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2015年4月26日 (日)

会計で「お愛想お願いします」は×~注意すべき敬語

今更、新入社員向けの記事でもないが、“「お愛想お願いします」は×”という見出しが気になった。自分も言うことがあるので・・・
新入社員 ここから講座 会計で「お愛想お願いします」は× 注意すべき敬語
 美しい言葉遣い&敬語を身に付けたい人は多い。上司との会話や電話応対、取引先とのやり取りなどで、敬語がきちんと使えるかどうかは、社会人としての信頼感を大きく左右する。前回につづいて、職場でのやりとり、会食の場、メールで間違って使っている敬語がないか、しっかりチェックしよう。
社内で
【1】資料を見たことを伝えるとき
△ 資料を見させていただきました
○ 資料を拝見しました
 敬語を知っている人なら謙譲語の「拝見する」を使うのが常識。「見させていただく」より洗練された印象を与える。
【2】上司や先輩に挨拶するとき
× ご苦労様です
○ お疲れ様です
 「ご苦労様」は目下の人をねぎらう言い方なので不適切。
【3】来客を伝えるとき
× 山本様が来られました
○ 山本様がお見えになりました
 「来られる」は受け身表現に取られかねない。「お見えになる」「お越しになる」「いらっしゃる」などの尊敬表現で。
【4】客を連れてきたことを上司に伝えるとき
× 山本様をお連れしました
○ 山本様をご案内いたしました
 「お連れする」は「連れてくる」「連行する」というニュアンスが含まれ、不快に思う人も。「ご案内する」が適切。
【5】上司の語学力について聞くとき
× 課長は中国語がおできになるんですか
○ 課長は中国語をお話しになるのですか
 目上の人に対して「できる」と能力を問うのは失礼に当たるので避けること。「お話しになる」と表現するのがよい。
【6】大学での専攻を伝えるとき
× 大学では経済学を学ばせていただきました
○ 大学では経済学を学んでおりました
 「~させていただく」は相手の許可を得て行うことに使うので、ここでは不適切。「学んでおりました」でよい。
【7】先輩の助言にお礼を言うとき
△ 先輩のアドバイス、参考になりました
○ 先輩のアドバイス、勉強になりました
 「参考になる」は相手を評価するような印象を与えるので、上司や先輩には「勉強になりました」と言うのが適切。
【8】相手の意見に納得するとき
× なるほどですね
○ おっしゃる通りですね
 「なるほど」に「ですね」を付けて丁寧にしたつもりでも、言葉として不適切。「おっしゃる通りですね」と言う。
【9】上司の話に心が動かされたと伝えるとき
× 部長のお話に感心いたしました
○ 部長のお話に感銘を受けました
 「感心する」は相手の行為に評価を下しているような印象に。目上の人には「感銘を受ける」「感服する」などを使う。
【10】上司に明日の予定を聞くとき
△ 明日、A社には課長も行かれますか?
○ 明日、A社には課長もいらっしゃいますか?
 「行かれる」は尊敬表現の「~される」と「行くことができる」の2通りの意味に取れる。「いらっしゃる」が適切。
【11】客が帰ったことを伝えるとき
× 山本様はお帰りになられました
○ 山本様はお帰りになりました
 「お帰りになられる」は過剰敬語。「お帰りになる」が適切。
【12】部長に聞いてほしいと先輩に伝えるとき
× 部長に伺ってください
○ 部長にお聞きください
 「伺う」は謙譲語なので、相手の行為に使うのは不適切。

受付業務で
【13】名刺をもらうとき
× お名刺のほう、よろしいですか?
○ お名刺を頂戴できますか?
 「~のほう」は接客などで使われがちだが、敬語とはいえないので不適切。謙譲語の「頂戴する」「いただく」を使う。
【14】担当者の不在を告げるとき
× 部長は不在ですが、いかがいたされますか?
○ 部長は不在ですが、いかがなさいますか?
 「いたす」は謙譲語で相手の行為に使うのは不適切。「いかがなさいますか」や「いかがいたしましょうか」と言う。
【15】資料を渡す場所を示すとき
× こちらで資料をご拝受ください
○ こちらで資料をお受け取りください
 「拝受」は謙譲語なので相手の行為には使わない。「お受け取りください」が適切。
【16】メールで非礼を丁寧に詫びるとき
× 厚くお詫び申し上げます
○ 深くお詫び申し上げます
 「厚く」はお礼など、よいことに使う表現。「深く」が適切。
【17】「お体を大切に」と言いたいとき
× お体、ご自愛ください
○ ご自愛ください
 「自愛」は「自分を大切にすること」、つまり体を大事にする意味が込められているので、「お体」は不要。
【18】提案書を見てほしいとき
× 提案書をご拝見いただけると幸いです
○ 提案書をご高覧いただけると幸いです
 「拝見」は謙譲語なので、相手の行為に対して使うのは不適切。相手の見る行為を敬う「ご高覧」が適切。
【19】返事を読んだと伝えるとき
× お返事読まさせていただきました
○ お返事を拝読いたしました
 「読まさせていただく」の「さ」は不要。「拝読」が適切。
【20】会食で店員を呼ぶとき
△ すみません
○ お願いします
 「すみません」は言い方によっては横柄に聞こえる。きちんとした印象を与えるには「お願いします」が適切。
【21】会計を依頼するとき
× お愛想お願いします
○ お会計をお願いします
 「お愛想」は店側が「お勘定」の代わりに使い始めた言葉なので、客側が使うのは不適切。「お会計」「お勘定」でよい。

この人に聞きました。
山岸弘子さん
 NHK学園専任講師。NHK学園で敬語指導に当たる傍ら、航空会社の接客資料の作成や、テレビのクイズ番組の敬語問題の監修にも携わる。全国で研修・講演も行う。著書に『すぐに使えて、きちんと伝わる 敬語サクッとノート』(永岡書店)など。(日経WOMAN 藤川明日香)」(2015/04/20「電子版日経」より)

上に21の例があるが、心配になってチェックしてしまった。
結果は、・・・(大きな声では言えないが)10勝2敗、9引き分け。
2敗は「× 山本様をお連れしました」と「× お愛想お願いします」。
特に、食堂で「お愛想」とは良く使う・・・。

しゃくに障るのでNetで調べてみると、こんな記述が見付かった。
「「お愛想」という言葉は、会計時、お店側が「今日はわざわざお越しいただきましてありがとうございます。こちら、色々と不手際などございましたかもしれません。それなのに、会計のことを申し上げるなど愛想のないことで恐縮です。大変失礼いたしました。どうぞまた、これに懲りずにお越しくださいね」という意味で伝えるものです。
では、お客さん側である私たちがお店の人に「お愛想!」と言ってしまうと、どんな意味になってしまうのでしょう。
「お愛想」とお客さんが言ってしまうと
「このような愛想のない店からはもう出たいので、精算してくれ」というニュアンスになってしまう。
ここは無難に「お会計お願いします」「お勘定お願いします」という言い方にして、言葉の本来の意味合いを理解しておきたいところですね。」(
ここより)

考えてみると、「お愛想・・・」という言い方は、誰に教わったものでもない。誰かが使っていたので、それをまねて言っていただけ。
しかしそれは誤りだったのか・・・

これからは食堂で、「お勘定を・・」と言うことにしよう。
ああ人生! 何と奥深いことか!!(←オーバーだけど・・・)

150426sign<付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/index.html
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokugo_sisaku/kotoba_shokudo/index.html
国語に関することなら、こういう資料もありますよ。
私も「姑息」「憮然」「確信犯」などを間違って使ってますね・・・

【エムズの片割れより】
いやはや、世の中には色々な資料があるのですね~~。

投稿: マッノ | 2015年4月30日 (木) 21:01

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