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2014年8月 4日 (月)

「食事宅配 シニア記者が体験」

先日、todoさんから頂いたコメントの、「宮本みち子先生の「リスク社会のライフデザイン」・・・胸に突き刺さる指摘がイッパイあるけど、特に厳しいのは「高齢の女性にとってのリスクは男の配偶者―――高齢の男性にとってのリスクはひとり残されること」(ここ)という言葉が、今更ながら身につまされる。
この指摘は、まさにその通りだと思う。女性のことはここでは置いておくことにして、男性の場合、「ひとり残されること」の恐怖は想像に難くない。
その原因は死別だけではなく、その他にも色々と考えられる・・・!?

今朝の日経新聞にこんな記事があった。
食事宅配 シニア記者が体験
 「シニア向け」をうたう商品やサービスが最近目立って増えている。日経MJはシニア記者の「体験団」を結成。第1回のテーマに「高齢者向け配食サービス」を選び、食べ比べた。その結果、総合評価でワタミと日清医療食品が頭一つ抜けた印象だった。
140804takusyoku  6月下旬~7月上旬に常温・チルドの夕食に絞って試した。価格は1食500円台から650円。店頭販売の弁当に比べて割高感はあるが、栄養バランスのよい多量の具材を使ったおかずが売り物だ。
 利便性は、1回1食から注文可能なタイプの評価が高くなる。セブン-イレブン・ジャパンの「セブンミール」やシルバーライフ(東京・新宿)の「まごころ弁当」など3つがこのタイプ。その他は最短注文期間が平日5食だ。セブンミールもワタミもより安い弁当はあるが、記者の食欲を考えて量が多いタイプにした。
 量的に物足りないものもあった。とりわけ70~75歳前後向けの「高齢者専門食」を前面に出したシニアライフクリエイト(東京・港)の「宅配クック ワン・ツウ・スリー」の弁当などは「高齢者でも少ないのでは」と思った。
 味で最高評価に近かったのが日清医療の「食宅便」。記者も多少料理をこなすが、豚肉と白菜の生姜(しょうが)煮、揚げ穴子と小松菜の卵あえ、クワイのゴマ味噌あえなど素人はとてもかなわない。
 おもてなし度は全般的に高かった。週5日も同じスタッフと顏を合わせていれば世間話もするし、料理・サービスへの注文を吸い上げる「絆」にもなる。(7月18日付)

専門記者の目~「見守り」もサービスの柱
 自治体などによる高齢者向け配食は要介護・要支援の認定が必要だったり、単身世帯に限定するなどと利用のハードルが高いのが実情。より手軽に注文できる民間各社や生協のサービスは味や栄養バランス、利便性を競う一方、実際に手渡し、安否確認をするサービスも売り物です。シニア記者が主要な7種類を体験・点検しました。」(
2014/08/04付「日経新聞」p27より)

この記事は「日経MJ」(2014年7月18日号)からの抜粋のようだ。この記事で比較したのは下記の7社らしい。
・ワタミタクショク「まごごろ御膳」
・日清医療食品「食宅便」
・コープみらい「舞菜弁当」
・タイヘイ「鶴御膳」
・セブンミール「日替り御膳」
・宅配クック ワン・ツゥ・スリー「普通食」
・まごころ弁当「普通食」

思った以上に、たくさんのサービスがある。エリアがどうなっているのは分からないが・・・

カミさんの旅行不在も含めて、男がひとりになってまず困るのが食事だろう、と思う。自分など、いつも感心している。世の妻たちは、毎日のメニューを、よくもまあ考えるものだと・・・。
「今日の食事は・・・」と、冷蔵庫に残っている食材と新たに買ってくる食材で、毎日3食分を作る・・・。これは大変なこと。毎日のことだと考えただけで気が遠くなる・・・。自分など、差し詰め料理の本の1ページから順に、書いてある通りにやって、残った食材は捨てる・・・位しかできないだろう。

前に足の悪い田舎のお袋が、食材の宅配を頼んだことがあったそうな。でも直ぐに飽きて止めてしまったとか・・・。でも週に1度届く市の弁当配達サービスは、楽しみにしていたという・・・
たくましい女性はどうにでもなろうが、男の場合は命のピンチになりかねない。その助っ人としての「高齢者向け配食サービス」は、老人ホームに逃げ込まなくても生きて行ける手段として、有用かも・・・。
先のお袋のように、「飽きる」などと贅沢は言わない。原因はともあれ、一人残された時に備えて、こんな情報もメモしておくことにした。

140804okyaku <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

「今夜のご馳走はなに?」と知り合いの奥さんに聞いたら「最高のご馳走よ」といいました。「皆んな出かけて一人だから何にも作らなくてもいいのよ」周りにいた主婦全員が「それは最高のおご馳走!」といいました。
笑い話ではありません。本当の話です。

【エムズの片割れより】
・・・・・・・
(言葉無し)

投稿: 白萩 | 2014年8月 4日 (月) 23:00

女房は年に何回かはいろんなグループの人たちと旅行をするのですが、今まではおかずを沢山作って出掛けていました。去年の秋、「これから私に万が一のことがあるといけないから」と言って、生協の宅配を頼みました。今年の春も頼んだので、5日分ずつ2回で10日分食べたことになります。ご飯は自分で炊きました。結果は予想以上と言えるのではないでしょうか。味は絶妙とは言えないけれどまあまあ美味しいですし、それぞれの量は少ないけどおかずの種類は多い。生野菜が少ないけど、こんなことは自分でどうにでもなります。コンビニ弁当より断然いいですね。
近くに住む82歳の兄は2年ぐらい前からずっとワタミの宅配を食べているとのことですが、満足しているようです。
生協にしろ(ブラック企業と言われているのは感心しないが)ワタミにしろ企業努力が窺え、老後に備えて心強く思いました。

【エムズの片割れより】
そうですか・・・
結構、“体験者”が居られるのですね~。安心しました。“その時”に備えて・・・

投稿: 山下仁平 | 2014年8月 5日 (火) 11:53

高齢男性の現状と厳しく暗い未来については当の男性に責任の少なくない部分があると私は考えているので自己変革の路か諦めるしかないと思っています。
 しかし30代、40代あるいはもっと若い人たちの未来については深刻さの大きさや、頑張れば変えられるかもしれないという意味で真剣に考えるべきだと思います。
 そもそも日本の新自由主義者には(アメリカ、韓国も同じ)社会全体の未来に対する責任感が感じられません。目先の自分の企業の業績に目が奪われ膨大な非正規雇用の労働者を抱えた20年、30年先の社会構造と発生する社会的コストの増大にどう対処するつもりなのか?
 最近疑問に思い出しました。社会学でいう「単身家族」って家族といえるのだろうか?
子供の離家により夫婦2人になりあるいは配偶者との死別によって1人になったのならばかって家族であったという意味で「昔家族」とでもいえばいいけれど若年であるいは老年前に家族形成をあきらめざるをえない「独り身」の人々を「単身家族」などとよべるのだろうか? もちろん差別的な意図ではなくあくまでも進行している無縁社会への警鐘の意味を込めてそう思います。

【エムズの片割れより】
普通に考えると、家族は複数ですよね。すると生涯独身者は、(親兄弟を除くと)家族がいない。いや、家族を持てない・・・。
その道しか選べない人がたくさんいる日本の現状を、舵取りをする政治家や官僚はどう考えているのでしょうね。

投稿: todo | 2014年8月 5日 (火) 21:34

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