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2013年9月20日 (金)

「ヒマの上にも5年」

だいぶ前の記事だが、朝日新聞の「男のひといき」という欄にこんな記事があった。

(男のひといき)ヒマの上にも5年
 退職して丸5年が過ぎた。決してあっという間ではなかった。ボランティア、市民講座、通信教育、四国遍路とあれこれやってみた。退職後の予定などまったく考えていなかったせいもあって、自由を謳歌(おうか)するというより、のたうちまわったという感じが強い。当然ながら家内との間もぎくしゃくして、険悪な空気が漂うことも一再ならず。
 しかしこのところ家内の機嫌がいい。昨年から週2日、アルバイトに出かけているからだ。自分自身も現役時代の生活のリズムが少し戻ってきて、心なしか体調もよくなったように感じる。やはり現実の社会とのかかわりの中で、少しでもなすべきことを持つことが必要だったのだ。それを思い知るのに遠回りして5年もかかってしまった。
 アルバイトの日は家内が昔のように弁当も作ってくれる。そして車が見えなくなるまで見送る。機嫌がいいと手まで振ってくれる。バックミラーに映る笑顔がうれしそうだ。
 私のいない自由な時間と空間は、かけがえの無い宝物なのだろう。それはそれで大切なことだ。ヒマの上にも5年、やっとそんなことが骨身にしみてわかるようになった。(山口県下松市 男性 無職 66歳)」(
2013/08/25付「朝日新聞」p29より)

この記事を読んで、“身につまされる”という言葉が頭に浮かんだ。つまり、他人事ではないのである・・・。
ウチのカミさんは良く言う。「会社を辞めたらフィフティ・フィフティだからね。家事も分けましょう!」と、こっちは笑って言いやがる・・・。でもこれは自分にとっては深刻な状態・・・。だから、それがイヤで、会社に逃げているのだが・・・

この記事を読んでも、“居場所”ということを考えてしまう。つまりは全て居場所の問題なのである。夫の居場所。妻の居場所・・・。
長い間、家庭は妻の居場所だった。そこに夫という他人が入ってくる。それで妻の居場所は脅かされる。夫に妻の居場所が占領されてしまうのである。だから妻は不機嫌になる・・・。妻は理屈では分かっていても、長い間培ってきた自分の居場所が占領されるのは面白くない・・・。
ま、そうだろうな・・・。でも会社を定年で辞めた後の夫の居場所はどうする? 上の記事でも「ボランティア、市民講座、通信教育、四国遍路とあれこれやってみた。」とある。
結局は居場所探し。でも結局、自分の居場所は無かった・・・と、この人は言っている。

自分の場合、取りあえずは会社に居場所を求めているが、それもいつまで続くか分からない。次の居場所を探さなければ・・・、と言い出して、もう7年も経ってしまった。(つまりこのblogを書きながら探しているが、もう7年・・・)
これは解のない堂々巡りの話だが、居場所という言葉が頭から離れないこの頃なのである。

130920inuyou <付録>「ジワジワ来る○○」より


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