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2013年5月 9日 (木)

「実燃費はカタログの4割落ち、エコカーの実状」

昨日の東洋経済の燃費の記事が面白い。と言っても、日本自動車工業会が公表したパンフレット「気になる乗用車の燃費~カタログとあなたのクルマの燃費の違いは?~」ここ)の紹介なのだが、その要点が書かれていた。

実燃費はカタログの4割落ち、エコカーの実状
 「リッター30キロ」といううたい文句の低燃費に惹かれて買ったのに、実際の燃費は大幅に悪くてがっかり――。自動車の売れ筋が、低燃費を看板に掲げるハイブリッド車(HV)や軽自動車に集中する中、こんな感想を抱いている人も少なくないだろう。
 自動車の業界団体、日本自動車工業会は5月8日、自動車のカタログ燃費と実燃費が大きく乖離している実態や、その要因を紹介する一般向けのパンフレットを公表した。
 それによると、全車を平均した実燃費は、カタログ値に対して約3割低い(2010年までの燃費計測基準10.15モードの場合。2011年以降の基準JC08モードでは2割低い)という。この乖離は、加減速等の自動車の使い方による影響が約5割、カタログ燃費計測で考慮されない電装品(エアコンやランプ、ワイパー等)による影響が約3割、外気温や道路状況など走行環境による影響が約2割を占めると紹介している。
電装品は燃費計測で考慮されない
 また、実燃費との乖離率は、低燃費車ほど大きくなる傾向があり、カタログ燃費が燃料1リットル当たり30キロメートルを超えるクルマの実燃費は、カタログ値の6割以下、20キロでも7割程度(10.15モード)という。
 低燃費車で乖離率が広がる理由は、燃費計測で考慮されない電装品の影響が大きいという。電装品による燃料消費は大型車でも小型車でもほとんど変わらないため、実際の燃料消費では、低燃費車ほど電装品の割合が増える。結果的にカタログ値との乖離が目立ってくるというワケだ。
 今回、カタログ燃費に疑問を投げ掛けるようなパンフレットを、当の業界団体が作ったのは、低燃費車の販売拡大にともなって、ユーザーからのクレームも増えているためだ。
■「カタログ」低燃費競争の加速で乖離を無視できず
 自動車の使い方は千差万別であり、カタログ値と実燃費を一致させることは不可能だが、現実とあまりにも乖離が目立てば燃費表示の意味をなさない。そうした批判は常にあり、それゆえ、10.15モードをJC08モードに改良したばかりだが、「カタログ」低燃費競争の加速で早くも乖離は無視できないものになった。
 もっとも、業界団体としては、低燃費車ほど実燃費との乖離が大きいことなど、今回の内容を積極的に販売現場で告知するつもりはないという。今回作成したパンフレットは、販売店など関係カ所に紙で5万部を配布するほかは、ホームページからのダウンロード(
http://www.jama.or.jp/user/jitsunenpi/)で対応するのみ。
 今の日本の自動車市場では、「低燃費」はマーケティング上の最大の武器。クラス低燃費を争って0.1キロメートル単位の燃費改善が行われているところだ。乖離批判には対応せねばならないが、営業上、声高には言えない――今回の対応はそんな業界事情も反映している。(丸山 尚文)」(「
東洋経済オンライン」2013/05/08(ここ)より)

改めて、2013年5月8日に「日本自動車工業会」が公表したパンフレット「気になる乗用車の燃費~カタログとあなたのクルマの燃費の違いは?~」ここ)を読んでみた。これがなかなか優れ物で、良く分かる。実際のデータやグラフで説明している所にリアリティがある。下記はその抜粋である。(写真はクリックで拡大)

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燃費は、プロの専門ドライバーが、細心の注意を払って運転しているので、“事実”ではあるが、素人にその実現は到底ムリ・・・、というのが自分の思い込みだった。それが、この資料の「実走行燃費」のグラフによると、カタログ燃費14Kの車で、10キロ以下の例が多い中、燃費17キロや18キロを出している強者(つわもの)がいる。これはビックリ。つまり、JC08モードよりもずっと走行条件が良かったのだろうが、カタログ値が“越えられない壁”では無いと言うことを示している。

我が家でも、現役時代に車通勤をしていたときは車が2台あり、燃費が気になったもの。しかし今は、税金の支払以外はカミさん専用なので、それほど走らず、あまり気にならない。
そう言えば、燃費という言葉を聞くと、パソコンのプリンターを連想する。本体は安いが、インクが高い。これは、インクで儲けるビジネスモデルとして有名だが、車はそれとは違う。でも、少々高くても燃費が良い車の方が、ガソリン代等の維持費を考えると結局安く付くのかな・・・とつい考えてしまう。でも、走行距離が少ないスーパー買い出しなどがほとんどの我が家では、あまり燃費に目くじらを立てる必要は無いかも・・・。まあ遠距離ドライブが趣味の人は別だが・・・

それにしても燃費改善の技術の進歩は、目を見張る。昔、チェイサーを買った時、初めてガソリンを入れたときに“実測の燃費が4キロ!”と知って青くなった頃が懐かしい。まあ何歳まで現役で運転できるか分からないが、我々シニア族は、あまり燃費にこだわらず、“王者の運転”を心がけたいもの。

130509hosyuu <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

実際ハイブリッド車を購入した友人に聞きますと、確かに7割程度しか燃費が伸びないそうです。しかも、その7割の達成のため「エコ」ランプを消さないよう我慢の運転をしなければならず、運転すると言う本来の楽しみがスポイルされるとも言っておりました。
小生の駄馬は、要らない物は極力乗せない、電装アクセサリー類(カーコンポ等)を増やさない、あとは、オートマでも積極的にレンジシフトをすることにより、15Km/l、を達成しております。

【エムズの片割れより】
そうですか・・・。まだまだ現役ですね。
当方は、車をカミさんにママチャリ用に取られてから、もう燃費に対する熱意(興味)は無くなってしまいました・・・。

投稿: 杉ちゃん | 2013年5月12日 (日) 09:36

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