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2016年10月 5日 (水)

交際相手なしの未婚者は、男性7割、女性6割

今朝(2016/10/05)の読売新聞「[論点スペシャル]恋をしない若者たち」という記事によると、交際相手のいない未婚者は男性7割、女性6割に上るそうだ。

「[論点スペシャル]恋をしない若者たち
 恋人のいない若者が増えている。国立社会保障・人口問題研究所の最近の調査では、交際相手のいない未婚者は男性7割、女性6割に上る。「告白して断られるのはいや」「面倒くさい」「一人がいい」。恋愛をためらい、背を向ける若者のつぶやきが聞こえる。なぜ恋をしなくなったのだろう。

「リスクや面倒避ける」…追手門学院大学教授 金政祐司さん
 学生を対象にした調査でも、恋人がいるのが約3割という結果が出ていて、今回の調査結果も、まあこれぐらいだろうと感じた。
 恋愛の重要度が上がったのは、ここ50~60年のことだ。1960年代後半に恋愛結婚の割合が見合い結婚と逆転し、今は9割近い。メディアでは、80年代から2000年前後にかけ、ドラマなどが恋愛をすごく肯定的に描いた。
 今は、家庭内暴力やデートバイオレンス、ストーカーなど、恋愛にまつわる否定的側面も描かれる。それは、いいことでもあって、イージーな交際はいけないという歯止めになる。一方で、恋愛離れの理由にもなる。恋愛のイメージが変わり、恋愛受難の時代だといえる。
 若い人が恋愛をしない理由で、大きいと思うのは、リスク回避の思考パターンと、ほかにやりたいこと、できることの選択肢が増えたことだ。
 若くて「自分が何者か」という確信も自信もない状態で、告白をして好きな人に「ノー」と言われるかもしれないなんて、すごいリスクだ。私の親の世代などを含め、以前なら「リスクを冒さないと欲しいものは手に入らない」と考えたが、最初から目の前に何でもそろっている時代の若者は、あえて取りには行かない。
 恋愛は、相手に合わせたり、妥協をしたり。まさに互いの世界を侵食しあうことともいえるが、そういった面倒な関係も嫌う傾向にある。スマートフォンやゲーム、趣味など、楽しく過ごす方法はたくさんあり、恋愛を回避するのは簡単だ。
 社会的な要請の低下もある。「魅力的なら恋人がいて当たり前」、「ある程度の年齢で結婚して当然」というような。今は個々人の選択だ。解決するなら、環境を変えるしかないだろう。例えば、米国のように、いろんな場面でパートナーと行動する「カップル文化」を育てるとか。
 少子化対策を考える立場からは大きな問題だが、生涯未婚率が増えたのは、恋愛しない人が多いせいではないと思う。昔からそういう人はいて、親戚や近所の人が、「口べただけど、まじめでいい人よ」と世話を焼いた。そういうのが、恋愛に上手にアプローチできない人に働きかける社会システムだった。恋愛がポジティブに語られるあまり、「ラブラブの恋愛あっての結婚」という幻想ができてしまった。見合いのような受け皿が再び幅をきかせなければ、生涯未婚率上昇はおさまらないだろう。
 人の心は、いじれない。それでも本音を言えば、若い人には恋愛をしてほしい。恋愛には、その人の心理的要素が出やすく、「オレはこんな人間だったのか」と気づかせてくれる。
 いきなり理想の人に出会うことは、ほぼありえない。例えば食事に誘われたとき、「恋愛の始まり」と構えて「好みじゃない」と断るのではなく、普通のコミュニケーションとして気軽に出かけてみてはどうか。案外、相手のいいところが見えて恋愛に流れ着くことがある。誘う側も同じことだ。(編集委員 森川暁子)

交際相手なし 急増
161005mikonn  国立社会保障・人口問題研究所が9月に発表した2015年の出生動向基本調査によると、異性の交際相手がいない18~34歳の未婚者は男性69.8%(前回61.4%)、女性59.1%(同49.5%)に増えた。特に18、19歳をみると男性77.3%(同69.9%)、女性68.8%(同59.8%)と高く、「特に交際を望んでいない」との回答も男性32.7%、女性34.9%に上る。」
(2016/10/05付「読売新聞」p11より)

最近は、気温が下がったため、カミさんと愛犬メイ子を連れて散歩に出る。(暑い間は、涼しい6時台にカミさんが一人で連れて行った。)
そこでよくカミさんの友人の娘さんの話が出る。ほとんどが、昔、息子の同級生だった人。カミさんは、昔の子どもを通してのお母さんの付き合いが、未だに続いている。それが、そろそろ40に近くなると言うのに、結婚していない娘さんが多いという。一流大学を出て、ちゃんと社会人をやっているが、結婚や孫の話には無縁らしい。

そんな話の後で、こんな記事を読むと、なるほどな・・・と思う。つまり、日本は今、未婚が当たり前の社会になっていると言う事。
自分も、対策は上の記事のように、「見合いのような受け皿が再び幅をきかせなければ、生涯未婚率上昇はおさまらないだろう。」と思う。
そもそも自分は、どうも「好き」とか「嫌い」とか言う言葉と、結婚というのが結びつかない。「好き」でないと、困るかも知れないが、結婚とは、そんなものとはもっと次元が違うような気がする。具体的には、ウチのカミさんが自分を「好き」かというと、絶対にそうは思えない。それでも40年続いているのは、もっと重い何かがあるのではないか?(物好きとか!?)

話は飛ぶが、さっき、フジテレビで「ザ・ノンフィクション 孤独の後始末 請け負います」(2016/10/02放送)(ここ)を見た。

孤独死、自殺者の部屋の清掃人。そのドキュメンタリーだ。
番組の解説にこうある。
ザ・ノンフィクション 孤独の後始末 請け負います
「もしあなたが亡くなったら…そばに誰かいますか?」都会の片隅で誰も知らずひっそりと亡くなっていく。年々増え続ける“孤独死”はもはや他人事ではない。高江洲敦さん、45歳。孤独死や自殺で亡くなった人の部屋の後始末をする特殊清掃人。これまで3000件以上の死の現場を見てきた。どんなに汚れた部屋でも悪臭を完全に取り除き、100%修復するプロフェッショナルだ。孤独死の現場は古びたアパートの一室が多い。
高江洲さんは部屋の前で、合掌し、防毒マスクをつけるという物々しい装備だ。足の踏み場もないゴミ屋敷と化した部屋の奥には、食べかけの食事。干したままの洗濯物。そして、人型の染み。人の脂が染み込んだ床は、通常の清掃では決して匂いまでは取れない。2013年に放送した番組は世界各地で大きな反響を呼び、数々の賞を受賞。あれから3年…。
前回の放送では伝えきれなかった孤独死の真実とは? 」
(2016/10/02放送)

★この番組はYoutube(ここ)で全編を見る事が出来る。

この作品には、前作があり「特殊清掃人の結婚〜孤独死が教えてくれたこと」(2013/01/20放送)もYoutube(ここ)で全編を見る事が出来る。

もっとも厳しい仕事。しかし誰かがやらなければいけない仕事。この番組は「特殊清掃人」の実態をかいま見る事が出来る。
そして、こんな番組を見ていると、これから益々日本は孤独死が日常化していくのだろうと思ってしまう。
孤独死・・・。本人はこれで終わる。しかし残された遺族や家主にとっては、これは始まり。
誰も望まないが、連れ合いを亡くした老人の一人住まいは現実。そして、急病によって一人で死んで行く可能性は、誰も否定できない。
もちろん、上に書いた「未婚者の増大」は将来の孤独死に確実につながって行く。

そんな意味でも、家族は有り難い存在。
孤独死を避けるため、などとは言わないが、人生を一人で生きることよりも、例え苦労が多くても、家族は良いものだ。
世の未婚者は、「会員制のお見合い事業では、女性は、男性の職業や年収を重視し、希望通りでないと会わない傾向が強い。」などとは考えず、それぞれ薄給でも自活している二人が寄り添う結婚、というのがあっても良いのでは?
少子化を憂うると同時に、我々老人は、人に迷惑をかけずに死ぬ、という終活も、そろそろ考えねば・・・と思わせる番組であった。

161005gaman <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

我が家の長男は三無主義時代の代表格ではないかと思います。無責任、無感動、、無気力、息をするのでさえ面倒というぐらいの横着物。何とか仕事には行っていますが、部屋は二間を占領して足の踏み場もないほどの本とゴミで埋まっています。嫁さんなど貰う気はゼロ、どうしたら楽に暮らせるかに情熱を燃やしているように見えます。根性、我慢、努力が嫌いなのは私譲り、それでも私は恋心だけはいっぱいあったのに、息子はそれもない。どうしてこんな人間になったのか、理解できませんが、学校時代の友人たちもほとんど独身です。日本は滅びると脅威を覚えます。親の育て方が悪かったのでしょうか。もう一度育てなおせたらいいのにと思います。その代り悪いことも面倒なのでやりません。そこだけはホッとするところです。

【エムズの片割れより】
いやいやご謙遜を・・・・
一般論で言うと、とにかく本人に結婚の気持ちが無いようですね。
お金が無いという言い訳をしながら・・・
仕方がないので「自分ではお墓に行けないよ」「両親が逝った後に、君に待っているのは、体液をタタミに染み込ませた孤独死」とでも脅かしましょうか・・・

投稿: 白萩 | 2016年10月 6日 (木) 20:52

先の投稿で横着物と書きましたが、者ではなく全く我が家のために動かないので物なのです。何を考えているのかわかりませんが、死んでしまえば物だと思っているようですから、死後のことなど全く考えていないでしょう。私が死んだら菰に巻いて道路に捨てておくそうです。
話は変わりますが、昨日、振り込め詐欺の電話がありました。健康保険料の還付金をスーパーのATMに振り込むと言われました。電話機に非通知のナンバーが出て居なかったら騙されて大金?を盗られるところでした。キャッシュカード2枚と保険証を持ってくるようにと言われました。時間も指定でした。以前騙された人から詳細な手口は聞いていたのですが、相手のほうが口はうまいですね。自動機の前で掛けよと言われた相手の携帯番号は08024000467 でした。皆様お気を付けください。(余分を書きましたがおお許しを・・・)非通知電話には気をつけてください。

【エムズの片割れより】
我が家でも、前にオレオレの電話があっようです。「**だけど」と言って、次男の名前を語ったとか。その“爽やかな”声を聞いて、カミさんが「プッ」と吹き出したようです。もっとホンモノらしく「ボソボソッ」と言えば、少しは“評価”してあげたのに・・・
“詐欺”君も、電話番号は調べても、話し方までは分からないようで・・・
非通知で、次男宛の電話がときたまありますが、それ以外は残念ながら・・・!
もし掛かってきたら、録音してblogネタにするのに・・・

投稿: 白萩 | 2016年10月 7日 (金) 11:40

私も年収や学歴を重視するよりかは、それこそ「生活力」があるほうが上手くやっていけると思っているんですけどね。
先月、安倍首相はニューヨークでの講演にて「日本の高齢化や人口減少は重荷ではなくボーナス」なんて発言していました。
この発言、よく分からないのは私だけでしょうか・・・?

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161008-00049808-gendaibiz-bus_all
未婚とは関係ありませんが、こんな記事を。
これを読んで、よく分かりました。
新聞やテレビが既得権益まみれということが。

【エムズの片割れより】
なかなか面白い記事ですね。

投稿: マッノ | 2016年10月 8日 (土) 13:39

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