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2014年10月22日 (水)

学芸会の「議会」は必要??

今日のテレビニュースでも、またまた議員の不祥事の話が流れていた。
参院外交防衛委:政府想定問答読む片山さつき委員長問題に
 参院外交防衛委員会の片山さつき委員長(自民党)が21日の委員会審議中に、政府側が閣僚らの答弁用に用意した答弁資料(想定問答)を読んでいたことが問題となり、審議が中断し散会となった。野党は「委員長の公平中立性が疑われる」と反発しており、与党内からも片山氏の辞任論が出ている。
 片山氏は16日と21日の委員会で、事前に政府側に外務・防衛両省と内閣官房の想定問答を要求し、与野党議員の質疑にあわせて読んでいた。片山氏が自民党参院幹部に認めた。
 自民党の吉田博美参院国対委員長が民主党の榛葉賀津也参院国対委員長に謝罪したが、榛葉氏は「三権分立のはずなのに、立法府の委員長が行政府の答弁書を事前に入手したのは前代未聞で、たるんでいる」と受け入れなかった。」(「
毎日新聞」2014年10月21日(ここ)より)

天下の国会と言えども、発言者は予定原稿を読み、委員長も、発言者が読む原稿を手に、“議論”の調子を取る。まさに出来レースであり、下の記事で片山氏が言うところの「学芸会」だ。県議会はもっとひどいらしい。

先日の朝日新聞にこんな記事があった。
不祥事うむ「内向き」議会
 「号泣」会見の兵庫県議会、セクハラやじの東京都議会―。都道府県議会で不祥事が止まらない。議員個人の資質が問われる一方、問題の根底には、住民から遠く、役所や業界に近いという、議会の「内向き」な体質が見え隠れする。

働かなかった自浄作用
兵庫県

 「現職は全員あかんな」
 9月、兵庫県議会で民主党系会派に属する越田謙治郎議員(37)は、事務所に電話をかけてきた住民にそう言われた。7月、野々村竜太郎・元県議らの政務活動費の不透明な支出が相次いで明るみに出た。議会事務局には苦情の電話が殺到し、矛先は県議会全体に向いた。
 政活費のルール改正を余儀なくされた県議会は、使った分を精算する「後払い」に変えた。交付額は1割削減した。「何十万円もの立て替えは難しい」「足りない」という恨み節も聞こえる。ある県議は「個人の資質の問題なのに、議会全体が批判されるのはおかしい」。だが、10月10日、過去の政活費を点検した県議会の検討会は、現職24人が計約500万円の不適切な支出をしていたと明らかにした。
 これまでも政活費の報告書は議長に提出され、不審な点があれば調査もできた。しかし、長い間「自浄作用」は働かなかった。越田氏は「議長だけでなく、自分にもできることがあったかもしれない」と悔しがる。
  「『県議は必要なのか』という厳しい意見もある」と梶谷忠惨・県議会議長はいう。「県政への住民の関心の低さ」が、「議員の緊張感を薄れさせ、問題を起こす要因の一つになっている面はあるかもしれない」。
 越田氏は8年間務めた同県川西市議時代、議会で市に意見すれば、住民から「がんばれ」と励まされた。県議会の議場は地元から電車で約1時間かかり、傍聴に来る住民は少ない。県政を知ってもらおうと、毎月、地元住民と昼食会を開くが、「県議に何をゆうていいか、わからへん」と言われた。
 政活費のルールを変えるための条例改正案が可決された9月22日、越田氏の会派の県議5人が集まった。県議会改革について前向きに話し合った。ところが、議員が地域に出向き住民と対話する「議会報告会」に話が及ぶと、「そもそも、住民はそんなものを求めているのか」と開催に慎重な意見が多かった。
 越田氏は言う。「野々村さんの問題で、議会が注目されている今だからこそ、県議一人ひとりが、一歩踏み込んだ活動をしなければならない。住民が政治に参加しなくなれば、県庁や業界相手の『内向き』な議会になってしまう」

質問は県職員が「作文」
  山梨県

 定数38(欠員2)の山梨県議会。「本会議の質問を常に自分で書く議員は10人ぐらい」。ある県職員が明かす。県職員が「作文」するというのだ。そうした議員は質問したい内容を県職員に伝え、用意された「作文」に手を加えるだけという。
 ある県議は「県政について県議よりも詳しい担当課が質問を作ることで、県の答弁も深まり、議論が意味のあるものになる」と意に介さない。
 県にとっては、「こちらが書くことで、議会をコントロールできる」(県職員)。開会前になると、県の担当者が県議のもとに「質問取り」に行く。県がアピールしたい事業を質問してくれるよう県議に頼む「タマ出し」も欠かせない。
 力のある県議には、実績になるような質問を持ちかけて「花を持たせ」たり、質問を「それなりのところ」で収めてもらったり。「本会議の質問は『壮大な茶番劇』」と話す県職員までいる。

鳥取県はガチンコ
 旧自治官僚で鳥取県知事を1999~2007年に務めた片山善博・慶応大教授は、「全国、こんな議会だらけ」と指摘する。知事に就任すると、あらかじめ議員が了承した議案ばかりが提出され、準備した原稿を読み上げるだけだった県議会を「学芸会」と痛罵し、事前の根回しや、質問と答弁のすりあわせを廃止した。
 県議たちは反発した。就任した99年の9月議会。ある県議から「失礼でありますが、すべてをぶっつけ本番での質疑応答では、いくら博識多才な片山知事でも的確な答弁もできず、非効率な状態となるはず」と問われた。片山氏は「答弁する側」の問題としたうえで、「書いてもらったものを読むだけでは、真の議会での議論にならない」と応酬した。
 「ガチンコ議会」で議論は活性化した。議場での公の議論を徹底し、議案を通してもらうための根回しをしない片山氏に議会側が対抗する方法は、公の議論しかなかった。その結果、一部の支援者や業界の要望を通そうとしがちだった議員の姿勢が変わったという。
 「それまでは、たとえば『だれそれを県営住宅に入れろ』と言っていたのが、『県営住宅の不足問題』という県全体の普遍的な問題として解決を目指すようになった」
 議員が現場に出向き、住民の意見に耳を傾けるようになった。議案の問題点を次々と指摘され、県側が修正に応じたこともある。片山氏は言う。「県民全体の視点で議論する『県民向き』の議会になった」
 鳥取県議会事務局によると、現在も議員は自ら質問を作り、県は概要しか聞き取らない。提示された質問を突き返したり、答弁の内容を教えたりは「絶対にしない」。担当者は「真剣勝負で議会と県が高め合う関係が続いている」という。(田中聡子、編集委員・東野良和)」(2014/10/12付「朝日新聞」p28(首都圏)より)

今回の国会もあきれるが、世界に日本の恥をさらした兵庫県議会や都議会は歴史に残る大失態。
国会は政権の手足に成り下がっており、どうしようもない状態だが、まだ市議会は陳情や広報などで存在感はある。しれにしても、県議会の何と存在感の無いこと・・・
何をやっているのか、皆目分からない。分かるのは新聞沙汰になる不祥事だけ・・・
その背景の一部が、この上の記事で分かったような気がした。住民も、県議会を相手にせず、県会議員も、県民から相手にされていないことを意に介さない。
これでは「県議会不要論」が出てもおかしくない。

国会議員や、地域の市会議員の名前は、選挙になると、名前を思い出す。しかし都議会議員は全く知らない。選挙に行ったかどうかも覚えていない。
でも都県議会のために、多くの税金が遣われていることも事実。しかしその活動が、こんなものだと、「県議会は要らない」と言いたくもなる。

しかし肝心なのは、我々住民の都県議会に対する問題意識。その為には、「何をやっているの?」と少し勉強せねば・・・。でもネ・・・。

141022ijime <付録>「ボケて(bokete)」より


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