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2016年3月13日 (日)

「希望の牧場」~福島の売れない肉牛にエサを与え続ける牧場

カミさんに「何かブログネタ無いか?」と聞いたら、この絵本を持ってきた。
森 絵都・作、吉田 尚令・絵による「希望の牧場」という絵本だった。

絵本なので直ぐ読める。
この絵本について、Amazonの解説にはこうある。
希望の牧場 (いのちのえほん23)
内容紹介
原発事故後、福島で牛たちの声なき命を守る
この絵本は、福島原発の警戒区域内に取り残された「希望の牧場・ふくしま」のことをもとにつくられた絵本です。
160312kibounobokujyou 「希望の牧場・ふくしま」では、餌不足の問題が深刻化していくなか、今も牛たちを生かすための取り組みが続いています。
東日本大震災のあと発生した原発事故によって「立ち入り禁止区域」になった牧場にとどまり、そこに取り残された牛たちを、何が何でも守りつづけようと決めた、牛飼いのすがたを描きます。
売れない牛を生かしつづける。意味がないかな。バカみたいかな。いっぱい考えたよ。
「オレ、牛飼いだからさ」

出版社からのコメント
闘いつづける「希望の牧場」のすがたを、「悲しみ」ではなく「強さ」をこめて絵本に残せたらと考えました。 ―森 絵都

東日本大震災のあと発生した原発事故によって「立ち入り禁止区域」になった牧場が、福島県の浪江町にあります。
だれもいなくなった町の牧場にとどまり、そこに取り残された牛たちを、何が何でも守りつづけようと決めた、牛飼いのすがたを描きます。

「希望の牧場・ふくしま」では、餌不足の問題が深刻化していくなか、今も牛たちを生かすための取り組みが今も続いています。」(Amazonのサイトより)

この物語?は、現実の話だという。
印象に残る言葉が、「牛飼い」「エサ食って、クソたれて――まいにち、それだけだ」「意味をなくしたのは、牛だけじゃないぜ。」「すべてが意味をなくした。」「売れない牛に、まいにち、エサをやる。」「な、オレたちに意味はあるのかな?」
そして最後の言葉が、
「オレは牛飼いだから、エサをやる。きめたんだ。おまえらとここにいる。意味があっても、なくてもな。」

Netで検索すると、「希望の牧場・ふくしま」(ここ)と同時に、通販生活のサイトに、畠山理仁氏による「決死救命、団結!――希望の牧場・吉沢正巳の訴え」(前編はここ)(後編は ここ)というサイトが見付かった。このドキュメンタリーを読むと、事情が良く分かる。

話は変わるが、先日、テレビのドキュメンタリー番組で、無人化した福島の街の様子を見た。ドローンで撮ったのだろう、空中からの映像には、家の周りからツタの枝が伸び、家全体を、屋根の上のテレビのアンテナまで覆う姿が映っていた。自然の力で、住んでいた家が飲み込まれていく・・・
そして街を闊歩するイノシシの群れ。動物たちの住みかは、無人の家。
それら動物たちは、当然放射能に汚染されている。

現在日本のある地区が、まさに人のは入れない空白の地帯として存在している。そこで、汚染されながらも生き続けている牛たち。肉牛として価値が無くなっても、そして「元農水省の役人からは『動くがれき』とまで言われてしまった存在」でも、エサをやる吉沢さん・・・

我々も今一度立ち止まって、今後の日本の原発を考えてみないといけないな、と思った。
幸いなことに?今朝のTBS「サンデーモーニング」でも言っていたが、“政権の方向に反する判決を出しても、最近の最高裁は、その裁判官を左遷させなくなった”そうなので、少しずつ変わって行くかも知れない。

160313ebi <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

吉沢さんは 国会前でも 地方でも 軽トラにベコを乗せて訴えています。 先日のニュース23 で原発のせいでお父様を失った福島の農家の方が 原発再稼働に対して 「ばっかじゃねえの!この国は」と怒りをあらわにしていました。 10日に参加した 新橋の東京電力本店前の抗議集会でも 被害にあった福島の方が涙ながらにスピーチをしていました。私は残酷なようだけど 福島の方々に 真実の言葉で訴え続けて頂きたいと思いました。私達はその言葉を重く受け止め、考えなければいけないと思うのです。国が隠したがる真実、報道されない真実を伝えてくれる 映画の自主上映もありますが この国は真実を隠して一体どこへむかうのでしょう。  それにしても4月からは ニュースはどこで見たらいいのでしょうか。頼れるのは IWJ だけでしょうか。

【エムズの片割れより】
自分も最近IWJの存在を知り、少しずつ読み始めました。

投稿: エムエス | 2016年3月13日 (日) 23:59

>“政権の方向に反する判決を出しても、最近の最高裁は、その裁判官を左遷させなくなった”そうなので、少しずつ変わって行くかも知れない。

→これは「朗報」ですね。
(って、三権分立からいえば当然のことだけど、しれが信じられなくなっていたので・・。)

【エムズの片割れより】
どうも、あっちこっちで同じような反政権の判決をするので、飛ばす人が多すぎて、最高裁も無視できなくなった??

投稿: Tamakist | 2016年3月14日 (月) 09:12

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