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2015年3月22日 (日)

葬儀費用の地域の違い

お彼岸である。
先日の日経新聞にこんな記事があった。
葬儀代 進む低価格競争 ~異業種参入 支払い多様化
 人生の終わりをどう迎えるかを考える「終活」が広まり、多くを語りにくかった葬儀代についても意識が向きやすくなってきた。葬儀業界は異業種の参入が相次ぎ、ブラックボックスだったコストを透明にする動きもある。支払い方法も多様になり、低価格競争に向かう流れも生まれている。
 高額支出の代名詞でもある葬儀費用だが、最近は低下傾向にある。日本消費者協会の150322sougidai 調査によると、日本人が葬儀にかける費用は2013年時点(第10回調査)で平均188万9000円だった。これはピークだった03年(第7回調査)の236万6000円と比べて2割ほど安い。葬儀業は許認可制ではなく、新規参入は自由だ。異業種からの参入が増えていることで競争原理が働き、費用の低下が進んでいる。
 09年に参入したのが流通大手のイオンだ。14年に葬祭事業を「イオンライフ」として分社化し、「イオンのお葬式」として展開する。全国約500の葬儀社と提携し、規模などに応じて20万~70万円程度の定額プランをそろえる。催事場の空き時間を使ったり、イオンの流通網を活用したりすることで従来の葬儀よりもコストが抑えられるという。
 13年に設立したベンチャー企業のアメイジングライフは、身内だけでお通夜と葬儀を行う「シンプル葬」を東京と福岡で手掛ける。提携する葬儀社とのやりとりをネットに集約するなど人件費や固定費を削減し、火葬場への僧侶の手配などオプション料金を含めても葬儀費用は約70万~80万円にとどまる。ネット上で費用の見積もりや申し込みが完結するのが特徴だ。スマートフォン(スマホ)からでも申し込みができる。
 低下が進んでいるとはいえ葬儀費用はまだ高額だ。「負担が大きすぎる」「お墓や仏壇の購入のためにある程度のお金は残しておきたい」など、一括払いを避けたい人向けに支払い方法も多様化が進んできた。
 その一つの「葬儀ローン」はジャックスやオリコなど、信販大手が葬儀社と提供する。葬儀ローンは葬儀社が窓口になって契約することが多いため、手続きが簡単とされている。金利水準は提携している葬儀社の価格帯によって変わってくるが、両社とも平均して年率7~8%が多い。葬儀費用に充てることのできるローンは、他に利用目的を限定しない銀行の「フリーローン」などがある。
 最近ではクレジットカードで葬儀代を払えるようにもなってきた。前出の「イオンのお葬式」は、1回払い限定だがイオンカードでの支払いが可能。アメイジングライフの「シンプル葬」はVISAやマスターカードなど五大国際ブランドのクレジットカードが使え、分割払いやリボ払いも可能だ。決済大手のベリトランスもクレジットカード大手のクレディセゾンなどと組み、葬儀を終えた喪主が葬儀費用をクレジットカードで支払ったり、ローンを組めたりするサービスの提供を2月から始めた。(谷翔太朗)」(2015/03/14付「日経新聞」p22より)

当サイトは、相変わらずこんな記事を気にしている。上の記事で面白いのは、地方毎の葬儀代のかけ方・・・。平均を見ると、関東北部が236万円の1位で、中部南部と近畿が200万円を超えている。そして最低の四国は134万円。何と1.8倍近い。これが平均なので、その違いに驚く。
これは文化なのだろう。つまり、地域の文化・風習によって、大きく変わるようだ。

葬儀は残された人のために行うという。確かに、現役時代にはよく葬儀に行った。誰々のご母堂の葬儀など・・・。もちろんご母堂を知っていて、悼む訳ではない。知っている喪主との“今後の関係のため”に行くのである。まさに義理・・・
でも、現役を引退した後では、そんなしがらみも消える。“素”になる。付き合いで行くことも少ない。そして自分たちが行う葬儀は簡略化される。リタイア後は、会葬者も近親者に限られるので、それは当然の動き・・・
そもそも葬儀の連絡を受けて困る人はいても、喜ぶ人はいない。つまり誰も知りたくないのである。本当は行きたくないのである。しかしそれは“お義理”の世界・・・。よって、自分は知らせない。そして、昨年と今年の近親者の葬儀では、そのようにした。
結果、誰も困らず、喪主は少ない費用で満足裏に終えることができた。

結婚式と葬式の膨大な費用は、常に話題になる。まあ結婚式は「これから」なので、少しはお金をかける意味があるかも知れないが、葬儀は1回きりで、その後が無いので、それほど満足感は残らない。
それにしても、世の中では直送等、葬儀の簡素化が話題になっている割に、このリストを見ると、まだまだ「しがらみ」は大きいな、と感じた。
都会では、既に「何でもあり」の自由な風潮になっているものの、お寺(菩提寺)のしがらみがあるとそうそう自由にはならない。
これから我々団塊の世代がお墓に入るとき、お寺とのしがらみと、どう折り合いを付けるかが、試されている。
次世代への負の遺産とならないように、“簡単に”消えねば・・・ね。

150322keitai <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

地域差があるんですね。
個人差なら、自分にも覚えがあるんで分かりますが。
もう一つ気になったのは、表の経費の他に寺に支払う金。
仮通夜、通夜、本葬、初七日、四十九日あたりまでが葬儀費用かなあと思うのです。
更に言えば、香典返しの費用だって計算に入れないと。
私の親は知己が多かったので知らせないわけにはいかなかったのですが、私は式嫌いでもあるので、自分の時には家族だけで困らない程度にやって貰いたいですね。

【エムズの片割れより】
特にお布施は地域差があるようで・・・
福島では、200~300万とか。それを拒否すると、墓に入れて貰えない・・・
出来れば、霊園が良いのですがね・・・

投稿: 通行人 | 2015年3月23日 (月) 09:30

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