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2013年4月18日 (木)

「カリスマの晩節 稲盛和夫さんに聞く」

先日の日経新聞に稲盛和夫さんの記事があった。

「カリスマの晩節 稲盛和夫さんに聞く~激動の人生に充実感 思いやりの精神を
幸せを感じる今、「死」を怖いと思わない
 この人をカリスマ経営者と言って、異を差し挟む人はいないだろう。
 京セラを創業し優良企業に育て上げた。さらに第二電電(現KDDI)を設立して、通信業界に旋風を巻き起こす。普通なら隠居の年で、経営破綻した日本航空に会長として入り再建を果たした。
 3月末で日本航空の取締役を退き、今は京セラとともに名誉会長である。大仕事を終えて、どのような心境なのか。以前「60歳から80歳までは、来世に旅立つための準備期間」と言っていた。
 「今年81歳です。若いころから私の人生は80歳までと言ってきました。死出の旅の準備をしなければならんのに、78歳の時に現役に戻ったかのように日航の再建に取り組むことになりました。今一段落したので、ゆっくりさせてもらいたい。家内と旅行でもするかと話しているんです」
 来し方を振り返る余裕がやっとできたようだ。
 「ベッドに入って寝る前に目をつぶり、私の人生は本当に幸せだったなとしみじみ思います。激動の時代を過ごし、苦難と苦労の連続でもありました。子どものころから決して恵まれた境遇だったわけではありません。しかしそんなことはすべて消え去って、私くらい幸福な人生を送れた人間はいないのではないかとの感慨を覚えます」
 「神様になのか自然になのか、ありがとうございますと手を合わせて感謝しています。こんな心境ですから、死を怖いとは思いませんし、心配も一切ない。これ以上、長生きしたいとも思いません。できれば、この感謝の気持ちのまま一生を終えられたら、何と幸せなことでしょう」
 成功を誇っているのではない。よく生きてきたことへの達成感のようなものだろう。
・・・・・・
 今忙しいのは、ボランティアで続けてきた活動である。中堅中小企業の経営者が集まる勉強会の盛和塾を主宰し、各地で盛和塾が開く一般の人を対象にした市民フォーラムの講師を務める。
 「市民の方々に話すのは、ただ1点です。現在、不幸な方も災難にあっている方もいるかもしれませんが、それは一時のことです。心の持ち方次第で、素晴らしい人生が開けます。人を思いやる心、慈しむ心、利他の心を持てば、幸福感に満ちた生き方が可能になりますと話すんです」
 「もちろん仕事の世界は厳しいですが、私はそのような気持ちを抱いて過ごしてきたように思います。対極にある悪が、ねたみ、そねみです。そんな気持ちの人は自ら人生を暗くするので、かわいそうだなと思います」
 27歳の京セラ創業のころから変わらない純朴さが、人を引きつけるのかもしれない。
・・・・・」(2013/4/13付「日経新聞」p5より)

今月(2013年4月・毎(木)夜)、BSジャパンで「日経スペシャル 私の履歴書~稲盛和夫(京セラ名誉会長)」(ここ)が放送されている。
氏の思いが京セラ社員に根付いている姿が、この番組でも色々と出てくる。一方、世の会社から、社員旅行や社内運動会が絶えて久しい。それが現代・・・。でも京セラには脈々と稲盛イズムが脈打っているようだ・・・。

昔、現役の時、経営指標の研修会で、京セラの業績と自社の業績を比較して勉強したことがあった。その時、京セラには到底かなわない・・・と皆で思ったもの。その京セラの業績の源泉は、たぶん稲盛イズム・・・。
その稲盛さんが「幸せを感じる今、「死」を怖いと思わない」と言う。
その言葉を聞いて、「功成り名遂ぐ」とは別次元の姿を見る。つまりカリスマ経営者と言うより、人を導く伝道師??
しかし日本を背負って立ってきたこれらの大物経営者が次々と去って行き、後を継ぐべき若手に、あまり大物が見当たらないのが、今の日本・・・。
自分もそろそろ“去る”立場なので、ま、いいけどね・・・。

130418hirotte <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

エムズの片割れ 様へ

貴殿のお考え披瀝を読まさせて頂き、失礼ながら不思議な お方だと、思っております。

いまだに、FM放送受信との関連が理解出来切れません。

懸案事項を早期に解決・理解するべくGoogleでの検索が、パターン化しているせいでしょうか?

又、米国業界団体・幹部との難問折衝で、デベートのクセが残っているせいでしょうか?

勝手なる私の考えを述べる事の失礼の段、何卒ご容赦願います。

私も、現役時代には研修の一環として、京セラ 稲盛社長様の経営哲学のビデオ解説を視聴いたしました。*非公開の内容でしたが・・・

稲盛様は、企業経営 業界活動(太陽光発電の啓蒙運動) 社会貢献活動(母校に数百億円を寄贈) 仏教哲学の探求(霊能力アリ)等、マルチのご活躍をされておられます。 

又、ある宗教法人の記念講演会で宗教観を拝聴し、直接 お話をも させて頂きました。

一方、アンチ稲盛(経営哲学)の企業経営者も
多々いるのも、又 事実です。

稲盛様は、数百億円の個人資産を所有されておられる企業成功者ですので、サラリーマン上がりのそこらの社長連中とは次元が違う お方だと存じます。ご尊敬 申し上げております。

投稿: Hinomoto | 2013年4月23日 (火) 00:22

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