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2015年5月の24件の記事

2015年5月31日 (日)

NHK「見えず 聞こえずとも~夫婦ふたりの里山暮らし~」が心に残る

先日見た、この番組がどうも頭から離れない。よって、ちょっとここに留めておきたい。
2015/05/03放送のNHKスペシャル「見えず 聞こえずとも~夫婦ふたりの里山暮らし~」という番組である。
NHKのサイトの解説にはこうある。
見えず 聞こえずとも~夫婦ふたりの里山暮らし~
京都駅から電車を乗り継ぎ4時間。日本海にほど近い丹後半島の山あいにある小さな集落にその夫婦は暮らしている。梅木好彦さん(68)と妻の久代さん(65)。天真爛漫という言葉がぴったりの久代さんと、いつも微笑みを絶やさない好彦さん。
実は久代さん、目が見えず、耳は聞こえず、言葉を発することもできない。ふたりは互いの手を握り、その動きから手話を読み取る“触手話”によって心を通わせ合っている。そして、美しい自然が残る里山で、田畑を耕し、自給自足に近い生活を営んでいる。
久代さんが視力と聴力を完全に失ったのは51歳の時。以来、深い海の底にいるような音も光もない世界で生きてきた。その後、結ばれたふたり。厳しくも豊かな自然に抱かれた暮らしの中には、“小さな幸せ”が満ちあふれている。
番組では、去年の夏から冬を経て、春を迎えるまでのふたりの暮らしを取材。人にとって“幸せとは何か”を見つめていく。(2015年5月3日放送)」(
ここより)

梅木好彦さんは、高校を卒業した後、武者小路実篤の「新しき村」に参加。集団生活で自給自足を目指し、その後、自分ひとりでミソ醤油から生活に必要な物すべてを自分で作る生活に入った。
しかし40歳を過ぎて「農業だけじゃなくって、人間の生活の中には、食べ物とか衣食住を作っていく喜びとは別に困っている人を助けるいうか、僕らが元気な間は、お互いに助け合う、そういう働きも生活の中で必要だってことが分かってきて」目が見えない人を支える活動に参加。そこで知り合ったのが久代さんだった。」
一方、久代さんは、2歳で耳が聞こえなくなり、父親は手に職を付けるように、和裁を勉強させ、和裁士の資格を取る。22歳で最初の結婚をしたが、30代で離婚。その頃から視力が衰え始め、自殺も2回試みた。
その後、触手話を覚え、ボランティアを始めたばかりの梅木好彦さんと知り合い、結婚したという。

この番組を見て、どう感じるか・・・。我々が住んでいる世界とはまったく価値観が違う。まさにヒューマニズムに溢れる好彦さん。しかも、それを実践している。
一方、久代さんは目が見えず、耳が聞こえないというまさにヘレン・ケラー。ただ違うのは、先天的ではなかったということ。圧巻は、それでもガスコンロを使って料理をするという姿。

それにしても触手話がすごい。まるで普通に話すようなスピードで、好彦さんが通訳している。そして、久代さんの唯一の楽しみが、NHKの朝ドラを触手話で通訳してもらいながら見る(?)ことだという。
この夫婦も、一般夫婦のように、色々な出来事があった。決して順風満帆な生活ではなかった。でもそれらの困難を乗り越え、今の夫婦の姿がある。
まさに、我々凡人とは違う「“小さな幸せ”が満ちあふれている」生活だという。
この番組をみて何を感じるか・・・
もし時間があったら見て欲しい。

ところで、この番組をNetで検索すると。動画がたくさんアップされている(ここなど)。NHKの再放送を待つまでもなく、画質さえこだわらなければ、後から見ることが出来る。これはありがたいこと・・・

自分もテレビ人間ではあるが、その中でも、心に残った番組ではあった。

150531kawaii<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月30日 (土)

人気企業に入れる確率は、難関大学よりも狭き門

先日の日経夕刊の記事。
人気企業、今年なら入れる? 難関大学より狭き門 海老原嗣生
 今年は好景気だから、新卒採用の求人が増えている。こんな話が就活生にも伝わり、気が緩みがちだ。
 さらに、今年からは経団連に加盟する企業の個別面接の解禁が、8月へと大幅に後ろ倒しされた。今の時点では、人気大手企業の多くがまだ面接を行っていない。だから多くの就活生は現実の厳しさにまだ気づいていない。「今年なら、自分も人気企業に入れるのでは」と考えてしまっても、仕方のないことだろう。
 そこで、現実に気づいてもらうために、少々厳しい話を書いておく。
 人気企業にはどれくらいの人が採用されているのか。人気ランキング(日経新聞発表)100位以内の企業(以下「人気企業」)が総合職で新卒者を採用した数は、ここ15年間に限ると少ない年で約1万3000人、多い年だと約2万6000人になる。採用数の詳細を発表する企業(人気企業に限ると、毎年60社弱程度)の平均採用数を100倍して求めた推計数だ。
 万を超える数値をいきなりだされても、多いのか少ないのか、入りやすいのか入りにくいのか、とっさには判断できないだろう。そこで2つのポイントを指摘しておく。
 まず、好景気でも採用人数は不景気の2倍にしかなっていない。5倍や10倍になるわけではない。だからそれほど「広き門」にはならない。
 続いて、一番多い年での採用数2万6000人がどの程度の難関なのかを示す。以下、おおよその数字となるが、大学1学年の入学者は60万人超で卒業者は55万人となる。人気企業の採用数は、5%に満たない規模だ。
 もう少し実感のわく数字を出して比較しよう。世に言われる「超難関大学」に入るのと、人気企業に入るのはどちらが難しいかという比較だ。
 超難関校は、東京大学・京都大学・大阪大学など旧7帝大と早稲田・慶応の2校とする。旧帝大の入学者は約2万2000人。早慶は約1万8000人。合計すると、これら超難関校にも、毎年4万人程度が入学していることになる。対して、人気企業の採用数は好景気でも3万人にも及ばない。
 これでようやく現実が見えてきたのではないか。
 好景気で今年は人気企業に手が届く、というのは現実離れした考えだ。早慶に入るよりもはるかに狭き門だと認識し、気を引き締めてほしい。
(雇用ジャーナリスト)
 えびはら・つぐお 1964年生まれ。長年、雇用問題を追い続けてきた。著書に「なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?」(東洋経済新報社)など。」(2015/05/25付「日経新聞」夕刊p11より)

この記事のポイントは、
・人気企業(人気ランキング100位以内の企業)の最大の採用数は2万6000人。
・大学の卒業者は55万人なので、人気企業の採用数は5%に満たない。
・旧帝大の入学者は約2万2000人、早慶は約1万8000人。これら超難関校に、毎年4万人が入学している。
・つまり、人気企業に入るのは、早慶に入るよりもはるかに狭き門だ。

なかなか説得力のある説明だ。

昔、現役の頃、他の事業部の人を引っ張ろうとしたら、「東大出の**さんと2人パックならOK」という返事が来た。それで、東大出もパックで貰ったのだが、案の定、東大出とは言え、なかなかこの人の活用方法が難しく・・・

結局、人は卒業した学校では評価できない、ということ。
確かに、東大に入るだけの素質や努力は認めることが出来たとしても、それが企業で活用できるかどうかは、分からない。

ふと、1986年に放送されたNHK特集「課長はこうして選ばれる」を思い出した。富士通の課長昇進試験を追ったドキュメンタリーで、これが放送されてから、富士通への応募者が減ったというウワサも・・・

色々な会社で、昇進試験なるものがあるらしい。運良く(?)自分のいた会社ではそれが全く無かったが、だからと言って、問題があるとも思えなかった。
人材を生かすも殺すも企業風土次第。歴史のある大きな会社は、人材を見る人の目はたくさんある。よって、長い目で見れば、恣意的な見方は排除され、間違いは少ない。それが伝統なのだろう。
こんな記事を読むたびに、自分の世代はラッキーだったといつも思う。
たくさんお金を遣って、次世代に貢献せねば!?

150530iine<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月29日 (金)

第二次世界大戦の人口対犠牲者数

先日のNHKラジオ深夜便「ワールドネットワーク」のポーランド・ワルシャワ 岡崎恒夫さんからのレポート(2015/05/25放送)の中で、第二次世界大戦の人口対犠牲者数の話が興味深かった。それによると・・・
・先の第二次世界大戦で、犠牲者数が最も多かったのはソ連で、2700万人。続いて中国、ナチスドイツ、ポーランドの順。
・ポーランドの犠牲者は600万人で総人口に対する犠牲者の割合は17~19%。ソ連は13.8%、中国2%、ナチスドイツ10.4%、日本3.7%、アメリカはわずか0.35%だった。
・ポーランドの戦前の人口は3210万人、残ったのは2610万人、そのうち、ユダヤ人は350万人いたのが、50万人に減った。

これはポーランドの戦勝記念日である5月8日の新聞に載っていた情報だという。
データは、見方によって色々・・・
wikiに「第二次世界大戦の犠牲者」という詳細な記事がある(ここ)。そこには「被害者数の総計は5000万〜8000万人」「当時の世界の人口の2.5%以上が被害者となった」とある。
同じように他の国の数字を拾ってみると、フランスは1.35%、ハンガリー6.35%、イタリア1.03%、フィリピン3.48~6.6%、イギリス0.94%、そして、スイスやトルコは0%。
アウシュビッツでの犠牲になったポーランドの犠牲者が多いのは分かるが、ソ連の犠牲者の絶対数の多さは、改めて認識。

さて、大日本帝国の3.7%をどう見るか・・・
沖縄戦を経験した沖縄だけを見ると、もっとひどい数字になるのでは?と思って調べてみると、1940年の人口は574,579人だという。そして沖縄戦での犠牲者は188,136人で、そのうち沖縄県出身者は122,228人だという。(ちなみに米軍の犠牲者は12,520人)(ここより)
これを割り算してみると、当時の沖縄の人口に対する犠牲者数は37%、沖縄出身者に限ると21%になる。
沖縄に住んでいた人は、5人に1人が亡くなった・・・
ポーランドよりもひどかったわけだ。

その沖縄に、相変わらずの米軍駐留の負担を強いている日本・・・

そして、そんな戦争の苦難を忘れたかのように、戦争法案に突き進む政権・・・。
ニュースで流れて来る国会の論戦の、何と空しいことか・・・
(そして、下記の写真の何とリアルなことか・・・)

150529sensou<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月28日 (木)

お腹がよく鳴るのは健康? 不健康?

先日の「日経Gooday」にこんな記事があった。
お腹がよく鳴るのは健康? 不健康?
  胃と腸には自動的に伸び縮みして中身を掃除する働きがあった!

 シリアスな会議中に突然、お腹がグーッと鳴って、恥ずかしい思いをした…。昼食までまだ1時間もあるのに、お腹がグーグー鳴って困った…。そんな経験をした人も多いのではないだろうか。筆者も取材中に「今は鳴らないでほしい!」と密かに願ったことが何度もある。
 しかし、消化管の動きに詳しい埼玉大学大学院理工学研究科教授の坂井貴文さんは、こう言う。
 「お腹が鳴るのは、とてもいいことなんですよ」
 なぜ、いいのか。坂井さんは次のように説明する。
 「空腹になってお腹が鳴るのは、胃が強く収縮するからです。これは『空腹期収縮』と呼ばれるもので、この収縮が胃で起こると、それを受けて小腸の方でも次々に収縮が起こります。強く収縮することで、中にあるものを絞り出すように先へ先へと運んでいるわけです。そして、このような強い蠕動(ぜんどう)運動の結果、胃や小腸の中が空っぽになる。つまり、グーと鳴るとき、お腹の中では大掃除が行われているのです」(坂井さん)
 なるほど、お腹のグーは「ただいま、お掃除中!」のアナウンスのようなもの。次に入って来る食事を受け入れるべく、お腹の中をきれいにしているのだ。
食事の4~7時間後にお腹は鳴る
 では、なぜあんな音が鳴るのだろう。“グーッ”“グルグル”“キューッ”など、いろいろなバリエーションがある。
 「空腹期収縮が起こると、胃の中にある食べものの残りカスや水分、空気などが激しく撹拌(かくはん)されて、音が生じる。胃のどの部分がどう動くか、中に空気がどのくらいたまっているかなどによって、“音色”は違ってきます。胃の中の状態によっては、空腹期収縮が起こってもグーという音が聞こえないこともあります」と坂井さん。
 なお、小腸でも空腹期収縮のときには、グーとかキュルキュルといった音が生じているが、胃の“大音響”に比べると格段に小さいと考えられる。
 空腹期収縮は、一般に食事をしてから約7時間後に出現すると言われているが、坂井さんらが行った動物実験では、約4時間後に空腹期収縮と同様の強い収縮が確認されたという。
150528_hara 「食事をすると、胃は『食後期収縮』と呼ばれるモゴモゴとした動きを繰り返して、食べものを消化します。消化が進んで胃が空になると、食後期収縮に連続して、キューッと強い収縮が胃に起こる。これを空腹期収縮と呼ぶかどうかは議論の余地がありますが、収縮の強さはまさに空腹期収縮と同じ。もちろん、お腹もグーと鳴ります。例えば、朝食を7時半にとると、昼前の11時半くらいにはもうお腹が鳴って困るということも珍しくない。食事をした後の消化管の掃除は、もしかしたら従来言われているよりも早く始まるのではないか、と考えています」(坂井さん)
十二指腸から出るホルモンが胃をくねらせる
 お腹がグーと鳴って空腹感を覚えても、ちょっと我慢していると平気になる。そして、しばらくするとまたグーと鳴って、「ああ、お腹が空いた!」と感じる。でも、また我慢していると、空腹感はどこかに消えて…。“グー”と空腹感は、いわば波状攻撃でやって来る。これはどういうことなのか。
 「個人差はありますが、空腹期収縮は90~120分間隔で繰り返し起こることが分かっています。このような消化管の運動を調節しているのが、十二指腸から分泌される『モチリン』という名前のホルモンです」(坂井さん)
 モチリンとはなんともかわいい響きだが、ちゃんと由来がある。モチリンのモチは「運動」、リンは「刺激する」という意味。文字通り、胃腸の運動を刺激するホルモンというわけだ。
 モチリンが空腹時に分泌されると、胃はキューッと身をよじるようにして空腹期収縮を起こす。このことを犬を使った実験で初めて詳しく研究したのが、群馬大学医学部教授の伊藤漸(すすむ)さんだった。坂井さんはかつて伊藤さんのもとで助手として研究していたという。
 「モチリンが増えると空腹期収縮が起こって、グーとお腹が鳴り、空腹感を覚える。しかし、しばらくすると血中のモチリンが減るため、空腹感が消えて行く。そして、また90~120分ほどすると、モチリンの分泌量が増えて、“グー”と空腹感が一緒にやって来る。モチリンの血中濃度と胃の収縮は、見事に連動しています」と坂井さん。
 それにしても、なぜ90~120分間隔なのだろうか。坂井さんはこう続ける。
 「我々もそのメカニズムを知りたくて研究しているところですが、まだ謎は解けていません。ただ、90分周期というのは、レム睡眠やある種のホルモンの分泌など、生体ではよく見られるリズム。生体にとっては何か重要な意味とそれを支えるメカニズムがあるのかもしれません」
お腹が鳴っても食事をすぐ取らないのが得策
 ところで、お腹がグーと鳴ったとき、悩むのが「今、食べるべきか」、それとも「空腹感が去るのを待つべきか」だ。坂井さんに聞いてみた。
 「お腹が鳴っているときに食事をすると、空腹期収縮が食後期収縮へとすぐに移行しますから、掃除が中断されることになります。だから、グーッと鳴ったからと言って、すぐには食べない方がいい。せっかくお腹をきれいに掃除してくれているのだから、次の食事までは空腹の状態でいる方が得策です。犬を使った研究では、胃から始まった蠕動運動が小腸の端まで伝わるのに、やはり90分ほどかかることが分かっています。つまり、掃除が一通り完了するには、そのくらいの時間を見ておいた方がいいということです」
 それでも、お腹が空いて、90分も我慢できないこともありますが…。
 「確かに、我慢するのは難しいですね。ならば、掃除は夜、寝ている間に任せるという手もあります。夕食を早めにとり、それ以降は何も食べない状態で朝を迎える。そうすれば、寝ている間に掃除がきれいに終わります」
 坂井さんによると、最近、「小腸内細菌過剰繁殖症(SIBO)」という病状が注目されているという。小腸内によくない細菌が異常繁殖してガスが発生し、腹部の膨満感や下痢などの症状が出る。消化管の運動不全が原因の一つと言われている。
 「空腹期収縮で腸をしっかり動かして、お腹の中をきれいにすることは、このような病態の予防にもつながります」と坂井さんは言う。
 お菓子などをだらだら食べ続けたり、お腹が空いていないのに食事をしたり…。そんな生活を送っていると、“グーの音”も出なくなる。お腹の掃除はとても大事。“グー”と空腹感のある毎日を送ろう!
Profile  坂井貴文(さかい たかふみ)さん
埼玉大学大学院理工学研究科、理学部生体制御学科 教授 」(2015/05/12付「日経Gooday 佐田節子=ライター」(
ここ)より)

お腹が“グー”と鳴るのは、空腹の象徴だが、この記事を読むと、なかなか奥深い。
自分の場合、どうも、気にすると腹が鳴るようなのだ。7時前に朝食を採って、9時からの会議で、よく腹が鳴る。それが何とも具合が悪い。静かな会議室で、“グー”となると、何ともみっともないのだ。これがまた、自分の意志では制御が効かない。
ウチのカミさんも、そんな経験が多いらしく、その時はアメを舐めるとか言っていた。

誰も、自分の体について、経験的にノウハウを持つもの。自分も、こうするとこうなる、というノウハウが幾つかある。一番分かり易いのが、夜、冷たい飲みものを飲むと、次の日、てきめんに下痢になる、という現象。
思い出すと、高校の時に、朝の通学の電車の中で、よく下痢になって困った。後年、それがお袋の作ってくれたカルピスが原因だと分かった。夏、受験勉強をしていると、お袋が氷の入った冷たいカルピスを持ってきてくれた。その次の日が、大変・・・
この因果関係に気付いてから、夜冷たい物を飲むときには、覚悟して飲むようになった。
そして、上の記事にもあるが、自分の場合、夕食後に何かを食べると、胃の調子が悪くなること分かり、夕食後は何も食べない習慣が根付いている。
ただ、水分だけは摂った方が良いかな、と温かい飲み物を飲む。すると今度は夜中にトイレに行きたくなる・・・。なかなかそのバランスが難しい。
しかし、もう70年近くこの体と付き合っている。だから高校時代のように、その因果関係が分からないほど素人ではない。

ピロリ菌退治の反動で発症した自分の逆流性食道炎。最近、毎日薬を飲んでいる割に症状があるため、腹八分目を心掛けている。これはカミさんの協力が不可欠だが、「長寿の秘訣は腹八分目」と言われるように、効果は絶大。なかなか調子が良い。
上の記事ではないが、“腹が良く鳴る”のは良いことらしいので、快食快便に向け、自分の体とはうまく付き合いたいものだ。

150528kao<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月27日 (水)

藤山一郎の「天草の雨は」

藤山一郎の歌は、もう半世紀以上に亘って聞いてきたが、この歌を聞くのは初めて。先日FMで放送していた古関裕而作曲の、藤山一郎が歌う「天草の雨は」という歌である。

<藤山一郎の「天草の雨は」>

「天草の雨は」
  作詞:藤浦洸
  作曲:古関裕而

天草の 雨は寂しや
乳色に けぶり しとしとと
山羊のひとみに たれる雨
沖の薄日で 明日は晴れよ
浜じゃあんぺら もやい船

天草の 雨は悲しや
乳色に 丘も 林も
銀のクルスの くもる雨
鐘の音色で 明日は南風(はえ)よ
娘おませで 思い泣き

天草の 雨はいとしや
乳色に 海は ないどる
むこう雲仙 煙もぬれて
山のつつじの 血のような色を
ひとめ見たさの 思い雨

聞いていて、何か旋律に不思議な不安定さを感じる。歌の構造が、何か・・・
Netで検索しても、この歌の情報はほとんど無い。
福島市古関裕而記念館のHPの、歌手別作曲一覧(ここ)によると、この歌は、1962年(昭和37年)12月発売とのこと。
そして上の音源は、2009年発売の「生誕100年記念 国民的作曲家 古関裕而全集 ~長崎の鐘・君の名は・栄冠は君に輝く~」に収録されているものだという。

確かに古関裕而っぽいが、ヒットする、という感じはあまりしない。だから埋もれてしまったのだろう。

ふと、こんな歌を選ぶFM放送の音楽番組の選曲者とは、いったいどんな人だろう・・・と想像してしまう。
選曲者はジャンル別に分かれているのだろうか・・・。こんな歌を選ぶということは、知っていると言うこと・・・。選曲者の頭の中には、どれだけの曲が入っているのか・・・

昔、子どもの頃、自分の将来の仕事として、“レコード屋”、または“レコード会社の録音技師”という候補があった。いつも好きな音楽を聞いていられる・・・という想像から・・・。
でもこれは勘違い。音楽のジャンルは無数にある。ちょっとくらい音楽が好きだからと言って、それがジャンルをまたいだプロの仕事につながるとは到底思えない。

古関裕而と藤山一郎の隠れた名曲(?)を、自分的に“発見”したつもりだが、それよりも、こんな隠れた歌を放送で流そうと企画した選曲者に思いを馳せた不思議な1曲であった。

150527hehehe<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月26日 (火)

2015年の「サラリーマン川柳」ベスト20

毎年楽しみにしている、第一生命の「サラリーマン川柳」。2015年の人気投票結果が発表になった(ここ)。日経にはこんな記事。
1位は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」 サラリーマン川柳 人気投票
 「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」――。第一生命保険が25日発表した「第28回サラリーマン川柳コンクール」の人気投票結果で、健康をテーマに日本人が昨年受賞したノーベル賞を絡めて自虐的に表現した句が、最多の5501票を獲得し1位に輝いた。
 第一生命によると、この句に投票した人からは「中年の夢です」などと共感の声が多く寄せられたという。
 2位は「湧きました 妻よりやさしい 風呂の声」、3位が「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」で続いた。4位も「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」と、生活の中で妻を観察しユーモアを込めて詠んだ句が上位で目立った。
 「増えていく 暗証番号 減る記憶」が6位。10位に「充電器 あったらいいな 人間用」が入り、思わず感じてしまう年齢による衰えや、日常の疲れを吐露する句も人気だった。
 第一生命は2月に発表した優秀作品100句を対象に、インターネットなどで投票を実施。集まった11万2504票を基にベスト10を選んだ。」(2015/05/26付「日経新聞」P42より)

<2015年「私が選ぶサラ川ベスト20」>
① 皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞(イソノ家)(5501票)
② 湧きました 妻よりやさしい 風呂の声(湘南おじん)(4198票)
③ 妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴(こまさん)(3264票)
④ 壁ドンを 妻にやったら 平手打ち(若ジイジ)(2948票)
⑤ 記念日に 「今日は何の日?」 「燃えるゴミ!!」(FUTA)(2925票)
⑥ 増えていく 暗証番号 減る記憶(なにが正しい)(2587票)
⑦ あゝ定年 これから妻が 我が上司(呼人(よびと))(2449票)
⑧ オレオレと アレアレ増える 高齢化(エビカニ)(2291票)
⑨ ひどい妻 寝ている俺に ファブリーズ(冷てえ!)(2287票)
⑩ 充電器 あったらいいな 人間用(電池切れ)(2222票)
⑪ アナとユキ わたしゃ胃にアナ 医者にユキ(猫介)
⑫ 本当の 子にも孫にも 振り込めず(日本エレキテナイ連合)
⑬ どうやって 禁煙するかで 一服し(本日のハイライト)
⑭ 子は妖怪 嫁も妖怪 俺 限界(彩乃パパ)
⑮ 「ついて来い!」 昔ニッコリ♡ 今「なんで?」(夢想人)
⑯ マヨネーズ カロリーハーフ 倍使う(栗橋Tパック)
⑰ うちの妻 マツコよりも デラックス(掲点肥え)
⑱ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに(下部父)
⑲ スッピンは ダメヨダメダメ ママじゃない(ぬりかべ)
⑳ 来世でね めぐり逢ったら ほっといて(よみ人知らず)

さて、例のごとく、自分の選んだ10句(ここ)と、投票者の選んだ句とのズレを確認してみる。

<自分の選んだ10句の成績!?>
② 湧きました 妻よりやさしい 風呂の声(湘南おじん)
⑦ あゝ定年 これから妻が 我が上司( 呼人(よびと))
⑫ 本当の 子にも孫にも 振り込めず(日本エレキテナイ連合)
⑱ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに(下部父)
(22) 年老いて モトがとれない 飲み放題(ひとり爺(ジ)ッち。)
(29) 里帰り 孫が来るたび 諭吉去り(赤いチャンチャンコ)
(33) 8%(ハチパー)で 暗算できぬ 料金に(年金生活)
(48)「あなた来てー」 唯一の出番 虫退治(レリゴーッ)
(62) リタイヤで 妻の偉大さ 今 わかる(読み人知らず)
(82) パパお願い♪ ゴーストライター 子の宿題(ダラリーマン)

なるほど・・・、ベスト10には2つ、ベスト20で4つ、上位1/3に7つ・・・。まあそれほど世間の感覚と、ずれていないのでは??

でも1位の「皮下脂肪・・・」は、自分にはピンと来ない。3位の「妖怪か・・・」も分からん。4位は「壁ドン」という言葉自体がキライだな・・・
5位の「記念日に・・・」や6位の「増えていく・・・」は分かる。

総じて、新しい流行語には、自分がまったく付いて行っていないことが分かる。特にカタカナに弱い・・・
例えば「ファブリーズ」って何だ??
Netで検索すると「P&Gが世界各国で発売している消臭剤のブランド名」だって!!
そんなの知らねえや! それをウィットとして笑えるのだから、世の中的には有名なブランドなのだろう・・・
11位の「アナとユキ」?? ん? あ!そうか「アナと雪の女王」か・・・。先日テレビでちょと見たが、おじいさんにはとても付いて行けない映画だった・・・
17位の「マツコ」って??・・・・ wikiによると「マツコ・デラックスは、日本の男性コラムニスト、エッセイスト、女装タレント、司会者。体重140kgの巨体に女装するというスタイルでの文筆・芸能活動を開始し、「マツコ・デラックス」の芸名でコラムニストとして幾つかの雑誌でコラムや人生相談の連載を持つ。」とある。
ここに至って、“ダメだこりゃ!”

サラ川の世界も、我々リタイア組からはどんどん遠ざかっていくようで、一抹の寂しさを感じる発表であった。

(関連記事)
2015年の「サラリーマン川柳」入選作 

150526tosaka<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月25日 (月)

比嘉栄昇(BEGIN)の「倖せはここに」

先日、FM放送で、オッと思う歌を見付けた。
比嘉栄昇(BEGIN)が歌う「倖せはここに」である。

<比嘉栄昇(BEGIN)の「倖せはここに」>

「倖せはここに
  作詞・作曲:大橋節夫

秋の夜は更けて すだく虫の音に
疲れた心いやす 吾が家の窓辺
静かにほのぼのと 倖せはここに

星のまばたきは 心の安らぎ
明日の夢をはこぶ やさし君が笑み
静かな吾が窓辺 倖せはここに

静かに静かに 街の灯もきえた
遠い空見てごらん 明日の夢がある
小さな小さな 倖せはここに

何よりも、聞いていて心地よい。そう言えば、前に紹介した、フリオ・イグレシアスの「ラ・クンパルシータ」(ここ)を思い出した。

このギターの響きが何とも良い。CDの解説を読むと「BEGINの考案した和楽器:一五一会」を使っているという。
「一五一会」って何だ??
wikiによると、「一五一会」とは、
「構造はギターに近いが調弦は三線に近い4絃のリュート属撥弦楽器」で、「沖縄県出身の150525ichigoichieバンド・BEGINとヤイリギターが「三線とギターのチャンプルー」として考案・共同開発した、創作楽器。大正琴(1912=大正元年発明)以来約90年ぶりに日本で生まれた創作楽器(電子楽器を除く)とされる」そうだ。
伴奏もそうだが、比嘉栄昇という人の声も、何か落ち着きがあって、しみじみと聞かせる。
もちろんBEGINというバンドがあることは知っていた。しかし「涙そうそう」など、どうも自分は苦手だった。でもFMで聞いたこの曲と「かえり船」だけは、録っておくことにした。

さて、この歌のオリジナルは、言うまでもなく大橋節夫とハニー・アイランダース。
これも聞いてみよう。

<大橋節夫とハニー・アイランダースの「倖せはここに」>

まさにハワイアン・・・。
それに歌詞が非常に優しい・・・。
こんな歌を聞いていると、前に行ったホノルルのヒルトンホテルの庭を思い出す。
もう一度、行けるだろうか??

150525ichoro<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月24日 (日)

「リンパって何なの?」

自分の好きな朝日新聞の「ののちゃんのDO科学」。先日はリンパの話・・・
「(ののちゃんのDO科学)リンパって何なの?
 ■血管から漏れ出た「白い血」
 ののちゃん お母さんが「小顔になりたい」って顔や首をマッサージしてたよ。リンパを流してむくみを取るんだとか。リンパって何?
 藤原先生 成分は血液と似てるけど赤血球がないからほぼ透明で、水にちなむギリシャ語から名がついたの。体のリンパ管の中を流れていて昔は「白い血」とも呼ばれたよ。
 のの リンパ管ってどんなもの?
 先生 体のすみずみまで栄養や酸素を届け、用ずみの成分を回収する「循環系」には、「血管系」のほかに「リンパ管系」があるの。
 のの 二つ目があったんだ。
 先生 まず、血管系は昆虫にも貝にも、多くの動物にあるけど、心臓を出た血液が心臓に戻るまで血管が連続していないことが多いわ。血液は血管から出て細胞の間を巡り、また150524rinpa_2心臓に吸収されるの。でも脊椎動物の血管はつながっているよ。
 のの ということは、血液は血管から外に出ないんだね。
 先生 ただし、赤血球は大きくて毛細血管の壁の隙間を抜けられないけど、他のほとんどの成分は漏れて出るよ。だからこそ血管の外の細胞まで栄養などを届けられるわけ。
 のの その後はどうなるの?
 先生 また毛細血管に吸収されるんだけど、全部は戻り切れないの。それを回収するために脊椎動物の体の中に張り巡らされた排水管が、リンパ管なのよ。毛細リンパ管はしだいに合流し、最後は心臓に近い左右の首の付け根で静脈に流れ込むよ。
 のの 血液は心臓が送り出すけど、リンパはどうやって流れるの?
 先生 リンパ管の腸のような動きで送られたり、体の動きで押されたりして流れるよ。リンパ管には静脈のように、逆流を防ぐ弁がたくさんあるの。
 のの それにしても、排水管って地味な役目だよね。
 先生 ところが、リンパ管は「街道」でもあって、その所々にリンパ節という関所があるの。街道はたくさんの人や物が通るから効果的に見張れるでしょ。有害な物や細菌、がん細胞などが流れて来たらやっつけようと警備してるのよ。
 のの 警備のお侍役は?
 先生 リンパ球という免疫細胞よ。関所破りしようとする菌などと激しい闘いが起きるとリンパ節が腫れ、さわるとグリグリするよ。
 のの あー、あごの下とかね。
 先生 もし警備が破られると、逆にリンパ節ががん細胞の巣になったり、体内に広がるルートとしてリンパ管が利用されたりしちゃうの。
 のの 大変だ!
 先生 だから、がんを取る手術では近くのリンパ管系も取り除くことがよくあるの。でも、大きく取ると排水が滞って重いむくみなどを起こしかねず、注意が必要なのよ。
 (取材協力=宮木孝昌・愛知医大客員教授、犬塚則久・古脊椎動物研究所代表、構成=武居克明)」(2015/05/16付「朝日新聞」e6より)

大きな声では言えないが、実は自分にとって「リンパ」はナゾだった。今まで、幾ら文字で「リンパ」を読んでも分からなかった。
しかし、この図を見て、やっと「リンパ」が理解できた。

そもそも、血液の循環は心臓がポンプなので分かり易いが、リンパには心臓がない。血管とは別のリンパ管系があると言われても、なぜ流れるのかが理解出来なかった。まさに、文字の解説は自分の頭を素通り・・・・
でもこの解説を読んで、やっと分かった気になった。

先日、昔の同僚と会食した際、「胃がんに罹ったけど、胃カメラで治った」とケロッと言っていた。ドックのバリウムで、要検査と言われて、胃カメラを飲んで、変異部を取って検査したら、りっぱな胃がん。それで8日間入院して、その周辺を焼いたとか。
何で8日間も入院するのかと聞くと、8日目あたりに必ず出血するので、その期間が終わるまでは入院なんだとか・・・
聞くと、ピロリ菌も胃カメラで薬を噴射し、別の薬で胃の粘膜をコーティングすると1年位は持つのだとか・・・
なぜ薬でピロリ菌を殺さないのかと聞くと、やはり胃がんの手術と関係しているような話だった。

自分は、2006年4月に薬でピロリ菌を退治した(ここ)。
しかしその後、案の定、逆流性食道炎を発症。良い時期もあったが、このところずっと制酸剤が欠かせない。
医者は「もう胃がんの心配は要らない」とハッキリ言うが、ガンは男性の2/3が罹るという。自分もそのうち「リンパも取りましょう」と言われる日が来るのかも・・・
ま、元気に頑張って欲しい自分のリンパ!!

150524jyousi<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月22日 (金)

世界の「報道の自由度」と「投資の安全度」のマップ~日経・グローバルデータマップより

自分の好きな、日経の「グローバル・データ・マップ」。何と2015/05/11付で終わってしまった!! その最後の記事が、世界の「報道の自由度」と「投資の安全度」の相対マップだった。
新興アジア、汚職が重荷  成長国探し「お国柄」にも目配り
 個人にとっても、企業にとっても、海外への投資には不安がつきものだ。紛争地域に限ら150522global2ず、現地の政治・政策の安定性や治安、産業の発展度合いなどを勘案した「カントリーリスク」への目配りは欠かせない。新興国を中心に根深く残る官僚や政治家の汚職体質は、ビジネスのやりやすさや経済成長のポテンシャルを左右し、報道の自由度は一国の社会の成熟度をはかる目安になる。リスクを慎重に避けつつ、次の成長国をどう見つけるか――有望な投資先を探るには、「お国柄」を見極める多面的な視点が必要だ。」2015/5/11付「日経新聞」より)

先日、「報道の自由度、日本は世界140カ国中61位」(ここ)とい記事を書いたが、このマップを見ると、上の記事と同じデータを使っているため、まさに61位の日本の位置付けが寂しい・・・
「投資の安全度」では先進各国と同じグループだが、「報道の自由度」ではその中で最後進国・・・。投資の安全なAグループでは、後にはシンガポールしかいない。
それに、政治の腐敗度でも、そう自慢できる位置ではない。

日頃、国民は「日本は自由な民主主義の国」だと思って暮らしている。しかし、それは「井の中の蛙」のようだ。
自民党政権の急速な戦前化政策にも見られるように、「報道の自由」は、刻々と悪化の一途をたどっているようだ。
それを止めるためには、何よりも「報道の自由度では全くの後進国」という現実を国民が知ることがその第一歩。
この現実をよく認識したいものだ。

150522yasumi<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月21日 (木)

尺八の音の作り方~尺八演奏家・藤原道山氏の話

もうひと月も前の放送だが、NHKラジオ深夜便「明日へのことば」「尺八で尺八を超える」尺八演奏家・藤原道山(2015/04/23放送)で、尺八の音の出し方について、解説していた。

<尺八の音の作り方~尺八演奏家・藤原道山さん>

尺八の演奏の姿は見たことがあっても、音の出し方が、これほど奥深いものとは知らなかった。
構造は至ってシンプル。単なる竹の筒に、孔が表に4つ、裏に1つ。その5つの、1センチほどの孔を指で1/4単位で開け、それを組み合わせて音を出す(作る)のだという。
よって、尺八ごとにクセがあるので、1本の尺八に慣れるまでに2~3年かかるとか・・・。
そして首を縦に振ると、音程が変わり、横に振るとビブラートがかかるという。
まさに音を一つひとつ作り出すので、演奏が難しいばかりでなく、表現力も多彩であり、怖い楽器だという。
これは文字で読んでも、なかなか分からない。このように音で聞くと、なるほど・・・と思う。

前にも何度か書いたが、自分が楽器は好きだが、何もモノになったものは無い。小学校のときは、ハーモニカの時代だった。これだけは母に教わって得意だったので、小学校5年生の時の学芸会で、「ハーモニカ独奏」という演目を頂き、「荒城の月」を演奏した写真が残っている。佐野先生という男の先生だったが、写真が趣味で、撮っては皆にくれた。それは貴重な写真・・・
大学生の時に、ギターも買ったが、全くダメ。ただただ「禁じられた遊び」を・・・。会社に入ってから、友だちに誘われてエレクトーンを立川のヤマハに習いに行ったが、これもモノにならず。ただ、大学の秋休みに「月光」を独習したのが、せめてもの成果か・・・

とにかく楽器は才能の問題で、努力の問題ではないと思う。
シルバー族も、ヒマを埋めるために、楽器の練習が盛んらしい。カミさんは、ピアノを習ったら・・・というがとてもとても・・
でも、先日アップしたCM(ここ)にあったように、執念で練習すれば、ひとつ位は弾けるようになるかも・・・
でも、ま、尺八は無理だろうな・・・

150521jyousi<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月20日 (水)

C型肝炎の特効薬上陸 1錠6万円、治癒率96%

先日の日経新聞にこんな記事があった。
C型肝炎の特効薬上陸 1錠6万円、治癒率96% 患者助成を検討
 C型肝炎の治療に高い効果があるが、価格も極めて高いことで世界的に注目を集めている新薬が日本に上陸する。厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は13日、米製薬ギリアド・サイエンシズが開発した新薬「ソバルディ」(一般名ソホスブビル)について、保険適用を承認した。1日分となる1錠の薬価は6万1799円だ。
 肝臓がんの原因となるC型肝炎ウイルスの感染者は、国内に200万人程度いるとされる。現在の治療は注射によるインターフェロンなどの投与が主流だが、人によって効果に差がある。
 一方、月内に発売されるソバルディは経口薬で、C型肝炎のうち2割から3割を占める「2型」と呼ばれる遺伝子型の患者に効果がある。日本の臨床試験(治験)では、併用薬と共に12週間投与したところ、96%でウイルスが消失した。
 埼玉医科大学の持田智教授は「飲み薬だけで治療できるようになったのは朗報」と話す。150520kanennC型肝炎の患者は高齢者が多く、手軽さは大きなメリット。インターフェロンで治らなかった患者にとっても新たな治療薬として期待が高まっている。
 課題は価格が高いことだ。中医協はこれまでにない画期的な効果を評価。薬価は治癒に必要な12週間の投与で、併用薬も含めると約550万円かかる。インターフェロンなどによる治療で治癒までにかかる薬価は約220万円で、300万円以上高くなる計算だ。
 日本では国が肝炎治療を助成しており、ソバルディが助成の対象になるかは18日開催の有識者会議で議論される見通し。助成対象となった場合、患者の負担は高くても月額2万円で済む。ただ、国の社会保障費の観点からは、仮に50万人の患者が利用すると薬剤費だけで2兆円を超えてしまう。
 既にソバルディの販売が始まっている米国での薬価は1錠1200ドル(約13万円)、英仏では7万円前後。医薬品の費用対効果に詳しい国際医療福祉大学の池田俊也教授は「一見高額だが、肝臓がんになった際の医療費を考えると高いとは言い切れない」と話す。」(2015/05/14付「日経新聞」p3より)

身近に肝炎の人がいないので、良く知らないが、Netで見るとC型肝炎は輸血などで感染するらしい。そうか、大阪の叔母は、出産の時の輸血で肝炎のキャリアだと言っていた。
しかし、この薬は3ヶ月の治療で、96%が治るという。

特効薬と、その価格の問題。
命が、お金との取り引きになってしまう話だが、どう考える??

こんな話を思い出した。
前に、「氷点」の三浦綾子さんの夫の三浦光世さんが、テレビのインタビューで、若いときに発症した結核が、兄が手に入れてくれた(たぶん)ストレプトマイシンで治った、と言っていた。それが見る見るうちに良くなって・・・と。
戦後、米国からもたらされた結核の特効薬。それを飲めば治る。飲まなければ死ぬ・・・
結局、お金とチャンスがある人は、命を長らえることができる。逆に、お金が無い人は、運命と思って命を諦めるしかない・・・
しかし、世界的には、それが日常の話・・・。
病と貧困から、亡くなっていく人が沢山いる・・・

この話題も、その視点から見ると、贅沢な話なのかも・・・
でも、もしそれが家族だったら、家を売っても飲むかも知れない・・・??
「もうそんな薬は、自分には必要ない。若い人にあげて」と言える日はいつなのだろう?

150520dorobo<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月19日 (火)

マイナンバー、どう考える?

最近、マイナンバーについての記事が多くなってきた。先日こんな記事があった。
マイナンバー、そんなに心配?
使いこなすのは国民自身 編集委員 大林尚
 4年前の初夏。仙台で聞いた奥山恵美子市長のひと言が耳に残っている。「共通番号があれば、どんなに助かったか」
 東日本大震災の発生から間もない市内は、沿岸部の爪痕が生々しかった。市長の念頭にあったのは、あの津波で一切合切が流されてしまった病院から、命からがら避難所に逃れてきた高齢の入院患者たちだ。
 避難所を回って被災者の健康管理にあたっていた医師からも、同じ訴えを聞いた。「慢性疾患をいくつも抱えたお年寄りは、薬の飲み合わせが大切なのに自分の薬の名前を覚えていない人が少なくない。先生、赤いカプセルでしたと言われても、カルテも処方箋もなければお手上げです」
 助かった命が再び危険にさらされる。共通番号からカルテをたぐり寄せられるようにしておけば、二次災害は防げたはずだ。
 この秋、日本に暮らす1億2700万人は、市区町村から12桁の番号を知らされる。一人ひとりに固有の社会保障・税共通番号だ。年明けには、この番号を記したICカードをもらう。費用は税金でまかなう。
 共通番号はまだ民主党が政権を握っていたときに制度を設計し、曲折を経て自民党なども賛成して成立した法律に基づく。菅政権がつけた愛称「マイナンバー」を使い続けることに安倍政権は難色を示したが、ほかにピッタリくる名も思い浮かばず、そのままにした。
 マイナンバーは何のためにつけるのか。
 番号からたぐり寄せられる医療情報は当面、予防注射やメタボリック健診の記録にとどめるようだ。被災地の訴えむなしく、肝心要のカルテや処方箋は番号とつながずに動き出す。
 カルテとの接続に反対する日弁連などの声を突き詰めると、こうなる。「最も機微にふれる情報を他人がのぞき見たり悪用したりするのを防ぎきれない」
 そうだろうか。番号制度の活用について世界最先端を走るバルト海沿岸の小国エストニアへ飛んだ。
150519mynumber 国是は番号制度を媒介にしたIT(情報技術)の革新で成長を促し、人びとの暮らしの質を高める「eエストニア」だ。インターネットを介したテレビ電話、スカイプはこの国で生まれた。イルヴェス大統領自らがITの権威である。
 首都はタリン。世界遺産になっている歴史地区の一角に建つビルに経済通信省が入っている。eエストニアの司令塔だ。国家情報システム局長アエト・ラヘさんが自らのICカードを読み取り機に差し込み、パソコンで実演してくれた。
 「まず税の申告。所得税の還付は5クリックで済みます。書類は使いません」
 前提になるのが税務署への情報提供だ。住宅融資の残高、娘さんのダンス教室の受講料など税額を決めるもとになる情報を税務署に知らせるのは、ラヘさんの許可を受けた銀行やダンス教室である。
 「私は税務署に届いた情報が正しいかどうかを確認してOKするだけ。還付額や追加納税額は自動計算され、それで終わりです」
 政府が用意したポータルサイトから個人の医療情報のページに入ると、処方された薬の一覧などが確認できる。教育、住宅・土地取引、会社設立の手続きも、このサイトが起点になる。2005年には選挙の電子投票が解禁された。スマートフォンでも操作できる。
 同国の電子手続きの普及率は、銀行取引99%▽所得税の申告95%▽国勢調査の回答66%▽国政選挙30%――。すべてのカギは一人がひとつ持つ番号だ。その番号は意外にも公開されている。番号それだけではただの番号にすぎず、カードと厳重なパスワードがそろわないと用を成さない。
 ラヘさんに疑問をぶつけてみた。「日本人はカルテとつなぐことへの危惧が強いのを、どう思いますか」
 再びパソコン実演。医療情報のページに載っているラヘさんのレントゲン写真を、どの病院の何科の医師や看護師がいつ、どんな目的で見たか、記録が残っていた。もし心当たりのない閲覧者を確認したときは、強い権限を持つ第三者機関に調査を申し出る。
 じつは日本政府が17年に開設する個人サイト、マイポータルは似た仕組みを持つ。マイナンバー関連の情報をどの役所がいつ、誰とやり取りしたかを番号の主に知らせる機能だ。だが内閣府の世論調査によると、この機能を知っている人は4%にも満たない。
 「紙のカルテはコピーや盗み見されても記録が残りませんよね。安心できるのは、どちらでしょうか」
 eエストニアは疾風迅雷だ。同国政府は昨年、外国人にエストニアへの電子居住を認めた。登録した外国人は海外に居ながら同国での起業が可能になった。
 まだある。つねに隣国ロシアの軍事脅威にさらされているエストニアは、万が一の事態に備え、データ大使館の構築を始めている。国土が侵略されても国家を維持するために政府機能を電子化して世界のサーバーに分散させ、いざというときは電子上で行政を執行する構想だ。ウクライナ危機を思うと、あながち取り越し苦労とも言い切れまい。
 大震災を経験した日本人も、危機はときに政府機能を麻痺(まひ)させると知った。なのにそのマイナンバー論を聞くにつけ、周回遅れの感を強くする。」(2015/05/11付「日経新聞」p4より)

情報の漏れが心配されているマイナンバー。でも、自分はメリットが大きいような気がする。

先日、カミさんがある役所に手続きをしたら、先日亡くなった義母の、既に出してある「除籍謄本」に加えて、「改製原戸籍」と「戸籍謄本」を持ってくるように言われた。
一人の戸籍だった義母は、もう戸籍謄本は取れずに、除籍謄本になるのでは?と思って、市役所の戸籍担当に問い合わせると、やはり戸籍に生きている人がいない場合は、戸籍は無くなって除籍謄本になると言う。それで、その旨、役所に連絡すると、「いや、戸籍謄本が取れるはず。事情を説明して取って下さい」とのこと。
板挟みになったので、市役所に事情を書いて、死んだ人の戸籍謄本を要求している役所の連絡先を書いて「何かあったら問い合わせて下さい」と郵送申請したら、何の説明もなく、戸籍謄本分の為替だけが戻ってきた。

そう、これが現実。同じ役所でありながら、要求する役所と、“それは無い”と拒否する役所。その板挟みに遭って、お金と時間を費やす我々市民・・・。
この例など、二つの役所通しで直接話をすれば簡単に解決できること。

そんな経験からも、「勝手にやって」と言えるマイナンバー制度は前進のような気がする。
もっとも、上の経験など、役所のワガママの回避策でしかないが・・・

でも、もしそれが実施されると、いつ誰が何の目的で、自分の情報を見たかをチェックするのが、老後の楽しみになるかも・・・ね。

150519annsinn<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月18日 (月)

ウィーン少年合唱団と京都エコーの「流浪の民」

今日の「朝日新聞」夕刊を見ていたら、ウィーン少年合唱団が来日している、という記事があった。1955年の初来日から60周年だという。
10~14歳の約100人の団員が4組に分かれており、今回はブルックナー組だという。

ウィーン少年合唱団と聞くと、どんな歌を思い出す??
普通は、ヨハン・シュトラウスのワルツだろうが、自分は、なぜかシューマンの「流浪の民」なのだ・・・

<ウィーン少年合唱団の「流浪の民」>

この歌は日本でも合唱曲としても歌われている。
次に合唱団京都エコーの「流浪の民」も聞いてみよう。

<合唱団京都エコーの「流浪の民」>

  「流浪の民」
    作詞:エマニュエル・ガイベル
    訳詞:石倉小三郎
    作曲:ロベルト・シューマン

  ぶなの森の葉隠れに 宴(うたげ)寿ひ(ほがい)賑はしや
  松明明く(あかく)照らしつつ 木の葉敷きてうついする
  これぞ流浪の人の群れ 眼(まなこ)光り髪清ら
  ニイルの水に浸されて きららきらら輝けり

  燃ゆる火を囲みつつ強く猛き男(おのこ)やすらふ
  女立ちて忙しく酒を酌みて差しめぐる

  歌い騒ぐその中に 南の国恋ふるあり
  悩み払う祈言(ねぎごと)を 語り告ぐる嫗(おうな)あり

  愛し(めぐし)乙女舞ひ出でつ(ソプラノソロ)
  松明赤く照り渡る(アルトソロ)
  管弦の響き賑はしく(テノールソロ)
  連れ立ちて舞ひ遊ぶ(バスソロ)

  既に歌ひ疲れてや 眠りを誘ふ夜の風
  慣れし故郷を放たれて 夢に楽土求めたり

  東(ひんがし)空の白みては 夜の姿かき失せぬ
  ねぐら離れ鳥鳴けば いづこ行くか流浪の民

  いずこ行くか流浪の民 いずこ行くか流浪の民
  流浪の民

非常に難しい訳詞だ・・・
ここ)のサイトに大名死亡氏訳による、“原詩に忠実”な訳があった。

「流浪の民」
森の影の中、ぶなの枝の間で、皆が動き、衣ずれをさせ、ささやき合っている。
炎はゆらめき、光はちらつく。色とりどりの姿に、葉むらに、石に。
そこには流浪のジプシーの群れがいたのだ。その目は輝き、その髪はひるがえる。
ナイルの聖なる流れのほとりで生まれ、スペインの南国の光に肌を焼いて。

掻き上げた草木に燃え上がる炎のまわり、荒ぶる勇ましい男たちは寝そべる。
女たちはかがんで食事を用意し、忙しく古い盃を満たしていく。

物語や歌の声が輪の中に響く、花咲き色鮮やかなスペインの庭のように。
悩みや危難を払う妖しの呪文を、皆の聞くままに老婆は唱える。

黒い瞳の乙女たちが踊りを始める。
そこへ松明は赤い光を投げる。
ギターが鳴り出し、シンバルが響く。
何と荒々しく踊りの輪のからみ合うことか!

やがて夜の踊りに疲れて皆はやすらう。
まどろみに聞こえるぶなの葉ずれ。
そして幸多き故郷を追われた者たちは
夢の中に幸せの国を見るのだ。

しかしもはや東の方朝は目ざめ、
美しい夜のさまを消していっている。
一日の始まりにラバは土に蹄を立て
ジプシーの群れは遠ざかっていく。ジプシーよ、誰が「どこへ」と問うだろうか?

Netで眺めていたら、こんな解説もあった。
「日本の合唱曲『流浪の民』の原曲「Zigeunerleben(ジプシーの生活)」の歌詞は、ドイツ北部リューベック生まれの有名な詩人エマニュエル・ガイベル(Emanuel Geibel/1815-1884) の詩が用いられている。
ガイベルの詩には、クララ・シューマンをはじめ様々な作曲家により曲が付けられている
日本語の歌詞は、石倉小三郎氏による訳詩がつけられたもので、原詩を越えたとの声を聞くほどの名訳ぶりで有名。ちなみに、石倉訳での「ニイルの水」とは、原詩ではドイツ語で「der Nil(ニール)」つまりナイル川を意味する。」(
ここより)

ここで「原詩を越えたとの声を聞くほどの名訳ぶりで有名」というのが面白い。
訳詞とは原詩を越えてはいけないのでは?? 訳詞はあくまでも“ジェネリック”、つまり“セカンドソース”。つまり、原詩あっての訳詞なので、原理的にオリジナルを越えることは無いのでは・・・?

それにしても訳詞は難しい作業。旋律には合わせないといけないし、あまりに原詩とかけ離れてもいけない。作詞の方はよっぽど楽かも・・・

今まで、旋律だけを聞いていた「流浪の民」。ひょんなことで、「流浪の民」の詩の世界を勉強してしまった。

150518mimizu<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月17日 (日)

報道の自由度、日本は世界140カ国中61位

少し前の朝日新聞の社説。
外務省の広報―報道の自由を損なう
 日本政府は外国メディアに不当な圧力をかけているのではないか。そう疑われても仕方のない事態が起きている。
 ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネの東京特派員カルステン・ゲルミス氏が5年余りの任期を終えるにあたって日本外国特派員協会の会報誌に回顧談を寄せ、「外務省からの攻撃にさらされるようになった」と振り返った。昨年夏、安倍政権を「歴史修正主義」と批判する記事をゲルミス氏が書いたところ、フランクフルトの日本総領事が同紙の本社を訪れ、編集幹部に抗議したのだという。
 その際、総領事は「中国が反日宣伝に利用している」「金が絡んでいると疑い始めざるを得ない」と侮辱したと、ゲルミス氏は書いている。この点について外務省は否定する。
 記事に対し外務省が反論するのなら、投稿などオープンな方法で伝えればいい。わざわざ本社に乗り込んで抗議するのが適切な方法だったのか。メディア側に圧力と受け止められれば、対外広報としては失策だ。
 報道の自由は民主政治の根幹のひとつである。このことを外務省はどれだけ理解しているのだろうか。
 米紙の東京特派員が、在米日本大使館幹部から圧力と疑われるメールを受け取っていたことも明らかになった。慰安婦問題で安倍政権批判のコメントを寄せた学者について「よく分からない人物」と評し、別の学者に取材するよう勧める内容だった。外務省は「あくまで個人的な意見」と釈明するが、特派員としては政府の圧力と受けとっても当然だ。
 フランスに本部を置く「国境なき記者団」が今年2月に公表した報告は、報道の自由度ランキングで日本の順位を昨年から二つ下げ61位とした。昨年12月に施行された特定秘密保護法によって、取材のやり方次第で記者が懲役刑を受ける可能性が生じた点を重くみたためだ。
 米国の非営利団体「フリーダムハウス」も同様の理由から、日本の報道の自由度が下がったと判断している。
 これらの見方がすべて妥当とは限らない。ただ欧米でそんな見方が広がっていることは、意識しておく必要があろう。
 外務省は外国の世論に直接働きかける「広報文化外交」を重視している。積極的に情報を発信し、日本の政策や文化への理解を深めてもらう狙いだ。しかし、いま起きているのは、外務省が率先して自国の印象を損なっているという倒錯である。根本的に考え直した方がいい。」(2015年4月29日付「朝日新聞」社説ここより)

自分はランキングが好き・・・
「フランスに本部を置く「国境なき記者団」が今年2月に公表した報告は、報道の自由度ランキングで日本の順位を昨年から二つ下げ61位とした。」
という部分を読んで、オリジナル(ここ)を覗いてみた。
すると140カ国の順位が載っていた。しかしこの表を見ると、愕然とする。まだまだ日本は良い方・・・と思っていたが、どっこいそうではなかった。

150517houdou1 150517houdou2 150517houdou3

先進国で日本よりも下位はイタリアくらい。
北欧を先頭に、先進国が並んでいるが、“民主主義国”日本の61位はあまりに見劣りする。

しかもこれが結果ではない。これがスタート。秘密保護法だけでなく、NHK会長の言動やテレビ朝日への圧力などの影響で、これから益々マスコミの報道姿勢は消極的になって行くのであろう。
すでに日本には報道の自由度は無い、という認識を新たにした。

150517mouken<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月16日 (土)

パソコンに遊ばれた話(古いノートパソコンのSSD化)

この1週間、パソコンに“遊ばれて”しまった。いや、弄(もてあそ)ばれたかも・・・。(お陰で、blogを書くヒマがなかった・・・)
先日書いた記事(ここ)では、中古だが高性能のパソコンを買って“遊んでいた”つもりだったが、いつの間にかパソコンに“翻弄されて”しまっていた。
というのは、先日のパソコンの記事を書いていたら、手が“膨らんで”痛い・・・。やはり新しいパソコンのキーが自分の手に合わない・・・。まさに今まで繰り返してきたことと同じだ。いつも新しいパソコンを買っては、キーが合わずに買い換えたり、弟にくれてやったりしていた。どうも今回は、せっかく買ったパソコンだが、息子のところに行きそうである。
結果、自分は相変わらず2006年発売、9年前のパソコンを使い続けることになりそう・・・
まあ世界広しと言えども、キーとの相性のことで、古いパソコンを使い続ける者など、他には居ないだろう。それだけ自分の体に順応性が無いと言うことだけど・・・

さて、シャクに障る。これからも使い続ける前提で、何とか少しでも動きが早くならないものか・・・
この1週間、そのことが頭から離れなかった。blogの記事を書くヒマもない・・・。自分は、あることに囚(とら)われると、その事が頭から離れない性格なので・・・
それで、今回の“独り相撲の”パソコン問題にケリを付けるため、パソコンが出来るだけ早く動く手段があれば、何でもやってみる事にした。
そもそも9年前のパソコンはCPU自体が時代遅れなので、如何ともし難い。それを前提に、少しでもシャキシャキ動くための方法はあるのか・・・??
自分の期待値は、クイックなウェブページの表示と、ファイルの転送速度。一番イライラするのが、インターネットのページの表示の遅さ。じっと待たないと画面が表示されないのだ・・・。しかも、全体が表示されるまで、スクロールも動かない。
これについては、何のことはない、ブラウザをChromeに変更する事で一挙解決。自分のメインはIEだった。Firefoxも使っていたが、結局IEに戻ってしまっていた。この所は、IE9を使っていた。それを「軽い」と評判のChromeにしてみたら、その早いこと・・・。9年前のパソコンでも充分動く。しかし、サイトによってはちゃんと動かない。表示がされない。まあそのサイトは今まで通り、IEで見るしかない。

さて本題だが、LAN経由の大きなファイルの転送(HAP-Z1ESと、USB-HDDやPCとの間)を現在の4~6Mbpsから早くする方法は無いのか・・・。居間にあるDELLは、27Mbpsも出るのに・・・。
そもそもLANは100BASE-Tで、これは変えようがない。HDDをハイブリッドHDDやSSDに変えると早くなる? そもそもCPUの処理が遅いのだから、ダメ??

先日の水曜日に、買い物ついでに、ヤマダ電機に行ってみた。平日なのでガラガラ。パソコン修理コーナーに行くと、若い店員さんが「何か?」と聞いてきたので、色々と教えて貰った。
「9年前のノートパソコンなんだけど、少しでも早くする方法は無いかな?」
「それは無いですね」
「HDDをSSDにしてもダメ?」
「相性の問題があるので、そもそも認識しない可能性がある。それに、もしつながったとしても、お客さんが期待するようにはならないと思う。そもそもCPUが遅いので」
「LANが100BASE-Tなんだけど、それも影響している?」
「全体のバランスがあるので、そこだけ直しても・・・。ただ1000BASE-Tにしたいのであれば、USBにつなぐLANアダプターというのもがある。これは有線LANの受け口が無く、無線LANしか付いていないノートパソコンで、ホテルなどで有線LANにつなぐためのもの」
「それは面白い。この店にもある?」
「ありますよ」
という事で、2千円で有線LANアダプタなるものを買ってみた。原理的には分かる。パソコンそのもののLANの入り口は100BASE-Tで変えようがないが、USBが入り口なら、もっと早くなる可能性・・・。それに、失敗しても安いので・・・

結果? やはりダメ・・・。HAPとのFLACファイルを転送してみたが、若干早い?いや気のせい・・・。幾ら口だけ大きくしても、肝心の食道や胃袋・心臓が小さいのでどうしようもない。
ま、予想通りだけど・・・

最後に残るのは、HDD・・・。転送スピードが遅いので、東芝の1TBのハイブリッドHDDが流行っているらしいが、これは意味が無い。HAPのバックアップとして使えないので・・・。すると、あとはSSDだけ・・・。
1万円なので、まあ良くなることは無くても、悪くなることはあるまい・・・と思い、やってみる事にした。でも容量が256GBしかない・・・
現在付いているHDDは換装したので、500GB。これではWIN7標準のシステムイメージによる復元が出来ない。500GBのパーティションを縮小しても、とても256GB以下にはならない。仕方がないので、オリジナルの40GBのHDDをSSDにクローンすることにした。
40GBのHDDに、各種アプリを入れるのに昨夜一晩かかってしまった。それで、今朝着いた通販で購入のSSDにクローンを作る。20GBくらいしかデータがないので、外部USB-HDDへのバックアップと復元は、それぞれ30分もかからなかった。
パソコンが認識しない心配もあったが、5年前に同じパソコンでSSD化したことがあり(ここ)、結局失敗しものの、SSDはつながったので、心配は無かった。
何のトラブルもなく、クローンの作成が出来た。さてそれで・・・!?

ま、そんなものさ・・・。確かに電源を入れてからの立ち上がりは半分の時間になった。シャットダウンも早い。しかし自分の使い方は、いつもスリープモードなので関係無し。ファイルの転送もSSD化の効果はゼロ。でも確かに文字変換は早くなった・・・。

さて、効果がないことは分かったので、あとは残りのドキュメント類の転送・・・。順番に見て行ったら、今までのドキュメントファイルが結構削減できる。まあNHKラジオ深夜便の「こころの時代」は2007年11月から全てmp3で取ってあるので、これだけで2500ファイル、100GB。これはさすがに転送を諦めたが、それ以外は、ほとんど転送できた。
ひょんな事で、ファイルの整理が出来た。今まで何でもぶち込んでいたが、マイドキュメントのフォルダがスッキリした。

かくして、一週間のドタバタは終了。ここまで書いて、やはり文字変換は早いようだ。何の引っかかりもなく、誠に宜しい。
ま、ネットも早くなったし、古いパソコンでも、もう不満は無いな・・・。
そう言えば、ブラウザのChromeは良いことだけではない。さっきも書いたが、Chromeは自動的にバージョンアップされてしまうため、銀行のサイトなどで、推奨環境を越えてしまい、表示がおかしくなるものがある。よってそれらは、今までのIEを使うしかない。
それにパソコンの画面だけは、しょうがない。先日買った高性能機も、HD画面なので、ものすごく画面表示がキレイ・・。それに引き替え、9年前のものは・・・

さて、やっとblogの記事を書く時間が出来た。自分のパソコンは、これ以上やりようが無い、とのことで、自己納得・・・。 ま、予想通りに性能アップはほとんど出来なかったが、でもChromeの軽いレスポンスを含めて、まだまだこのパソコンで充分。決して負け惜しみではない・・・。

●メモ:カウント~730万

150516kfc<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月15日 (金)

日本人の飲酒量、世界40カ国中31位

先日の日経新聞にこんな記事があった。
日本人飲酒量、平均を下回る OECD調査
 【パリ=時事】経済協力開発機構(OECD)は12日、加盟国など40カ国の飲酒事情に関する報告書を発表した。日本は2012年の1人当たり年間飲酒量が純粋アルコール換算で7.2リットルとなり、調査対象国平均の9.1リットルを下回った。飲酒量は各国に比べ、一部の酒好きな人々に集中する傾向がみられた。
 40カ国の15歳以上の飲酒量を比較したところ日本は31位で、過去20年間にわたり緩やかな減少が続いている。トップはウオツカなど強い酒が有名なエストニアの12リットル超で、多くのワイン産地を抱えるオーストリア、フランスが続いた。最下位はイスラム教国で飲酒者が少ないインドネシアで、ほぼゼロだった。
 調査対象のうち13カ国について、飲酒量の多い上位20%の国民が全体の何割を消費しているかを調べたところ、日本は約70%に達し、ハンガリー、米国に次いで3位だった。
ワインを飲む習慣が広く根付くフランスは約50%と最下位で、他国に比べ飲酒量の個人差が小さい実態がうかがえた。
 報告書は、日本のアルコールをめぐる法制度について、車の運転が許される血中濃度や、購入可能な年齢制限で他国より厳しい基準を課していると指摘。半面、酒類に関する広告規制などは緩やかだと分析している。」(2015/05/13付「日経新聞」夕刊p14より)

同じ話題を、中央日報はこう報じている。
世界で酒を最も多く飲む国は?
世界で最も酒を多く飲む国はエストニアであることが調査で分かった。
12日(フランス時間)、経済協力開発機構(OECD)が加盟国34カ国を対象に酒類消費量を調査した結果、2012年1人あたりの平均年間酒類消費量は9.1リットルだった。ワインに換算すると100本程度に相当するアルコール量となる。
OECD加盟国のうち、年間1人あたりの平均酒類消費量が最も多い国はエストニアで、12.3リットルに達した。次いでフランス(11.8リットル)、チェコ共和国とアイルランド(11.6リットル)、ドイツ(11リットル)の順だった。韓国はOECD平均(9.1リットル)を記録した半面、米国(8.6リットル)、カナダ(8.2リットル)、日本(7.2リットル)等はOECD平均を下回った。
一方、OECD加盟国の年間平均酒類消費量は20年前の1992年に比べて2.5%ほど減少した。OECDは、全般的な酒類消費量減少にも依然として世界人口の20%程度は過度の飲酒が推測されるとして懸念を示した。」(中央日報日本語版 5月13日)

日本人が1年間に消費する酒類消費量は、(7.2リットルとすると)ワインに換算すると79本分であり、飲む人の上位20%の人が、70%の消費をしているという。
子どもや飲まない女性などを除くと、男の平均は100本強??
つまり月に10本程度は飲んでいるのが普通らしい。

最近、白ワインを飲んでいる。別に、白ワインに“凝って”いる訳ではない。
先日、元いた会社の同期会で、冷えた白ワインを飲んだら結構おいしく、コストコに行ったときに、チリ産の700円の白ワインを買ってみた。
すると、これが結構いける。直ぐに飲み干してしまった。
それで、2~3日前に同じコストコに行ったときに、同じ銘柄を探したが、無かった。
売り場で、酒類の整理をしている人に聞くと、売り切ってオシマイ、と言うのではなく、売れる商品は入荷してくるという。まあ自分も銘柄を覚えている訳でもなく、こんな色のビンに、こんな感じのラベル・・・で探すのだから、店員さんも探しようもない。
ついでに聞いてみた。
「ワインは、非常に高価な物から、数百円の物まで色々あるが、なぜ? あまりに安いのは、体に悪いかと心配してしまう・・・」
すると、こんな回答だった。
「高価なワインは、ブドウの栽培自体が凝っていて、誰がどこで栽培・・・というのが分かった作り方。安いワインは、誰かの指示によって、単なる作業員が栽培しているブドウを使う。それに、高価なワインはコルクの栓を使うが、安いワインは金属のキャップ。どれも健康に影響があるとか、そんな話では無い。アフリカ産や南米産のワインは安い」
とのこと。

自分は現役の長い間、夕食時に缶ビール1本、という生活だったが、ビールは量が多く胃に悪いので、ビールに替えて梅酒にしたり、日本酒を飲んでみたりもした。そして、今回初めて白ワインに凝っている(?)・・・というワケ。
まだ飲んでいないが、店員さんのお薦めで買ってきた白ワイン2本。さてさてどんなお味か・・・

150515esa<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月14日 (木)

YoutubeのCM動画~泣ける娘の結婚式

今朝、起きて居間に降りていくと、カミさんが「ここに座れ」とパソコンの前を指さす。パソコンの画面にはYoutubeの画面が・・・。顔を洗う前、そこで始まった動画がこれ・・・(ここ

見終わってから、自分は手をパチパチとたたいた。
聞くと、今朝の朝日新聞に記事があり、それでYoutubeを見たのだと言う。
「(ニュースQ3) 「広告受難」の時代、岩手発CMヒットのわけ
 商品や企業の名前が出てくるわけでもないのに、引き込まれてしまう。そんな岩手発のCM動画が注目されている。ネットの存在感が増し、広告の世界でも「地方」と「都市」の垣根は、なくなるのだろうか。
 ■ユーチューブ再生290万回超
 娘の結婚披露宴。父親がピアノの上に妻の遺影を置き、演奏を始める。曲はパッヘルベルの「カノン」。新婦が小さい頃、母親と一緒に練習した思い出の曲だ。
 ぎこちないメロディー。そこに、妻が亡くなり、娘とうまく分かりあえない父親が、晴れの日のため音楽教室で練習を重ねるシーンが挿入される。娘の表情はみるみる崩れていく。
 テレビCMの話ではない。動画投稿サイト「ユーチューブ」にこんなCMを公開したのは岩手県内で音楽教室を手がける「東山堂(とうさんどう)」。昨年3月の公開直後から話題になり、キー局の番組で取り上げられ、人気が広がった。ユーチューブの再生回数は290万回を超え、年間100人ほどだった音楽教室への入会者は400人に増えた。
 ■時間気にせず凝った映像に
 動画をつくった岩手県の広告制作会社「マエサク」のプロデューサー、佐々木昌彦さん(36)によると、初めからネット配信をねらったわけではないという。
 東山堂の鹿糠(かぬか)幸康・音教事業部長(36)からは「音楽、そして学ぶことのすばらしさが伝わるものを」と依頼された。「CMの構想をするうちに『いいものができる』と実感したので、テレビ向けに加えて、ネット用もつくった」
 CMと言えば、商品名や企業名が前面に出てきて、話題になるのも大企業のものが大半と思いきや、今回の映像はどちらでもない。「TOSANDO」という企業名が出てくるのは、3分30秒ある動画の最後の方だ。
 「ネットの普及と『広告受難』の現状が背景にある」。そう語るのは日本大法学部の湯淺正敏教授(広告コミュニケーション)だ。動画サイトが若い世代などに受け入れられ、情報があふれる分、目が肥えた視聴者によってテレビCMが「スキップ」されてしまう可能性もある。ネットだと15秒、30秒という枠にとらわれずにすみ、制作者側は飽きられにくい、凝った映像作りに挑戦できる。その一つが東山堂のような「広告らしくない広告」(湯淺教授)だという。
 ■地方企業にも、全国発信の道
 2人の女子高生が校舎内を忍者のように駆け回り、最後にペットボトルのふたをあけ、実は飲料水のCMと分かる。東山堂の動画以外にも、そんなネット発の動画がここ数年、話題になっている。「続きはウェブで」という形で、ネットの動画に引き込もうとするテレビCMも定着してきた。
 映像にこだわりすぎると、広告の意図が十分に伝わらないリスクもあるが、ローカル企業でもネットを通じ全国発信ができる。「視聴者の反応を見ながら、テレビとは違うCM動画の活用法を模索する動きは今後、ますます広がりそう」(湯淺教授)だ。
 「マエサク」の佐々木さんは言う。「まずは地元での広告価値を上げることが最優先ですが、ネットが新たなツールになっていることも確か。何より、多くの人に届けることを目指し、広告作りを続けたい」(若松真平、清水大輔)」(2015/05/14付「朝日新聞」p37より)

カミさんはこれを見て眼を赤くしていたが、確かにこのCMは泣ける・・・。
父親の心情が良く分かる・・・
子どもの結婚式は、親にとっては、子どもが独り立ちをして行く節目。それまで色々あっただろうが、それはそれとして・・・
だから、この映像は、ただただ泣ける・・・
このCM、「音楽は、言葉を超える」とあるが、その通り。音楽は世界の共通言語。
音楽を通しての会話・・・

当サイトでも、幾つかCM動画のことを取り上げているが、何かのキッカケが無いと、そんな話題に気が付かない。今回は朝日新聞が取り上げたので知ったが、「ネットで話題になっている」という切り口が、我々シルバー族にとってはなかなか厳しい。

それにしても、この作品を作った人たちが30代とは驚く。
押し付けのCMが多い中、こんなCMを見るとホッとする。というより、見ていてCMとは思わない。
でも、音楽教室のCMと聞くと、なるほど・・・と納得する。
時間制限の無いNet上のCMだから実現出来たのだろうが、テレビのCMも、こんなスタンスのCMが多くなれば、録画再生で、CMを目のカタキにしてスキップすることも無くなるだろう。
何とも、爽やかなCMではある。

150514nani<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月11日 (月)

高性能パソコンに替えた話

とうとうジンクス(自分の思い込み=トラウマ)を破ってしまった。自室で使っているパソコンを、何と(!)高性能機に更新してしまったのだ!(それで、2日間もパソコンと遊んでしまった・・・)
自分にとっては、これは大事件。 ・・・と言うのは、(前に何度も書いているが)自分のキーを叩くクセから、手の腱鞘炎を発症してしまうため、唯一相性の良い2006年11月発売の東芝dynabook Satellite K11というモデル(これ)を、会社でも自宅でも、延々と使い続けている。

それを今回替えたのだから、自分的には大事件なのである。

ちょうど1年前に、XPをWIN7に変えた。それはそれで軽くなって良かったのだが、パソコン本体は変えていない。つまり10年近く使い続けている同じPCのキータッチは、完全に体に染み付いている。
替えるキッカケは、先日、電車の中で見かけた光景。つまり、隣に座った若いサラリーマンがヒザの上で使っていたノートパソコン。何となく眺めていたら、その早いこと! 画面が操作によって次々に替わり、こんな小さなパソコンで、そんなに動きが軽快なのか・・・とビックリ。そして社内で皆が使っているパソコンも、覗いてみると動作が速い(自分のPCを除いて)。確かに、生物(なまもの)と言われているパソコンにあって、10年近くも前のものを使っている自分は貴重品。何よりも、ネットを見るだけでも、画面がなかなか出て来なくて、ただただ我慢(!)のパソコンなので・・・
キーによる腱鞘炎というトラウマがある自分だが、先日、家電量販店でパソコンコーナーを見て、これまたビックリ。個人用のパソコンのキーが、昔とは全く変わっている。パネルからキーが飛び出している形で、ストロークは1.5mだという。自分が拘って来た2.7mのいわゆるキーボードとは、もう世界が違っている。それに、全メーカーが同様なのだ。(そもそも自分は、車とパソコンに関しては、新型への興味を失って久しいので・・・)

もう一つのキッカケは、転送のスピード。SONYのHDDオーディオプレヤーHAP-Z1ESのデータをバックアップするのに、LAN経由でPCに転送しているが、自分のPCでは3~4Mbpsくらいしか出ないが、カミさん用のDELLのPCでは20数Mbpsと早い。これは古い100base-TXに対して1000base-TXの違いが大きいのだろうが・・・。

それで、常に“熱中する何か”を探し続けている自分は、次のオモチャとして、新型のパソコンで遊ぶことにし、中古の高性能パソコンを試してみる気になった。
探す範囲は、かなり狭い。東芝dynabook Satelliteは最初から決定。今まで、これ以外は使ったことが無いから・・・。そして最初からWIN7を搭載していた最終モデルを探した。それがWIN7の世界で最も進んでいただろうから・・・。Win8の発売は2012年10月らしいので、できるだけその直前のモデル・・
そして、どうせキーに拘らないのなら、CPUなども最高性能のものを・・・
Netで見てみると、最新型のCPUのひとつに「Core i7」という物があるらしい。i3やi5よりも高性能らしい。でも、中古PCの購入予算の問題もある・・・。
結局通販で、WIN7の最終モデルの1年前だが、「インテル Core i7-2620M vPro プロセッサー 2.70GHz」という2011年発売のモデルを見付けた。当時のモデルとしては最高のグレード。価格は3万5千円なり。
OSは「Windows 7 Professional 32ビット」。64ビットは、何か怖いので、普通の32ビットのものにした。(後で調べると、アプリは昔の32ビット当時のものでも動くというので、64ビットの方が良かった?)
到着して、まずHDDの使用時間を調べた。使用時間は2000時間ちょっと。まあまあ新しい方か・・・。

まず気になったのが、予想通りキー配列。今までは「87キー(OADG109Aキータイプ準拠)、キーピッチ:19mm、キーストローク:2.7mm」だったが、今度は「109キー(JIS配列準拠)(テンキー付き)、キーピッチ:19mm、キーストローク:2.5mm」。
調べてみると業務用のSatellite は、2010年頃から109キー(テンキー付き)が標準になりはじめ、2011年以降は、全てが109キー。時代が変わった。これに慣れるしかないか・・・。
文字を打ってみるが、思うようにならない。文章を確定していないのに、文字が途中で確定されてしまう。原因は、タッチパッド。キー配置に慣れていないため、手がタッチパッドに触れて、カーソルが動き、文字がおかしくなったらしい。これはタッチパッドを停止することで解決。そもそも自分はマウス・オンリー人間なのでタッチパッドは不要・・・。
もうひとつトラブル。マウスの右クリックで、コンテキメニューが立ち上がらない、というトラブルは、前のPCでも時々起こっていたが、これがまた古いPCで再発。てっきり「ヤツは、自分が棄てられることを察知してイジワルをしているな・・」と認識。
ほどなく、愕然としたのは、新しいPCでも右クリックでメニューが表示されない・・・。
Netで探しても、同様なトラブルは見付からない。原因は、何とマウスだった。マウスを取り替えたら発生したのだ。別のマウスにしたらしっかりと動く。軽快にクリック音が出ていたので、まさかマウスの接触不良とは考えていなかった。

そんなことで動き出したPCだが、さて、スピード。これは自分にとっては驚異的。ファイルの転送に、自分はアイ・オー・データの「マッハCopy」を使っているが、SONYのオーディオプレヤーHAP-Z1ESにCD1枚分のFLACファイルを転送したところ、同時に幾つもの窓が開き、パラにファイルを転送して、あっと言う間に終わった。これも4コアCPUの高性能から来るのかも知れない。
もちろん転送スピードは、PC本体への転送は外部HDDへの転送よりも早く、他の古いPCからの転送はそう変わらなかった。これは相手先の対応転送速度によるのだろう。

そして最大の関心事、Netの反応も驚異的。今までは、ひとつの画面が出るのに、“よっこらしょ!”と、しばらくカーソルが動かない時間があったが、新しいPCは全く待たないで、各画面が表示される。特に、googleマップの航空写真では、今まではズームを高速に動かすと四角いモザイクがたくさん出てきたが、今度のは、何の引っかかりもなく、ズームイン。なるほど・・・
かくして、この高速に魅了された。キーのトラウマから、“文字を打つ時だけは古いPCを使おうかな”と考えていたが、どうも古いPCはお蔵入りとなりそうである。

そしてHDDの容量。250Gは、データを外部に置くのなら問題ないが、“全てはここに入っている”の方が安心。それで結局1TBの新しいHDDに置き換えることにした。こっちは6千円。HDDも安くなったものだ・・・。イメージからの復元は、まだデータを入れていなかったこともあり、ほんの20分で終わった。

PCの世界の進歩は速い。4年前のモデルでさえこうなのだ。でも自分の使い方(インターネットが主)では、4年前の中古で充分。しかしやはり問題はキー配列・・・
まだ腱鞘炎は発生していない。これからどうなるか・・・。それと、手が覚えているキータッチが大きく変わったので、なかなか指がキーの場所に行かない。会社では相変わらず87キーだし・・・。でも全ては、この“高速の魅力”には勝てない・・・

この高速の動作を見ていると、逆に、9年も前のPCをよくもまあ使い続けてきたものだ・・・、と自嘲・・・。自分は、骨董的価値があるかも・・・
それに、やはりXPにWIN7を入れた今までのPCは無理があるらしく、スリープモードが誤動作を起こすために使えなかったし、OFFICE 2013も、たまに文字入力が出来なくなる現象もあった。まあ無理はいけない・・・。その点、最初からWIN7のPCは安心だ。

とにかく、中古パソコンは、遊ぶのにはちょうど良いオモチャである。今回は4万円のお遊びだった。もちろん、ゴチャゴチャと色々なソフトの入った個人用の最新型PCを買うつもりは毛頭ない。
でも今回は、かたくなな自分のスタンス(あくまでもK11・・・)に、時代遅れの姿を再認識させられた。
ま、そのうちWin10(の中古)が出たら、また遊ぼう・・・

150511kami<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 8日 (金)

「雷」と「雨」の原理~花宮廣務氏の話

今更だが、小学校の勉強の復習・・・
最近、ごひいきにしている朝日新聞の「ののちゃんのDO科学」。今回は雷の原理である。
「(ののちゃんのDO科学)雷の音はなぜ鳴るの?
 雷の音はなぜ鳴るの?
 ■電気が通った所の空気が震えるの
 ののちゃん この間、夜中に雷が鳴ってびっくりして起きちゃった。雷って電気なんでしょ?
 藤原先生 あら、よく知ってるわね。じゃあ、なぜ雷が起こるかも知ってる?
 のの 知らなーい。教えて!
 先生 雷の仕組みはこうよ。まず湿った空気が暖まって上昇気流がうまれると、湿り気は上空で雲になり冷えて小さな氷の粒になるの。氷の粒は上昇しながら、周りの粒と合わさって大きくなる。すると大きくなった粒は重くなって落ち始めて、上昇してくる小さな粒とぶつかるの。
 のの 電気はいつでてくるの?
 先生 ちょっと待って。それでね、氷の粒同士がぶつかった時に電子をやりとりして、大き150508kaminari な粒はマイナスの電気を、小さな粒はプラスの電気を帯びるようになるの。大きな粒は重いから、雲の下の方にはマイナスの電気がたまっていくわ。
 のの 雲に電気がたまるんだ。
 先生 雲の下の方のマイナスの電気の影響で、今度は地面付近にも地中のプラスの電気が引き寄せられるの。そしてマイナスとプラスの電気がある量を超えると雲から地面に一気に電気が流れる。これが雷よ。プラスの電気は雲の上の方にもあるので雲の中だけで起きる雷も多いわ。
 のの でも、なんで音が鳴るの?
 先生 空気は普通、電気を通さないけれど、雷の時は電気がたくさんたまって無理やり空気の中を流れるの。その時、電気が流れている所は1万度以上の高温になる。すると、周囲の空気が高熱で爆発的に膨らんで空気が震えるの。それが、あの「ゴロゴロ」とか「バリバリ」という音になって聞こえるのよ。
 のの 雷が落ちて、何かが壊れた音だと思ってた。
 先生 聴く人によって印象は違うかもしれないけれど、少しくぐもったようなゴロゴロという音は雲の中の雷、鋭いバリバリという音は地面に落ちた雷の場合が多いみたいよ。
 のの 光ってから音が鳴るまでに時間がかかると、「雷は遠い」ってお兄ちゃんが言ってたよ。
 先生 音が伝わる速さは、1秒で大体340メートル。例えば、光ってから3秒後に音が聞こえたら、1キロくらいは離れていることになるわね。
 のの それだけ遠ければ安心ね。
 先生 そうとも言い切れないわ。雷の音が聞こえる距離は10キロくらいなの。一方で、雷雲の広がりも大体10キロぐらい。だから、音が聞こえ始めたら自分の上にも同じ雷雲があるかもしれないので注意が必要よ。
 のの どこに逃げれば安心?
 先生 屋外は危ない。特に、背の高い木などのそばにいるのはとても危険よ。外にいる時は、まずはコンクリートでできた丈夫な建物の中に逃げるのが一番。列車や車の中も比較的安全だと言われているわ。
 (取材協力=森本健志・近畿大理工学部准教授、構成=小池竜太)」(2015/05/02付「朝日新聞」e6より)
もちろんそんなこたー知っていたが(?)、まあ確認さ・・
続いて「雨」が出来る原理・・・
NHK文化講演会「雨と日本人~緑の雨・紅い雨・黒い雨・白い雨~」講演:花宮廣務(気象予報士、元大分気象台台長)」(2015/04/19放送)の一部である。
<NHK文化講演会:花宮廣務>

*この番組の全部(60分)をお聞きになる方は(ここ)をクリック。
実に簡単明瞭の解説。大きな声では言えないが、目から鱗・・・
実は、自分は雨が降る原理が良く分かっていなかった。温かい空気と冷たい空気が触れると、前線が出来て雨が降る。その事は知っていたが、なぜか?は良く分からなかった。しかしこの解説を聞くと、“あったりまえ”の原理だった。
150508houwasui 暖かい空気は冷たい空気の上に昇って膨張し、温度が下がり(100mあたり0.65℃)、それに伴って飽和水蒸気量(1立方メートルの空間に存在できる水蒸気の質量(g))が減り、空気に溶け込めない水蒸気が溢れて雨になる、という理屈は“あったりまえ”・・・。
山脈に空気がぶつかって雨が降る原理も、全く同じで、空気が上昇して温度が下がって水蒸気があふれ出る・・・。
漠然と“知っている”ことも、“理解していない”ことがあまりに多い。
知的好奇心という言葉があるが、勉強嫌いの自分も、たまにはこんな理科の本も読んでみようかな・・・。本棚を探したら、07年に買った「気象・天気のしくみ」という本が出て来た。勉強しようと思って買っても、結局は積ん読・・・。まあ良い機会だ・・・。
昔、子どもの日能研で、自分も一緒に小学校の理科は復習したはずだが・・・。まあ、残ってはいなかった・・・
150508syoppe <付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 6日 (水)

「母親に優しい国」日本179カ国中32位

自分にはあまり関係無いけど、「母の日」が近い・・・。
今朝の日経に、こんな記事があった。

「「母親に優しい国」日本32位 母子保健や教育 NGOが179カ国比較
 【ニューヨーク=AFP時事】国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンは4日、「母親に優しい国」ランキングを発表した。トップのノルウェーをはじめ上位5位を北欧諸国が独占し、日本は32位。最下位はソマリアだった。
 ランキングは、世界179カ国を対象に、母子保健や教育、所得水準、女性の社会的な地位などの項目を調査して比較した。米国は先進諸国の中で妊産婦の死亡率が最も高く、日本より1ランク低い33位だった。下位には、紛争に見舞われている国々が並んだ。
 セーブ・ザ・チルドレン幹部は、経済的豊かさだけが母親の幸福度を左右するものではないとしつつ、ノルウェーについて「経済的に豊かで、その資産を母子支援に投資している」と評価した。」(2015/05/06付「日経新聞」p30より)

いつも「ベスト10」のような記事を見付けると、つい取っておきたくなる。そして他の国の順位も知りたくなる。
Netで検索すると、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」のサイトに詳細な記事があった(ここ)。

お母さんにやさしい国ランキング2014」発表、1位はフィンランド、最下位はソマリア~日本のお母さんは32位~(2014.05.06)

子ども支援専門の国際組織であるセーブ・ザ・チルドレンは、母親を通して子どもについて考えるきっかけを作るため、毎年母の日にあわせて「母親指標~お母さんにやさしい国ラ150506hahaoyaンキング~ (Mother's Index)」*1を含む「母の日レポート(State of the World's Mothers)」を発表しています。15回目となる今年は、178カ国を対象に母親と子どもの状況を分析すると共に、紛争や自然災害などによる人道危機下で生存が脅かされる母子の保護に関する詳細な調査報告を行いました。
*1 1)妊産婦死亡の生涯リスク、2)5歳未満児の死亡率、3)公教育の在籍年数、4)国民1人あたりの所得、5)女性議員の割合、 の5つの指標を基に、保健・栄養、教育、経済、政治への女性参加を総合的に勘案して算出

一昨年に続き、今年も順位を1つ下げて32位となった日本は、先進7カ国(G7)の中でも最下位です。 保健・栄養、教育、経済の分野ではトップの国々と同じ水準であるにも関わらず、女性の政治への参加の指標となる女性議員の割合が昨年の11.3%よりも更に少ない10.8%となり、ランキングトップのフィンランドの42.5%から大きな開きがあるだけでなく、最下位ソマリアの13.8%よりも低い数字となっています。」(ここより)

全ランキングは(ここ)にあるが、主要な国の順位を拾ってみると・・・

<お母さんにやさしい国ランキング2014>
①フィンランド
②ノルウェー
③スウェーデン
④アイスランド
⑤オランダ
⑥デンマーク
⑦スペイン
⑧ドイツ
⑨オーストラリア
⑨ベルギー
⑪イタリア
⑫オーストリア
⑬スイス
(18)カナダ
(20)フランス
(26)イギリス
(30)韓国
(31)米国
(32)日本
(61)中国
(62)ロシア
(137)インド

話は飛ぶが、1年半前に亡くなったお袋が、よく言っていた。「親孝行するなら、今、してちょうだい。死んでから親孝行されてもしょうがない。どこにでも連れて行って!!・・・」
今日も、行き付けのモールに行ってきたが、どの店も赤いカーネーションの「母の日」だらけ・・・。まあ、商売的には恰好のイベントなのだろう。
しかし、自分には何かしっくり来ない。「母の日」“だから”何かを贈る・・・?
いやいやウチのお袋のように、日常の母親との交流、それこそが“毎日の母の日”では??

日本では「母の日」が盛んな割に、先進国では“お母さんに優しくない国”らしい。

近くの道路にツツジが咲き誇っている。このツツジの花を見るたびに、春先に両親が我が家に遊びに来たときのことを思い出す。メモを開いたら、1993-06-19とあった。親父が亡くなる3年前。当時小学生だった次男が、塾の帰りに「父の日」にと、親父にウィスキーを買ってきた。まあ、お爺ちゃんに・・・だが。
ウィスキーはまったく飲まない親父だったが、小学生が貯めた小遣いを奮発したであろうウィスキーを手に、嬉しそうな顔で写真を撮ったもの・・・
「感謝は物では無い・・・」と思いつつ、なぜかそんなことを思い出した。

でも「母の日」(「父の日」も)の大騒ぎが、自分にはどうもフィットしない・・・
日本は先進7カ国(G7)の中で最下位・・・か。ま、そんなものかも・・・ね。

150506ryokou<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 5日 (火)

「社会的孤立」を避けるには「周囲との交流」を!

今日はこどもの日。でも、自分にはあまり関係無いので、またまた老人の話・・・
先日の新聞に、こんな話題があった。「分かっちゃいるけど・・・!」という話。
70代後半「孤立」36万人 配偶者依存・仕事優先でリスク
民間調査、団塊世代は33万人
 家庭や地域で話したり連絡を取ったりする相手が極端に少ない社会的孤立の疑いの強い人が、70代後半人口の5%に当たる36万人、団塊世代の5.5%に当たる33万人に上るとみられることが、ニッセイ基礎研究所の調査で分かった。
 同研究所は、夫や妻への依存が強い人が配偶者の死後に孤立する傾向があるほか、家庭より仕事を優先する考えが強いとリスクが高まると分析。高齢者は孤立死につながる恐れがあるため「日ごろから連絡を取る人を増やし、人間関係を広げることが防止対策になる」としている。
 調査は昨年1月、75~79歳、団塊世代(65~67歳)、団塊ジュニア世代(39~42歳)、若者世代(23~25歳)の約6500人の男女を対象に、インターネットで実施。配偶者や近隣住民ら人間関係の多さと個人的な相談ができる人数などを尋ねてコミュニケーションの量を算出。量の多さを5段階に分け、最も少ない層は社会的孤立の疑いが強いと推計した。
 若年の2世代についても推計し、団塊ジュニア世代の14.4%に当たる105万人、若者世代は16%の66万人が社会的孤立のリスクが高いとみている。」(2015/04/22付「日経新聞」p14より)

我々団塊世代では、「社会的孤立」が5.5%か・・・。意外と少ないな・・・
それにしても、若い世代でも1割以上が高リスクとは・・・

高齢者、交流少ないと健康リスク 日本福祉大など調査
 同居者以外の人との交流が週に1回未満のお年寄りは、要介護や認知症のリスクが高くなり、月に1回未満だと死亡リスクも高くなるという研究成果を、日本福祉大や千葉大の研究チームがまとめた。社会的な孤立と健康状態との関連はこれまでも指摘されてきたが、この研究で交流の頻度が具体的に示された。
 研究チームは2003年に愛知県に住む65歳以上の健康な男女約1万2千人を対象に、同居者以外の人と会ったり、手紙やメールを出したり、電話をしたりする頻度を調べた。
 約10年間、追跡調査したところ、2272人が自力での立ち上がりや歩行が困難な「要介護2」以上となり、1986人が認知症を発症、2920人が死亡した。
 交流頻度と健康リスクとの関連を性別や年齢、世帯構成、病気の有無などの影響を取り除いて分析した結果、同居者以外との交流が月1回~週1回未満の人は、毎日頻繁に交流している人に比べて、要介護2以上となるリスクが1.40倍、認知症の発症リスクが1.39倍だった。月1回未満では死亡リスクが1.34倍。週1回以上のお年寄りは、統計的に明確な差がなかった。
 斉藤雅茂・日本福祉大准教授(社会福祉学)は「調査では、他人との交流が週1回未満のお年寄りが2割弱もいた。積極的にいろんな人と付き合うことが健康にとっても大切だと知ってほしい」と話している。(桜井林太郎)」(2015/04/22付「朝日新聞」p5より)

この記事によると、週1回以上、同居者以外の人との交流があると、健康維持に有用らしい。
しかし・・・、だ。

先日、テレビで、福島からの家族を亡くした男性避難者が、テレビだけが置いてある仮設住宅で「何もする事がない」と昼間から酒を飲み、夜は「薬を飲んでも眠れない」と言っていた。
特に男性は、交流が苦手。
そう言えば、無くなったお袋が、前に老人ホームに入ったとき、女性は交流があるのでは?と思っていたが、意外と、部屋に閉じこもっていたことを思い出した。女性も、健康なうちは交流の意欲も出るが、認知症気味になると、それも難しいらしい。

「社会的孤立」を避けるには「周囲との交流」を!・・・か。
ま、この話、「分かっちゃいるけど」だな・・・・。自分は100%自信が無い。ま、上の5%に入る事は確実・・・。もうあきらめた・・・
とにかく、何事も(病気も死ぬのも!)“夫婦そろって”・・・。それっきゃ無い!!

150505tedasi<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 4日 (月)

川柳あれこれ~NHK「団塊スタイル~川柳で不満を吹き飛ばせ!」より

カミさんが録画しているNHK「団塊スタイル~川柳で不満を吹き飛ばせ!」(2015/05/01放送:再5/8 AM11)(これ)を見た。
本屋に“何々川柳”という本が溢れているが、シルバー族の間では講座も盛況らしい。

番組は、超有名な「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」から始まった。
番組の中で紹介された川柳のウチ、ちょっと気になったものを拾ってみる。

「エプロンが 化粧まわしに 見えてきた」
「夫婦仲 波風あったが 自然治癒」
「お局の 化粧へ 誰ももの言わぬ」

(シルバー川柳)「ガガよりも ハデだぞウチのレディーババ」
(詐欺予防川柳)「老人会「振り込め来たか」がご挨拶」
(転倒予防川柳)「つまづいた 昔は恋でいま段差」

「「若いね」と 乗せられ明日は外科通い」

味の好みが違う義理の母に一句
「おいしいね インスタントです お義母さん」

(クルマ川柳)「ウインカー 出し惜しみする ケチな奴」

「振り込めの 汚名に鷺(さぎ)が拗(す)ねている」

(旅の日川柳)「カーナビを かーちゃんナビが 制圧し」

「六十路(むそじ)過ぎ 妻が好きだと やっと言え」

そして、
「川柳にチャレンジ 3つのポイント」
・マネをする
・たくさんつくる
・比喩を身につける

だそうだ・・・

何度も書いているが、自分は川柳が好き。「なるほど」と感心するような作品に出会うと、幸せを感じる!?
これも繰り返しだが、自分はどうしてもこの“五七五”が出て来ない。
文章は出てくるのだが・・・
ま、相変わらず、“他人の川柳”を感心する事にしよう。

150504sugoi<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 2日 (土)

日本の終末期医療~「親族に違う考えの人もいる」の現実

先日、朝日新聞にこんな記事があった。
「(私の視点)終末期医療 仁愛の心を持てる法律を 黒岩宙司
 「医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救うを以(もっ)て志とすべし」。江戸時代の儒学者、貝原益軒の「養生訓」の言葉だが、日本の終末期の医療は「人を救う」というよりむしろ虐待ではないか。日々の臨床のなかでそう思うことがある。
 今年2月、カナダの最高裁が、医師による死の幇助(ほうじょ)を禁止した現行法は違憲と判断した。回復が見込めない重い病気で、耐え難い苦痛を受けているなどの条件がある場合に安楽死を認めるという画期的な判決だ。医師会は判決の前に議論し、法の枠内で、患者の死を手助けするか否かを決める際に医師は自らの良心に従う権利を持つという方針を示した。判決はこれを反映したといわれる。
 日本はどうだろう。僕らは治すという仁術にはたけているが、終末期の医療となると仁術が難しい。無意味で患者を苦しめるだけの延命から救ってあげようとした医師がことごとく有罪になっている。
 周防正行監督の映画「終の信託」は、この実態をリアルに描いた。患者の意思に従って気管内チューブを抜き、鎮静剤を投与した医師が殺人の疑いをかけられ検事に反論する。「あの状態で生きてるのは苦しむだけ。体中に針や管を刺されて、何もできずに、どうして生かされていなければならないんですか。医者や家族が責任を逃れるためにですか」。しかし、孤立無援のなかで医師には有罪判決が言い渡される。
 僕自身、末期の肺疾患で救急搬送された患者の息子さんから「胸の管を抜いてください。父も私も望んでいない。文書に署名してます」と懇願されたことがある。途方に暮れ、ある大学病院の呼吸器科部長に電話相談した。「そうしてあげたいが、このご時世、私なら抜きません。モルヒネも使いません。本人や息子さんはよくても親族に違う考えの人もいる」と気の毒そうな返事だった。
 挿管して生命維持を開始したのちに抜管が許されない医療は倫理的に問題があると、すでに22年前に海外の学術論文が述べている。これによると、抜管した医師を殺人罪で起訴する日本の検察は「管につながれたまま、死よりつらい状態で生かされ続けることになるかもしれない」という心理的な負担を患者にかけ、倫理的な罪を犯したことになる。
 実はカナダの現行の法律は、他の欧米諸国と同じように生命維持装置の中止(気管内チューブを抜くこと)をすでに認めている。今回の最高裁判決はこれをさらに進めたもので、医師が薬物を投与して死の手助けをすることも可能になる。
 世界の終末期の医療と日本のそれとは乖離(かいり)するばかりだ。生き方と同じで人の死に方に答えはない。司法や政府、医療現場と市民は力を合わせて、私たちが仁愛の心を持てる法律を作ってほしい。(くろいわちゅうし 医師)」(2015/04/11付「朝日新聞」p15より)

この話・・・
「胸の管を抜いてください。父も私も望んでいない。文書に署名してます」
「そうしてあげたいが、このご時世、私なら抜きません。モルヒネも使いません。本人や息子さんはよくても親族に違う考えの人もいる」

これが現実であろう・・・

でも、人が生まれることに、本人の選択肢はないが、死は本人による選択肢があっても良いのではないか?とも思う。
終末期を、本人の思い通りにしてあげるには、どんな手立てがあるのか・・・?

先日、NHKラジオ第二の「海のほ乳類クジラの博物誌」という番組を聞いていたら、海岸に打ち上がったクジラは、戻しても生き延びる可能性が無いので、苦しまないようにしてあげる。と言っていた。先日も、茨城海岸にイルカが150頭も打ち上がったが、生き延びたのは少ないのでは?

切腹の介錯と同じで、いわゆるトリアージの黒カードの場合、なるべく苦しまずに逝かせてあげるのが、かえって人道的だと思うのだが・・・

話は飛ぶが、先日、WOWOWドラマ「天使のナイフ」を見ていたら、こんな言葉があった。

あなたが生まれた時
あなたは泣いて 
周りの人は笑っていたでしょう
だから、あなたが死ぬ時
あなたは笑って
周りの人が泣いている
そんな生き方をなさい
      Native American

なかなかの名言である。
人間、はたして笑って死ねるものだろうか・・・

150502pro<付録>「ボケて(bokete)」より

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2015年5月 1日 (金)

95%が虫歯ゼロ~神奈川・中尾小の取り組み

先日、こんな素晴らしい記事を見た。
95%が虫歯ゼロ 中尾小の習慣付け教育とは
 全校児童の95%に虫歯が一本もない小学校がある。昨年度の「全日本学校歯科保健優良校表彰」小学生の部で最優秀賞を受賞し、“歯の健康日本一”に輝いた横浜市立中尾小学校(同市旭区)。全国平均では児童の半数に虫歯がある中、なぜ劇的な効果を挙げられたのか。学校を訪ねると、そこには熱心な学校歯科医の存在があった。
「この奥歯の上が磨けていないよ」「歯並びが悪い場所は、歯ブラシを縦にして磨いてごらん」
150501musiba 23日に行われた5年生の歯科検診では、学校歯科医の江口康久万(やすくま)さん(55)が、一人一人の磨き残しをチェックしていた。虫歯が見つかる児童はほとんどいない。
 25年ほど前に、同校の学校歯科医になった江口さんは年14回のペースで来校する。通常の学校歯科医よりも頻繁に顔を出し、児童の歯のケアに注意を払ってきた。
 江口さんは言う。「特に子どもの場合は利き腕の反対側の歯が磨きにくく、奥歯を磨くにはこつがいる。自分がうまく磨けない場所を理解することで、正しい磨き方が身に付く」
 磨き残しがあった場所は、組み立てると口の中の模型になるペーパークラフトに書き込み、一人一人に手渡す。自宅に持ち帰り、磨き方のくせを親子で理解してもらう。
 同校は2007年、同市学校保健会から歯科保健の研究校の指定を受け、全校を挙げて予防に取り組み始めた。歯磨きを習慣付けるため、給食後に全校一斉の「歯磨きタイム」がある。教室に歯磨きソングの音声と映像を流し、5分間かけて歯を磨く。
 授業にも虫歯予防を取り入れ、江口さんも教壇に立つ。児童は虫歯予防の劇を披露し、クイズ大会も開かれる。毎月8日は使っている歯ブラシを親子で点検するほか、保護者向けの歯科予防教室もあり、家族で虫歯予防に取り組んでもらう。
 こうした取り組みで、昨年度の6年生1人当たりの永久歯虫歯の本数(治療済みの歯を含む)は0.13本で、全国平均の0.7本を大きく下回った。
 高橋宏明校長は「正しい歯磨き習慣は一生の宝物。学校と家庭、学校歯科医の協力で、子どもの歯の健康を守っていきたい」と話している。」(
2015/04/24付「神奈川新聞」ここより)

この取り組みは素晴らしい。子どもたちの、一生付いて回る虫歯からの開放は素晴らしい。これこそが、教育・・・。

虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌)の感染によって引き起こされるという。
そして「ミュータンス菌は最初からヒトの口腔内に存在しているのではなく、口移しや食器の共有などによって、感染者の唾液が口に入ることによって感染する。」のだという。(wikiより)
そしてそれは、2歳半頃までで決まってしまい、それ以降は、ほとんど挽回の手立てがないらしい。

自分たちの子育てで、これだけは反省している。そんな知識が無かったので、まったく考慮していなかった。もしその事を知っていたら、2歳半までは徹底的に「親の唾液が赤ちゃんの口に入らない」ようにしただろう。やる気になれば、それは可能・・・

この小学校の場合、そんなこととは無関係に、“給食後の全校一斉の「歯磨きタイム」”などの実践によって、虫歯を追放したという。
何事も、校医執念と周囲の先生方の協力によって、可能になるのである。
つまりは、今からでも遅くはない。努力次第で、虫歯を追放することが出来る・・・。

虫歯は、親から子どもに対する、子育てによる悪い“遺伝”。何もしなければ、その悪い遺伝は伝わってしまう。
子どもにそれを伝えないようにする努力は、親の責任。先ずは2歳半までの徹底した唾液が赤ちゃんの口に入らないようにする努力。その後は、徹底した歯磨きの習慣付け。

自分も久しぶりに歯医者通いをしているが、世に虫歯知らずの人がいるのが羨ましい・・・・
ところで、虫歯菌だが、お袋も兄貴も虫歯が無い。つまり虫歯菌は居なかった?すると自分の虫歯菌はどこから感染したのか・・・。親父に抱かれた記憶がないので、まさか親父からでは無いだろうが・・・
何とも不可解な自分の虫歯菌の感染ルートだが、それはそれとして、“2歳半までが勝負”ということと、努力で虫歯は追放できることを、知らない若い親たちに伝えておきたいものだ。

150501kiee<付録>「ボケて(bokete)」より

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