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2013年4月22日 (月)

NHKスペシャル「家で親を看取る その時あなたは」を見て

昨夜放送された、NHKスペシャル「家で親を看取(みと)る その時あなたは」(2013/04/21放送)を見た(ここ)。
テレビ番組では、見ながら「消そう」と思う番組がある。つまり「見たくない」と思う番組である。自分もこの番組を見ながら、何度も消そうと思った。自分のキライな番組、キライな役者が出るから切るのではない。見ていてツライ、目を背けたいから・・・

NHKの番組の解説にはこうある。
「現在、日本人の8割が病院で亡くなり、“在宅死”はわずか2割ほど。超高齢化が進む中、国は「看取りの場所」を「病院」から「在宅」へと転換する政策を打ち出した。2012年を「地域包括ケア元年」と位置づけ、年老いても住み慣れた地域で暮らし、最期を迎えられるよう、在宅医療や看護、介護サービスの整備を進めている。
130422mitori 「治療は終わったので病院以外で療養を」と早期退院を求められる高齢者と家族。しかし24時間対応できるヘルパーや在宅医など、在宅医療を支える社会インフラは不足し、家族は“老い”や“死”を受け入れられず、苦悩を深めている。横浜市で診療所を開く在宅医は言う。「これまで医療は命を延ばすためのものだった。これから必要なのは“死に寄り添う医療”だ」と。
人口に占める高齢者人口の増加率が全国一の横浜市を舞台に病院や在宅医療の現場をルポ。「在宅の看取り」に何が必要なのかを探っていく。」(
ここより)

何とか最後まで見たものの、頭や言葉では分かっていた現実を、テレビから実像として目の前に突きつけられたときの心の衝撃は大きい。
仏教で言う「老病死」の現実。これから我々にも近々巡ってくる現実。その時にどう対処するのか。他人事ではないのである。

番組でも言っていたが、病院は治療する所。よって病状が安定して特に治療の必要が無くなると、退院を勧められる。理由は、病院側の長期入院で徐々に下がってしまう1人当たりの手当(病院収入)・・・。
しかし退院後の行く場所としては、老健は満員、老人ホームも高額、結局自宅に退院するしかない。しかしそこには介護する人が必要。結局、娘などの家族がヘルパーさんの力を借りて看護し、看取ることになる、という。そしていざという時になっても救急車は呼ばない。救急車を呼ぶと、仕事柄、蘇生させてパイプでつないだ状態にしてしまうので・・・。よって黙って死んで行くのを見ているだけ・・・。それを、本当に我々は出来るのだろうか??

昔は、自宅で最期を迎えるのが普通だったが、最近はほとんどの人が病院で最期を迎える・・・と、聞いていた。しかし事態は既にそれを越えて、老夫婦二人の家に退院し、この番組のように、老妻が死の間際で入院している場合は、外から娘などが応援に駆け付ける。そして娘が自宅で看取る。最初は、怖い・・・と。でも医師も居ない家族だけの家で、老父は死んで行く・・・。
そして追うように亡くなった老妻とともに、老夫婦の家に2つのお骨がポツンと置かれ、娘は家に鍵を掛けて、自宅に帰っていく・・・。
ある家庭、ある家族の最後の姿である。どの家庭にも訪れる“終わり”の時。我々の所も、段々と“その時”に近付いていることを実感させられた、見るのがツライ番組であった。

でもこの番組のように、娘がいて、看取ってくれる場合は良い。ほとんどの家は、誰も家にいない・・・。まさに「その時あなたは」どうするのか・・・

130422kaeru <付録>「ボケて(bokete)」より


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コメント

エムズの片割れ 様へ

寄稿内容、参考になりました・・・

私は、途中でチャンネルを替えてしまいました。身につまされますので!

本課題の件で、国立病院 女医先生(厚生省のキャリア官僚)様と、意見交換を行った事があります。

意見交換するに際し、資料収集に時間を要しました。大変 勉強になりました。

長年に渡る日本の歴史研究と世界・民族間での宗教観に関する我が国との相違研究も役にたちました。

又、小泉政権・竹中大臣時代の悪政?も、大きく影響しております。

財政再建の名の下で、行政改革による民営化を急ぎ過ぎた面で、庶民は大きな負担を負わされました。これで医学の進歩も10年の遅れ!

病院も、入院患者費用を4ヶ月目から大幅にカットされるので、他病院へ転院要請をせざるを得ない状況となり、家族は途方にくれて困っております。気の毒でなりません。これも少子化の要因なり!

多くの入院患者難民を発生させて おります。

このような不幸な状況に追い込んだ、与党政権・政党は長く続くとは とても思えません。

アベノ クロ ミックスも、数年以内に 国債価格下落⇒市中金利の高騰の洗礼を受けざるを得ない時代に突入する事でしょう。IMF警告!

一方、国内産業を視れば、半導体 音響機器 映像機器産業の没落で、赤字企業に成り下がりました。税金も納められない。首切りの嵐!

大手都市銀行は、バブル経済以降 税金は1円たりとも納めていないと言われております。
先進国の中で、我が国だけです。

このような抜け駆け的な悪い法律を作ったのは、どの政権・政党でしょうか。今の与党だ!

結論、日本国としは ターミナル ケアとしての高邁なる思想がない事と、ホスピタルの施設を建設するだけの経済的な余裕が全くないことに
起因するからでしょう。1000兆円の赤字では何もできない。一方、200兆円のハコ物を作るとは、財政破綻するぞ!!!

これにて、しばらくの間 お休みと致します。

投稿: Hinomoto | 2013年4月23日 (火) 02:20

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