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2013年5月25日 (土)

「エベレスト最高齢登頂 三浦さん、夢追い「若返る」 どん底から体を改造」

この5月23日に80歳で、3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。今日夕方のニュースで、ヘリでの下山を決めたようで、ホッとした。何としてでも、元気に帰国してもらわねば・・・
三浦さんの今回のチャレンジの背景の記事が、昨日の「日経新聞」にあった。

エベレスト最高齢登頂 三浦さん、夢追い「若返る」 どん底から体を改造
 冒険家の三浦雄一郎さんによる5年ぶり3度目のエベレスト登頂。これまでの76歳を4歳更新する80歳の史上最高齢登頂記録となった。
 昭和7年生まれ。還暦の祝いの席で三浦さんは「3度目の20歳のつもり」とあいさつした。一発、エベレストでも登ってやろうと思っていたのだが、やがて打ち消す要因が身を包み、夢は遠ざかった。それから20年、昨年10月12日に80歳の誕生日を迎えたとき「4度目の20歳のつもりで成し遂げたい」と3度目のエベレスト挑戦の抱負を語った。決意を新たにしてというところなのだろう。
130524miura  三浦さんは60代に入り、自分の晩年を考えてみると、次第にキラキラしたものが薄れ、夢が消えていく寂しさを感じたという。サラリーマンも同じではないか。60歳を過ぎて暴飲暴食のツケが回ってきた。プロスキーヤーと呼ばれるのがうっとうしくなり、冒険家という肩書が恥ずかしくなった。完全な生活習慣病で入院を余儀なくされ、「このままでは長生きはできませんぞ」と医者から警告された。
 父敬三は白寿(99歳)の記念にモンブランの氷河を滑走するトレーニングに励んでいた。次男の豪太は、モーグルの五輪選手で世界を飛び回る。この2人に挟まれ、自分だけがおなかをさすり肩で息をする惨めな肥満老人だった。
 「おれは世界じゅうを駆け巡った冒険家のはずだろう」
130524miura1  このままでは70歳は迎えられない。死を見据えた上に、ここからが三浦さんらしいムチャクチャなところだが、「そうだ、エベレストに登ろう」と思いつく。37歳の時にエベレストからスキーで世界の意表を突く大滑降を成功させたが、8000メートル上まで行き頂上はすぐそこだった。その6日後に、植村直己氏らがエベレスト日本人初登頂を成し遂げたのである。
 「自分の最後の最高の夢はエベレストの頂上」と夢を明確にした65歳、まずは自宅近くの藻岩山(531メートル)から登り始めた。ところが息が続かず登れなかった。三浦さんは「ものは考えようで500メートルの山も登れない僕が、このどん底から変身しながら、5年後にエベレストの頂上に立ったらこんなおもしろい話はないじゃないか」と山の人生を再スタートさせたのである。
 冒険に「年齢」という新しいキーワードを持ち込んだ。70歳から5年刻みで準備し、世界の最高峰に挑んできた。衰えやすい年代でも高い目標を持ち、積極的にトレーニングすることによって一部の体力が落ちないどころか、その数値を「若返らせる」ことを証明してみせた。
 「ドキドキワクワクする目標を持てば人は何歳でも変わることができる」。三浦さんが身をもって示した。この分ならまだ夢の続きはありそうだ。(編集委員 工藤憲雄)」(
2013/05/24付「日経新聞」p37より)

この話は、三浦さんが成し遂げた“65歳からの復活”と同じ年代をこれから迎える我が身としては、少々耳が痛い。同じような“65歳以降の生活”をマネできるかというと、とてもとても・・・

またウォール・ストリート・ジャーナルにはこんな記事も・・・
「・・・・・ ネパールの山岳当局者はエベレストのベースキャンプで、三浦さんが山頂に到着したこと130525miura と、最高齢で登頂に成功したことを確認した。
 これまで最高齢記録を保持していたのはネパール人のミン・バハドゥール・シェルチャンさんだった。シェルチャンさんは現在81歳で、三浦さんのすぐ後に登頂を目指す。
 シェルチャンさんは数日前に消化器の異常に苦しんだものの、来週の登頂を目指して準備を進めている。22日のベースキャンプからの電話で、体調が良好だと述べ、「挑戦する準備が整っている」と話した。
 この2人の高齢登山家はこれまでにも頂上を目指して対決している。
 三浦さんは70歳のときにエベレスト登頂の最高齢記録保持者となったが、08年にも再度登頂して記録を75歳に伸ばそうとした。しかし、当時76歳だったシェルチャンさんが三浦さん登頂の前日に登頂したために記録更新はならなかった。
 三浦さんの娘の恵美里さんは22日、父がライバルとの競争をそれほど気にしていないと述べ、自分自身のために挑戦していると話していた。・・・・・」
ここより)

ネパール人が、最高齢記録をいつ破ろうが、三浦さんの我々シニア層に与えた“衝撃”は、いささかも揺るがない。高齢者の入口に立って、甘い生活を続ける自分にとっては、まさに奇跡の所行。

そう言えば、今年の正月、NHKラジオ深夜便で「明日へのことば「今年にかける、80歳でのエベレスト挑戦」三浦雄一郎さん(冒険家・プロスキーヤー)」(2013/01/03~04放送)を放送していた。
この話を聞くだけでも、これから目標の無い(!?)老後を迎えようとしている我々ミニ老人にとっては、元気が出る話だ。
(この放送を聞かれる方は、前半の41分の話は(ここ)、後半41分の話は(ここ)をクリックして、しばらく待つ・・・・)

改めて、三浦さんの話を聞きながら、目標を持つことの大切さを認識し、そして三浦さんが無事帰国されることを祈ることにしよう。

130525kawaza <付録>「ボケて(bokete)」より


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