« 「お金の人間学」~元プロ野球投手・真木将樹さんの話 | トップページ | 親父の説教、そして「取り返しがつくこと」と「取り返しがつかないこと」 »

2014年4月 3日 (木)

「9条にノーベル賞を 受賞者「日本国民」、委員会に推薦 神奈川の主婦呼びかけ」

先日の「朝日新聞」夕刊にこんな記事があった。
9条にノーベル賞を 受賞者「日本国民」、委員会に推薦 神奈川の主婦呼びかけ
 戦争の放棄を定めた憲法9条にノーベル平和賞を――。神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)が思いつきで始めた取り組みに共感の輪が広がり、ノルウェー・ノーベル委員会への推薦に至った。集団的自衛権の行使や改憲が議論される中、「今こそ平和憲法の大切さを世界に広めたい」と願う。
140403kyuujyou1  鷹巣さんは小学2年と1歳半の子育てに追われる日々。「子どもはかわいい。戦争になったら世界中の子どもが泣く」。家は空けられないので集会やデモには参加できない。自宅でできることを考えた。
 2012年の平和賞は231件の推薦の中から欧州連合(EU)が受賞した。「欧州の平和と和解、民主主義と人権の向上に貢献した」とされた。鷹巣さんは「EUには問題もあるが、ノーベル平和賞は、理想に向かって頑張っている人たちを応援する意味もあるんだ。日本も9条の理想を実現できているとは言えないが、9条は受賞する価値がある」と考えた。
140403kyuujyou2 昨年1月、インターネットで見つけたノーベル委員会に、英文で「日本国憲法、特に第9条に平和賞を授与して下さい」とメールを送信。その後も計7回送ったが、返事はなかった。
 友人にやり方を教えてもらい、5月に署名サイトを立ち上げると、5日で約1500人の署名が集まった。ノーベル委員会に送信すると、すぐに返事があり、ノミネートの条件がわかった。推薦締め切りは毎年2月1日。国会議員や大学教授、平和研究所所長、過去の受賞者らが推薦できる。受賞者は人物か団体のみ。憲法は受賞できない。
 考えた末、鷹巣さんは受賞者を「日本国民」にした。「9条を保持し、70年近く戦争をしなかった日本国民の受賞に意味がある。みんなが候補として平和を考えるきっかけになれば」
 この取り組みを相模原市の市民団体「9条の会」などに報告すると、協力者が次々現れ、8月には「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会が発足。実行委は今年2月1日までに大学教授や平和研究所長ら43人の推薦人を集めた。推薦状に2万4887人の署名も添えてノーベル委員会に送った。
 今年10月発表の際の受賞を目指しているが、何度でも挑戦するため、実行委は署名サイト(
http://chn.ge/1bNX7Hbを続けている。鷹巣さんは今、「一人ひとりの声が集まれば、世の中は変わる」と感じている。(柳沼広幸)
 <日本国憲法第9条>
 (1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 (2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」(
2014/04/02付「朝日新聞」夕刊p9より)

これは面白い。上の署名サイトをたたいてみると、下記のような趣旨が書いてある。

世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第9条、を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください
憲法九条の素晴らしさを共有し、守り、活かし、世界に向けて広めていく取組の一つとして、実行委員会を組織し、ノルウェー・ノーベル委員会宛の署名活動を開始しました。
ノーベル平和賞は個人か団体に贈られるものなので、憲法は対象ではありません。しかし、EUが団体としてノーベル平和賞を受賞出来るなら、憲法前文から始まり基本的人権の尊重と徹底した戦争放棄を謳った憲法九条を戦後70年近く保持している日本国民も団体としてノーベル平和賞を受賞出来る可能性はあるのではないでしょうか。
日本国民は、積極的に憲法を活かすまでには至っていないかもしれません。しかし、世界中が武器を片手に戦力で物事を推し進めようとする圧力の中で、世界中の人の幸せと平和を願い、戦争への反省から、まず自ら率先して戦争の放棄、武力の不保持を定めた憲法を、戦後70年近くもの間保持してきました。このことによる世界の平和と安定への貢献は計り知れないほど大きいと言えるのではないでしょうか。
もちろん、日本国民全員が現憲法に賛成しているわけではありません。しかし、今現在も、今この時も、憲法を変えてはいません。これはひとえに、戦後、戦争への反省と平和への願いを込めて、大勢の方々が戦争の悲惨さと愚かさを語り継ぎ、祈りを込めて受け継がれてきた平和への願いがまだなお深く息づいているからだと思います。
そして、受賞に向けて、「世界の平和を願い戦争しないことは良い事であり、守り、広めていこう!!」という価値観の共有自体にも、意味があるのではないでしょうか。
この改憲の危機に直面している今、世界の平和のために平和憲法を守り、活かし、広めていくための取組の一つとしてご理解・ご協力いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会
FB:
https://www.facebook.com/nobelpeace9jou
ブログ:http://nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.jp/
(この署名は、ノーベル平和賞を授与されるまで継続いたします。)」(ここより)

日本が世界に誇れる憲法第九条。それに伴う政権の動きが急だ。その政権に、この活動はどう写るだろう??
そして、ノルウェーのノーベル委員会は、日本の第九条の推薦に対して、どのような評価を下すのだろう?

色々な思いが頭をよぎる。確かに戦後70年、戦争による日本人の死者は出ていない。
しかし軍事費は米中露に次ぐ規模で、英仏と肩を並べる(ここ)(ここ)。

しかし、もし平和への「姿勢」が賞の評価につながるのなら、あながちこれは夢物語でも無さそう・・・
夢を描く・・・。「今年のノーベル平和賞は、憲法で戦争放棄を謳って実行している日本国民に与えられます」。それを聞いた日本国民代表のA首相はこう語った。「いや~光栄です。自分も九条を変えて戦争の出来る“普通の国”になる事や、憲法解釈の見直で集団的自衛権の行使を考えた事もありましたが、まあ若気の至りってやつで、悪気はありませ~ん。もう金輪際、憲法九条を変えることはさせませ~ん」な~んて言うかな???

まあ夢だが、これが実現すると、憲法改定に対する大変な重石(おもし)になる事は確実。何度も書いているが、今の日本は、(今の議員数から)“外側からの圧力”でしか政権の動きを止められない。
よってこれは素晴らしいアイデアかも知れない。
しかし100万人の目標はあまりに遠い。今日(2014/04/03)現在、まだ署名は2.5%とのこと。
「25,437人の賛同者が集まりました
目標まで残り974,563人の賛同者が必要です!」(
ここより)

平和憲法を守るために、こんな活動にも目を向けてみよう・・・

============

「「憲法9条をノーベル平和賞に」推薦受理 実行委に連絡
 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった。
 連絡はメールで9日夜、実行委に届いた。「ノーベル委員会は2014年ノーベル平和賞の申し込みを受け付けました。今年は278の候補が登録されました。受賞者は10月10日に発表される予定です」との内容だ。
 事務局の岡田えり子さん(53)は「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した。
 推薦運動は、神奈川県座間市の主婦鷹巣直美さん(37)らが始めた。推薦資格のある大学教授、平和研究所所長ら43人が推薦人になった。実行委は2月1日までに集めた2万4887人の署名を添えて、委員会に送っていた。署名は11日現在、4万人を超えているという。鷹巣さんは「一人ひとりの小さな平和への願いがつながって、候補にまでたどりつくことができました。たくさんの方々の協力に感謝でいっぱいです」と話した。」(
追:2014/04/11「朝日新聞」より)

●メモ:カウント~560万

140403ikemenn <付録>「ボケて(bokete)」より


« 「お金の人間学」~元プロ野球投手・真木将樹さんの話 | トップページ | 親父の説教、そして「取り返しがつくこと」と「取り返しがつかないこと」 »

コメント

日本国憲法を世界遺産に!という言葉は以前から度々耳にしましたが 具体的に行動に起こしている方がいることを初めて知りました。早速 署名しました。集団的自衛権、武器輸出3原則の改悪、原発輸出促進などが、維新、みんな、のみならず民主党も巻き込んで進められています。確かに今はあらゆる方法で立ち向かう必要がありそうです。

【エムズの片割れより】
今朝(4/7)の朝日新聞に、世論調査でかなりの国民が“心配している”という結果が出ていましたね。

投稿: todo | 2014年4月 4日 (金) 20:54

 ユニークな活動ですね.私もさっそく賛同致しました.

【エムズの片割れより】
やはり「行動」が必要なのでしょうね。

投稿: ケニチ | 2014年4月 5日 (土) 02:15

エムズの片割れさん ありがとうございます。
9条をノーベル平和賞にという願いが1歩前進です。この推薦がノーベル平和賞委員会に受理されたようです。とてもうれしいことです。
 署名数はまだまだ少ないのですがこれを機会に大きなうねりにしていきたいものです。

【エムズの片割れより】
ノーベル賞はオバマ大統領のように、平和への「姿勢」も評価してくれるので、もしかしたら・・・。
それに日本国民が受賞すると、世界平和へのインパクトは大変なものになりますね。
日本の恒久平和のために、ぜひ実現して欲しい祈っています。

投稿: todo | 2014年4月14日 (月) 05:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「お金の人間学」~元プロ野球投手・真木将樹さんの話 | トップページ | 親父の説教、そして「取り返しがつくこと」と「取り返しがつかないこと」 »