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2014年7月21日 (月)

「海はどうして出来たのか」藤岡換太郎著~Uさんの読書ノート

昔の会社の先輩だったUさんが送ってくれる「読書ノート」。正直、いつも難しいのだが、今回は良かった。科学なので・・・
Uさんのメールにこうある。
「毎日暑いですね。お元気でお過ごしの事と存じます。今回の本の紹介は「海はどうして出来たのか」藤岡換太郎著である。夏と言いうと何と言っても「海」である。お孫さんに「おじいちゃん、海はどうして出来たの?」と尋ねられたら、各位はどのように答えますか?
また、もう一つの視点は日本の将来に明るい希望が見えない中で、唯一の希望が「海」である。日本列島は周りを海に取り囲まれている。しかも幸か不幸か火山帯海溝が多くある。レアーメタル等の鉱物資源の埋蔵が期待できる。海をチョット調べて見ようではないか。」

★「海はどうして出来たのか」藤岡換太郎著~Uさんの読書ノートのPDFはここ

地球の46億年の時間軸を1年に例えた地球カレンダー。その表現で少し抜粋してみると・・・
・「2月25日」に誕生した生命は、「3月29日」に簡単なバクテリアに進化し、更に「5月31日」になると光合成をする生物であるシアノバクテリアが生まれる。
・酸素が発生したのは、およそ27億年前、地球カレンダーで言えば「5月31日」。それは海の中で「生命」によって作られた。地球上の酸素は全て植物の光合成が賄っている。
・約4億万年前に節足動物が陸上に現れる。そして海には魚類が出現し、その後魚類から両生類が派生した。
・6550万年前、地球カレダーで「12月26日」、現在のメキシコ・ユカタン半島に直径10㎞の巨大な隕石が地球に衝突した。これによって巨大地震と巨大津波が発生し、衝突による火災で陸は火の海と化し、ほとんどの植物は燃えて煤が発生し、それによって太陽光が遮られて、地球は急激に温度が下がって2億年に亘って繁栄して来た恐竜が絶滅する。
・地球カレンダーの大晦日「12月31日、午後11時37分」、遂に地球上にホモサピエンスが登場する。そして「残り2秒」でイギリスに於いて産業革命が始まる。「残り1秒」で21世紀が始まったのである。

そしてこれからの地球は・・・
・海はこれからも永久にこのままの姿であり続けるのか?これまでの地球史の中で海が消滅したという記録は残って居ない。しかし海はやがてなくなると考えている人達がいる。海の水が全て地球の内部に持ち運ばれてしまい、地球の表層に水が無くなってしまうというシナリオである。
・今から約10億年後にその時が来ると言われている。海が消えた地球は生物の生存は望めない。それは今の火星のような星になると言う事である。

前に映画で見たことがあるが、太陽の終焉=地球の終焉は50億年ほど先の事と考えられているという。でも今から10億年後には、既に地球は人の住めない火星化・・・
地球の年齢からすると、今の地球は寿命の半分位ということか・・・?ともあれ、長大な時間軸であり、今のホモサピエンスがどのように進化しているのか、想像だにできない。

科学というと、亡くなった親父を思い出す。経理屋だった親父は、それでも科学は好きだったらしく、その関係の本が本棚にたくさんあった。宇宙関係の本や、世界七不思議といった本も・・・。子どもだった自分はそんな本をよく盗み読みしたもの・・・
ウチの家族は文系が多かったが、自分は珍しい理系!? それもこんな本の影響があったのかも・・・
それにしても、子どもにその家庭環境が与える影響は大きい。本がたくさんあれば本好きになるし、ピアノが鳴っていれば音楽好きになる!?
まあ親の遺伝子が半分ずつ子どもに伝わるわけなので、環境と相まってそれは当然ではあるが、それにしても、子に与える影響を考えると、何もかもがちょっと怖ろしい。
よくウチで話題になる。親の血を受け継いでいるはずの息子どもが、どうもそうは思えない・・・。いつも「でもね~。病院で間違えた可能性もないしね~」と、半ば諦めている(!?)この頃である。

140721ashidake <付録>「ボケて(bokete)」より


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