« 森田童子のドキュメンリー「夜行」 | トップページ | 企業の内部通報制度を考える »

2015年7月26日 (日)

安倍首相の「説得力なくてもOKの答弁法」

先日の朝日新聞の「声」欄にこんな投書があった。
「(声)説得力なくてもOKの答弁法
    弁護士 H.S(東京都 52)
 自分の主張に説得力がないとき、どのように「答弁」すべきか。最終的に数で押し切るつもりなら、次のような方法がある。
 「わざと争点を複雑にする」。争点が少ないとその部分に明確に焦点が当たり、主張が根拠薄弱だと露呈する。争点を多くして、相手の理解が追いつかないように工夫する。多くの法案を束ねて提出するがごとく。
 「わざと的外れの答えを繰り返す」。相手はそこを攻め立てるが、元々的外れの答えなので突かれても致命傷にならない。相手が喜々として攻めている間に、争点を絞りきれずに時間が経過する。堂々巡りは、議論の時間を浪費させるテクニックである。ピント外れの例え話という技も有効。
 「相手を攻撃する」。自分が質問されているのに、逆に相手に質問したり相手の人格攻撃(ヤジを含む)をしたりする技術である。相手が挑発に乗ってくれれば時間を浪費させることができる。
 こうしたテクニックを駆使すれば、議論を何時間しても本質的な争点の理解にはつながらない。もくろみどおり時間切れとなり、議論は数の力で決せられる。お薦めの答弁の仕方である。」(2015/07/23付「朝日新聞」p14「声」より)

なるほど・・・。
安倍首相は、歴代まれに見る頭の良い首相らしい。上記のようなテクニックを駆使して、国会をお手玉に取っている。

話は変わるが、ある男が言っていた。
「日本は、従来の延長線であれば、決して戦争は起こらない国だった。しかし、安倍首相の集団的自衛権によって、大きく戦争に巻き込まれる道にカジを切った。
従来の日本であれば、仮想敵国は北朝鮮や中国。しかしこれらの国が日本に戦争を仕掛けてくるか? それはない。なぜなら、日本に戦争を仕掛けた途端に、相手国は米国になってしまう。米国相手に、勝てると思っている国はない。自国が滅亡することが分かっていながら、戦争を仕掛けることは有り得ない。
しかし今後は違う。中国の艦船とアメリカの艦船が、南シナ海などで偶発的な衝突があったとき、日本が集団的自衛権だと言って、ノコノコ出て行く可能性があるのだ。アメリカから要精もされないのに、“早とちり”をして、ノコノコ出て行く可能性が・・・。そこで日本は争いごとに巻き込まれて行く。
アメリカは決して日本に援助を求めることはない。邪魔なだけ。艦船の小競り合いがあったとしても、アメリカはチャンスとばかりに、相手国に外交攻勢をかけるだろう。そこにノコノコ表れる日本は邪魔以外の何物でもない。よって、幾ら日本が集団的自衛権で出て行こうとしても、アメリカは「必要ない」と言ってくるだろう。しかし、日本が“早とちり”で、参戦してしまう可能性はゼロではない。・・・・」
「それでは、なぜ安倍首相はこだわる?」
「歴史に名を残したい。それだけだろう。そして悪名高い名が残る。」
「首相が、誰かに変わったら?」
「石破くんなど、もっと悪くなる。石破くんは集団的自衛権の全面解禁論者。もっと状態は悪くなる。せいぜい岸田くんが後を継いで、安倍くんが院政を敷くか・・・。
それと、デモなどが盛んになっているが、安倍くんは、デモが盛んになればなるほど自己陶酔に浸っているので始末が悪い。岸元総理の時の安保闘争に状況が近くなるにつれ、やり甲斐を感じているようだ・・・」

これから始まる参院での論戦。
上の弁護士さんの指摘のように、元々論拠がボロボロの安保法制の本丸の議論にならないように、必死に逃げ回っている首相を、うまく捉えることが出来るのかどうか・・・
何とか野党は、高等テクニックの首相の答弁法に負けないで欲しいものだ。

150726tora <付録>「ボケて(bokete)」より


« 森田童子のドキュメンリー「夜行」 | トップページ | 企業の内部通報制度を考える »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 森田童子のドキュメンリー「夜行」 | トップページ | 企業の内部通報制度を考える »