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2014年8月13日 (水)

SONYの「HDDオーディオプレーヤーHAP-Z1ES」が素晴らしい

SONYの「HDDオーディオプレーヤーHAP-Z1ES」(ここ)が素晴らしい・・・。実は、これについて今まで色々と言っていたのだが、結局買ってしまった。
結果は大正解! まずその音。繊細な高音、そして腹に響く低音。今まで自分が経験しな140813hapz1es かった音の世界がここにはあった。そしてタブレットによる操作性の素晴らしいこと・・・。
同じく昔のHDDプレヤーNAC-HD1を愛用している自分の使い方からすると、文句の付けようが無い。音は、今まで自分が聞いていた(NAC-HD1)⇒D/Aコンバータ(DA-200)の音がアナログテレビとすると、HAP-Z1ESの音は、まるでハイビジョンテレビに変わったほど・・・と言っては言い過ぎか・・・!?
まさに、「SONYさん!参りました!降参!降参!」といったところ・・・(理屈などはどうでも良い。重要なのは、「またあの音を聴くのが楽しみ・・・」と思うかどうか・・・)

実は昨年(2013年)10月の発売を待っていた自分だったのだが、その仕様ゆえ、買うのを諦めた経緯がある。それが結局今回、前言を翻して買ってしまったワケ・・・。

前に「SONYのHDDオーディオレコーダー(NAC-HD1)に惚れた話」(ここ)という記事で書いた通り、自分は、NAC-HD1の大ファン。AM/FMチューナー機能こそ使っていないが、取り込んだCD音源の再生だけでなく、毎日FM放送のアナログ録音に活躍している。
しかしこの製品は2007年5月~2009年10月まで売っていた製品で、後継機種が欲しかった。その自分の期待に応えてくれた(?)HAP-Z1ES発売のニュースを聞き、「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」の発売が楽しみ」(ここ)という記事を書いて発売を楽しみにしていたのが、昨年の9月だった。そして、早々(はやばや)と操作用にSONYのタブレットも買って準備していた。
しかしその後、仕様が分かってくると、「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」は多分買わないな・・・」(ここ)、「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」の残念な仕様」(ここ)と、仕様が分かるにつれ、自分のNAC-HD1の代替品の期待とは違っていたため、購入意欲は減退していった。

その発売から、9ヶ月・・・。先日、価格COMの「レビュー」と「クチコミ」を読んでいたら、非常に「HAP-Z1ES」の評判が良いのである。それで、ちょっと考え直した。自分はPCオーディオはやっていないが、先日買った外付けHDDにCDをリッピングすれば良いので(まあ大変だが・・・)、つい、買ってみようかな・・・と。
そしていつもの価格コムの通販で調べ、思ったよりも安く買えた。
それから機器が届くまでの間に検討した課題が、リッピングのソフトはどうする?ファイル形式は?・・・
結局、WAVでは、タグ情報が充分でないらしいので、FLACでCDをリッピングすることにして、リッピングソフトも、SONY製が無難だろう、と思い、「MediaGo」とした。結局これも大正解。いつも使っているMP3tagというフリーソフトでタグを自由に変更できるので、非常に便利。
そしてアンプとのつなぎも、せっかくなのでXLR出力を利用することにして、XLRケーブルを自作するため、サウンドハウスで、モガミのケーブルとXLRのコネクタを手配。これは前にRCAケーブルを作った時と同じ(ここ)。
よって今回は、「HAP-Z1ES」→自作XLRケーブル→STAX製ヘッドホンアンプ(SRM-007tA)→ヘッドホン(SR-009)という極めて単純な構成。(自分はスピーカーでは聴いていない。ヘッドホン専門)

「HAP-Z1ES」が家に着いて、まず驚いたのが、その重さ。本体だけで15Kg近くもある。自分が愛用しているKENWOODのFMチューナーL-02Tも、たかだかFMだけのチューナーだが13Kgもあるので、重さだけで、「SONYのやる気」を感じて、好感・・・。
LANケーブルと電源をつなぎ、用意しておいた香西かおりの「あゝ人恋し」のファイルを転送する。(そもそも自分が聞くのは、歌謡曲が多いのである)
そして、38万円のヘッドホン(SR-009)を耳に当てて、再生・・・。ウーン・・・。続いて送った前川清も・・・。そして「これはスゴイ!」と唸った・・・。特にギターの音の生々しいこと・・・。

最初、音が小さいな、と思った。相当にボリュームを上げないと、何か物足りないのである。その原因は直ぐに分かった。刺激のない暖かな音なので、ボリュームを上げても、うるさく感じられない。自分の勝手な「良い音」の定義は、「うるさく感じられない音」なので、まさに、自分にこの機械はフィットした。
NAC-HD1の音と聞き比べてみた。NACの音はやはりボーカルが固い。ボリュームを上げると声がうるさい。なるほど・・・。格が違う。次元が違う・・・。並べて置いても、愛用のNAC-HD1がオモチャに見えてしまう。

次に、「HAP-Z1ES」を買うつもりで、前に買ってあったSONYのタブレット(SGPT111JP/S)にソフトをインストール。これには少々手こずった。そもそも自分はスマホ嫌い。アカウントがどうだとか、うるさい。でも何とか「HDD Audio Remote」が動くようになると、これが非常に使い勝手がよい。曲を選択すると、即座にスタートする。HDDに入れた音源(CD)が一目瞭然・・・。これはスゴイ! 何よりも「アルバム」や「アーティスト」と同様に、「フォルダ」から選曲できるので有り難い。これは必須。
そして何よりも使い勝手が良いのが、タブレットでの「音声での検索」。アーティスト名もトラック名も、片言の言葉(音声)で検索してくれる。何とこれが音声が平仮名に変換された時でも検索してくれる。もちろん一部分の言葉でも・・・。これはもうHD1に比較すると“異次元”の世界・・・。

実は、今までのNAC-HD1にも、CDをリッピングして沢山入れてあるが、実はほとんど聞いていない事に気が付いた。音源を、歌手名や作曲家別のフォルダーに収納しているのだが、何よりも曲の選択が大変で、いつもシャッフルで聞いていた。それがタブレットになって、HDDの中味が一目瞭然。これなら、HDDの中味全体がつかめる・・・。まさに棚に置いてある数百のCDが全てタブレットに入っている。そしてまるで電子図書館のようにクイックに覗けるのだ。しかもアクセスが早い。アルバムを選らんで、再生するまで、ほんのコンマ数秒。CDプレヤーだと、CDを探して、プレヤーにセットして、選局して・・・、と時間がかかるが・・・。
しかもPCのエクスプローラからNASとして認識するので操作が自由。これも非常に分かり易い。

リモコンに音量調整のボタンがある。押すが反応無し。どうも連携したSONYのアンプ用らしい。とにかく取説が無いので、この辺は手探り。幾ら世の中はスマホ時代で、勝手に触りながら覚えろ、と言っても、我々シニア族はやはり一通りの取説は欲しい。(追:その後、サイトの取説がだいぶ充実した)
もし取説が無いのなら、せめてユーザー通しのコミュニケーションサイトを提供するとか・・・。
10年ほど前に、iRiverのmp3プレヤーを買ったが、その時に、iRiverのサイトにユーザー向けの交友サイトがあった。そこのサイトに、ユーザーが分からないことを投稿すると、知っているユーザーが返信してくれる。現在は価格COMのクチコミサイトがそれになっているようだが、そんなサイトをSONYが提供してくれると、情報交換が出来て良いのだが・・・。
まだ使い始めて数日だが、だいたい分かった。しかしまだ一つだけ解せない動きがある。
ある「1,2,3・・・10」の順で入っているアルバムを聴いていたとき、仮に3曲目を聞いている時に、次に聞きたい曲を「再生キューの次曲に追加」で選ぶのだが、「Aを聞いて次にBを聞きたい」と押していくと、「3→B→A」という動きになってしまう。なぜ「3→A→B」にならないのだろう・・・。どこかに設定があるのかな??

さて、曲の解析は他のSONY機器と同じだが、NAC-HD1にはあった「全曲シャッフル(気まぐれチャンネル)」や「新着チャンネル」そして「アーティスト別」のシャッフルが無い。これは残念。
(2014/08/19追)
(失礼しました。シャッフルの使い方が分かりました。
アーティスト別のシャッフルは、「アーティスト」で並んだ名前を長押して「再生開始」ボタンを押し、シャッフルボタンを「FOLDER」または「TRACK」にする。「FOLDER」だと、例えば、選んだアーティストが3つのフォルダA,B,C(CDアルバム)を持っていたとすると、A,B,Cフォルダをシャッフルして、B→A→Cなどの順で、それぞれのフォルダの音楽を順に再生して行く。「TRACK」にすると、A,B,C全ての曲をまとめてシャッフルして再生する。
全曲シャッフルは、「フォルダ」モードで、全てのフォルダの上の階層(PC名など)が表示されている時に、同じく長押しして「再生開始」を押して、シャッフルボタンを上と同じようにする。つまり、長押ししたフォルダの、下の階層を対象にシャッフル再生が出来る。)

そして、自分の至極の時・・・。ベッドでヘッドホンを耳に当て、聞く。すると、何と選曲用のタブレットが重い・・・。確かに600gもあるので仕方がない。よし、軽いタブレットに買い換えるぞ!と調べると、軽いのは3万円もする。高い! そうだ、スマホの本体だけを手に入れて、Wi-Fiだけつないで単にリモコンとして使ったら・・・と思い付き、DOCOMOに聞くと、契約しなくても、Wi-Fiでインターネットはつながるという。これだ!と思って、楽天市場で、新品の白ロムのスマホ本体を、送料込み4500円で買った。ちゃんと動き出したが、それでも少し重いけど・・・。
これで万全整った。あとはCDをリッピングして、転送するだけ。これが意外と早い。1枚のCDのリッピングに数分。別の作業をしながら次々にCDを交換していると、そう大した仕事ではない。ここ連日、パソコンが壊れるのでは?と思うほど、連続してリッピング中・・・。

結局「HAP-Z1ES」について、自分なりにこう結論付けて納得した。
1)CDメーカーでの音源ハイレゾ化は、44K/16bitのオリジナルを色々と細工してハイビット化し、「ハイレゾ」として売っている。この「HAP-Z1ES」はその機能を本体内に持っているので、全てのCD音源に対して音が良くなるのだろう。
2)その「音の改善」に特化した製品なので、コンセプトが単純なだけに分かり易い。そして本体の重量で(!)、音にこだわったことが納得できる。(付属のRACケーブルがTV用でかわいらしい。一応は付けているが、まあ使う人はいないな・・・)
3)前に買ったクライバー/ウィーンフィルのハイレゾの「運命」を聞いてみたが、それほど感激しなかった。それよりもCD楽曲の音の改善の方が顕著。
4)タブレットの「HDD Audio Remote」が再立ち上げしたことがあるが、今までの何度かのバージョンアップを経て、もう変な動きはない。転送速度も充分。

かくして、こんな素晴らしい音が手に入った。ふと気付くと、毎日使っていたNAC-HD1に全く電源が入っていないことに気付いた。もしかすると、FMの録音以外ではもう使わないかも・・・。そして、NAC-HD1を愛用している人は、ほとんどがこれに買い換えるのではないか?自分のようにFM放送をアナログで録音している人以外は、すべての点で、上位なので・・・。
何よりも、HD1とユーザーとのインターフェースがCDだけで内部が見えないが、Z1ESは、PCにより中味が丸見え・・・。この安心感は格別だ。

今日も、もう何時間もぶっ通しで、音楽を聞いている。棚に飾ってあっただけの昔買ったCDが、数十年ぶりに現役復帰している。これは素晴らしいこと。
それにしても、データのバックアップが精神的に楽なのは有り難い。外部HDDに持っているデータをHAP-Z1ESに転送するので、常にバックアップのデータが手元にある。NAC-HD1は、(ここ)にも書いたが、数十時間をかけて外部HDDなどにバックアップを取るのだが、失敗すると苦労して貯めたデータが全部パー。その点、データの消失を実質的に考えなく良いので、ものすごく楽だ。
久しぶりに、値段では計れない貴重な製品を手に入れられた。これで音楽を楽しむため、少しでも長生きせねば・・・。

(2014/08/20)
7000曲弱のCDをリッピングして転送するのに1週間かかってしまった。でも色々と分かってきた・・・。
・スマホでの操作だが、タブレットと違って、スマホは画面が小さいだけに、フォルダモードなどでの表示文字が少なく、例えば「交響曲第」という文字ばかり並んで、次に書いてある演奏者が表示されない・・・。タイトル名を直して分かるようにするしかなかったが・・・。スクロールでもしてくれると有り難かったが・・・
・それと、タブレットやスマホでの電源ON/OFFが、現在の状態を示しているのだという。自分の感覚では、ON状態のときに「OFF」ボタンがあると、それを押したい感覚なのだが、現状を示しているのなら仕方がない。
・ファイルの転送では、外部HDDのフォルダ名を変えると、必ず再転送される。Z1ESのフォルダ名と両方同じように変えても、再転送。まあ仕方ないけど・・・。もちろん元のフォルダ名を変えた時は、Z1ES側は新旧の二つのフォルダになるので、古い方のフォルダは別に消さないといけない。
・Z1ES側のゴミ箱は、常に削除しておかないと、消したはずの楽曲が表示されてややこしい。(追:結局、転送はエクスプローラだけで行うようになった

・(追:2015/03/17)Z1ESにファイルを新しい曲を転送した時、タブレットやスマホが、その転送したファイルを認識(同期)しないことがある。その時は、タブレットを立ち上げておいた状態で、何かの曲をエクスプローラでHAPに転送し、タブレットに「同期」アイコンが出たら、それを押して同期させると成功する。

(追:2016/01/19)
本機でのCDのリッピング方法は、2015年11月24日にアップデートされた「USB外付けDVD/BDドライブからの直接CDリッピング」が最高です。ぜひお試しあれ!(
ここ

(付録)★データベースの削除方法(SONYのここより)
データベースの消去または設定の初期化を試す(スペシャルモード)
ハードディスクオーディオプレーヤーの不具合が解決しないときは、[スペシャルモード]と呼ばれる機能を使ってみてください。
1.スタンバイ(シャットダウン)状態のとき、HOMEボタンを押しながら、電源ボタンを押す。
[スペシャルモード]画面が表示されます。
2.[データベースを消去する]または[すべての設定を初期化する]を選ぶ。
データベースの消去または設定の初期化が完了したら、メッセージに従ってハードディスクオーディオプレーヤーを再起動してください。

・データベースを消去する :

ハードディスクのフォーマットを行うわけではなく、登録されている情報のみを消去します。データベースの消去後はハードディスクの再スキャンを行なってください。データベースの消去後はコンテンツが一切表示されず空になったように見えますが、実際にはコンテンツがハードディスク内に残っています。再スキャンを行なうことでコンテンツが再登録され、表示されるようになります。」

(関連記事)
HAP-Z1ES(HAP-S1)の「CD直接リッピング」の音質が素晴らしい 
NAC-HD1からWAV/FLACとして読み出す方法
SONYのHDDオーディオプレーヤーNAC-HD1のアナログ音源の、HAP-Z1ESへの乗り換え 「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」の残念な仕様」 
「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」は多分買わないな・・・」 
「SONYのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」の発売が楽しみ」 
「SONYのHDDオーディオレコーダー(NAC-HD1)に惚れた話」 

140813virus <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

初めまして。
私も、NAC-HD1とNAS-M95HDを所有していて、HAP-Z1ESに関心を持っています。

HAP-Z1ES、やはり良い機種のようですね。販売が終了してしまう前に、買い替えをしたほうがいいのかな、と記事を拝見して思いました。でも、今のところはNAC-HD1を気に入っているので、来年くらいは買い換えるか決めないといけないな、と思っています。

おまかせチャンネルのアーティストMIX機能は、HAP-Z1ESは無くなっているのですね。それがちょっと残念です。

私が聞くジャンルはスムーズジャズが多く、最近の録音でも音質が今一つのものが多いので、音質については、聴くジャンルによっても、感じ方に差があるかもしれませんね。

【エムズの片割れより】
先ほど、書き加えましたが、アーティスト別のシャッフルも、全曲のシャッフルも自由に出来ます。よってHD1の愛好者にとって、外部録音をしなければ、あらゆる点で、Z1ESの方が上です。タブレットでの操作は、素晴らしいですよ。

投稿: 隠れシステムアナリスト | 2014年8月19日 (火) 11:03

ご親切に、いろいろ追加でアーティストMIXの件などお調べいただき、ありがとうございました。

私も、今のところ、録音機能はAMのラジオ英語番組の録音に使ったりしているので、とても重宝しています。なので、単純にHAP-Z1ESやHAP-S1などに置き換えができず、また機器類が増えていく、ということになるのが悩みどころです。

ただ、旧機種は来年で8年ほど使ったことになるので、買い替えどころかな、とも思っています。

また、半年後や1年後など、使用レポートを楽しみにしています。

【エムズの片割れより】
自分も、これからは、CD再生はZ1ES、FM録音はHD1、との棲み分けで行きます。

投稿: 隠れシステムアナリスト | 2014年8月20日 (水) 07:15

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