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2016年7月10日 (日)

全国紙と地方紙の比率~「読売」“も”読もうかな・・・

先日、ある雑誌を読んでいたら、全国紙と地方紙について、こんな記事があった。

稼ぐ力は朝日新聞の10倍、通信社とは何なのか
 独自の媒体を持たないが、メディアとしての影響力は大きく、収益性も高い――。
 それが通信社というビジネスモデルだ。国内では共同通信社、時事通信社、ラヂオプレス、東京ニュース通信社が有名どころだ。記者を配し情報収集、取材、執筆まで行い、新聞社や放送局、出版社に販売する通信社は、近年「情報メディア産業」という呼び名が定着しつつある。
 全国紙といっても実際にそのシェアを多数占めているのは全国各地方の地元紙だ。それに記亊を配信しているのが共同通信社などの通信社である。自前で紙媒体こそ持っていないが、メディアとしての影響力は、全国紙が束になってもかなわないと言われている。
 日本ABC協会「新聞発行社レポート普及率」(2015年7月~12月平均)によると、関東では茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川の各都県、関西では滋賀、大阪、和歌山の各府県、中国地方では山口県が、全国紙である読売新聞がシェア1位を占めているに過ぎない。ほかはわずかに奈良県だけが毎日新聞シェア1位となっている。朝日新聞がシェア1位をつけた県はなかった。
 こうしてみると「地元紙=共同通信社」は47都道府県中37都道府県でシェア1位をつけている現状がわかる。・・・・・」(
別冊宝島「新聞凋落!」p60より)

経営の安定をもたらした戦時中の「1県1紙政策」
 国際的に見ると、日本は人口に比べた新聞発行部数が飛び抜けて多い国だ。米国の人口は日本のおよそ3倍だが、新聞発行部数はほぼ同じ。一方、米国には新聞社が1400社ほどあるのに対して、日本では100社前後。1社当たりの発行部数が極めて多いのが日本独特の新聞事情と言っていい。
 経営側からすると、これはありかたいことだ。ただ、この寡占構造は自発的に作られたものではなかった。日本でも1930年代までは1500~1600社ほどの新聞社が乱立していたのである。
 しかし、日中戦争が勃発した1937年に「1県1紙政策」が打ち出された。国家による言論統制である。各地の新聞社が強制的に合併させられ、終戦時には57紙余りとなった。
 しかし、新聞業界にとってこれは僥倖(ぎょうこう)だった。乱立していた新聞社が統合されたため、経営が安定したのである。ようするに、新聞業界は戦中期に国の力を借りて業界再編をやったのだ。現在の日本における新聞業界の構造は、おおむねこの時期に形成されたといっていい。
 この寡占的な状態は、第二次大戦後にも残された。いや、むしろ強化されたといえる。1952年には戦時中に国家統制で行ってきたすべての新聞を1地区・1販売店で配達する「合売制」が、各紙が独自の販売網を持つ「専売制」へと移行した。この専売制、すなわち個別配達制度が高度成長期に新聞経営を上昇気流に乗せた。・・・・」(
同p72より)

各県毎の新聞各紙のシェアは、2012年下半期と少し古いものの、(ここ)が見易い。グラフを見ると、まさにどの県も地方紙オンパレード。
自分は埼玉生まれの茨城育ち、そして大人になってからは東京だったので、地方紙の存在をほとんど知らなかった。準現役のころ、北海道新聞社の仕事に少しだけ関係したため、その時に、初めて地方における地方紙のシェアを知った。

全国紙のシェアについては、(ここ)や(ここ)に詳しい。

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改めて、新聞の現状を“勉強”してしまった。
先の、別冊宝島「新聞凋落!」によると、新聞の斜陽産業化は益々進んでおり、最終的には日経の「一人勝ち」になるという。

まあ現状は現状として、各紙のスタンスについて、自分は“悩んで”いる。
何を隠そう自分は、非常に“影響を受けやすい”タイプ。つまり自分の意見など無く、読む新聞、見るテレビの言葉が、そのまま頭に入ってしまう“病気”に罹っているのである。
最も影響が大きいのがカミさんの言葉だが(!?)、どうも新聞に対して距離を置いて読めず、ついそのまま受け入れてしまう。これは非常にキケンな病状・・・。
この3月までは、朝日と日経を読んでいたが、通勤が無くなった4月からは朝日だけ。つまり、朝日に洗脳されてしまっている。たぶん・・・
よって、自分の左右のバランスを取るため、読売も読んでみようかという気になった。
そして、昨日読売に電話したら、1週間無料で入れてくれるとのこと。それで今日から朝日に加えて、読売も読み出した。
自分にとって、新聞は毎日の楽しみ。それが2紙になると、それだけ新聞に時間を取られてしまうことになるが、やはりノー天気の自分にとっては、バランスは必要。
1週間読んでみて、そのまま読売を読み続けるかどうかは分からないが、付和雷同の自分にほとほと嫌気が差す。でもまあ、(寿命までの)あと10年か20年の付き合い。我慢するしかないな・・・。

●メモ:カウント~910万

160710genjitu <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

私が紹介した書籍を読んで下さって、ありがとうございます。
私も、根底から再編しないと、今後はどうなるか分からないと思います。

http://www.garbagenews.net/archives/1886548.html
http://www.garbagenews.net/archives/1885417.html
https://thepage.jp/detail/20160404-00000006-wordleaf
これらで見ると、読者数が60年前のレベルと同じくらいに落ち込んでもおかしくない状況なんですね。
特に夕刊に関しては、その存在意義はほとんどないでしょう。
速報という意義にしても、今やネットでできますから。
そもそも、「朝・夕刊セット」自体、日本特有のものですから。

販売店ですが、少し詳しく説明すると、特定の新聞社(とその系列)の新聞のみを扱う「専売店」、特定の新聞社の系列に属しながら他紙も扱う「複合店」、その地域の全ての新聞を扱う「合売店」に分かれます。
都市では「専売店」が多いのですが、地方や新興地では「複合店」が多く、過疎地域などでは「合売店」が多いです。
地方紙や、全国紙でも日経は「相乗り」がほとんどです。

投稿: マッノ | 2016年7月10日 (日) 23:17

一応、こちらにコメントしておきます。

http://tv.yahoo.co.jp/program/18512474/
http://tv.yahoo.co.jp/program/18571937/
山笠と祇園祭(前祭)の中継はこちらです。

投稿: マッノ | 2016年7月13日 (水) 01:13

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