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2014年12月29日 (月)

「インフルエンザ、予防接種したのに…」

今日のTVニュースで、宮崎市高岡町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が確認され、200人がかりで約4万2千羽を殺処分したと言っていた。
鶏に身になってみると、何ともはかない命だ。それほどウイルスは怖い・・・

先日の新聞にインフルエンザの予防接種の記事があった。
インフル、予防接種したのに…
ウイルス、毎年マイナーチェンジ 症状を軽減、「感染しない」は誤解
 例年より3週間ほど早く流行期が始まったインフルエンザ。予防ワクチンを接種したので自分はかからないと安心している人がいたとしたら、それは誤解だ。今シーズンはワクチンを部分的に変更し、効果の改善が期待されているが、それでもまったく感染しないわけではない。油断は禁物だ。

 国立感染症研究所は全国約5000の医療機関から週間の患者数の報告を受けており、それが平均で1機関当たり1人を超えると全国的な流行と判断される。今シーズンは11月24~30日の週で1.9人と初めて1人を超えた。12月1~7日の週で3.49人、8~14日の週で7.38人と増え続けている。通常は年明け1~2月にピークを迎える。
 予防接種をしたのにインフルエンザにかかってしまった。こんな体験をした人もいるだろう。日本のインフルエンザ用ワクチンは感染を完全に防ぐためのものではない。予防接種をしてもかかることがある。
 ではなぜ接種するのか。それは、症状をある程度軽減したり、重症化するのを抑えたりする効果が期待されているからだ。インフルエンザでは慢性呼吸器疾患や糖尿病などの基礎疾患を抱える人や免疫力が低下している人、高齢者や子どもが重症化する恐れがある。
効率より効果優先
 他の病気のワクチンと違い、インフルエンザでは予防接種を毎年する必要がある。感染研・感染症疫学センターの砂川富正第二室長は「ウイルスが突然変異でマイナーチェンジを毎年のように起こすから。細胞とくっつくたんぱく質などが変わり、ワクチンが効きにくくなる」と説明する。
 重症化などを改善する効果は、どの種類のウイルスをもとにワクチンを作るかなどによって変わる。今シーズンの日本のワクチンについて、感染研の小田切孝人インフルエンザウイルス研究センター長は「日本は効果を優先した。効き目の改善が期待されている」と話す。一部の種類で海外は製造効率の高いものを採用したが、日本は効き目を狙って別の種類を選んだ。
 製造に使う種類は事前に流行を予測して決める。製造に何カ月もかかるため、日本では前のシーズンが終わる前の3月下旬までに選ぶ。その後に情勢が変化しても修正できない。予想と流行がずれれば、効果も低下する可能性がある。
141229infuru1  インフルエンザウイルスはA、B、C型に大別される。大きな流行の原因となるのはA型とB型でそれぞれ種類がさらに分かれる。A型では近年、H1N1とH3N2(A香港型)だ。2013~14年にかけての日本の昨シーズンは、調べたうちの4割以上がH1N1で、次いでB型、H3N2の順だった。だが流行の比率はシーズンによって変わり世界共通とも限らない。
 日本のワクチンはH1N1、H3N2、B型の3種類を組み合わせて作る。ただ、同じH1N1でも様々な種類があり、それがうまく流行と合わないと効き目が弱まる。近年、特に効果の低下が問題になっていたのがH3N2だ。製造に使う鶏卵でウイルスが増殖しやすいようにする過程でわずかな変化が起きていた。
 そこで今シーズン向けではH3N2の中であまり変化しないものを探し、日本は従来から変更し、「ニューヨーク/39/2012」という種類を選んだ。
 今シーズンの流行は今のところほとんどがH3N2だ。このまま主流になるとは限らないが、一般にH3N2は高齢者が重症化して肺炎になる恐れが比較的高いとされる。小児が重症になって脳症を発症するケースも含め、重症化を抑えるのに役立つ可能性がある。
 一方、B型はビクトリア系統と山形系統という2種類のウイルスが候補だが、両方とも流行するなど予想が難しい面がある。日本の来シーズン向けにはB型を2種類とも採用し、計4種類で作るワクチンに変更する準備が進んでいる。
手洗いなど総力戦
 ワクチンは重い急性疾患を持つ人などは接種をしない方がよい場合もある。また、接種141229infuru2 による副反応が起きる例もある。かかりつけ医と相談して接種するかどうか決めることも大事だ。砂川室長は「ワクチンを接種したから大丈夫ではなく、手洗いをするなど総力戦で対応して」と話し、他の予防策の大切さも強調する。
(編集委員 賀川雅人)」(2014/12/26付「日経新聞」夕刊p7より)

自分も先日、今年のインフルエンザの予防接種をした。
振り返ると、ここ10年来、ずっとインフルエンザの予防接種をしてきたのだが、昨年からカミさんがやらなくなった。それまでは、カミさんがアレンジして、接種料が安い医院を探し、強制的に接種をさせられていたのに・・・
聞くと、老人ホームに行くときに、インフルエンザを持ち込んではいけないと思ってしていたという。それが、お袋が亡くなったりで、その必要が無くなったので、しなくなったという。
しかし自分の場合、65歳以上は2200円だということもあり、近くの医院で自分だけ受けている。しかし、2日ほど調子が悪かった。まさにそこで貰った注意書き通りの、倦怠感と熱っぽさ・・・。しかし、こんな副作用をしてまでも、受けるべきか・・・と疑問に思った。

上の記事とダブルが、インフルエンザの予防接種の効能について、厚労省のサイトにはこうある。
Q.18: ワクチンの接種を受けたのにインフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?
インフルエンザにかかる時はインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
 ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が起こります。この状態を「発症」といいます。ワクチンには、この発症を抑える効果が一定程度認められています。
 発症後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や御高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。ワクチンの最も大きな効果は、この重症化を予防する効果です。

※平成11 年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」の報告では、65 歳以上の健常な高齢者については約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったとされています。

以上のように、インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、またたとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。
ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください。

Q.30: インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)にはどのようなものがありますか?
・・・全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。」(
ここより)

またこんな記載もある。
「インフルエンザ予防接種の有効性は世界的にも認められています。我が国においても高齢者の発病防止や特に重症化防止に有効であることが確認されています。
 65歳以上の高齢者に対して行った調査では、予防接種を受けないでインフルエンザにかかった人の34%~55%は、予防接種を受けていればインフルエンザにかからずに済んだこと、また予防接種を受けないでインフルエンザにかかって死亡した人の82%は、予防接種を受けていれば死亡せずに済んだことが報告されています。」(
ここより)

そう言えば、前に予防接種をしたのにインフルエンザにかかったことがあった。その時も「接種を受けたから、これ位で済んでいるんだ」と医者に言われたっけ・・・
その効果は、結果として比較できないので分からない。安心料か・・・。しかも自分の場合、その10%に入る副作用を覚悟して・・・

それにしても、この冬は、早くも1週間ほど風邪で微熱が出たり、腹風邪?で2~3日腸炎を起こしたり・・・。その時にしみじみ思った。「何もない」状態がいかに有り難いことか・・・
カミさんに幾ら言われても、マスク大キライ人間を押し通している自分だが、この接種がキチンと働いてくれることを祈ろう。65歳以上では、5割の人がインフルに罹らず、8割の人がインフルで死ぬのを避けられるそうなので・・・。

141229namae <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

この猫なんてかわいい理知的な目をしてるの!!!・・・。 いつも「ボケて」を楽しみに見ています。ああこれで今年の暮れを迎えられて幸せです。ありがとう。(ちなみにこの子うちの子に少し似ています。)
 私も16日の晩に風邪の咳が出て一晩で声がでなくなりました。びっくりして医者に行くと、薬3日分しかくれなくて、その後2度もいきました。ようやく昨日今日あたりで治ってきましたけど。2週間もかかりました。

【エムズの片割れより】
“付録”へのコメントは珍しい・・・!!
風邪は万病の元。お互い注意しましょう。

投稿: み~子 | 2014年12月31日 (水) 22:13

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