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2015年11月21日 (土)

テレビと読書

先日の日経新聞にこんな記事があった。
テレビに垂れ幕 読書し国語力を伸ばす
 この4カ月、部屋のテレビのスイッチをつけていない。見たいとも思わないし、何の不自由もない。
 幼い頃はテレビっ子だったが、高校生の頃から興味を失った。自分が興味がないので、保護者会や個人面談でも容赦がない。
 「食事時やだんらんの時間にいつもテレビがついているような家庭で、読書習慣が身につくはずがありません。国語力を伸ばしたければ、テレビそのものを捨てるのが一番です」
 「ニュースや報道番組もダメですか?」
 「報道されるニュースって、本当に子供に見せたいようなものですか? 子供たちの世界を広げてくれるような内容ですか?」
 「………」
 最近はサウナ室の中にまでテレビがついているため、いや応なしに「見せられる」ことも多いのだが、バラエティー化した報道番組の愚劣さにはあきれかえる。そんな情報はいらない、偽善者じみたコメントなど聞きたくない。でも無理やりにそれを目と耳から詰め込まれる。
 最近は車の中にもテレビのモニターがあるらしいが、そんなものを見なくても、車窓風景を見ているだけで、いろいろな発見があり楽しいはずだと思う。
 もちろん、良質なテレビ番組もあるのだろう。ただ、テレビがいつもついていて当たり前という状況は改善すべきだ。自分の目で何かを発見したり、調べたりすることなく、受動的に玉石混交の情報が無理やりインプットされることは、子供の学力形成と人格形成に有害でしかない。
 「じゃあ、こうしましょう。テレビの前に垂れ幕みたいなものをかけて、必要なときだけそれを上げて見る。リモコンの使用は禁止。必ず録画し、CMなど不要な部分はカットする。いいですか?」
 テレビ関係の仕事をされている方には申し訳ないが、テレビを見ないことが当たり前になっている家庭で育った子は例外なく成績が伸びる。これが長年の塾講師の経験で得た実感だ。(後)」(
2015/11/02付「日経新聞」p18より)

こんな記事を読みながら、前に書いた「中島健蔵の「読書の孤独」~高校の時の教科書より」(ここ)という記事を思い出した。
もう5年も前だ。
確かにテレビは、自分の読書にとっては害・・・。

自分は根っからのテレビ人間。でも、録画した膨大なVTRテープとBLディスクに囲まれても、まるで再生したことがない。つまり、録画してオシマイ。そのうち見るだろう・・・がまるで見ない。それでは録画を止めたら?とも思うが、それが出来ない・・・。録画すると安心なのだろ・・・
ま、我が音楽での“音源を集めるのが趣味”と同じで、自分の趣味はテレビを見ることではなく、“録画すること”なのだろう。

午後10時を過ぎたら、テレビは消して読書、と何度誓ったことか・・・。でもたまに実行してみると、その時間の長いこと・・・。テレビを見ているとアッという間に過ぎて行く時間が、結構長い。
残された人生の時間を有効に過ごすには、まずテレビを消すこと。と分かってはいるのだが・・・

でも少し言い訳をすると、ドキュメンタリー番組は、結構「フムフム」という番組もある。
先日再放送された「映像の世紀」(ここ)の録画を順番に見ているが、第二次世界大戦の日本は、ヒトラーのドイツを同じだということを再々認識する。
どうも日本人は、「原爆での被害者」という顔をしたがるが、ドキュメンタリーで、ヒトラーの領土拡大の野望、そしてそれを熱狂的に支持した国民、そして、侵略と虐殺の姿を見ながら、「一方、太平洋では・・・」と目を極東に向けると、全くヒトラーと同じことを日本はしていたのだ。
本を読むよりも、テレビに映る戦場の侵略した国の屍体は、よほど胸に突き刺さる・・・

話がそれたが、情報のインプット源としてのテレビは否定しないが、その情報の裏打ちだけはキチンとしておきたいもの。幾多の本も出ている。まだ日本は発禁の国までには至っていない。そろそろ危ないが・・・!?

「読書の秋」ではある。

151121jinkei <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

太平洋戦争に突入したのも「アメリカからいろいろと圧力をかけられたから、
それを打開するために仕方なかった」という見方があります。
確かにそういう面もありますが、そうなる以前に解決できなかったものかと思います。
どうも、当時の日本は(言葉は適切か分かりませんが)行動(特に外交)が下手というか・・・
それこそ、日露戦争&ポーツマスのころの外交は上手だったのではと思います。
ただ、日比谷焼打ち事件や太平洋戦争の突入のきっかけは、
マスコミが煽っていたからそうなったわけで・・・

『新・映像の世紀』は第2集ということで、「グレートファミリー」をとりあげましたね。
第一次世界大戦後について討議したパリ講和会議の主役は、
アメリカのウィルソン大統領かと思いきや、実のところは「ウォール街」だったとは・・・
前作の第3集「それはマンハッタンから始まった」でもそういうことが語られていましたね。
戦争のために貸し付けた資金を意地でも回収せんとしたために、
ドイツに対して尋常じゃない賠償金を課すことになってしまうんですよね・・・
(フランスがドイツに対して極度に強硬になっていたのも理由ではありますが)
そのことが、後々にあの戦争へとつながって。
エジソンって、結構負けず嫌いの高圧的なんです。
番組内でもあったように、映画の制作会社に対して特許料をしつこく請求してきたり。
他には、送電で直流にするか交流にするかの議論の際、
エジソンは直流を支持し、そのためにはあらゆる手段を使ったとか。
しかし、交流は変圧が可能で、いろいろと便利ということで直流案は無くなりました。

色々な欲望が渦巻くとロクなことがないということですよ・・・

【エムズの片割れより】
今日(2015/11/30)の日経の「池上彰の大岡山通信 若者たちへ(68)ロシア軍機撃墜 膨張主義は繰り返すのか」でこんな文言がありました、
「・・・ロシアのプーチン大統領は、ロシア帝国時代に権勢を誇ったエカテリーナ2世やピョートル大帝を尊敬していると伝えられます。ソ連が崩壊してロシアになってしまったが、いつかは過去の勢力圏を取り戻したい。中東への足がかりを確保するためにも、シリアのアサド政権を支援する。この野望は、トルコにとって危機の再来です。
 一方、トルコのエルドアン大統領は、最近になって急激に独裁色を強め、オスマン帝国の復活を目指す野心を隠していません。」
我が国の首相も含めて、各国の権力者の野心は、“戦争も辞さない”という危険生をはらんでいるようで、怖いです。

投稿: マッノ | 2015年11月30日 (月) 02:43

そんな昔の「その時期」を懐かしんでも、ねぇ・・・

『新・映像の世紀』第2集を見ての感想の追記ですが、
モルガンは日独伊にも支援していたのに、再び戦争の機運が高まると、
態度を一変させて、急に冷たくなったそうで。
そして、アメリカの戦争公債の発行を一手に引き受けました。
やり方が狡猾というか何というか・・・
それこそ「金が全て」みたいな感じだったんでしょうね・・・

投稿: マッノ | 2015年11月30日 (月) 16:53

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151214-00000544-san-ent
年が明けた瞬間から、一気に放送しますかw
これは凄いw

【エムズの片割れより】
ドキュメンタリーは強い!
加古隆の音楽も素晴らしい・・・・
ついでに、昔の「シルクロード」のデジタルリマスター版も再放送を期待したいです。

投稿: マッノ | 2015年12月14日 (月) 22:59

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