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2017年1月 1日 (日)

今日は元旦~福島・高野医院長、火災で亡くなる

あけましておめでとうございます。
170101aisatu 当サイトも、11年目に入りましたが、今年もよろしくお願いします。
ちなみに、この写真はカミさんの筆を少し加工したもの・・・

さて、今朝の分厚い新聞。気になった記事を見付けた。福島の避難区域で唯一診察を続けていた、高野病院の院長の自宅が火災に遭ったという。Netで検索すると、「福島民報」の記事が詳しい。

高野病院長火事で不明 自宅から男性遺体、確認急ぐ 広野
 30日午後10時半ごろ、広野町下北迫、高野病院院長の高野英男さん(81)方から火を出し、木造平屋住宅の一部を焼いた。焼け跡から男性一人の遺体が見つかった。高野さんの行方が分かっておらず、双葉署は遺体が高野さんとみて、福島医大法医学講座で司法解剖し身元の確認を急いでいる。高野さんは東京電力福島第一原発事故後、町内にとどまり入院患者の診療を続けるなど、双葉郡の地域医療を支えている。
170101takano  双葉署の調べでは、高野さんは一人暮らしで出火当時、一人で家の中にいたとみられる。住宅はログハウス風で、ワンルームの造りとなっている。室内南側の燃え方が激しいという。
 高野さん宅は高野病院の敷地内にあり、警備員が火災に気付いて119番通報した。富岡消防署楢葉分署が消火に当たった。双葉署が原因を調べている。
 高野病院には出火当時、102人の入院患者がいたが全員無事だった。
 高野病院は広野町役場から北東に約1キロの高台にある。
震災後避難せず診療
 広野町は原発事故で緊急時避難準備区域に指定されたが、高野病院は寝たきりの患者がいたため、高野さんら関係者は避難せず診療を続けた。
 高野病院の現在の診療科目は精神科、心療内科、内科、消化器内科で病床数は118床。双葉地方で唯一、入院患者を受け入れている。現在、常勤医は高野さん一人で、非常勤医9人とともに医療活動に当たっている。
 高野さんは南相馬市出身、福島医大医学部卒。いわき市で勤務医を経験した後、昭和55年に広野町に高野病院を開業した。
 広野町の遠藤智町長は「高野さんには双葉地方の医療を支えていただいている。大変、心配だ」と語った。
 高野さんが主治医だという広野町の会社社長赤井博道さん(67)は「物静かで勉強熱心な医師。無事でいてほしい」と心配そうに話していた。
今後の診療態勢協議 高野病院や県、町など
 高野さんの行方が分からなくなっていることを受け、高野病院と県、広野町、周辺市町村の医療関係者らは31日、今後の診療態勢などについて協議を始めた。
 高野さんの次女で同病院事務長の高野己保さん(49)によると、9日までは非常勤医と南相馬市立総合病院から派遣される医師が診療を担当するという。
 その後については、病院側と県、福島医大などが対応を検討するという。」(
2017/01/01付「福島民報」ここより)

この81歳の老医師を知ったのは、NHKのETV特集「原発に一番近い病院 ある老医師の2000日」(2016/10/8放送、ここ)という番組を見てだった。

この番組の解説にこうある。
「福島第一原発から22キロ離れた双葉郡広野町の高野病院。院長の高野英男さん(81)は170101takanoisi 現役の医師として診療を続けている。5年前の原発事故で、病院を取り巻く環境は大きく変化した。原発周辺の病院が休止しているため、救急車が殺到。地域医療が崩壊する中、除染など復興作業に携わる“新たな住民”や、原発事故によって居場所を失ったお年寄りたちの最後のとりでとなっている。孤軍奮闘する老医師、その2000日を見つめる。」(ここより)

改めてこの番組を見てみたが、高野医師は歩くのもよたよた。
「本当、この5年は疲れましたよ。歩くとき、時々よろけたりする。あれは今年5年たってからです。急に。もちろん年齢も年齢ですけどね。当たり前なんでしょうけど・・・」
「本当はもっと早く引退したいんですけども、この災害から今までの現状をみると、これはもう一種の義務感みたいなものが加わりましたね。・・・」

という言葉が重い。
テレビを見ると、高野医院長は、タバコを吸っていたので、体の自由がきかないことも合わせて、タバコの火の不始末での出火かも知れない。
あまりの突然の出来事に、「本当にお疲れさまでした」としか言い様はないが、この病院の世話になっている患者の心中はいかばかりか・・・

そして、このような老医師に頼らざるを得ない福島の現状・・・。
もうすぐ6年を迎えるが、まだまだ時間はかかる。

話変わって、今日は元旦。年賀状が来る。
印刷だけの殺風景な賀状に混じって、数行の肉筆が入った賀状もある。今日、それで大発見?があった。
学生時代のある女友だちと、賀状だけは交わしているのだが、今年の年賀状に、こんなコメントがあった。
「いかがおすごしですか?わが家は昨春、娘が結婚してほっとしています。良い年でありますように!!」
一見、何の変哲もないコメントだが、「子供が居たんだ~」というオドロキ・・・!
つまり、さすがに女友だちだと、手紙やメールのやりとりはない。
思い出すと、自分がまだ会社の独身寮に入っていた時に、結婚するという手紙を貰い、それ以来、年賀状だけは交わしていたが、そこに数文字書かれている情報だけがすべて。あれから40数年・・・
その数行には、今まで一切子供のことが書かれていなかったので、当然子供はいないとばかり思っていた。それなのに、娘さんがいて、結婚したという。
賀状は、孫の話が多いが、神秘のベール?が一枚めくられる賀状もあるのである。こちらまで、つい嬉しくなってしまう・・・・!?

今日は暖かく、雲一つない真っ青な空。愛犬との散歩にはちょうど良い日だった。
いつもの日と変わらぬ、元旦ではある。

170101fami <付録>「ボケて(bokete)」より


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