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2015年1月 4日 (日)

「人口減少は怖くない」??

正月の新聞は、こんな話題でスタートした。
人口自然減 最大の26万人 出生数、4年連続で最少 14年推計
 2014年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは前年より2万9千人少ない100万1千人で、統計の残る1899年以降最少を更新したことが31日、厚生労働省の人口動態統計の年間推計で分かった。死亡数も戦後最多の126万9千人。出生数が死亡数を下回る「自然減」は26万8千人で過去最大となった。
 出生数は4年連続で最少を更新した。1990年代は120万人前後で推移していたが、05年150104jinko に初めて110万人を下回った。14年はかろうじて100万人台を保ったが、9月に明らかになる確定数では割り込む可能性もある。
 日本の人口の自然減は8年連続。05年に初めて自然減に転じ、07年以降は減少幅が拡大、10年に10万人、11年に20万人を突破した。
 厚労省は「20~30代の女性の人口が減っており、今後も出生数の減少が見込まれる。高齢化も進展しており、人口減の傾向は続く」としている。
 14年の死因の最多はがんの37万人。次いで心筋梗塞などの心疾患(19万6千人)、肺炎(11万8千人)、脳卒中などの脳血管疾患(11万3千人)と続いた。死因上位の4疾患は4年連続で順位に変化が無く、死者数の約6割を占めた。
 婚姻件数も前年比1万2千組減の64万9千組で戦後最少を更新。戦後で最も少なかった11年(66万1895組)を大きく下回った。
 一方、離婚件数は22万2千組で、前年より9千組減った。02年に28万9836組で戦後最多になって以降は減少傾向にある。」(2015/01/01付「日経新聞」p46より)

年々日本の人口減が進んで行く。それが危機か??

先日の日経新聞には、こんな記事もあった。
人口減少は怖くない
 今世紀末には日本の人口が半減しそうだ。国力がガタ落ちになるから、今のうちに何とかしなければとばかりに、国を挙げた論議になっている。
 しかし、人口減少の何が怖いのか、どこまで心配すべきものなのかを冷静に考えておきたい。
 明治時代初期の日本の人口は3500万人で明治の終わりに5000万人を超えた。日中戦争の頃に7000万人、1967年に1億人を突破し、2008年には第2次世界大戦前の2倍近くになった。その結果、先進国のなかで突出して人が密集する国になった。
 仮に日本が英国並みの人口密度だとすると人口は9800万人になる。ドイツなら8700万人、フランスであれば4300万人だ。
 これらの国々は日本とほぼ同じレベルの国土面積だ。ちなみに日本が米国並みの人口密度ならば総人口は1250万人にすぎない。
 昨今の日本は歴史的にも国際的にも「混雑しすぎ」といえないか。8000万~9000万人程度で居心地が良い感じもする。
 もちろん現在の福祉や税制など国の基幹部分の仕組みは人口1億人超を基準にできあがっている。今の速度で人口が急減していけば体制の維持が困難になる。当然、減少ペースを落とす対策を講じなければならない。
 だが、より根本的には効率的な国土・社会の運営へ思い切った構造転換を進めていくべきだ。その際、人手が成長のエンジンで、ハード産業が高い付加価値を生み出す、という従来の発想から抜け出す必要がある。これにこだわると新興国にかなわず、人口減少の副作用も抑えられない。
 そこで推進したいのが地方の中核都市のコンパクトシティー化と相互のネットワーク化だ。エコ社会の推進につながるし、人が住まなくなった土地で生産性の高い農林水産業を展開できる。
 まずは都市への人の集積でソフトパワーを磨く。生まれたスペースを活用して国際レベルの1次産業を育成する。国全体を人手のかからない高機能で高付加価値な構造に変えていくのである。
 昔流の「産めよ増やせよ」にとらわれず、日本にとって心地よい人口の適正水準を策定し、その人口を確保するための方策を考えることが大切だと思う。人口減少をむしろ好機だととらえるべきではないか。(鵠洋)」(2014/12/17付「日経新聞」p17「大機小機」より)

ピンチはチャンス、とはよく言われる。日本の人口減も、果たしてホントウにピンチか?という議論である。
確かに、人口増はせせこましい環境を生む、と捉えると、人口減による広々とした環境の方が望ましい、とも考えられる。要は、人口の増減よりも、それで浮いた土地などを、どう効率よく活用できるか? そこから何が生まれるのか・・・という議論だ。

上の記事で「人が住まなくなった土地で生産性の高い農林水産業を展開できる。まずは都市への人の集積でソフトパワーを磨く。生まれたスペースを活用して国際レベルの1次産業を育成する。国全体を人手のかからない高機能で高付加価値な構造に変えていくのである。」という発想は面白い。
放置されて荒れ果てた農地が、米国のような機械化された広大な工業農地に生まれ変わったら・・・、と考えると、何と楽しいことか・・・
そうだ。人口減ということは、人の住まなくなった土地が増えると言うこと。シャッター通りも含めて、“新”日本列島改造論で、少人数日本に向けた新たな国作りなど、ワクワクする楽しい話ではないか・・・
しかも、それを国主導の民力活用で推進すれば・・・。

ふるさと納税でも、お礼の米が不足して、急遽遊休地がまた米を作り出した、という話もある。施策次第で、ピンチがチャンスに生まれ変わる。

アベくんも、憲法改定などに力を入れるのではなく、1次産業などの足下の国力増強策に力を入れてくれると良いのだが・・・。ま、ムリだと思うけど・・・

150104kotatu <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3594_all.html
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3595_all.html
この記事と関係あるかどうか分かりませんが、一応、こんな放送をしていたものですから。
やはり、アイデアとやる気なんでしょうね。

【エムズの片割れより】
タイムシフトVTRで両方とも見ました。
やはりリーダーが必要ですね。知識があってやる気のあるUターンのリーダーが・・・

投稿: マッノ | 2015年1月 9日 (金) 20:50

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/index.html
こちらにも同じようなことが載っていますね。
あとは、移民の受け入れに関しては、単一民族の国である日本では、
他国と比べるとより敏感になるだろうと言っていますね。
それこそ、差別や格差ができかねないと・・・

【エムズの片割れより】
その記事は自分も読みましたが、確かに日本では、受入が難しい気がします。
移民⇒言葉の壁から底辺に⇒貧困から暴動・・・
ありそうで・・・

投稿: マッノ | 2015年4月23日 (木) 22:12

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