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2014年6月29日 (日)

「眼鏡市場」と「メガネストアー」の違い~安い“近近”メガネを買った話

格安眼鏡屋について少し勉強したので、たった2店舗だがその体験談を少し・・・
結論は、「“メガネストアー”は、格安メガネショップのように見えるが、普通の眼鏡屋と変わらなかった。そして“眼鏡市場”はさすがに格安だった」ということ・・・。

自分は小学校5年生の時からメガネをかけている。社会人になってから数十年は、ずっと「**のメガネなら安心です」というキャッチコピーの店で作っていた。
老眼が進み、17年ほど前から遠近両用メガネにした。その後、10年ほど前に、老眼が進んだので、いつものメガネ屋で遠近レンズを交換したところ、近くを見た時に、左目でピントが合うと右目が合わず、右目でピントが合うと左目が合わない。また、上左右スミで蛍光灯などを見ると、後に青い像が見える、といった不具合があり、レンズメーカーにまで問合せをして、結局店長が自ら検眼して、3度の作り直しとなった。そのときに言われたことは、「今後は店長の自分か、ベテランの**をご指名下さい」。それ以来、この店には行っていない。
その後、6年ほど前にレンズを交換した時は、「認定眼鏡士」という人がいる店で、今までの事情を話して、慎重に検眼して貰った。
そして加齢のためか、目に異常を感じ始めたのは(当blogによると)2年ほど前(ここ)。
会社で一日パソコンを見てから、ときたま遠くを見るとぼやける。ピントを合わせる目の筋肉の疲労だな・・・と勝手に解釈して、サプリメントを半年試したこともあった(ここ)。
もちろん結果は効果無し。

その「原理」について、先日の新聞にこんな記事があった。
「(元気のひけつ)目の筋肉 コリほぐして
画面見過ぎの「疲れ目・乾き目」を改善する
 朝から晩まで、スマートフォン(スマホ)やパソコンの画面を見ていると、目がしょぼしょぼ。乾いて疲れます。何とかしたい、と改善法を探りました。
140629me  「疲れ目の原因は、ピント調節をする毛様体筋という目の筋肉の『筋肉痛』です」。後藤眼科医院(神奈川県鎌倉市)の後藤英樹院長は言う。人の目は身を守り、獲物を見つけるため、遠くを見るようにできている。遠くを見る時は、毛様体筋はリラックスしているというのだ。
 一方、パソコン画面など近くを見ると、毛様体筋に力が入り、次第に疲れてくる。ピント調節機能が低下し、かすみ目やぼやけにつながる。「1日や週の終わりに見えづらい人がいて夕方老眼、週末老眼と呼ぶことがあります」と後藤さん。・・・」(
2014/06/28付「朝日新聞」e5より)

それで先日、昔買ったクリップ式の小型老眼鏡をメガネに取り付けたところ、何か良い感じ・・・。それで試しに「前掛クリップ式跳ね上げ老眼鏡」というのを試しに買ってみた。メガネも前に付けるサングラスのようなもの。度数は1.0。
何と、これを付けると、長くパソコンを見ていて、直ぐに遠くを見ても、目がぼけない。道路の中央分離帯を見ても、上下に二重にならない。でもそれは左目だけで、右目はやはり少し残るが・・・。

あるデパートに行った時、メガネ屋に寄って話を聞くと、「パソコンから目を離すと遠くがぼ140629lens けるなら、近近メガネを別に作ると良い。パソコンの距離と、読書の距離、それぞれに合うメガネがよい」と言われた。値段を聞くと、フレームが2~3万円、レンズが4~5万円で、7~8万円はかかるという。
そのデパートの帰り道、「メガネスーパー」という店があり、入ってみると、今のメガネと同じようなフレームに、「レンズ込み28,000円」とある。店員に聞くと、近近メガネでもその値段で出来るという。
格安眼鏡屋には行ったことがないが、カミさんや息子はよく利用しているので、カミさんにどの店が良いかを聞くと、zoffがレンズ交換だけでもしてくれたので好きだという。他の店は、レンズ交換だけはしてくれなかったとか・・・
それで近くのzoffに行ってみた。すると「話を聞くと、やはり近近が良いですね。でも当店では近近だけは取扱がない」とのこと。遠近や中近はあるがパソコンと読書用の「近近」は無いんだって・・・。
格安店も色々あるので、どの店が良いか、ちゃんと調べて出直そう、と思っての帰り道、ふと駅前に「メガネストアー」という赤い看板の店に気が付いた。格安店では、近近レンズは難しいのかな?と思って「近近はありますか?」と聞くと、あるという。店頭には「レンズ込みで**千円」というフレームが並んでいる。ここも格安店だ。
検眼してみましょう、というので調べて貰ったら、右目の乱視が進んでおり、2度ほど上げた方が良いとのこと。そのせいで、ずっと右目が不調だったのかも・・・。
検眼が終わると、フレームを探しましょう、と言う。今のメガネに似たもの、と言うと、21,000円から3万円のものを持ってきた。レンズは、というとファイルに入った値段表を持ってきて、色々あるが、薄いレンズだとNikon製で43,000円か、48,000円だという。そしてパソコンだとブルーライトコートをした方がよいとのことで、値段は7,000円だが、フレーム同時購入だと3000円引きの4000円だという。結局、フレーム3万円+レンズ48,000円+ブルーライト4000円+消費税で、88,500円也。
何~だ、結局格安店でも普通のメガネ屋でも、出されるレンズの値段表は同じ物なので、どこで買っても同じか・・・
(なお、(ここ)によると「19800円と出しておきながら最後に色々オプションやレンズを勧められトータル8万円近くかかってしまいました。」という口コミもあるので、メガネストアーはこれが普通の売り方みたい・・・)

長々と書いてきたが、ここからが本番。
Netで、格安眼鏡店と高い眼鏡店の比較体験記事を見付けた(ここ)。
140629meganeya そこには格安眼鏡店の各店の比較表があり(2013年6月)、参考になった。その表から、一番規模が大きく、遠近両用の追加料金無しの「眼鏡市場」という店に行ってみることにした。
店に入って聞くと、近近レンズも同じ値段で出来るという。そしてまずフレームを選べ、と言う。メガネの大きさの問題もあり、なかなか希望のフレームが見つからない。そのうち、店員も一緒になって探してくれた。そして探したのが34,000円の一流メーカー製と16,000円というもの。結局、高級品はレンズの下にフレームが無いので、頑丈ではないだろうと、レンズの周囲全体にフレームのある安い方にした。
検眼をすると、結局、度数は前のメガネストアーと同じになった。検眼の方法は、どの店も同じ。40~50分ほどかかっただろうか・・・。パソコン用の50cmと読書用の30cmに合わせて度数を選んだ。もちろん乱視付き。レンズは、近近は「薄型」の1種類しかないので、選べないという。
「パソコンだとブルーライト処理をした方が良いかも」というので値段を聞くと2000円だという。メガネストアーだと7000円だったのに・・・
しかも全て税込みの値段。かくして18000円余で頼んでしまった。それに、レンズはHOYA製だという。自分の思い込みでは、HOYAが一番で、Nikonが二番、と思っていたが・・・。「今のメガネのレンズだけの交換は?」と聞くと、両方一緒なら11,660円だという。片方だけというのはダメらしい。
出来上がりまで1週間・・・。担当してくれた若い担当者に「あまりに安過ぎるので怖い・・・」と言い残して、店を後にした。

後日、まだ正式な注文をしていなかったので、電話でメガネストアーに「高いので止めたい」と予約キャンセルをした。すると食い下がる・・・。「安い製品もあります」と・・・。後からも電話がかかってくるので「他の店に注文してしまった」と言って、ようやく諦めて貰った。

この騒動で、自分として勉強したのは、デパートもメガネストアーも、「先ず検眼しましょう」と言ってくる。一旦検眼してしまうと、それは買う前提になるので、客はなかなか帰れない。そこで高価な値段表を出されると、そこから選ばざるを得ない。幾ら、店頭にレンズ込みで値段表示してあっても、自分は乱視で近近という特殊レンズなので、普通のメガネ屋と同じなんだ・・・と、つい自分を納得させてしまう。
それに引き替え、眼鏡市場では、まずフレームを選べ・・・。2店で対応が違う。よって、格安店での話は、まず値段の話から入った方が良さそうだ。

同じ格安眼鏡店で、これらの対応の違いは何だろう? 両店のメガネでどれだけの違いがあるのか・・・。
しかも、眼鏡市場は、3ヶ月以内での度数の無料変更や、1年以内での品質保証と、半額での破損保証など、保証が手厚い。

フレームは色々あるので値段が大きく違うのは分かる。しかし同じメーカーの注文品のレンズが、なぜこうも違うのか・・・。レンズは利益幅が大きいというが、同じ「薄型」の近近レンズが、先のメガネストアーや高級店の43,000円のレンズと、眼鏡市場のフレーム込み16000円のレンズの違いが分からない。

1週間後、メガネを取りに行ったときに聞いてみた。「眼鏡市場のレンズは何で安いの?」「普通のメガネ屋さんでは4万円位するのでは? まず発注の量が違います。当店だけで全国に700~800店舗もありますから・・・」「フレームに合わせてレンズを削るのは、どこでやっているの?」「HOYAとNikonは、フレームの大きさをパソコンで測って、そのデータを送って、レンズメーカーで削っているはず。ただ、フレームに入れる作業は当店の2階で手作業でやっている」・・・
(追:後日、あるレンズメーカーに問い合わせることがあり、ついでに聞いてみた。「量販店と普通のメガネ屋さんでは、何でレンズの値段が違うの?」「まず量が違う。量に応じた契約になっている。それとオプションの項目が違う。量販店では、店毎に仕様を決めており、コーティングなどの色々な指定が出来ない。その点、普通のメガネ屋さんは、それを指定するかどうかは別にして、メーカーとして指定できるようになっているだけ値段が高い。レンズそのものに違いは無い。レンズは注文があってからその都度作る。」とのこと)

今まで使っていたメガネと、今回の「眼鏡市場」の安いメガネがどう違うのかは分からない。でも同じ「薄型レンズ」で、使う分には変わらない。何とも伸縮自在の不思議なメガネの値段である。

それ以上に、読書、パソコン用のメガネを手に入れて、目の疲労から解放されたことが、何よりも大きい。遠近両用レンズは近くを見る範囲が非常に狭いが、今回買った近近レンズは見えるエリアが広い。目のピントを合わせる筋肉の疲労に、これだけの違いが出るとは思わなかった。もっと早く、メガネ屋に行くべきだった・・・。

(2014/07/29)~後日談
近近メガネが良かったので、同じ眼鏡市場で遠近メガネも買い換えてしまった。値段は近近と同じで安い。
しかしこれが残念。レンズの上方の左右部分で見ると、レンズの反射による影が出来るのだ。例えば、電車ホームの行き先表示板のオレンジの表示や、テレビのスーパーの白い文字が、文字の左側に緑色の像がダブって見える。レンズはNikon製だというが、今まで使っていたSEIKO製のレンズでは、ほとんどそんな現象は出なかった。
メーカーに聞くと、原因はレンズの反射で、これは設計上の問題なので直せないという。店員さんは、「遠近メガネの中央部分以外はサービスですので・・・」!?
高価なレンズと、格安店での量産レンズでは、こんなところに違いがあるのかも知れない。もちろんこんな現象は、個人の目とレンズとの相性かも知れず、誰でも起こる現象では無いかも知れないが・・・。ま、そんなウマイ話ばかり転がっているワケも無いか・・・

(追:2016/08/09)
上に書いたメガネを作って2年経った。最近、新聞などを読む時、右目がぼけることに気付いた。メガネの度の問題かと、レンズのあっちこっちを探すが、よく見える場所はない。
そう言えば、前に「乱視の度が進んでいる」と言われたことを思い出した。その時は、乱視の度を上げて、近視の度は下げたと思う。今回も同じく、乱視の度が進んだためか?と思い、上のメガネを買ったとは別の、家の近くの「眼鏡市場」に行ってみた。
その話をすると、「検眼しましょう」と色々な検査をしてくれた。結果は「0.25位は、疲れで動く。これは目の疲れですね。右目がきき目なので、先に右目が疲れてぼけるのでしょう。これは目薬しか効きません。レンズの問題ではありません。」とのこと。無料で帰ってきた。
後日、ドラッグストアに目薬を買いに行った。すると、棚には目薬がズラリ。何を選んで良いか迷う。店の人に、メガネ屋で言われたことを言って、良いのを選んで貰った。(「ルイビーE50」410円)
家に帰って目薬をすると、あーら不思議。右目のぼけが無くなったのである。ウソだと思うでしょう。それがホントウ・・・・

考えてみると、眼鏡屋にとって、自分のような客は、ある意味、カモ。レンズを売り付けられる。しかしこの「眼鏡市場」という店は、それをしなかった。オトナの対応をしてくれた。
そんなこともあったので、それまで迷っていたが、カミさんの予備のメガネを、つい注文してしまった。
店の信用は、販売につながるのである。

(関連記事)
目がかすむ・・・眼精疲労?? 
サプリメントの効用は?~疲れ目に効く?? 

140629hisasiburi <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

通りすがりのものです。

夫の遠近両用のメガネを買うため、
同じような状況方をネットで探していたところ、こちらにたどりつきました。

夫婦ともにド近眼軽乱視持ち。夫は老眼が進んできているようです。

眼鏡市場 認定眼鏡士のキーワードでここへたどり着きました。

私もメガネスーパーでひどいめにあいました。

ド近眼用、乱視考慮しなくてもよい程度です。フレームスーパーセール、ということで、”安いので買いに来ました”、と、フレーム選びから入りました。 いざ検眼してもらったところ、そう言ったのにもかかわらず、”このフレーム用には、レンズは追加料金え圧縮しないと”、”レンズコーティングをお付けして”等等。フレームが超アウトレット品で3千円だったので、全部で1万数千銭かな、とおもっていましたが、 3万円近くになりました。 わたしは予約せず、購入をお断りし、zoffでつくりました。
夫はド近眼、乱視、老眼。 ちゃんと目を図ることができ、調整をする技術をできるのはどこかな、と眼鏡市場にしようかな、と思っていました。 nikon製レンズの件について、ちょっと気になりますが。。

通常、コメント残したりしたことはないのですが、眼鏡選びに非常に参考になりましたので、
ぜひともお礼述べたく、コメントさせていただくことにしました。 ありがとうございました。 長々とすみません。

【エムズの片割れより】
メガネの量販店も、メガネストアーとかメガネスーパーとか、色々あって迷いますよね。
この記事も実名を挙げてどうかな・・・とも思ったのですが、まあ実際の話なので、少しでも参考になれば幸いです。

投稿: やぶさか | 2014年11月 3日 (月) 11:13

6年ぐらい前、老眼が進んだと思っていつも2,3千円の老眼鏡が置いてある眼鏡屋にいきました。店先にないので聞いたら「奥にあります。どうぞ」と言われて奥に入ったら「検眼をします」さあ、それからが大変、遠視もあるからと言われれ結局レンズが6万円、フレームが1万7千円の遠近両用のメガネを作られてしまいました。消費税を入れて8万ぐらいかかりました。そのあと、老眼だけのメガネを眼鏡市場で1万5千円で作ってもらったのですが、今、そのメガネでパソコンを打っていますがワイドスクリーンのように両端が広がって見え長くかけていられません。100円ショップの老眼鏡のほうがマシかも知れません。いつも100均の老眼鏡を持ち歩いています。けっこう役に立っています。8万円のほうが目が疲れないことは確かです。

【エムズの片割れより】
色々なんですね。
どこで買うかは別にして、自分の「近近メガネ」では、すっかり目の疲れが無くなりました。
目に合わないメガネのおかげで、随分とムダな試行錯誤をしました。

投稿: 白萩 | 2015年9月14日 (月) 17:24

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