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2013年4月 3日 (水)

オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン」~「阿修羅のごとく」

先日TVで放送された映画「阿修羅のごとく」を見た。向田邦子のこの作品は、昔見たNHKのテレビドラマの印象があまりに強い。そしてこのドラマを思い出すと、直ぐに浮かぶのが、オスマン・トルコ軍楽隊による、古い陸軍行進曲「ジェッディン・デデン(Ceddin Deden) (祖先も祖父も)」なのである。

<オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」1973年>

この演奏は、1973年現地録音とある。どうも録音スタジオの録音はなく、現地で実況で収録したものらしい。ついでに、1971年の録音も聞いてみよう。

<オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン」1971年>

「蝉しぐれ」(ここ)などもそうだが、この「阿修羅のごとく」も、NHKドラマの配役が頭にこびりついている。それでついそれと比較してしまう・・・。映画で配役はこう変わった。長女:加藤治子⇒大竹しのぶ、次女:八千草薫⇒黒木瞳、三女:いしだあゆみ⇒深津絵里、四女:風吹ジュン⇒深田恭子、父:佐分利信⇒仲代達矢、母:大路三千緒⇒八千草薫、次女の夫:緒形拳⇒小林薫、探偵:宇崎竜童⇒中村獅童・・・。
佐分利信の父親は渋かった。それに加藤春子の長女も、いしだあゆみの三女も印象が強かった。八千草薫は、NHKの次女役よりも、映画版の母親役の方が、阿修羅のテーマとしてはピッタリだったかも・・・

前に向田邦子について書いたが(ここ)、彼女もまた、22歳のときから34歳まで、妻子ある男性とつきあっていたという。つまりこれらの経験がドラマ「阿修羅のごとく」に投影されていたのかも・・・
改めて「阿修羅」を広辞苑で引くと「あしゅら【阿修羅】 〔仏〕(梵語Asura) 古代インドの神の一族。後にはインドラ神(帝釈天)など天上の神々に戦いを挑む悪神とされる。仏教では天竜八部衆の一として仏法の守護神とされる一方、六道の一として人間以下の存在とされる。絶えず闘争を好み、地下や海底にすむという。アスラ。修羅。非天。無酒神。 」とあった。
興福寺の阿修羅像を思い浮かべながら、この言葉を噛み締める・・・。映画でも解説していたが、誰にでも阿修羅の心は持っている。しかしそれを自分の意志で、どう制御するか・・・
このドラマでは、夫の浮気をどう捉えるか・・・を象徴していた。
このテーマと、この音楽・・・。何ともマッチしていて印象深い番組ではあった。

130403ararremo <付録>「ボケて(bokete)」より


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