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2016年6月26日 (日)

ホルンとピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」を聞く

今日は、ある人に誘われて、「多摩かたつむりの会」の第12回定期演奏会に行ってきた。場所は、武蔵小金井の駅前にある「小金井宮地楽器ホール」。
160626katatsumuri1 今日は、勘違いから始まった。「宮地楽器ホール」というので、楽器屋さんの店先の小ホールだとばかり思っていたら、何と大ホール。八王子のオリンパスホールと同じで、ホールの名前を売ったのだと分かった。
ホールは、7~8割の入りだろうか、たくさんの人。最前列まで人がいっぱい。それに壇上には、椅子が30以上。こんな大規模とは・・・。いやはや失礼しました。

この会は、「ホルンアンサンブル」だという。ホルンだけによる楽団を聞くのは初めて。最初の一音から、まずその音量に圧倒された。それはそうだ。オーケストラでも、ラッパの音は大きい。それが30も同時に鳴るのだから、それは大変な音。
それにしても、音域は大丈夫なのだろか?Netで見ると、ホルンはトランペットやトロンボーンに比べて、音域が広いそうだ。それで単一楽器によるアンサンブルが可能になるのか??

最初は、お馴染みのシベリウスの「フィンランディア」。意外とこの曲はホルン合奏に合う。重々しい160626katatsumuri2 北欧の音。しかし、そもそもホルンの音は、歯切れが悪い。それに目を覚まさせてくれるのが、パーカッション。その歯切れの良い音で、全体が引き締まる。
残念ながら、全体の“アンサンブル”はまあまあ。アマチュアなので仕方がない。
今日のコンセプトは「ジャズ」ということで、コントも交えて、ジャズの解説もあった。

ジャスの演奏の後は、ピアノ独奏が入った、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」。これを聞いて、“来て良かった”と思った。
しかし、最初のホルンの音からして心配になった。大丈夫かな・・と。しかしピアノが入ってからは本格的。ピアニストは、まさにプロである。確実なタッチと、豊かな情感。もちろんミスタッチなど無い。
ホルンとピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」。珍しいので聞いてみよう。

<ホルンとピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」>
(「多摩かたつむりの会」pf:青木里紗)

どの曲もそうだったが、残念ながらホルンの音量に対し、ピアノが負けている。ホルンに負けじとピアノが大音量を出す部分もあるが・・・・。原理的に仕方がないのだが、ホルンがピアノに気を遣って、少し音量を控えてくれると聞き易かったのだが・・・
そして知らなかったが、この曲は、ピアノ演奏が大変に難しい曲なのだそうだ。
貰ったパンフレットにこうあった。
「ピアノ独奏が入るこの曲は、一種のピアノ協奏曲風な雰囲気も持っており、ヨーロッパの160626katatu1 クラシック音楽とアメリカのジャズを融合させた、いわゆる「シンフォニックジャズ」として高く評価された曲である。
 ・・・と書くと聞こえは良いかもしれないが、このピアノがとにかく大変なのである。
(筆者もスコアを見たときに「マジでこれを弾くの!?」と思った)
 今回のソリストである青木さんがこの難曲をどう料理するのか。その一挙手一投足にご注目いただきたい。」

確かに、鍵盤を走る指を見ていると、それは複雑。・・・にもかかわらず、ホルンと違って(失礼!)、このピアノだけは安心して聞いていられた。
このピアニスト、同じく貰ったパンフレットにはこうあった。
「青木里紗
 国立音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻出身。在学中は、ソロコンサートや卒業演奏会に選抜出演。卒業後、ザルツブルク夏期国際音楽アカデミーに参加。
160626katatu2  その後、クラシックに限らず様々なジャンルの音楽に関わりつつ、映画のサントラのレコーディングに参加するなど、楽曲のアレンジもこなす。
 現在、都内各地でのライブ活動、ミュージカル公演でのバンド出演、スクールコンサート、サロンコンサート、クルーザーやレストラン等でのイベント&パーティー演奏の他、ブライダルプレイヤー、ラウンジプレイヤーとしてなど幅広く活動している。
 Vocal&PianoのDUOユニット“fleuge”のメンバー。」

なるほど、やはりプロだった・・・

このような、アマチュアの演奏会は、楽団の関係者ならいざ知らず、我々のような第三者?にとっては、やはり“聞かせ所”は、欲しいもの。つまり今回の「ラプソディー・イン・ブルー」のように、「なるほど・・・」と、うならせる演奏が一つは欲しい。その点では大成功。
しかし、話を繰り返すが、音量のバランスはどうにかならないか・・・
ホルンの演奏者は、皆一生懸命音を出しているのは分かる。しかし会場で聞くと、そのバランスは、非常に大きい。フルオーケストラでも、ブラスが30人もいる事は無いので、幾らピアノ協奏曲でも、これほどの音量の差にはならないだろう。
上の音は、音量を圧縮してピアノの音を大きくしてみたが、ひょんなことで、音量のバランスについて考えてしまった。
併せて、演奏におけるプロとアマの差について、納得してしまった演奏会ではあった。


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