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2013年12月18日 (水)

(どうする秘密法)「転換点、いま大事なとき」~半藤一利さん

2日続けて同じような話で恐縮だが、今朝の朝日新聞で、秘密保護法についての半藤さんの見解を初めて見付けた。
「(どうする 秘密法)「転換点、いま大事なとき」~半藤一利さん
 この国はどこに向かおうとしているのでしょう。個人情報保護法だけでも参っていたのですが、特定秘密保護法ができた。絶望的な気分です。
 個人情報保護法で何が起きたか。軍人のメモや日記を調べに防衛省防衛研究所を訪ねても、「個人情報」にかこつけて見せてくれなくなった。形式的には「遺族の許可が必要」というが、たとえ孫や遠い縁者を探し出せても答えはノー。つまり事実上の閲覧拒否です。秘密法でさらに秘密とされるものが多くなると、手も足も出なくなります。
 歴史的にみると、昭和の一ケタで、国定教科書の内容が変わって教育の国家統制が始まり、さらに情報統制が強まりました。体制固めがされたあの時代に、いまは似ています。あのときは、戦争になるまでそれから7、8年かかったけれど……。国家の明日というのは不思議なもので、その時代に生きている人は案外わからないものなんですよ。
 これから集団的自衛権の拡大解釈、そしてその先には憲法改正の動きが待っているのでしょう。しかし、そうならないように頑張るしかない。
 自民党の憲法改正草案には「公益及び公の秩序」という文言が随所に出てきます。「公益」「公の秩序」はいくらでも拡大解釈ができる。この文言が大手をふるって躍り出てくることが、戦前もそうでしたが、歴史の一番おっかないところです。この国の転換点として、いまが一番大事なときだと思います。」(
2013/12/18付「朝日新聞」p38より)

自分はどうもこの人の言葉を信用してしまう。だから、秘密保護法についても、半藤さんはどう言っているのだろう?と常に目を配ってきたつもり・・・。でも今まで見つからなかった。
半藤さんの見方も、今までの国民の危惧と同様。
このように、世の中に信用のある人の発言が、世論を揺り動かし、国民を目覚めさせて行く。
今後、益々の発言を期待したい。

131218mendo <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

特定秘密保護法の運用には、大きな不安を感じます。今がこの国の転換点という指摘にも全く同感です。新聞、放送などマスコミは、世論調査を続け、国民が今も問題視してしていることを、機会あるごとに取り上げていって欲しいと思います。また最近の政府の外交・防衛政策に関連し、国民の精神運動を期待するかのような発言には、慎重にも慎重に受け止めたいと考えます。  226・ノモンハン事件を兵士として体験した私の父が、今年百歳を迎えたのを機に、小冊子を作り身内に配布しました。その中で父は、「我が皇軍の、火器よりも精神力を重視した教育は誤りでした。」と書いています。

【エムズの片割れより】
国民が“冷めてしまう”のが今後の課題ですね。

投稿: カウカウ | 2013年12月18日 (水) 23:27

カウカウさま
 イモンハン事件は「事件」などという言葉で過ごされない大変な戦争でした。概要すら当時の関東軍の検閲でいまだによくわからない戦争でした。しかし死傷率70%ちかい潰滅的敗戦にも拘らず。関東軍の暴走を日本政府「平沼…今もどこかで聞く名前…・内閣」は追認していった。
 3年前にノモンハン戦跡を訪れました。今でも本当に遠くハイラルからホロンバル平原を5・6時間走ってたどり着きましたがカウカウ様のお父様はハイラルからたぶん1か月泥濘に足を取られひどく苦しい行軍だったでしょう。敗戦を勝利と伝え日中戦争の泥沼化、太平洋戦争まではわずか2年。大変な時代でした。言論統制の恐ろしさを今こそ思い返すべき時です。
 日本、ソ連、蒙古(外モンゴル軍、満州国軍)の1万人以上の遺骨がねむる草原は70年前と変わらない風景で激戦がにわかには信じられない静けさでした。
 エムズさま。半藤さんには、当時の国際情勢からノモンハンを描いた著作があるようです。読みたいと思っています。

投稿: todo | 2013年12月19日 (木) 06:10

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