらい触られても減る物じゃ無いだろう。死ぬほどの罪か!?だいたい、偽善者ぶって一緒に捕まえようとする男も問題だ」
前にも書いたが、カミさんは女性側に厳しい。それは前に駅のホームで、大きな声で痴漢を“摘発”している、素人とは思えない女性を目撃したからだという・・・
そして男の子を持つ母親の心情でもあるという。

Netでこんな記事を読んだ。
<痴漢>身に覚えがない場合…逃げるは損だし罪になる
 痴漢を疑われ、逃げる人が後を絶たない。線路に下りて電車にはねられたり、ビルから転落死したり、命を落とすケースも相次ぐ。もし、やっていないのに疑われたら……。長期勾留や有罪率の高さから「逃げるしかない」とも言われてきた。しかし、専門家は「逃げるな」という。痴漢冤罪(えんざい)の新しい“常識”とは?【小国綾子/統合デジタル取材センター】
 ◇弁護士へのアクセス手段
 痴漢を疑われ、逃げるケースが相次ぎ、とうとう死亡事故まで発生した。15日には東急田園都市線青葉台駅で30代男性が線路に飛び降り、列車にはねられ死亡。12日にはJR上野駅から逃走した40代の男性が近くのビル脇で転落死。死亡事故ではないが、11日にはJR新橋駅で20~30代と見られる男が線路に飛び降りて逃走し、電車を止め、約5万人に影響が出た。
 痴漢は許されない。しかし、痴漢冤罪もまた、そうだ。
 絶対に逃げてはいけない――。インターネット上のブログで強く呼びかけたのは、千葉県流山市の三浦義隆弁護士。「痴漢を疑われても逃げるべきではない理由」(12日ここ)「痴漢を疑われた場合の弁護士アクセス手段をいくつか挙げておこう」(14日ここ)の2本の記事は合計15万回以上閲覧された。
 「駅事務室に連れて行かれる前に、知り合いの弁護士に連絡し、その場を平穏に立ち去るべし」と対応を指南した記事に、「弁護士の知り合いなどいない」という声が多く寄せられた。そこで三浦さんが「住所氏名をメールしてくれれば、私の携帯電話番号を教える」と書き添えたところ、実際に約50人から依頼があったという。「多くは男性からでしたが、夫が心配という妻や『都会に暮らす息子に教えたい』という地方の母親からも。実際には、痴漢冤罪に巻き込まれる可能性はそう大きくないはずなのですが、満員電車で通勤する人にとって痴漢はもっとも身近で不安な冤罪なのでしょう」と三浦さん。
 満員電車では、疑われないように両手を挙げて“バンザイ通勤”をする男性が少なくない。ネット上では「男性専用車両も作って」「痴漢はもはや男女両方の敵」などの声も上がる。
 痴漢冤罪をテーマにした映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)が公開された2007年当時、法律の専門家ですら「疑われたら走って逃げるしかない」と助言したものだった。ひとたび痴漢の疑いで逮捕されれば、容疑を否認している限り、最大23日間、身柄拘束され、起訴されれば有罪率は99%以上。職場に知られ、仕事を失う恐れもある。逮捕されたら、おしまい。だから、逃げろ、と。
 「でも今は逃げてはいけない」と全国痴漢冤罪弁護団の生駒巌弁護士も強調する。「人質司法」への批判が強まり、否認しても勾留されないケースが増えてきたからだ。「私の担当した事件では、初犯で身元が確かなら、勾留されなかったり、勾留決定が取り消されたりするケースが多い。検察の不起訴や結論棚上げも少なくない」(生駒さん)
 勾留請求されなければ逮捕から最大72時間で釈放され、職場に知らせずに済む可能性も高い。
 ◇駅事務室に行く前に
 三浦さんも生駒さんも「逃げるのはかえって不利」と口をそろえる。逃走中に他人をけがさせれば傷害、他人の敷地に入れば住居侵入、線路に下りれば往来妨害などの罪に問われかねない。
 実際、運休などの被害が相次いでいることについて、JR東日本は「責任の所在が明確であれば損害賠償訴訟を起こすこともありえる」(広報部)と説明する。
 駅施設には防犯カメラが集中する。逮捕されたら勾留は必至だ。4月25日にはJR埼京線板橋駅から線路に飛び降り逃走した埼玉県の男(41)が翌日、都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で逮捕されている。
 痴漢冤罪で「逃げてはいけない」ならば、具体的に、どう行動すればよいのか。
 生駒さんは「逃げるのではなく、上手に立ち去れ」と助言する。駅の事務室に連れて行かれ、警察に引き渡されれば、私人逮捕(一般人による現行犯逮捕)の体裁が整ってしまい、逮捕は免れない。だから理想的なのは、駅事務室に連れて行かれる前にその場を立ち去ること、なのだ。
 生駒さんは「駅事務室に連れて行かれる前に名刺を出すなど身分を明らかにし、堂々とその場を立ち去れば、逮捕を逃れられる。知り合いの弁護士に来てもらえれば、証拠隠滅や逃亡の恐れのない人を逮捕するのはおかしいと法的に主張してもらえるので、その場を立ち去れる可能性はより高まるでしょう」と助言する。
 ◇家族や友人などに助けを
 それでも、やむなく駅事務所に連れて行かれたらどうすれば良いのか。
 生駒さんは「警察が来る前に、友達や家族に連絡し、痴漢冤罪事件に詳しい弁護士を探してもらうことも有効」という。逮捕後は家族と連絡を取ることすら困難だからだ。
 逮捕後は当番弁護士を頼める。日弁連の安武雄一郎弁護士は「当番弁護士には、駅事務室に連れて行かれる前に駅に駆けつけるような対応は難しいだろうが、勾留される前に身柄拘束が解かれるよう弁護活動はできる。最初の面会は無料。有料でその後の弁護を頼める。弁護士費用が払えない人には援助制度もある」と説明する。
 疑いを晴らすためには日ごろの人間関係も大切だ。生駒さんの知る範囲でも、妻や友人が熱心に現場でチラシを配るなどして目撃者を探し出し、無罪判決を得たケースがあったという。
 「人質司法」や推定無罪の原則の軽視など、日本の刑事司法の抱える問題を象徴しているともいえる痴漢冤罪。少しずつではあるが、「逃げるしか道がない」は変わり始めている。」(
2017/05/17付「毎日新聞」ここより)

当サイトでは、痴漢冤罪について、何度も書いている。あまりにもやるせない、理不尽な話だから・・・(ここなど)

8年ほど前に「痴漢冤罪から身を守る「理論武装」」(ここ)という記事を書いた。
当時の週刊朝日の記事では、痴漢冤罪から身を守る手段として、
①「痴漢!」と叫ばれても落ち着いて否認する
②否認した後は、その場を立ち去ってかまわない
③立ち去れない状況になったら、逃げるのではないと説明する
④駅員に指示されても立ち去ってかまわない
⑤駅員に強制力はないので従わなくてもいい
⑥警察官が任意同行を求めても、応じてはいけない

と書いていた。
それが上の記事によると、最近は事情が変わってきているらしい。

上の記事にあった「弁護士三浦義隆のブログ」(ここ)を改めて読んでみた。なるほど・・・。特にこんな指摘にも納得・・・
「どうも、「日本は女に有利な世の中で、捜査機関も裁判所も女の言うことは鵜呑みにする。他の犯罪なら決定的な物証もないのに有罪になることはないが、痴漢の場合は有罪になる」というような、陰謀論的な世界観を持っている人が少なくないらしい。
痴漢冤罪は痴漢特有の問題などでは全くない。日本の刑事司法全体の問題が痴漢事件にもそのまま反映されているだけ。
被害者供述や捜査段階の自白などの供述証拠を安易に信用し、強引な事実認定で有罪判決を書く裁判所。
あの手この手で自白を迫ったり、被疑者の供述を都合のいいように解釈して供述調書を「作文」したりする捜査機関。
否認すると逃亡のおそれや罪証隠滅のおそれありとされ、長期勾留されやすくなるいわゆる人質司法の問題。
捜査機関が被疑者の氏名等をマスコミにリークするため、罪を犯したか否かはっきりしない段階で実名報道がなされてしまい社会的制裁を受けるという問題。・・・・
」(「弁護士三浦義隆のブログ」(ここより)

TBSニュースでは「【緊急取材】痴漢疑われた男性死亡~刑事に聞く、痴漢捜査の裏側」(ここ)として、こんな刑事の話が載っていた。
「【刑事】警視庁の警察官も何人も逮捕されている。俺の同僚も逮捕された。中には嫌疑なしで釈放されて、復職しているヤツもいる。でも、警察官が痴漢で逮捕されると、新聞に名前を書かれる。いくら復職しても家族の心の傷は深い。俺たちも上司から「満員電車に乗って女性が傍に来たら反対側を向け。つり革を両手で掴め」と指導されている。いつも痴漢事件があると、「また警視庁か」と言われるが、地方の県警なら満員電車はないし、自家用車の通勤も許されている。警視庁は圧倒的に不利な環境にあるよ。・・・」(ここより)

男は逃げようがない。Net上では「男女別車両の導入」求める声もここ)噴出している。
指摘されているように、鉄道会社としては費用もかからず、良い案では? 前2両を女性専用。後2両を男性専用として、真ん中の車両は制限無し。男性専用車両が混む場合は、段々と専用車両を増やしていけば良い。
自分が乗っていた中央快速線では、先頭の女性専用車両はそれほど混んでいなかった。もし男性専用車両が出来れば、混むかも知れない。
せめて、どこの鉄道会社でも良いので、一度実証試験をして欲しいもの・・・
署名運動をしてでも・・・
それほど痴漢冤罪は、都会の男にとって、いつ我が身に降り掛かるかも知れない恐怖なのである。
(昨日(2017/05/16)のTV朝日「羽鳥のモーニングショー」でも、玉ちゃんが「本当に混んでいる電車に乗るのはイヤ。ワナにはめられる可能性があるのはないかと思って・・」と言っていていたが・・・)

最後に、カミさんの言葉をもう一度繰り返す。
「身動きが出来ない満員電車で、少しぐらい体に触ったとしても、死を持って償わなければならないほどの罪か??」

(関連記事)
「「痴漢報道」―JR西日本の重役はなぜ死ななければならなかったのか」
痴漢冤罪から身を守る「理論武装」
痴漢冤罪~最高裁の逆転無罪判決に思う
映画「それでもボクはやってない」を観て

160517jyositoire <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月15日 (月)

最近の政局を憂う・・・青木理さんの指摘

最近の政局は、あまりにも目を覆いたくなる状況。それが日本だけでなく世界的に昔の世界に戻ろうとしているようだ。
最近、青木理さんの発言に注目している。今朝の新聞にこんな記事があった。

「(問う「共謀罪」 言論人から)自由が死滅する、それでいいのか
 ■ジャーナリスト・青木理さん(50)
 政治や社会の矛盾に声を上げる人が疑われる社会は健全か。
     ◇
 公安警察を長く取材してきた。警察官の立場から「共謀罪」を見てみよう。
 「共謀罪ができればテロを防止できる」と政府が言う。真面目な警察官であれば何を考えるか。犯罪が起きる前だから、供述が立証の柱になる。それだけに頼っては冤罪(えんざい)だらけになる。もっと物証が欲しい。
 「通信傍受を縦横無尽に使いたい。司法取引も」と考えるだろう。テロリストが重要な話し合いをメールや電話だけで済ませるとは思えない。「密室盗聴もさせてほしい」となる。真面目に捜査しようと思うほど、「もっと武器を」となる。
 日常的に、捜査当局が「こいつは罪を犯す可能性がある」と見なす個人や団体を監視しなければならなくなる。事前に取り締まろうとすれば、そうせざるを得ないからだ。
 2010年に、警視庁公安部の内部資料と見られる情報が流出した。イスラム教徒というだけであらゆる情報を吸い上げ、24時間態勢で監視、尾行して家族の交友関係まで調査していた。公安の手法を、ある警察幹部は「点が線になり、線が面になる」と説明してくれた。
 治安組織とは古今東西、社会体制の左右問わずそういうものだ。アメリカの国家安全保障局(NSA)は、同時多発テロ後のわずか10年ほどで世界中の電話や通信を盗聴するような化け物に育ってしまった。
 共謀罪ができれば、公安警察的な捜査が際限なく広がる。安全安心を究極的に追い求めれば、自由やプライバシーは死滅する。それでいいのか。(聞き手・後藤遼太)」(
2017/05/15付「朝日新聞」p34より)

まさに「それでいいのか?」である。
こんな法律が通ってしまうと、当然、警察官が増員となろう。自分たちを監視するために、自分たちの税金が遣われてしまう・・・。
「それでいいのか?」・・・

同じく朝日新聞に、こんな記事もあった。
「(政治断簡)おごる首相がつかんだ「コツ」 世論調査部長・前田直人
 大型連休のさなか、安倍晋三首相がぶちあげた憲法改正提案には正直、驚いた。目標は2020年の施行。9条の戦争放棄や戦力不保持の条項を残したまま、自衛隊の存在を明記するという。
 現行9条に自衛隊を加える「加憲」の考え方はかねて、公明や民進にもある。そうか。ついに民進も含む合意形成へ腰をすえる大戦略に転換か――と思ったのだが、どうやら早合点だったようだ。
 連休明けの8日の衆院予算委員会の集中審議は、首相と民進の大ゲンカ。質問に立った民進の長妻昭氏に感想を聞くと、おかんむりだった。
 「もはや皇帝気取り。常軌を逸していますよ。何でも『俺が言えばできるんだ』と過信しているんでしょうね」
    *
 怒りの発端は、首相の「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてある。ぜひ熟読して頂いてもいい」という答弁である。
 「憲法改正20年施行目標 首相インタビュー」との見出しが躍った5月3日付の読売新聞の詳報ぐらい、すでに熟読している。首相は、首相と党総裁の立場を使い分けて、国会での具体的な説明を求める長妻氏の問いにまともに答えようとしなかった。
 9日の参院予算委でも民進の蓮舫代表の追及に「この場で自民党総裁として一政党の考えを披瀝(ひれき)すべきではない」と言ったかと思えば、「我々自民党は結果を出してきた」と党を代表してアピール。一方で、いつも政権に協力的な維新には丁寧に話した。
 荒廃する国会。長年、安倍氏と対決してきた長妻氏によれば、「最近、首相は変なコツをつかんだ」そうだ。
 いわく、(1)質問に答えずにはぐらかす(2)ヤジに反応する(3)ヤジに対して長々と反論をして時間をかせぐ(4)「だから民進の支持率は上がらない」という民進批判に切り替える、という流れで追及から逃げ切る「コツ」。これでは議論が深まるはずもない。
 「それが日に日に増長して、天まで届くような状況になってきた。『何を言っても、支持率は絶対に下がらないんだ』という迷信のような確信があるのでしょう。それは、我々の責任です」
    *
 民進たたきで悦に入る首相を「増長」させているのは、安定した内閣支持率らしい。首相は4月の国会審議でもNHKの世論調査を引いて、「内閣支持率は53%。自民、民進の支持率はご承知の通り」と民進を皮肉った。
 慢心、ここにきわまれり。
 世論調査の役割は、権力者に信任を与えて増長させることではない。さまざまな政治・政策課題に対する「声なき声」を浮き彫りにし、政治の足らざるを補うためのヒントを読み取ることにある。それは本来、民主主義を豊かにするためのツールのはずだ。
 なのに首相は森友学園問題の真相解明や原発政策の見直しを求める多くの世論からは目をそむけ、好都合な数字のみにおごり、弱る野党をあざ笑う。「安倍1強」がきわまり、まるで独裁者のような首相のふるまいをみるにつけ、やせ細る民主主義への危機感が、ひたすら募る。」(
2017/05/15付「朝日新聞」p4より)

それにしても日本のメディアは、嘆かわしい。日本一の発行部数を“誇る”、天下の「読売新聞」が政権の広報誌に成り下がってしまっている。
自分の犯罪摘発から逃れるために?FBIのトップを更迭したトランプ大統領にも、全力で立ち向かっている米メディアとは大違い。情けない。

それにしても、上の記事のように、国のトップが、自分の名誉欲のためにのみ動く様は、あまりにも下品。
今日発表があった、日本郵政の豪企業の買収失敗の4000億円のロス、東芝のWH買収失敗の1兆円のロス。これらは自分の名誉欲のために会社を踏み台にした結果。
昔の“めざしの土光さん”が懐かしい・・・。もう日本にはこんな高潔な人は居ないのだろう

しかし、会社のトップは、平社員は何ともしようがないが、国のトップは国民一人ひとりの選挙による積み重ね。
“首相を「増長」させているのは、安定した内閣支持率”・・・
日本国民は、真に政府が目指す「監視社会」「戦争をする国」を希求しているのだろうか?
もし、「ヘエー!知らなかった!」と政権の傍若無人を国民が放置しているのだとすれば、国民は自分たちの無関心さが引き起こした「監視社会」「戦争をする国」を、甘受するしかあるまい。
それが現実になって、初めて「知らなかった・・・」と気付いても、それは“国民が自ら招いた結果”なのだから、自分たちでその責任を取るしかあるまい。

170515yougisya <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月14日 (日)

WIN10にもてあそばれた日(Radikook対応)~MS死ね!?

今日は一日、WIN10にもてあそばれてしまった。(下記は、自分の今後ための備忘録である)
原因はこのニュース。
世界99カ国で大規模サイバー攻撃、ルノーは生産停
世界の99カ国・地域で12日、企業や病院、学校などに対する大規模なサイバー攻撃が発生し、10万台以上のコンピューターが被害を受けた。攻撃には、パソコンを感染させ、復旧と引き換えに300ドルから600ドルの支払いを要求する「身代金(ランサム)ウエア」が使われた。
・・・
攻撃は、マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」のぜい弱性を突いたもの。このバグを悪用するコード「エターナル・ブルー」は、ハッカー集団「シャドー・ブローカーズ」が3月、インターネット上に放出した。・・・
」(ここより)

WINをちゃんとアップデートしていれば大丈夫だったとか・・・
それで少し心配になった。Radikoolでラジオを録音しているPCがWIN10なのだが、これがよくアップデート出来なかった(エラー)と言い出す。
170514win101 それで、昨夜、頑張ってアップデートしてみた。何やら「1607」とかいうバージョンで、いつもより重たい。何度か再起動がかかるというので、昨夜は寝てしまった。それが、夜中にフト目が覚めて、パソコンを覗いたら、エラー。
それが「自動修復」を繰り返して、OSが立ち上がらない・・・。電源SWを長押しして、シャットダウンする以外に方法が無い。
170514win102 Netで「0xc000021a」というエラーコードを検索すると、重病で、お手上げらしい。
幸い、このPCはラジオの録音専用だったので、OSから入れ直すしかないな・・・
探したら、XPのリカバリーDVDが見つかったので、XPの買った状態に戻すか・・。そうなるとラジオの録音ツールは“生き返った”という「radika」しかないか・・・。結局、夜中の1~4時まで頑張ってしまった・・・。

朝になって、そういえば、このPCはwin7の物を買ったんだっけ・・・と本箱を探すと、あった。買った時のwin7のDVDが・・・
それで今朝からwin7の復活作業。これが意外と難物。インストールは成功したが、結論として、win7を入れただけの状態で、電源オプションを「休止」モードにすると、フリーズする事が分かった。
以前の直感で「これはグラフィックドライバーの入れ替えだな」・・・。例によって(ここ)に書いてある通り、「標準 VGA グラフィックアダプター」を「Radeon Xpress 200M」に変更。
予想通り、これで復活。電源オプションも「休止」だけでなく、今まで無かった「スタンバイ」のアイコンも現れた。動きも安定。
しめしめ・・・・。さて「radikool」をインストール。それが「NET Framework」のインストールで手間取った(エラー)。結論は(ここ)にある通り、「Windows 7は.NET Framework 3.5.1が標準搭載されています。 」ので、まず「NET Framework 4.0」をインストールし、その後に「NET Framework 4.5」をインストールしないとダメだった。つまり「完璧にインストールしたい場合は古いバージョンから順にインストールして、正しく削除したい場合は新しいバージョンから順にアンインストールしないとダメなようです。」とのこと。

IE8からIE11へのアップも、まずCHROMEの最新を入れて、それでMSのサイトに行った。既にIE8は相手にしてくれない・・・

「Radikool」の設定は前に書いた通り(ここ)簡単。そのフォルダを他のPCから見るには、フォルダの共有設定が必要。今後のためにメモしておく。

<フォルダの共有設定>
1)共有したいファイルやフォルダー(ユーザー)を右クリックし、[共有] をクリックして [特定のユーザー] をクリックします。テキスト ボックスの横にある矢印をクリックし、一覧でEveryone」をクリックして [追加] をクリックします。(追加された右の「読み取り」を「読み取り/書き込み」に変更。) 右下の[共有]をクリック、「次」へ。

2)「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定」を開き「パスワード保護の共有を有効にする」を「パスワード保護の共有を無効にする」

<スリープから復帰時の、PW省略の設定方法>
「スリープ解除時のパスワード保護」の設定を変更
「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「電源オプション」をクリック。
画面左側にある「スリープ解除時のパスワード保護」をクリック。「スリープ解除時のパスワード保護」→「スリープ解除時のパスワード保護」欄にある、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。「現在利用可能ではない設定を変更します」→「パスワードを必要としない」をクリック。

まあ、そんなことで、WIN10がwin7として復活したのだが、そもそも「1607」って何だ?

170514win10ここ)によると、そもそも「1511」とか「1607」はリリースされた年月らしい。つまり「1607」はもう1年も前の話。それだけに、Netで検索すると、出るわ出るわ・・苦情の嵐・・・
ここ)には「NECやPanasonic等のメーカー製PCでWindows10に対応していない場合も、Windows10をクリーンインストールすることで半ば自作PCのように使える可能性は残されております。
ただし、これまで使えていたメーカーバンドルのソフトやユーティリティ類が使えなくなったり、Windows標準のドライバで動作しない場合、そのデバイスのWindows10 1607~の専用ドライバを各種デバイス供給元からご自身で探してインストールする必要があります。」
という記述・・・。
つまり、自分のように、(キータッチの問題で)XPのdynabookを大事に大事に使っているユーザーは切り棄てられる、ということらしい。
そもそも「1607」へのアップデートを止める手段がない。電源を落とそうとすると、勝手にインストールされ、そのあげく、動かなくなってしまう・・・

実は、我が家には、XPのdynabookのwin7版を買って、WIN10に無料アップデートしたものが、もう1台ある。それも一緒に「Radikool」を設定していたが、見ると案の定、アップデートのために再起動しろとある。仕方が無く、再起動すると、前のダメになったものと同じく時間がかかる。
覚悟して、それもwin7にクリーンインストールするしかないな・・・、と思っていたら「新しいWIN10にようこそ・・・」みたいに、こっちはOKだった。Verを確認すると「1607」になっていた。おかしくなったPCが40G、うまく行ったPCが500Gだったので、HDDの空き容量のせいかな・・・!?

しかし、やはり安定した動きが心配。再起動すると画面が全面オレンジ色になったり・・・。それにwin7で動いていた昔のofficeが、ちゃんと動かない。結局(ここ)の「Windows 10 Anniversary Update から以前のビルド(バージョン)に戻す方法」を見て、「1511」に戻した。
それで、何とかwin7とWIN10の2台の「Radikool」を確保した。
(追:2017/05/17 いつの間にか、勝手に「「1607」にアップデートされていた。幾ら制限をかけてもアップデートはされてしまうようだ。仕方なく手動で「1703」にアップデートした。こっちの方がマシらしいので・・・)

マイクロソフトも、ビル・ゲイツが居なくなって久しい。このような「乱暴」をユーザーに強制する姿勢が自分にはどうも不愉快・・・。
脆弱性という「孔」を塞ぐことが理由だろうが、ユーザーにとっては、メーカーの都合で、どんどんハードが使えなくなっていく。その横暴に、「日本死ね」にあやかって「MS死ね!」と言いたいくらい・・・。今回の世界的なサイバー攻撃も、XPの被害が大きいらしい。いったんリリースした製品は、たくさんもうかっているはずなので、半永久的にメンテナンスすべき。

ともあれ、今度またおかしくなったら、このメモを見て復元しよう・・・・
“win7をあと10年使ってやる”と誓った、“WIN10にもてあそばれた”一日であった。

(関連記事)
NHK「らじる★らじる」のPC録音~「radika」から「Radikool」に乗り換え 

170514netu <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月12日 (金)

「怒りには限界があるが、優しさには限界がない」~妻の若年性アルツの介護~陽信孝さんの話

先日、NHKラジオ深夜便「『短歌に託した妻への介護日記』宮司 陽信孝さん」(2017/05/04放送ここ)を聞いた。
ラジオ深夜便の解説にはこうある。
「4度のがん手術を経験した宮司の陽信孝(みなみ・のぶたか)さん。闘病生活を献身的に170512minaminobutaka 支えていた妻・八重子さんがアルツハイマー病を発症、今度は陽さんが市の教育長として多忙な中、妻の介護にあたることになります。八重子さんが65歳で亡くなるまで4000日にわたった介護の日々や家族愛などを、介護日記に残した短歌を交えてお話いただきます。」(ここより)

少し聞いてみよう。

<NHKラジオ深夜便「『短歌に託した妻への介護日記』宮司 陽信孝さん>

*この番組の全部(42分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

氏は介護の日々を短歌に残し、その本が「八重子のハミング」として出版されているという。
その本の解説にはこうある。
「思いもよらなかった夫婦の同時発病。夫は胃がんが発見され摘出手術。その直後、妻にアルツハイマー病の兆候が見え始めた―。その後、夫は三度のがん手術から生還する一方で、妻の症状には改善の兆しが見られなかった。自らも迫り来る死の影に怯むことなく闘病、そして献身的に妻の介護を重ねる日々…。“三十一文字のラブレター”短歌約八十首を詠み、綴った、四千日余に及んだ老老介護の軌跡。「現代の智恵子抄」とも評された話題の単行本、待望の文庫化。2002年末に他界した愛妻を偲んだ「終章」を補記。」

話によると、氏が52歳のときに胃がんが発見され、そのショックで、当時54歳の妻が若年性アルツハイマー病を発症。普通は8年と言われているが、11年生きて65歳で他界したという。
全体に貫かれているのが、「優しさ」。赤ん坊へ戻っていく妻への、限りない優しさ・・・。
この介護を通じて学んだことが「生きることは逃げないこと」「怒りには限界があるが、優しさには限界がない」だという。
そして何が大変だったというと「優しさを通し続けること」・・・

妻を亡くした話としては、前に歌人・河野裕子氏と夫である永田和宏氏の話(ここ)、及び、作家・城山三郎氏の話を取り上げたことがある(ここ)。

どちらもガンで妻を亡くしたが、どの話も心に残る・・・

しかし家族皆で支える陽家の介護は、とてもマネ出来ない。当時小学校4年生だったお孫さんの作文がそれを語っている。
「バーバはアルツハイマー病です。どういう病気かと言うと段々赤ちゃんに戻ってゆく病気です。もう1歳以下の知能です。一日のほとんどは廊下で一人で遊んでいます。ほとんど分からなくなっています。バーバの薬は優しさ、とおじいちゃんに聞きました。だからバーバに叩かれたり、大切な物を壊されたりしても、だれもバーバを叱る事はありません。私たちはバーバの手を引いて歩いたり、ご飯を食べさせてあげたりします。昔の曲を流すとバーバが笑ってくれるので嬉しくなります。私の家にはヒーババとバーバがいてくれるお陰で、優しさがあります。ヒーババとバーバがいてくれてとても嬉しいです。」

この5月から、映画「八重子のハミング」が全国公開されているという(ここ)。
調べたら、近くの映画館でも上映されるらしいので行ってみようかと思っている。

カミさんに「オレもカミさんがガンになったら、そのショックで若年性アルツハイマー病になるかも・・・」と言ったら、「図々しい!若年性ではなくて、立派なアルツハイマー病でしょ!」

後日、映画を見て、「優しさ」について、考えてみたい。言うまでもなく、自分には“別世界”のことなので・・・

●メモ:カウント~1030万

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2017年5月 9日 (火)

免許更新~高齢者講習~とうとう自分も!

今日は、イヤな通知を受け取ってしまった。「免許証更新のための講習のお知らせ」だってさ!
4650円也の講習を受けないと、運転免許証の更新が出来ないんだって・・・。
自分はまったく高齢者ではないので、そんなルールがあることも知らなかった。
文面を精読した。何かの間違いでは?? そんなバカな~~・・・
170509kourei でも「免許証の更新期間満了の日(誕生日の1か月後の日)の年齢が70歳以上の方で、免許証の更新を希望される方は、免許証の更新手続前に、高齢者講習を、掲載の教習所で受講して下さい。」「○高齢者講習を受けないと免許証の更新はできません。」だってさ・・・

どうも逃げられそうにない。やはり自分は高齢者か・・・
それにしても、不運。ジャスト70歳なので、ギリギリ残念。昨年更新していれば、4年は先に延ばせた!?

内容を見ると「高齢者2時間講習」では、
・運転適性検査(夜間視力・動体視力等の検査)30分
・双方向型講義(座学)30分
・実車指導60分

だそうだ。

通知書の裏に、講習会場が書いてある。一番土地カンのある教習所に行くことにして、HPを見たら、「70歳から74歳の方 5,600円(講習手数料のみ)」とある。
おかしいな。通知には4,650円だ。電話で聞いてみると、こんな事を教えてくれた。
・現在は3時間講習だが、8月12日生まれ以降の人は、2時間講習に改正されて、講習料も安くなる。自分もこれに該当! ラッキー!?
・予約は、今申し込むと6月9日。1ヶ月先でないと予約出来ない・・・
・教官は6人いて、それぞれ3人ずつの予約。一日に9:00、11:20、14:40の3つのコースがある。
・実車指導は、グループで60分。1人当たりでは10分程度。

なるほど・・・・

そもそも「高齢者講習」とは何だ?
高齢者講習
自動車運転免許の更新期間が満了となった時の年齢が70歳以上のドライバーに対し、義務づけられた講習。視力や反射など身体機能が低下していることに加え、認知症の増加で高齢運転者による交通事故が増えており、高齢者本人に自分の運転能力や技能水準を自覚してもらう目的で実施している。対象者は、各都道府県公安委員会の委託を受けた自動車学校などの教習所で受講する。受講時間は約3時間で、受講料は5800円(2013年度時点)。ビデオと講習で交通規則を再確認し、動体視力や夜間視力を測定するほか、実際に車を運転して同乗した指導員から運転技術について助言を受け、危なかった点などについて話し合う。免許更新期間満了の半年前から受講できる。
 高齢者講習は、1980年代後半から全国の運転試験場などで任意参加のかたちで行われてきたが、1997年(平成9)の道路交通法の改正により、更新期間満了時に75歳以上の者に義務づけられ、2001年(平成13)の改正で受講義務が同70歳以上に引き下げられた。高齢者講習はあくまで自分の運転能力を自覚することが目的であるため、不合格はなく、全員に終了証明書が渡される。なお、自分の運転能力が低下していないかどうかを自動車学校で実車走行して採点する「チャレンジ講習」(受講料2650円)を受講して合格した者は、1時間程度の特定任意高齢者講習(簡易講習。受講料1500円)を受講すれば、高齢者講習が免除される。
 また、75歳以上のドライバーには高齢者講習に加えて、判断力や記憶力などを判定する「講習予備検査(認知機能検査)」(約30分)の受講が、2007年の改正(2009年6月施行)で義務づけられた。同検査で判断力が低いと判断された人のうち、免許更新期間満了前の1年間、あるいは更新後に、一時不停止や信号無視などの行為があった場合には、医師の診断を受ける必要があり、認知症と診断されれば、免許取消しや停止処分となる。
 なお、自動車の運転を継続する意思がない場合は、運転免許の自主返納を行う。自主返納者には、本人確認書類として利用できる「運転経歴証明書」が交付される。」(
ここより)

何と20年も前に75歳以上に義務付けられ、16年前に70歳以上に引き下げられてんだって・・・。何と・・・、知らなかったのは自分ばかり也・・・
(もちろん誰でも、安全に名を借りた閑古鳥が啼く自動車教習所への支援策であることは知っているけど・・・)

そして今回更新する運転免許証の有効期限も、優良ドライバーの場合、更新時70歳の人は5年、71歳の人は4年、72歳以上の人は3年だそうだ。
つまり、更新時の年齢に拘わらず、75歳までしか有効ではない。75歳の誕生日に、一斉に全員が適性テストを受ける事になる。
なーるほど・・・
そして、何と「もみじマーク(=高齢運転者標識、シルバーマーク、高齢者マーク、枯れ葉マーク)」も、70歳から他人事では無くなるようだ。曰く・・・
「道路交通法 第七一条の五(初心運転者標識等の表示義務)
170509kourei_mark 3 普通自動車対応免許を受けた者で七十歳以上七十五歳未満のものは、加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。」
「枯れ葉マーク」を付けて走ることになろうとは・・・。
まさに名実共に高齢者の仲間入りだな・・・。トホホ・・・・

話は変わるが、我が家の愛車ヴィッツは、先日車検を通ったので、2019年まではOK。つまり故障が無ければ13年乗ることになる。問題は、その次・・・
当然、自分たちの老化による事故が心配になる。

前に自動ブレーキについて書いた(ここ)。
ヴィッツは、コンパクトで良い車。よって次もヴィッツにしたいが、買い替える時までに、対人の自動ブレーキが装備されるようになっているかどうか・・・
ハイブリッドなどどうでも良いので、何とか対人を実現して欲しいものだ。
とにかく、自分の意識とは別に、自分は“警察も認めた”立派な高齢者なのであ~る!

170509yuujyou <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月 8日 (月)

もはや「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるわけにはいかなくなった?

先日の朝日新聞に、こんな記事があった。
「(異論のススメ)憲法9条の矛盾 平和守るため戦わねば 佐伯啓思
 この5月3日で憲法施行から70年が経過した。安倍首相は3年後の憲法改正をめざすとし、9条に自衛隊の合憲化を付加したいと述べた。私にはそれで充分だとは思えない。
 実際には、今日ほどこの憲法の存在が問われているときはないだろう。最大の理由はいうまでもなく、朝鮮半島有事の可能性が現実味を帯びてきたからである。北朝鮮と米国の間に戦闘が勃発すれば、日本も戦闘状態にはいる。また、韓国にいる日本人の安全も確保しなければならない。果たしてこうしたことを憲法の枠組みのなかで対応できるのか、という厳しい現実を突きつけられているからである。
 2年ほど前に、安倍首相は集団的自衛権の行使容認をめざして、日本の安全保障にかかわる法整備を行った。野党や多くの「識者」や憲法学者は、これを違憲として、憲法擁護をうったえたが、果たして、彼らは今日の事態についてどのようにいうのであろうか。野党も森友学園問題や政治家のスキャンダルや失言にはやたら力こぶが入るようだが、朝鮮半島情勢にはまったく無関心のふりをしている。
     *
 私がここで述べたいのは、現行の法的枠組みのなかでいかなる対応が可能なのか、という技術的な問題ではない。そうではなく、国の防衛と憲法の関係というかなりやっかいな問題なのである。
 戦争というような非常事態が生じても、あくまで現行憲法の平和主義を貫くべきだ、という意見がある。特に護憲派の人たちはそのようにいう。しかし、今日のような「緊急事態前夜」になってみれば、そもそもの戦後憲法の基本的な立場に無理があったというほかないであろう。憲法の前文には次のようなことが書かれている。「日本国民は……平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」。これを受けて9条の非武装平和主義がある。
 ところが、今日、もはや「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるわけにはいかなくなった。ということは、9条平和主義にもさしたる根拠がなくなるということであろう。考えてみれば、日本は、北朝鮮とはいまだに平和条約を締結しておらず、ロシアとも同じである。中国との国交回復に際しては、尖閣問題は棚上げされ、領土問題は確定していない。つまり、これらの諸国とは、厳密には、そして形式上は、いまだに完全には戦争が終結していないことになる。サンフランシスコ講和条約は、あくまで米英蘭など、西洋諸国との間のものなのである。
 しかも、この憲法発布後しばらくして、冷戦がはじまり、朝鮮戦争が生じる。戦後憲法の平和主義によって日本を永遠に武装解除した米国は、常に軍事大国として世界の戦争に関わってきた。しかも、その米国が日本の安全保障までつかさどっているのである。
 こうした矛盾、あるいは異形を、われわれはずっと放置してきた。そして、もしかりに米国と北朝鮮が戦争状態にでも突入すれば、われわれはいったい何をすべきなのか、それさえも国会でほとんど論議されていないありさまである。米国がすべて問題を処理してくれるとでも思っているのであろうか。
 憲法9条は、まず前半で侵略戦争の放棄という意味での平和主義を掲げる。それはよいとしても、後段にある戦力の放棄と交戦権の否定は、そのまま読めば、いっさいの自衛権の放棄をめざすというほかない。少なくとも自衛権の行使さえできるだけ制限しようとする。なにせ戦力をもたないのだから、自衛のしようがないからだ。これが成り立つのは、文字通り、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」できる場合に限られるだろう。そして、そのようなことは、戦後世界のなかでは一度も生じなかった。
 国連憲章を引き合いに出すまでもなく、自衛権は主権国家の固有の権利である。憲法は、国民の生命、財産などの基本的権利の保障をうたっているが、他国からの脅威に対して、それらの安全を確保するにも自衛権が実効性をもたなければならない。つまり、国防は憲法の前提になる、ということであり、憲法によって制限されるべきものではない。
 そのことと、憲法の基調にある平和への希求は決して矛盾するものではない。平和主義とは無条件の戦争放棄ではなく、あくまで自らの野心に突き動かされた侵略戦争の否定であり、これは国際法上も違法である。もしもわれわれが他国によって侵略や攻撃の危機にさらされれば、これに対して断固として自衛の戦いをすることは、平和国家であることと矛盾するものではなかろう。いや、平和を守るためにも、戦わなければならないであろう。
     *
 「平和とは何か」という問題はひとまずおき、仮に、護憲派の人たちのいうように、「平和こそは崇高な理念」だとするなら、この崇高な価値を守るためには、その侵害者に対して身命を賭して戦うことは、それこそ「普遍的な政治道徳の法則」ではないだろうか。それどころか、世界中で生じる平和への脅威に対してわれわれは積極的に働きかけるべきではなかろうか。私は護憲派でもなければ、憲法前文をよしとするものではないが、そう解さなければ、「全世界の国民」の平和を実現するために、「いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」という憲法前文さえも死文になってしまうであろう。
     ◇
 さえきけいし 1949年生まれ。京都大学名誉教授。保守の立場から様々な事象を論じる。著書に「反・幸福論」など」(
2017/05/05付「朝日新聞」p7ここより)

我々のようなノンポリの一般ピープルは、やはり色々な視点からの意見を読む必要があるだろう。そんな視点で、この記事を読んだ。
それで、“朝鮮半島有事の可能性の有無”“憲法改正の議論”を横に置いても、「北朝鮮と米国の間に戦闘が勃発すれば、日本も戦闘状態にはいる。」「ところが、今日、もはや「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるわけにはいかなくなった。」という指摘に対して、どう考えるか・・・

しかし、「北朝鮮と米国の間に戦闘が勃発すれば」という仮定は成り立たないだろう。北朝鮮が戦闘に入るということは、100%北朝鮮が滅びる、つまり金正恩は殺されることを意味している。そんなことは誰が考えても100%起こさないだろう。
そして、そもそも「朝鮮半島有事の可能性が現実味を帯びてきた」のだろうか?
昨日(2017/05/07 8:13)のTBS「サンデーモーニング」で、古田大輔さんがこんな発言をしていた。
「2つの面を考えたいと思うんですけれど、1つ目は皆さんもご指摘の通り情勢は難しくなっているし、流動的で危機が高まっているのは間違いないと。ただ2つ目に考えたいのは、でもその危機を強調しすぎないような行動が求められるな、と思います。ちょうど4月の時に4月危機と叫ばれた時期に、僕はアメリカにいたんですけれど、アメリカにいて日本の報道を見ていると、本当にアメリカが先制攻撃を仕掛けそうだ、みたいな報道が幾つかあったのがすごく気になりました。実際にアメリカにいると全然そういう報道はないんですよね。1つアメリカのテレビ局が特ダネで政府高官が先制攻撃も検討すると特ダネを放ったんですけれども、その特ダネは直後に否定されるんですよね。他のメディアとかトランプ政権自身から。でも日本の報道を見ていると、最初の特ダネの方が翻訳されて伝えられて、否定されたという報道はあまり伝わっていない。そういうところから誤解が生まれていくのではないかということが、ちょっと気になりますね。」

この発言を考えるに、戦前のメディアは、自分の新聞を売らんが為に戦争を煽った、と反省されているが、どっこい今も同じでは?と感じる。
視聴率が取れる話題はセンセーショナルに取り上げ、後で「その後(間違い)」が分かっても、ほおかむり!?

最近、メルマガを申し込んでいる「日刊ゲンダイ」。今日の夕方に届いたメールに「まるで詐欺師の口上 怪しい改憲宣言と薄っぺらな野望」ここ)という辛辣な記事があった。
「・・・「閣僚の不祥事が続出し、安倍首相自身にも森友学園や加計学園の疑惑が降りかかって足元がグラついているので、ここで憲法改正という花火を打ち上げ、国民やメディアの関心をそちらに集めて、スキャンダルを封じ込めようという魂胆でしょう。そうやって目先をそらすのは、いつものパターンですが、憲法改正は時間のかかる大きなテーマです。この問題が議論されている間、安倍首相はずっと脚光を浴び続け、政局の主役でいられると考えているのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)
 スキャンダル隠しに加え、自民党の党是である憲法改正を前面に出せば、党内や支持基盤からの求心力を維持できる。9条改正には反対意見が根強いが、北朝鮮情勢の緊張が高まっているこのタイミングなら、国民の理解を得やすいという計算もあるはずだ。そのために北の脅威を煽ってきたフシもある。・・・」(
ここより)

前に何度も同じ事を書いているが、受け身でマスコミの垂れ流しをただ聞いている自分としては、真実を見極めるのはなかなか難しい。
同じ昨日(2017/05/07)のTBS「時事放談」で浜矩子氏が現政権に対して、「革命を起こさないとダメかな、という思いがひときわ強まっている」「またもや革命的思いが燃え上がるという感じになってきている」と言っていた。
「革命」という言葉まで飛び出すのが今の政治状況か・・・
しかし、逆に今の状況を是としている人もたくさん居る。
両者の話をちゃんと聞かなければ・・・と思いつつ、ついこんな発言が心に残ってしまうエムズ君ではある。

170508otituko <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月 6日 (土)

泣ける感動動画BEST4

今夜、夕食が終わって、テレビをボケーッと見ていたら、カミさんが「そうだ、泣かせるテレビがあった」と録画を見せられた。
今日(2017/05/06)のTBS「王様のブランチ」という番組の「涙活のプロが厳選した泣ける感動動画」ベスト4。
「涙活(るいかつ)」という言葉があるそうで、涙活プロデューサー寺井さんによると、涙活の効果は、「ひと粒涙を流しただけでストレス解消効果が1週間続く。涙活には週末の夜がベスト。ストレスが溜まっている状態の方が泣きやすい。週末号泣することで1週間のストレスがリセットされる。」のだそうだ。
その寺井さんが厳選した4作品がこれ・・・

<MOM'S 1ST BIRTHDAY ママも1歳、おめでとう。 >

<『千葉次郎の挑戦』 >

<ゴミ捨て場で見つかった犬フィオナ>

<THE LAST TRAIN>
働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN|春に退職する駅員へ、終電後の駅で仕掛けたサプライズ。

これらを見て、涙もろいカミさんはまた泣いていた。
自分は・・・?

そもそも、自分は涙を強制されることは大キライ。だから映画などで、ここは泣くシーン、と言われても決して泣かない。強制されるものか・・・と。

泣ける、と言えば、浅田次郎の小説「壬生義士伝」を思い出した。兄貴が盛んに、この小説は泣ける・・・と言っていた。

感動は人から強制されるものではないが、でも感動は良いものだ・・・。
感動の無い人生は空しい。それは分かる。しかし、これらの動画はどうか・・・
決して当サイトが強制するワケではないが、まあそんな話題もあるということで・・・

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2017年5月 5日 (金)

伴久美子・岡本敦郎の「秋の匂い」

今日は、子供の日だという。我が家にはあまり関係は無いが、せめて子供が歌った歌でも聞いてみようか・・・
先日、自分のライブラリを聞いていて、改めてアレッと思った歌がこれ・・・。伴久美子と岡本敦郎の「秋の匂い」という歌である。

<伴久美子・岡本敦郎の「秋の匂い」>

「秋の匂い」
  作詞:サトウハチロー
  作曲:原六朗

秋の夜明けは 夜明けは朝は
しゃくりあげてる つるべの匂い
川の小波 ちぢれる匂い
みみずばれした 手首の匂い
消してさみしい ランプの匂い

秋の真昼は 真昼は昼は
風にコスモス もだえる匂い
はねて泣いてる 小えびの匂い
母のめがねの くもりの匂い
百舌の声きく 野菊の匂い

秋のひぐれは ひぐれは暮は
あるかなきかの けむりの匂い
ゆれるすすきと まつげの匂い
涙おさえた 小指の匂い
笹と時雨の ささやく匂い

この歌の情報はNet上にほとんど無い。Youtubeにも無い。
この歌は、ホームソングとして1955年(昭和30年)の発表だという。童謡歌手の大御所、伴久美子は1942年の生まれというから、この歌を吹き込んだのは、13歳ということになる。
それにしても、例によってサトウハチローの歌詞は、なかなか難しい。そこに物語があるわけでもなく、言葉を紡いで雰囲気を伝える。感性の問題だな・・・

最大9日にも亘る今年の5月の大型連休も、そろそろ終わりだ。我々年金族にとってみると、ただただ外出を避けて、じっとしている期間。近くのビルの工事現場もしっかりと休んでいる。
郵便が来ないな・・・と思ったら、3~5日は3連休で普通郵便の配達は無いのだそうだ。
しっかりと休んでいる業種にくらべ、稼ぎ時とばかりに休日返上で頑張っているサービス業・・・。まあ色々・・・
初夏なのに「秋の匂い」とは季節外れだが、にぎやかな(物騒な)世界の政治情勢のことなど忘れ、こんな別世界に浸るのも、休日ならではの贅沢かも知れない。

170505dekakenaide <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月 3日 (水)

「市民意見広告運動」による意見広告~「憲法70年、未来につなごう」

今日は、70回目の憲法記念日である。
今朝(2017/05/03)の朝日、読売、毎日の各紙に「市民意見広告運動」による意見広告が載っていた。自分もこの意見に賛同する意味もあり、転載したい。

憲法70年、未来につなごう
70年前、 希望は憲法だった
 1947年5月3日、敗戦の混乱と平和への希望が交錯する中で日本国憲法は施行されました。

 戦争は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。 だから、こんどの戦争をしかけた国には大きな責任があるといわなければなりません。(1947年文部省発行 中学年生用社会科教科書「あたらしい憲法のはなし」より)

170503iken1  「満州事変」以来15年にも及ぶ長い戦争の時代が終わった解放感、死の恐怖から逃れた 安堵感は、戦争放棄、戦力の不保持を定めた第9条の精神と重なりました。 この平和主義をはじめ、国民主権、基本的人権の尊重を明文化したあたらしい憲法は人々 の誇りとなりました。(「それは決して単なる〝敗戦の結果”ではなく、積極的な世界政 治理想への先駆なのである」 1947年5月3日讀賣新聞社説より)

 人間がこの世に生きてゆくからには、じぶんのすきな所に住み、(略)じぶんの思うこと をいい、じぶんのすきな教えにしたがってゆけることなどが必要です。(前掲「あたらしい憲法のはなし」より)

 戦争中は、国民の自由な意見や思いを公にすることは制限されていました。戦争に反対 したり、国に不都合な思想や信仰を持ったりするだけで、治安維持の名目により犯罪とさ れることさえあったのです。国のありかたは主権者である国民自身が決める。人は生まれ ながらに、等しく権利を持つ。そして戦争によって殺し、殺されない。これを国の基本姿 勢として憲法で定め、70年前の今日、歩みはじめたのです。

だまるな、 だまされるな、 棄憲は危険!
170503iken2  様々な懸念の中で強行され、その後突然撤収となった南スーダンへの自衛隊PKO派遣、増大 する武器輸出、米軍基地の沖縄への押しつけ、非正規雇用の増大と格差の拡大、親から子 への貧困の連鎖、高齢者の頼みの綱である年金のカット、国民の大多数が反対している原 発の再稼働(毎日新聞2017年3月世論調査・再稼働反対55%、賛成26%)など。 現状は日本国憲法が定める政治とはかけ離れています。
 そのうえ政府は、個人の意思までも処罰の対象とする恐れのある「共謀罪」(組織犯罪処 罰法改正案)の制定や、内閣の独裁につながりかねない緊急事態条項を憲法で定めること まで主張しています。
 国会で自民公明の与党議員が圧倒的多数を占めるなか、強行採決の横行、政府の国会軽視 など、民主主義の危機的状況が続いています。安倍首相は自身が意欲を示している「憲法 改正」を実現するため、衆議院解散の時期をうかがっています。しかし本来、選挙は私た ち国民が主権を行使する手段です。憲法に書かれた日本を実現する政党、政治家を選ぶ大 切な機会なのです。

憲法に書かれた日本を実現しよう!
 もうだまってはいられない、そう考えた私たちは憲法施行70周年を記念する今日、みなさ んに「いま憲法が危ない」ことを訴えるために、この意見広告を掲載しました。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであ つて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維 持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。(日本国憲法前文より)

 こう高らかに宣言した日本国憲法こそ、さまざまな思想、信条、文化をもつ世界の人々と ともに未来を生きる、そのために活かすべき平和の理念です。

この市民意見広告運動は、いかなる政党・政治団体にも属さない市民運動です。毎年、憲法記念日のきょう、全国の人びとが賛同金を出しあい、意見広告を掲載しています。今回の意見広告の賛同者数は11,209人(2017年4月8日現在)です。

市民意見広告運動/市民の意見30の会・東京
代表:野澤信一
〒108-0073 東京都港区三田3-4-17-206
TEL: 03-6435-2030 FAX: 03-6435-2031
Eメール:
info@ikenkoukoku.jp
URL: http://www.ikenkoukoku.jp
[郵便振替口座]口座番号: 00110-5-723920
加入者名 : 市民意見広告運動  」(
ここより)

170503yomiuri まったくその通りである。朝日と読売のデジタル版を覗いてみた。読売は、この全面広告がそのまま載っていたが、朝日が妙だ。この意見広告の11ページが「朝日新聞メディアプロダクション」という会社の全面広告に差し替えられている。

170503asahi紙面とデジタル版が違う・・・。そのような契約になっているのか?
(追:紙面だけの契約の場合、デジタル版がどうなるかは新聞社の判断によるという)

先ほど、こんなニュースが流れた。
「安倍晋三首相は憲法記念日の3日、憲法改正を求める集会にビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と明言した。改憲項目として、戦争の放棄を定めた9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加することと、高等教育の無償化を定めた条文の新設を挙げた。」(2017/05/03付「朝日新聞」ここより)

いよいよ・・である。
一方、憲法改正の国民投票を実施したトルコでは、こんな話題も・・・・・
トルコ、ウィキペディア遮断 改憲決定後、強権措置次々 官僚ら4000人解雇も
 トルコ政府は4月29日、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」の国内からの接続を遮断した。4月16日の国民投票で大統領の権限を大幅に強化する憲法改正が決まった直後から、矢継ぎ早に強権的な措置が打ち出されている。
 政府は遮断の理由について、「トルコがテロ組織を支援している、との誤った主張内容の削除要請に応じなかったため」としている。ウィキペディアの創設者、ジミー・ウェールズ氏はツイッターで「情報へのアクセスは基本的な人権であり、私はトルコの人々とともに権利のために戦う」とのコメントを投稿した。
 また4月29日に発表された政令では、お茶の間で人気のあるテレビのデート番組が禁止とされた。政令は「ラジオやテレビで、人々が紹介されるような番組を許可するわけにはいかない」としている。この番組をめぐっては、政府幹部から「トルコの伝統や慣習と合わない」との発言が出ていた。
 政府は同日、官僚や軍人、警察官など約4千人の公務員の解雇も発表した。
 昨年7月のクーデター未遂事件の後に出された非常事態宣言の下で、政府が「首謀者」とみる在米のイスラム教指導者ギュレン師の信奉者団体との関係が疑われる者を大量に拘束したり、政府に批判的なメディアを閉鎖したりする事態が続いている。
 4月16日に行われた国民投票では、行政権を大統領に集中させることを柱とする改憲の是非が問われた。エルドアン大統領と親イスラムの与党・公正発展党が中心となって賛成派の運動を推進し、賛成票が反対票をわずかに上回った。(イスタンブール=其山史晃)」(
2017/05/01付「朝日新聞」夕刊p2より)

トルコ強権対応 ウィキペディア遮断/デート番組禁止 エルドアン大統領きょう復党
 トルコで大統領が絶大な権力を手にする憲法改正が実現したことを受けて、エルドアン大統領は2日、親イスラム与党・公正発展党(AKP)に復党する。近く党首に選ばれる見通しで、国会への影響力増加は確実だ。改憲決定後、トルコ政府はトルコに批判的な記述の削除に応じないネット上の百科事典「ウィキペディア」への接続を遮断するなど、強権的な対応が目立っている。
 AKP党首のユルドゥルム首相は先月28日、エルドアン氏のAKP復党を発表。21日の臨時党大会で党首に選出される見通し。同氏は2014年夏に大統領に初当選後、大統領の政治的中立性を定める憲法規定に従って離党したが、先月の国民投票で改憲が成立し、復党が可能になった。同氏は与党党首として国会への影響力を確保し、改憲に伴う関連法制整備を一気に進めるとみられる。
 改憲決定後、トルコ政府は強権的な対応を次々打ち出している。先月29日にはウィキペディアについて「トルコがテロ組織を支援しているとの誤った主張について、削除要請に応じなかった」として、トルコ国内での接続を遮断した。トルコメディアは過激派組織「イスラム国」(IS)の記述との関係を指摘。同サイトはトルコを「ISへ国家的支援をしている疑いがある国」に挙げている。
 またトルコ政府は先月29日に出した政令で、大人気のデート番組も禁止した。出演者が所得額や趣味、理想の異性を語り、関心を持って電話した視聴者とスタジオで対面。番組参加者らが2人のやりとりにヤジを入れ、カップルになれるかを決める。
 この番組をめぐっては、クルトゥルムシュ副首相が3月、「我々の習慣、伝統、信仰、文化に適していない。家族制度の高貴性を失わせてしまう」と述べ、政令による「閉鎖」を示唆していた。
 先月29日に出した別の政令では、新たに軍人や警察官、官僚など約4千人を解雇。昨年7月のクーデター未遂事件をめぐり、政府が事件の「首謀者」とする在米のイスラム教指導者ギュレン師の信奉者団体との関連を疑ったとみられる。先月26日には同じ理由で1千人以上を全国で一斉に拘束し、警官9千人以上を職務停止にした。(イスタンブール=其山史晃)」(
2017/05/02付「朝日新聞」p9より)

今まで民主国家と言われていたトルコが、大きく変わりつつある。国民投票も僅差で賛成多数となったが、逆に“僅差で憲法改正反対となり、エルドアン大統領が敗北を認めた”ナンテ言う状況が有り得ないことも容易に想像が付く。つまりは、国民投票の結果も本当なのかどうか疑問・・・

こんなトルコという他山の石があるにもかかわらず、日本の国民は目覚めていない。「テロ等」という言葉だけの“ごまかし”に、見事に引っ掛かっている。国民を騙そうとしていることが大きく報道されているにもかかわらず・・・である。

上の意見広告にもあるとおり、「黙らない」ことが今は重要である。

170503matiawase <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年5月 1日 (月)

保育園入りたい、運動「第二幕」

毎朝、5時には起きては真っ先に新聞を読んでいるウチのカミさん。今朝は、何と新聞に“付箋”が付いていた。つまり、強制的にこの記事を読め!と言うこと・・・

「(政治断簡)保育園入りたい、運動「第二幕」 編集委員・松下秀雄
 「保育園落ちた 日本死ね!!!」ブログが注目を集めて1年余り。この春も保育園の利用を望む親の元に、続々と不承諾通知が届いた。
 この問題を政治や社会に問いかけよう。そんなイベントをのぞいてみた。幼い子の親御さんたちの話から感じられたのは、なかなか理解が広がらない、もどかしさだった。
    *
 与野党の議員も招き、衆院議員会館で話しあった「『#保育園に入りたい』を本気で語ろう」と、ニコニコ生放送で3万人近くが視聴した「みんなの保育の日」(4月19日)のイベント。両方で話題に上ったのが世代の壁だ。
 「保育園に子どもを預けるのは、かわいそう」
 「保育園は、お母さんが働かなきゃいけない、かわいそうな家庭の子が行くところ」
 年配の人を中心に、そんな「昭和」な意識が根強いという。地域や家族の助けを得にくく、母子の孤立が問題化しても、母親が(3年間はだっこし放題で)育てるべきだ、が消えない。いまの子育てに触れる機会が少ないから、という声が漏れた。
 話題は女性の発言権にも。
 「女性がものをいうのは、はしたないと思われる」
 「怒った女が嫌いな、おじさんたち」
 夫唱婦随、長幼の序という道徳を思い出す。その本音は「女こどもは黙ってろ」なのだろうか。そんなの昔の話だと、私のような男性は思っていても、女性はいまも感じていたのか。そういえば「日本死ね」も、言葉づかいが汚いとか本筋から外れた批判をするおじさんたちがいたな。
 さらに、親の多忙の話。
 「小学校に上がるころまでは忙しくて、つらさをわかちあえる人もいなくて、保育園に入れないと『私がだめだったんだ』になっちゃう。『入れないのは自治体のせい』なんて思いもつかない」
 多忙なうちに子は育ち、保育は過去の問題になる。親どうしの連帯も簡単じゃない。
    *
 世代や性別を問わず大人は一人一票、だから公平というのが民主主義の建前だ。けれど投票は民主主義の1パーツに過ぎない。
 社会に問いかける。声を束ねて政治に届ける。幼い子の親にはそのハードルが高い。「日本死ね」や共感する親たちの行動が耳目を集めたのも、ふだんは隠れている声が可視化されたからだろう。
 そのうえ政治家の多くが中高年の男性。夫の役割は稼ぐことと心得ているから、経済成長にばかり目が向く。子育てを妻に任せてきたから、そのリアルがわからない。バランスを欠く政治が待機児童や少子化を招き、次世代を細らせ、経済成長を続けられるかもあやしくなっている。
 だから、二つのイベントの主催者たちは工夫を凝らす。「かわいそう」を拭うため、うらやましくなる保育の実践を紹介する。おじさんにも届くよう、子育て支援への投資は何より経済効果が高いと説く。まわりの人に伝えるだけでも世の中は変わると唱え、参加のハードルを下げる。
 「日本死ね」からさらに先へ。運動をバージョンアップする試みである。」(
2017/05/01付「朝日新聞」p4より)

なかなか“哲学的”な文章である!? 意味深な文章である。
カミさんに「どうして読むの?」と聞くと・・・
「怒った女が嫌いな、おじさんたち」
「女こどもは黙ってろ」
という言葉が、自分(小生)にピッタリなのだという。この言葉で納得したという・・・!?

ふと「そういえば「日本死ね」も、言葉づかいが汚いとか本筋から外れた批判をするおじさんたちがいたな。」を思い出した。
確か国会でも「誰が書いたんだ」というヤジが飛んでいたっけ・・・

人間、価値観が同じでないと、議論が成り立たない。この保育園の問題も、別世界のオジサンが話を聞いても、子育てママの考えていることなんて、とても理解出来ない。そんな問題をも、そんな政治家のオジサンを担がなければ解決しない。
これはとてもツライこと・・・

話は飛ぶが、籠池氏が、先週民進党のヒアリングに参加したという。そこで、また安倍夫人から100万円貰った時の話をしていた。
お付きの人に「席を外せ」とは口では言わなかった。手を、ちょっと外に向かって動かしただけ。それで分かるんですよ。・・・
このようなことを「以心伝心」と言う。だから「席を外せ」とは言わなかった、という夫人の話は多分本当。でも状況はその上を行っている・・・

上の文で「夫唱婦随」という言葉が出て来たが、こんな言葉は、もはや死語では?
今は、発音は同じ“ふしょうふずい”でも、書くと「婦唱夫随」である。
しかし、ウチのような家庭ではそうであっても、国の施策を動かすオジサンの世界は「女こどもは黙ってろ」なんだろうな・・・

先日の北朝鮮のミサイル発射情報で、韓国もビックリの地下鉄の運転見合わせ。あまりの“忖度”に国民もビックリだが、それよりも「バッカみたい・・」と言うか、情けないというか・・・。この“忖度”の感度と、上の保育園問題の感度の差・・・
同じ日本語を話しながら、政治家と一般大衆との理解の遠さに、空しさを感じる話題ではある。

170501doro <付録>「ボケて(bokete)」より

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