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2016年3月 6日 (日)

「護憲」で本当に勝てるのか~改憲は現実!

今朝の日経新聞で、うなる記事を読んだ。
「(風見鶏)「護憲」で本当に勝てるのか
 写真は60年前、1956年の参院選を報じた日本経済新聞である。違和感を覚えないだろうか。いちばん大きな見出しは「革新派3分の1を突破」。第1党の自民党については「前議席160306gokenn を維持」とあるだけだ。
 当時の読者にはこれで十分だった。この選挙が「3分の2」と「3分の1」を争う戦いであることを誰もがわかっていたからだ。
 その前年、左右社会党の合同と自民党の結党により55年体制が始まる。保守と革新の最初の激突となった参院選の争点は一も二もなく「イコール再軍備」である憲法改正の是非だった。
 自民党が改憲の国会発議に必要な参院の3分の2以上を占めるのか、それとも社会党など革新勢力が3分の1以上の議席を得て阻止するのか。与野党の勝敗ラインはそこに敷かれた。
 この初陣で目標を達成できなかった自民党は続く58年の衆院選でも3分の2に届かなかった。改憲ハードルの高さを思い知り、選挙で憲法を争点に据えることはなくなった。
 今年7月の参院選はそれ以来、久しぶりの憲法決戦になりそうだ。自民党は13日の党大会で採択する運動方針に「憲法改正を行うには衆参両院の3分の2以上の賛成および国民投票における過半数の賛成が必要である」と明記する。
 憲法の規定を復唱しただけではあるが、昨年の運動方針にはなかった表現だ。安倍政権が「3分の2」を強く意識していることが読み取れる。
 安倍晋三首相は1月の年頭会見で「憲法改正は参院選でしっかり訴えていく」と言明した。以降もエンジン全開状態で、今月2日には「私の在任中になし遂げたい」と期限を切った。
 迎え撃つ野党はどうだろうか。民主党の岡田克也代表は「安倍政権のもとでの憲法改正は認めない」と力説する。2月の社民党大会では5野党の首脳クラスが手をつないで共闘する姿勢をアピールした。
 ただ、個々の野党議員に話を聞くと、本当に危機感を抱いているのかと首をかしげたくなることがある。
 「アベノミクス一本やりで3分の2を取っても、改憲が承認されたことにはならない」「自民党は改憲を争点化しないでしょ。勝てないから」
 どの程度訴えれば争点化したことになるのかの判断は難しいが、首相がこれだけ憲法改正に意欲を示していても「死んだふり」と言えるだろうか。
 憲法を争点に据えると自民党が“敗北”するという過去の常識がまだ生きているかも疑わしい。
 改憲勢力とされる自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党合計で参院の3分の2以上を占めるには、7月の参院選で77議席を獲得する必要がある。
 公明党が3年前と同じ11議席、おおさかが仮に5議席を取るとすると、自民党のノルマは60議席前後になる。衆参同日選という追い風があれば、3年前の65議席をも上回るかもしれない。そう考えると改憲勢力がこの夏、3分の2に達しない方が驚きである。
 そのとき、護憲の人々はどうするのだろう。「争点ずらしにしてやられた」とはもう言えまい。国会前デモの写真を振りかざして「こちらが民意だ」となお叫ぶのだろうか。
 「まだ国民投票がある」とは言えようが、安倍首相が(2018年の党総裁任期は延長でクリアし)19年夏に衆院選と参院選と国民投票のトリプル選を仕掛けないとも限らない。
 護憲勢力は自分たちがもはや瀬戸際に追い込まれていることを本当にわかっているのだろうか。(編集委員 大石格)」(
2016/03/06付「日経新聞」p2より)

この記事を読んで、誰もがヤバイと思うのでは?
逆に、あまりに我々は改憲に対して、ノー天気なのかも知れない。

上の記事にあるように、13年の参院選で、自民は65議席の実績。それを、今回は60議席を取ると、3分の2に達する可能性があるという。だから「改憲勢力がこの夏、3分の2に達しない方が驚きである。」!!

もはや国会前でのデモなど関係無い。幾らデモをしても、聞く耳がない首相には届かない。
1603060305asahi 国民が3分の2を与えてくれたのだから、それが民意だ。と改憲に突き進むだろう。
安倍首相は政治の、いや“国民をお手玉に取る”プロである。上にあるように、「19年夏に衆院選と参院選と国民投票のトリプル選を仕掛けないとも限らない。」

もはや、憲法改定は、首相の手の内にある、と思った方が確実。
その現状に対して、国民がどう動くのか?
国民がただただ静観して、テレビで“首相が『してやったり!』と本願を果たす満面の笑み”だけは見たくないのだが・・・

160306tewoagena <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

 エムズの片割れさんが なにをあせっているのかよくわかりません。
 ただし安倍が小ずるい ポピュリストであることには気をつけなくてはいけないとは思いますが。
 「自民党改憲草案」をきちっと読み「反主権在民}「反・平和主義」の内実をおもてに引っ張り出すことができれば,簡単には負けないでしょう。選挙は いい機会になるかもしれません。
 もちろん拱手傍観していい結果を待つなどとは考えていません。いままで経験のない「選挙のお手伝い」もやります。その上で …集会、デモは代議制民主主義の足りないところを補う大切なものと考えます。
 というわけで 3月19日の日比谷野音の集会には・・・・でかけます。

【エムズの片割れより】
自分が憂慮しているのは、世論調査での、現政権への支持率です。先の衆院選も、ある意味、絶好のチャンスでしたが、政府の読み通り、自民の大勝でした。
まあ国民が自民を選んでいるので、仕方がありませんが、今までと違い、現政権の言動は、将来に与える影響があまりにも大きく、看過できません。

投稿: todo | 2016年3月 8日 (火) 22:28

私も3月19日日比谷野音に行きます!!
29日の国会前 戦争法発動反対集会にも行きます!!!
戦争法の廃止を求める統一署名は もうしましたか?

あの顔は見たくありません!!!!

投稿: エムエス | 2016年3月 9日 (水) 01:32

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