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2015年7月 6日 (月)

老後最大の問題はお金より「孤独」

どうも自分が老齢に向かっているためか、こんな記事が気になる。
老後最大の問題はお金より「孤独」 経済コラムニスト 大江英樹
 非常にショッキングなデータがあります。それは高齢者の犯罪が増加しているということです。ニュースなどでは凶悪な少年犯罪や外国人の犯罪が目立つように思えますが、実際の数字を調べてみると(2014年度犯罪白書)、少年犯罪はピークに比べて3分の1近くに減少しています。外国人犯罪者も2005年にピークを打ってから減少を続け、現在ではピーク時の3分の1以下になっています。
 暴力団犯罪者も薬物犯罪者も着実に減少している中で、唯一、65歳以上の高齢者の犯罪だけが大幅に増えているのです。例えば約20年前の1994年に比べて高齢者の検挙者数は約4倍に増えています。もっと驚いたことに万引き犯の約3割は高齢者、特に女性の高齢者だそうです。一方、男性の犯罪で圧倒的に多いのは暴力・暴行犯でこちらは過去20年間で検挙数は50倍という驚異的な数字になっています。
 たしかに最近はちょっとしたことですぐ大声を上げたり、キレやすくなった老人が増えているような気がします。もちろん高齢化社会になっているわけですから絶対数が増えるのはやむを得ないとしても、この増え方は異常です。どうも我々が考えているようなお年寄り=穏やかでおとなしい社会的弱者というイメージではなくなりつつあるようです。
 15年2月に発刊された「老人たちの裏社会」(宝島社)という本を読んだのですが、そこには想像を絶する高齢者の犯罪が描かれていました。私も14年6月に書いた「定年楽園」(きんざい)という本の冒頭でこの高齢者犯罪の増加に触れたのですが、事態は私が想像する以上になってきているようです。
 なぜこのような高齢者の犯罪が増えているのでしょうか? 理由は2つあると思います。1つは昔と違って最近の高齢者はとても元気だということです。確かに平均寿命が65歳ぐらいの頃(昭和30年代)の60歳と今のように80歳を超えるまで生きる時代の65歳とでは元気の度合いが全く違います。体力もはるかに当時よりは上でしょう。元気があるから犯罪に走るというわけではありませんが、十分な体力があることはその要素の1つといえるでしょう。
 もう1つの理由、これが大きな問題なのですが、孤独なお年寄りが増えてきているということです。これは家族が居るとか居ないとかは必ずしも関係ありません。パートナーがいるにもかかわらず精神的に孤独な人は増えてきています。
 私は3年前に会社を定年退職した後、ひと月ほどぶらぶらとしていた時期がありました。その時に感じたのは、平日の昼間は本当に世の中に居るのはお年寄りばかりなのだな、ということです。自分もその中のひとりであるということに気がつくのにあまり時間はかかりませんでしたが(笑)。
 こうしたお年寄りを見ていると本当に所在なげにしているのです。公園のベンチ、図書館の中、喫茶店の中……。ありとあらゆるところで友達と話をするでもなく本を読むでもなく、思索にふける風でもない、ぼんやりとしたお年寄りが実に多い。そしてその多くは男性です。また時としてこういうお年寄りが駅や図書館などで係員に大声で食ってかかっているところも何度も見ました。
 先日、NHKの番組でも、高齢者の犯罪が取り上げられていましたが、やはりその最大の背景は孤独なお年寄りが増えていると描かれていました。万引きに手を染める高齢者の人も別にお金が無いからというわけではなく、社会との関わり合いを持ちたくてやっているということなのだそうです。これは実に悲しいことです。
 私は老後の最大の問題は「お金」のことより、この「孤独」だと思います。体力もある、お金も持っている、ところが自分の居場所がない、信頼できる家族や友達がいない、というのはとても残念なことです。これからこのコラムでも取り上げていきますが、現役世代の人は将来に向けて、人とのつながりや絆を何よりも大切に考えておいた方がいいのではないでしょうか。」(2015年6月26日付「日経新聞」より)

「身につまされる」という言葉がある。広辞苑を引くと「わが身にひき比べられる。特に、他人の不幸などがひとごとでなく思われる。」とある。
この話は、自分にとって、まさに「身につまされる」話なのである。

図書館にたまに行っても、“ここは自分の席”とでも言うように、お年寄りが、椅子を占拠している。とてもちん入出来ない雰囲気。ショッピングモールに行っても、椅子に所在なげなお年寄りが多い。それは全て男性。
まさに、自分の将来の姿である!?

女性は、たった二人だけで5時間も話せるという。同じ店で、延々と・・・。
男では想像出来ない・・

先日、昔居た会社の同窓会があったらしく、そのスナップ写真が送られて来た。見ると、“元上司”の姿がたくさんあった。
この同窓会、一度だけ行ったことがあるが、それっきり・・・。
言うまでもなく、会社の同窓会では、昔の上司はいつまで経っても上司のまま。そして昔の部下はいつまで経っても部下のまま・・・。
数えてみると、こんな会では、元上司の方が元部下の数よりも圧倒的に多いので、あまり気乗りがしなくなり、そのうち行かなくなる。もう少し時間が経てば、元上司が卒業して行って、元部下が多くなるかと思いきや、そもそも自分よりも年下の人がほとんど参加していない。つまり、このような会は、年の行った人しか参加していないようだ。

老人の孤独を避ける手段のひとつ、同窓会経由での人のつながりも、自分にとってはそんなもの。ましてゴルフなど、別世界・・・

結局、自分にとって孤独を避ける残された手段はただ一つ。
“唯一の親友”のカミさんだけが頼り・・
この友人だけは長生きして貰わねば・・・。ただそれだけを“祈る”この頃である。
(何? 単に“祈る”だけかって?? もちろんムリはいけない! よって、特にそのための“行動”は伴わないのであ~る!)

150706kane <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

こんにちは。

奥様との友情を熱く感じていらっしゃるエムズさん…このくだりを読んで微笑ましく、あるいは羨ましく感じた読者が多いと思います。
かく言う私達夫婦は(少なくとも私は)友情を感じる関係ではありません。どこかライバル意識を感じている同居人かな?同居人ですから「情」を感じていることは否定しませんが、友情じゃないなぁ…。

さて、前置きが長くなりました。
このコラムの著者のようにデータを持っているわけでは全くないので、エラそうなことは言えませんが、私の感覚は少し違います。
すなわち老後最大の問題は「やはりお金」に比重がかかっていると感じています。
拝金思想ではありませんが、私が行っているボランティア活動の場で出会う人たちの苦悩の底にはお金の問題が共通しているように思えます。お金に余裕があれば、気持ちにも余裕が生まれるように私自身も感じています。

え?この考え方って、もしかして…
病院のベッドの上で小銭を数えていた認知症だった母の跡をたどっているのかも。
先日ネットで、軽度認知症(MCI)、プレMCIの患者が1千万人?という記事を読みました。
老後の三大問題はお金、孤独、認知症かもしれません。

【エムズの片割れより】
お金はあるに越したことは無いのですが、それなりにあれば、それ以上のお金は必要ない気がします。億のお金があると(ある訳無いですが・・・)、かえって不幸を招く・・・。特に遺産相続などで・・・
ある程度の余裕がある生活さえできれば、それで良いかも・・・
もっとも、ウチのカミさんは多い方だけ良いと・・・。幾らでも遣えると・・・

投稿: アンディーのママ | 2015年7月 7日 (火) 15:17

孤独もつらいと思いますが、最近同級生がお金を借りに来るようになりました。立派な家に住んでいるのに夫がケチで奥さんに家計費を渡さないのです。友人は不満が溜まってノイローゼ状態になっています。聞く方もつらくなります。もう一人はいきなり来て100万円単位で貸してくれと言うのだそうです。自営の家、専門に回っているのです。先日我が家にも来ましたが、我が家は自営ではないので貸してとは言いませんでしたが、貸してくれなかった人の悪口を散々に言って帰っていきました。返す当てのない人に後期高齢者になった同級生が何百万も貸すわけはないのです。「またくるね」と言われても返事ができません。第一何処に住んで何をしているのかもわからないのです。「貴女の家の収入と返済の明細を書いた書類を作って持ってこないと貸してくれる人はいないと思うよ」と言ってやりましたが、そのうちまた来るのではないかと恐怖を感じています。友人との付き合いも難しいものですね。

【エムズの片割れより】
お金の貸し借りは、友人関係を壊すとは良く言いますが、老後にイヤな話ですね。
他山の石として、自分も充分に気を付けます。(←自分もケチなので・・・。否!!ムダがキライなので・・・)

投稿: 白萩 | 2015年7月 7日 (火) 21:23

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