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2014年9月25日 (木)

「事故る」「パニクる」使う、半数~文化庁の国語調査

今朝の日経新聞にこんな記事があった。
「「事故る」「パニクる」使う、半数 文化庁が国語調査
 電子レンジで加熱する意味の「チンする」など、名詞や擬音、英単語の一部などに「る・する」を付けて動詞化した造語が広い世代に浸透していることが24日、文化庁の2013年度の140925kotoba1 「国語に関する世論調査」でわかった。こうした造語の調査は初めて。「チンする」は90%、「サボる(怠ける)」は86%が使うと回答した。
 調査は今年3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。他に使う人が多かった造語は、「お茶する(喫茶店などに入る)」66%、「事故る(事故に遭う)」53%、「パニクる(パニックになる)」49%など。
 世代で使用の割合に差が大きいものもあった。英語で否定を意味する接頭語「dis」が語源の「ディスる(けなす、拒否する)」は、全体では6%だったが、インターネット上では広まっており、20代以下では約34%が使うと回答した。「告(こく)140925kotoba2 る(愛を告白する)」や「きょどる(挙動不審な態度をとる)」の使用も30代以下に集中していた。
 文化庁は「日本語の特徴的な表現であり、言葉の乱れとは言えない。ただ、使い方は世代間で異なり、場面によってふさわしい言葉遣いを選んでほしい」としている。
 慣用句に関する調査では意味を選択式で尋ねたところ、「世間を渡ってずる賢くなっている」を意味する「世間ずれ」は、55%が「世の中の考えから外れている」と誤って理解していた。04年度調査と比べ、正答率は15ポイント低下の36%だった。
 一方、気になる言葉の使い方の調査では、「お会計の方、1万円になります」「千円からお預かりします」という「マニュアル敬語」に違和感を持つ人が過去の調査より増加した。」(2014/09/25付「日経新聞」p3より)

先日、熱海の花火見物で「ヤバイ」という若者の連呼にビックリしたが(ここ)、日本語はどんどん変わっているようである。
「チンする」「サボる」はてっきり日本語だと思っていたが、どうも違うらしい。ちなみに、それらを広辞苑に載った“正式な日本語”かどうか、引いてみた。
「サボ・る 自五(サボの動詞化)なまける。なまけて仕事を休む。ずる休みをする。「学校を―・る」」
「じこ・る【事故る】自五(「事故」を動詞化した語) 事故が起こる。事故を起こす。特に交通事故にいう。」
「パニク・る 自五 (「パニック」の動詞化) 頭が混乱して、わけがわからなくなる。パニックに陥る。」

は載っていたが、「チンする」「お茶する」「ディスる」「告(こく)る」「きょどる」は載っていなかった。
まあ広辞苑に載っている言葉くらいは自分も使うが、それ以外はまず使わない。

一方、確かに「世間ずれ」は広辞苑にこうあった。
「せけん‐ずれ【世間擦れ】 世間にあって苦労し、悪賢くなっていること。」
そうなのか・・・。もちろん知っていたけど!?

先日、テレビで、田部井淳子さんが普通の中学生を全員富士山に塔頂させる、という番組を見た。そこで女子中学生が「足が拒否ってる」と言っていたのには感心した。実に“もう疲れて歩けません”という状態を良く表している。なるほど・・・

でも、こんな“生き物の言葉”を考えると、前に考えた「現代人が江戸時代にちん入したら、話が通じるか?」という疑問も解ける(ここ)。
同じ日本語でも、言葉のエリアが違うので、例え文法は同じでも、まず通じないな・・・。
まあ、もうすぐ1歳になる孫がしゃべり始める前に、孫との会話が成り立つように、少し若者言葉を覚えようか??

(関連記事)
“ことば”は生きもの~若者言葉から

140925tuitekoi <付録>「ボケて(bokete)」より


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