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2013年4月の27件の記事

2013年4月30日 (火)

ラーメンの味~好みは人それぞれ・・・

今朝、通勤途中にある、あるラーメン屋が長蛇の列・・・。まだ10時前だというのに・・・。たぶん11時開店のはず・・・。
このラーメン屋、結構評判が良いらしく、いつも店の外に列が出来ていた。そして昼しか営業していない珍しい店で、夕方3時頃には店を閉じている。まさにサラリーマン的な開店時間・・・。でも人気が高い・・・。
しかしこの店は、今日が閉店日。それで最後のラーメンを食べようと、朝から列が出来ていたらしい。実は隣が、我々が良く行く寿司屋だったが、地主から建て売り住宅にするので土地を返せ、と言われたらしく、1月初めに閉店して家を壊した。その関連で、このラーメン屋も4月末で閉店となったとか・・・。この界隈は、どの店も高齢化が進み、順番に閉店して流れ。後継者はどの家も居ないという・・・。
昼食の時にもちょっと見たら、案の定、今まで見たことのない列・・・。今日の最終日、列の最後の人までちゃんと食べられたのかどうか・・・。

自分は?というと、実はこの店はあまり好きではなかった。3年前、今の会社に来た時、そんなに有名な店だと知らずに、昼食時に一人でフラっと入った。でも自分にとってはNG。それ以来、ほとんど行っていない。でも同僚は美味いという。本当に味というモノは、人によって評価がさまざま・・・。

先日、朝日新聞に小泉元首相が良く行ったというラーメン屋の記事があった。何とそれは前の会社にいたとき、近所だったので、昼に良く行った店。やはり、小泉さんが良く来ているという話はホントウだったのだ・・・。
その記事にはこうある。
「(あのとき、総理メシ)小泉純一郎 いざ郵政、ギョーザがうまい
・・・東京・高輪の路地裏にあるラーメン店「壇太(だんた)」。約30年前に高輪で創業し、15年ほど前に現在の場所に移った。6年前に閉鎖した衆院議員宿舎にほど近く、そこに住んでいた小泉氏は移転前からの常連だった。首相在任中も11回、この店に足を運んでいる。
「外堀、内堀が埋まって、やっと本丸攻めだ」
 2005年1月25日夜、小泉氏は秘書官らを連れて壇太を訪れ、こう漏らした。この4日前、通常国会での施政方針演説で「郵政民営化法案を今国会に提出し、成立を期す」と表明していた。
・・・・
 今年4月初め、記者は小泉首相の秘書官だった小野次郎参院議員と壇太を訪ねた。格子戸を開けるとニンニクのにおいがただよう。
130430danta  「小泉総理は突然、『壇太に行きたい』と言ったものです」。小野氏は席に座ると、懐かしそうに店内を見回した。
 小泉氏は来店すると、いつも席に着く前にベルトを緩める。「店長、ギョーザ人数分!」と自ら注文。首相就任前は生ビール、在任中は焼酎のお湯割りが多かった。2時間かけてゆっくり2杯。店主の安達実さん(73)は「みんなと話さなければならないからトイレには行けない。気配りだったのでしょうね」と語る。
 小泉氏は「どうせ待つなら一緒に」と店内に警護官(SP)たちも入れた。焼きたてのギョーザがSPに運ばれるのを見ながら、小泉氏は腕組みして「うんうん」とうなずく。ギョーザを食べ終えると、周囲に「ラーメンおいしいから食べろ」と勧めた。締めはタンメンやしょうゆラーメンで野菜たっぷりのあっさり味を好んだという。小野氏は「いつも気さくで、食事の時間を本当に楽しんでいた」と振り返った。 ・・・・」(
2013/04/14付「朝日新聞」より)

この店については、当blogでも6年ほど前に書いている(ここ)。その日も、夜小泉さんの宴会があったらしい。
その記事でも書いたが、この店は何とも薄汚い(失礼!)、まさに路地裏の普通のラーメン屋。天下の首相が来るような所とは思えない。でも、やはり人が好む味はさまざま・・・

結局、料理なんて自分の口に合うかどうか・・・。自分にフィットして“うまい!”と思えば、店が多少汚かろうが気にならない。一方、高級レストランがホントウにうまいかというと、それはまた別。雰囲気的がうまさを演出してくれる可能性はあるだろうが、自分の経験だと、高級=高い⇒美味しかった・・・という記憶はほとんど無い。あまり値段とは関係無いようだ。あくまでも自分にフィットするかどうか・・・だけ。

今日の昼食。いつも行く店に同僚と行った。すると週替わりのメニューに、初めて「特製ラーメン」なるメニューがあった。「閉店するので、あのラーメン屋からレシピを貰ったのかね?」なんて言いながら、皆で食べたが、なかなか・・・!?
自分にとってみると、学生時代から食べている「明星チャルメラ」(ここ)や、「ホンコン焼きぞば」、最近良く買う「塩ラーメン」の方が良い・・・

ついでにもう一つ。今日の夕食は、ひょんな事から吉祥寺でカミさんと、ネパール・カレーを食べてきた。食べログで見付けた店だそうで、店は小さくて決して繁華街にあるわけではないが、それなりにホンモノの味がした。

食べ物は生きる楽しみ。でも、何時間も列んで食べる、という執念は自分には無い・・・。
でも、先のラーメンの味など人それぞれで難しいが、食べログの評価だけは結構正しいようである。こんなサイトを頼りに、列ばないで済む美味しい店を見付けることにしよう。

130430purin <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月29日 (月)

映画「トウキョウソナタ」を見て

ひょんな事から映画「トウキョウソナタ」を見てしまった。ところがこれが素晴らしい作品だったのである。
昔見ていた東芝製液晶テレビに、外部HDDを取り付けて録画する機能があった。2年ほど前に三菱製一体型テレビに替えたが、前のテレビのHDDを他に転用するには中身を確認せねば・・・と、この連休を利用して録画済み番組をチェックしていたら、2年ほど前にNHKで放送された映画「トウキョウソナタ」がNEWのままあった。それを何気なく見ていたら、つい引き込まれてしまった。
あらすじを(ここ)から引用すると・・・
「トウキョウの、線路沿いの小さなマイホームで暮らす4人家族の佐々木家は、ごく平凡な家庭である。しかし小学6年生の次男・健二(井之脇海)には、家族に内緒にしている秘密があった。それは、父親に反対されたピアノを隠れて習っていることだった。父・竜平(香川130429tokyosonata1 照之)は厳格な父親で、健二の話にまったく耳を傾けようとしない。母・恵(小泉今日子)はおやつにドーナツを作ってくれるような優しい母親だが、いつもつまらなそうにしている。大学生の長男・貴(小柳友)はアルバイトに明け暮れていて、何を考えているのかわからない。それでも、夕食は家族で一緒に食べるような、普通の家族であった。しかし、秘密を抱えているのは健二だけではなかった。実は、竜平は会社からリストラされていた。しかし、それを家族に打ち明けられずに、父親としての威厳と、自分の弱さの間で揺れ動いていた。一方、貴は日本を出て、アメリカ軍に入隊しようとしていた。そんなある日、佐々木家に異変が起こる。健二が帰宅すると、家の中は荒らされており、誰もいなくなっていた……。」

そして、見終わった後に、「これは連休の拾いモノ・・・」と思った。
見終わってから、Netでこの作品について調べてみたら、2008年の日本・オランダ・香港の合作映画だそうで、この年の第61回カンヌ映画祭で、「ある視点」部門審査員賞を受賞したという。オランダ、香港の合作のにおいはほとんどしないが、その他にも色々と受賞している有名な作品らしい。なるほど・・・

夫役の香川照之は、実は、自分はあまり好きな役者ではない。でも権威主義のリストラ会社員を“どぎつく”演じていた。妻役の小泉今日子は、さすが評判通り・・・。得体の知れないごく普通のお母さん役を、ふわふわと演じていた。そして弟役の井之脇海が、この家庭に希望の光を引き寄せていた。
違和感を持ったのが、役所広司のドロボウ役。あまりに他作品による先入観の多い大物だけに、存在感があり過ぎ・・・。もっと軽い役者でも良かった。

しかし、良く聞く話だが、普通のサラリーマンがリストラされ、会社から追い出されると、直ぐに家庭の崩壊につながる。この映画でもそのシーンがリアルで何とも痛々しい・・・。この映画から離れて考えてみても、つくづくリストラは罪だと思う。今の時代、公務員のありがたさが良く分かる・・・!??

それにしても、普通の家庭は、ここまで家族間の会話が、そしてコミュニケーションが無いのか?
リストラで失業・・・、は家庭の大事件。しかしこの映画に出てくる二人のリストラサラリーマンは、それぞれ妻に言えずに悶々としている。もちろん男としてのプライドはあるだろう。しかし妻の協力無くして、家族の将来はないはずなのに・・・。
そしてこの映画では、唯一のコミュニケーションの姿として、家族そろっての食卓が描かれる。夫が食べ始めるまで、後の3人が黙って待っている姿・・・。バラバラのようで、何か不思議な家庭・・・

130429tokyosonata2 圧巻はラスト。ドビッシーの「月の光」が、それこそ情緒豊かに演奏されていく。その音楽に、この家庭の少しだけ見えてきた希望が託される。
言いようのない殺伐としたストーリーの中で、ラストでやっと救われたような気がして、何とも後味が良い映画となった。

連休はどこも満員。我々シルバー族こそ、観光地は現役と子どもに譲って、家でおとなしくしているのに限る。そんな中、何とも拾いモノだった(失礼!)「トウキョウソナタ」ではあった。

130429jishinn <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月28日 (日)

女性から見た漱石「こころ」の先生は?

NHKの2013年4月の「100分で名著」は、夏目漱石の「こころ」だった。その第4回(2013年4月24日放送)(再放送5/1、5/8はここ)では、講師の姜尚中さんに、作家の島田雅彦さんが特別ゲストとして加わって、「あなたは真面目ですか」というテーマで議論。この中で、作家の島田雅彦さんがこんな主旨の発言をしていた。曰く・・・

「漱石の先品の中で、「こころ」が一番嫌い。他にも良い作品があるのに、なぜ「こころ」だけがクローズアップされているのか? この作品は国語の教科書に載っているので大抵の人130428kokoro は避けて通れない。でも高校の授業では全部読まないで、「恋は罪ですよ」と言う部分だけ強調している。
特に女子学生は不信感を抱くのではないか? 結局先生の自殺の物語だが、奥さんにひとつも相談しないで亡くなっている。女性側から見ると(奥さんが)蚊帳の外に置かれて無視されていて、所々でバカにされている。女性はそんな先生の姿勢に憤るのではないか?」
「真面目の定義。死ぬまでにたった一度で良いから人を信用したい。と言っている。奥さんは蚊帳の外。“私”に言うことを奥さんに言えばよいのに、と思のだが、“私”が自分の過去を告白する唯一の相手に選ばれる。だからウラを勘繰りたくなる。奥さんでなく、年下の学生の“私”に告白するというのだから絶対にウラがあるはず。つまり先生が本当に好きだったのは、奥さんではなく“私”か、またはその前はKだったかも・・・。ただ、いきなり同性愛の方に突っ走るのではなく、現在でも10代の頃は女性は女性通し、男性は男性通しでつるむ・・・という事があるので、本格的な恋愛、異性愛に行くまでには、男子校、女子校のようにホモソーシャル(同性同士の強い連帯関係)の世界の中に暮らすことがある。・・・」

この議論をどう思う?? 実は自分はまさにこの論に同感なのである。
昔、当blogを始めた最初の頃、この「こころ」の先生についてこんな事を書いたことがあった。
「この小説の中に出て来ないので、先生と奥さんの関係が分からない。一番悩みを相談するべき奥さんが近くに居ながら、何の話もしていない。そして奥さんに何も語らず、一人黙って自殺してしまう。家族の自殺ほど残された人へのダメージが大きいのに、それでなくても天涯孤独の奥さんを、益々一人にしてしまう。先生がどれほどの財産を奥さんに残したかは知らないが、先生だけを頼りに生きている奥さんへの心のダメージは計り知れない。奥さんに対して、あまりに優しくない、無責任な生き方ではないか・・・」
ナンテいうことを書いたら、それはもう総スカン。「日本を代表する文豪に対して、何という浅い解釈か。アナタには漱石を読む資格は無い・・・」なんていう厳しいコメントを立て続けに頂いて、その語調に負けて、その記事を削除せざるを得なかった。
それ以来、文豪に対する批判はタブーと知って、自分の心の奥に葬ってきた。それが、何と小説のプロが同じようにコメントしているのを聞いて、拍手・・・。

「文豪の代表的な作品だから、全ては正しい。よってその作品への批判は、犯すべからざる事である」というのは正解か?
島田雅彦さんは、上の発言のような事があるので、こころは漱石の作品の中で一番キライ、と言っているが、自分は「それから」と同じように好きな作品。

この番組の中で島田雅彦さんは、その後の奥さんやその後の私を描いた第4章があっても良かった。と言っていた。
「先生の遺書を読んで、先生の遺志を私はどう受け止めたのか? 残された奥さんはどうなるのか? 書かれなかった4つめの章の展開を我々小説家は勘ぐる。完結していない、閉じていない小説なので、100年後の読者が別の解釈を引き出す猶予がある。悩み続けて解決がない小説・・・」
漱石に、こころの先生は、残された奥さんがその後どう生きて行くのか、について、どう考えていたのか、もし“あの世”で会ったら聞いてみようぜ・・・

130429ryourityuu <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月26日 (金)

「健康保険料が過去最高 大企業の13年度、8.5%に」

先日の日経新聞に、健保組合の保険料の値上げの記事が載っていた。曰く・・・

健康保険料が過去最高 大企業の13年度、8.5%に
 大企業の会社員が加入する健康保険組合が相次いで保険料率を上げている。健保組合の平均保険料率は2012年度の約8.3%から13年度は約8.5%に上がり、4年連続で過去最高を更新する見通し。高齢者医療制度を支えるための仕送り金の増加で健保組合の財政が悪化している。社会保険料の負担増は企業の投資や個人消費の足かせになりそうだ。
130426kenpo1  13年度に保険料率を上げる組合は全体(約1400)の4割程度に達する。トヨタ自動車は保険料率を0.7%上げ8.3%にする。新日鉄住金の健保組合は赤字が約50億円に達し、保険料率を1%上げ8%にする。ジェイアール(JR)グループも1%上げる。健保組合全体の平均保険料率は約8.5%と比較可能な03年度以降で最高になる。
 保険料は月収の一定比率で、原則、労使で折半負担する。年収600万円の会社員の場合、健康保険料が8.3%から8.5%に上がると年間の負担は労使合計で約1万円増える。
 高齢者医療制度への支援金は12年度に前の年度に比べて1割増の約3兆1千億円になり、13年度はさらに増えると予想される。08年度に始まった75歳以上の後期高齢者医療制度で、75歳以上への医療給付費の約4割を現役世代からの「仕送り」で賄うことになった。団塊の世代(1947~49年生まれ)が加入し始めた65~74歳の前期高齢者医療制度への支援金も増えている。
 こうした高齢者への支援金は健保組合の保険料収入の4割超を占める。高齢者医療費130426kenpo2 の増加に伴い「支援金が保険料収入に占める割合は今後5年で5割まで膨らみそうだ」(健康保険組合連合会)。
 高齢者医療制度に拠出する支援金負担で中小企業が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)の財政は大企業以上に厳しくなっている。協会けんぽの保険料率(月収の10%を労使折半)の引き上げを回避するため、政府は高齢者医療制度への支援金負担が大企業の健保組合により重くかかる制度(総報酬割)を一部適用している。これも健保組合の財政悪化の一因となっている。」(
2013/4/22付「日経新聞」p3より)

半年ほど前、会社での勤務時間の時短に伴い、現役時代の会社の健保に戻ったのだが、前に「組合健保から国保に変える決断をした話」(ここ)で書いたように、今年から料率が7.70%から9.00%に上がると聞いて、先日、国民健保に変更した。これで月1万円ほどの倹約になる。(国保の保険証は紙製かな?と思ったら、カード式だったので良かった!?)

この値上げの通知を受けてから、他の会社はどうなんだろう・・・と思っていた。それがこの記事を読んで納得した。どの会社も大変なのだ・・・。しかし今回の1.3%のアップは、新聞に載っている各社と比較しても高い・・・。よって自分の場合は、国保への変更は正解だったかも・・・

それにしても、健保組合の保険料収入の4割が高齢者への支援金に化けるとは凄まじい。
自分も、“老化に伴って出てくる症状は治らない・・・”と分かってはいても、痛いのはやはり困る・・・。だから、老化だからと言って、病院に行くのを避けているかというと・・・、いやいや大きなことは言えない。
まあ“なるべく”病院に行くのは避けるとしても、何ともやっかいな体の老化現象ではある。

(関連記事)
組合健保から国保に変える決断をした話

130426nekofunjyatta <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月25日 (木)

「左遷?上等だ!」~「人生全体で黒字ならいい」

先日の朝日新聞の「耕論」に、「左遷?上等だ!」というタイトルの記事があった。この4月に転勤になったサラリーマンも、連休前には一段落するもの。
左遷されたサラリーマンを念頭に読んでみると、この一文、なかなか愉快だ・・・。この記事の3人の筆者のうちの一つを読んでみよう。

「(耕論)左遷?上等だ!
 春の人事異動で悔しい思いをされた方々。サラリーマン同士、お気持ちはよく分かります。今はこの3人のお話に耳を傾けてはいただけませんか。心が少し軽くなるかもしれません。
■人生全体で黒字ならいい 太宰府天満宮宮司・西高辻信良さん
 東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ
 醍醐天皇のもと右大臣として国家に尽くしていたのに、左大臣に身に覚えのない罪を着せられ、この歌を残して太宰府に左遷された菅原道真公。私は直系の39代目にあたります。
 神様としてまつられているくらいの人だから、自らの運命を受け入れて悟りの境地に至り、静かに生涯を閉じられたのだろうと思われがちですが、違います。菅公さんは左遷されてから亡くなるまでの2年間、悔やんで悔やんで悔やみ続けて、失意の中で亡くなられました。神とあがめられるようになったのは没後、京の都で日照りや落雷などさまざまな災厄が起こり、これは菅公さんのたたりに違いないと恐れられたためです。
 人間は弱い。本意でない人事をされると、嘆いたり、人を恨んだり、それは仕方がないですよね。だけどもっと視野を広げ、時間軸を長くとって物事を考えましょうよ。
 人生って51点にすることが大事なんじゃないですか。仕事だけではない。家族や友人との関係、趣味、様々なことをたし合わせて、死ぬときに51点とったなと思えれば勝ちです。左遷されたその瞬間はマイナス20点かもしれませんが、その後の人生でいくらでも黒字にできる。自分だけが不幸だとか、これで俺の人生終わりだとか、そんなことあるはずがないんですから。
 それでもそんな思いにさいなまれてしまった時は、悠久の時をたたえた場所に身を置くことをおすすめします。私の自宅は築400年の茅葺(かやぶ)きで、夏は涼しく冬はもっと涼しいのですが、つらい時や悩み事を抱えた時は座敷に座り、お酒を飲みながら、かつて当家を訪れた坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作らに思いをはせるんですよ。
 彼らの多くはまだ20代の若者だったのに、「藩」を超え「国」という意識を持たなければ日本は欧米列強にやられてしまう、俺たちが何とかしなければと全国を駆け回っていた。ああ、彼らもここに座って、同じ屋根を見上げながら議論を交わしていたんだなあと思うと、「私」という意識が自然とほどけてきて、自分という存在は大きな歴史の中の「点」にすぎないということを自覚できます。
 風景を変えないこと。太宰府天満宮を守っていく上でも一番大切にしているのはそのことです。駅伝の選手みたいなものですよ。先祖からたすきを渡され、自分の代で実現できなければ次の代に託す。それぐらいの構えでいいんじゃないですか。
 人生を投げないことです。菅公さんだって左遷されていなければ、神様として信仰を集めることもなく、歴史に埋もれていたかもしれません。人生って、本当に不思議なものですよ。 (聞き手・高橋純子)
*にしたかつじのぶよし 53年生まれ。福岡県神社庁長。慶応大学を卒業後、国学院大学で神道を学ぶ。05年、曽祖父の代からの悲願だった九州国立博物館の建設を達成。」(
2013/04/13付「朝日新聞」p17より)

さっきも書いたが、4月は異動のシーズン。自分など、とっくに縁が切れた言葉だが、相変わらず現役時代の夢を見ることを思うと、サラリーマンにとって、異動がいかに大きな事件かが分かる。

先の記事を読むと「醍醐天皇のもと右大臣として国家に尽くしていたのに、左大臣に身に覚えのない罪を着せられ、・・・」「菅公さんは左遷されてから亡くなるまでの2年間、悔やんで悔やんで悔やみ続けて、失意の中で亡くなられました。」とある。
失意は命を縮める。生きる気力を無くす。菅公さんも、もし左遷されなければ、ずっと長生きしていただろうに・・・。

しかし失意も色々な種類がある。とっくに還暦を過ぎた今の自分が振り返ると、会社における左遷の失意など、人生にとっては取るに足らぬこと。つまりそれは一時(いっとき)のことで、後から幾らでも取り返せるから・・・。それに引き替え、家族との死別など、取り返しが付かない失意は、なかなか取り戻せない。
問題は、管公さんのように生きる気力まで無くしてしまうかどうか。左遷もそこまで行ってしまうと、回復に時間が掛かるが、およそ左遷でダメになった例を自分は知らない。たぶん皆、その時は大騒ぎをしても、結局それを充電期間と捉えて、人生の糧を蓄える期間として受け入れているのだろう。

昔は、サラリーマン無責任時代とか言う言葉が流行った。窓際族は、(自分の時間が増えて)大いに結構・・・なんて・・・。今では時代が違うので、即刻「追い出し部屋」行きかも知れないけど・・・
「人間万事塞翁が馬」。妙にこの言葉が頭に浮びながら読んだ一文ではあった。お疲れさま・・・

130425ugokenn <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月24日 (水)

八王子・イオンモールがいよいよ着工~2016年3月オープン

いよいよ先日(2013/04/12)、八王子IC北のイオンモール(?)の造成工事が始まったという。
さっき散歩していたら、カミさんが「左入のイオンモールの工事が始まったんだって。2年後140703aeon に出来るらしい」という。近所の友だちから仕入れてきたニュース。この話題は当blogでも、2008年12月(ここ)と2010年5月(ここ)に取り上げてきた。その後、そばを通っても、何の変化も無いので、計画が流れたのかな?と思っていたが、やっと工事が始まったという。
Netで検索すると、最近の動きが分かった。それで、記事の内容がダブルが、下記にメモしておく。まあ、ローカルな話題で恐縮だが、地元民にとっては重大事件なので・・・。
(上の写真は、2014/08/25追)

八王子北インター土地区整(東京都八王子市)が起工/イオンが大型商業施設計画
◇15年2月の造成完了めざす

 東京都八王子市の八王子北インター土地区画整理組合は12日、同市左入町などの約15.4ヘクタールで、イオングループの大型商業施設の出店などに向けた土地区画整理事130434hachioji1 業の造成工事に着手した。事業協力者として参画している鹿島が施工を担当。15年2月に完了させた後、イオングループによる商業施設の建設が行われる予定だ。同日、現地で安全祈願祭が行われた。
 造成工事を行うのは、左入町と滝山町1丁目の各一部。約15・4ヘクタールのうち約9.9ヘクタールがイオングループによる商業施設の出店予定地となっている。このほか、約2.3ヘクタールが地権者の住戸を建設する住宅用地、約1ヘクタールが公園となる予定だ。
130434hachioji2  安全祈願祭では、組合の井上英夫設計工事担当理事、鹿島の瀬口智勝執行役員東京土木支店長、鹿島の小松昌明八王子インター北土地区画整理工事事務所所長が玉串をささげ、工事の無事完成を祈った。
 商業施設の規模などについては現在、イオングループが八王子市と調整している。14年度をめどに区画整理施行地区で地区計画を策定し、商業施設の出店が可能になるよう用途地域を変更する予定だ。イオングループによると、商業施設は設計・施工一括で発注する予定。地権者数は27人。組合は今年1月に都から設立認可を受けた。
(2013.04.15付「日刊建設工業新聞」より)(写真は(ここ)と(ここ)から借用)

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14年度にも着工/八王子IC北に複合施設/イオンリテール/造成施工は鹿島
 東京都八王子市の八王子インター北土地区画整理事業区域内でイオンリテールが計画している複合施設が、2014年度にも着工する見通しであることが分かった。オープンは16年度を予定している。
 建設地は同事業区域内の新滝山街道と都市計画道路3・5・47号線に面した土地で、敷地面積は約9万4200㎡。地元住民で立ち上げた「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都有地を落札した際に、事業協力者として資金面で支援したイオンリテールが、同社の所有地と保留地を取得する合意書を交わしている。施設の規模や詳細は未定だが、複合施設では物販だけでなく、アミューズメント機能なども備えた施設を整備する案も検討されている。
 同事業に合わせ、用途地域の変更も検討されている。現在は国道16号沿道の約100mが準工業地域、それ以外の地域は第1種低層住居専用地域に指定されている。区域内にはイオンリテールの出店計画のほか、医療関係や付加価値の高い工業施設といった高度なものづくり産業の誘致も計画されているため、複合拠点施設用地は近隣商業地域、それ以外の地域を準工業地域に変更したい考えだ。
 八王子インター北土地区画整理組合が進める同土地区画整理事業の施行区域は同市左入町、梅坪町、滝山町一丁目の各一部の15万4382㎡。東側は国道16号、北側は新滝山街道、西側は都市計画道路3・5・47号線に囲まれている。1月23日に東京都から施行認可を取得した。4月から造成工事に着手する予定だ。工事施工と組合運営業務は鹿島が担当する。選定に当たっては組合から受託したイオンリテールが指名競争入札し、2月27日の第1回総会で承認された。工期は14年度末までの予定で、15年度末の事業完了を目指す。 」(
2013-03-04付「建設通信新聞」(ここ)より)

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八王子インター北地区」区画整理へ-事業組合に設立認可
 東京都は1月22日、中央道・八王子インターチェンジ北側の八王子市滝山町などで区画整理事業を行う「八王子インター北土地区画整理組合」について、土地区画整理法に基づき設立を認可すると発表した。
 区画整理の対象となるのは滝山町1丁目、左入町、梅坪町にまたがる約15万4000平方メートル。国道16号、新滝山街道、ひよどり山道路に接しており、周囲には道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)などの施設もある。
 今回の区画整理では約1万1170平方メートルを公園緑地として整備。総延長約2.2キロの区画道路、ひよどり山道路側に総延長約170メートルの「北西部幹線道路」、公園や隣接する谷地川、道の駅の間を結ぶ歩行者専用道路を造る計画も立てている。総事業費は約45億円。施行期間は2015年度までで、今年4月にも造成工事に着手する予定。今回の事業により、広域集客や生活利便、産業機能などの立地促進などを見込む。
 八王子市では、2011年に同地区の具体的な将来像をまとめた「中央自動車道八王子インターチェンジ北地区まちづくり方針」を公表。公園のほか同地区の地域振興拠点となる複合拠点施設ゾーンや研究・業務施設ゾーン、業務施設ゾーンの4つに分けて土地利用を行うことにしている。
 同地区については2008年、地元住民らによる「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都有地約12万平方メートルを取得。「八王子インター北土地区画整理組合準備会」を設立し事業を進めており、区画整理後にはイオンによる大型ショッピングセンターの出店計画なども取りざたされている。」(
2013年01月23日付「八王子新聞」(ここ)より)

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本組合を2月中旬設立/業務代行は鹿島、八王子インター北区整/準備組合
 八王子インター北土地区画整理組合準備会は、2月中旬にも本組合を設立する方針だ。1月末には東京都知事から組合設立認可と事業認可も同時取得する見通し。2013年度に事業着手し、事業完了は15年度を予定している。同事業の業務代行者は鹿島が担当している。
 対象地区は、東京都八王子市左入町、滝山町1丁目、梅坪町の各一部で約15ha。地権者らで構成する「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都から約12haを取得し準備会を設立した。区画整理完了後にはイオンリテールの出店計画があるが、詳細は未定となっている。
 11年8月に市が策定した「中央自動車道八王子インターチェンジ北地区まちづくり方針」では、敷地の西側を複合拠点ゾーン、国道16号に面する東側に業務施設ゾーンと公園、北側に研究・業務施設ゾーンを設定し、高度なものづくり産業などの誘致を目指すとしている。
 国道16号や都道169号(新滝川街道)といった広域幹線道路に近接している立地を生かした産業・業務施設やサービス機能の立地などを誘導する方針も示している。」(
2013-01-16付「建設通信新聞」(ここ)より)

この記事によると、商業施設は、「イオンモールむさし村山ミュー(13.7hr)(ここ)」や「イオンモール日の出(13.4hr)(ここ)」に比べると7割位だが、日野の「多摩平の森」内に出来るイオンモール(ここ)に比べると、3倍の規模らしい。
敷地面積(15.4hr)から言って、むさし村山ミューよりも大規模化と思っていたが、少々残念・・・。でも、造成工事が15年2月に完成して、16年度オープンとすると、あと3年。ま、最初の情報から、もう5年も経っているので、あと3年くらい待つさ・・・。
しかし3年後というと、たぶん自分も完全リタイアしているので、時期としてはちょうど良い!?? 老後の時間つぶしにはもってこいのモール。待ちに待つオープンである。

(2013/06/09追)
八王子道の駅に行ったついでに、工事の様子を撮ってみた。結構広い。工事も順調らしい。
P10200301 P10200321 P10200341

(2013/12/08追)~2014/07/22修正
建設計画が発表になったようだ。それによると、延床面積は結構広いようだ。
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15年3月に着工/八王子IC北区整域内17万㎡複合施設/イオンモール
 イオンモール(千葉市美浜区)は、(仮称)八王子インター北SC建設事業の環境影響評価調査計画書をまとめた。東京都八王子市の八王子インター北土地区画整理事業区域内に商業施設や立体駐車場などで構成する延べ約16万9300㎡の複合施設を建設する。大規模小売店舗を核に、多種多様な業種形態の専門店を配置するなど、地域に新たな商業拠点を生み出す。
 工事予定期間は2015年3月から16年3月まで。16年3月のオープンを予定している。
 事業対象地は、土地区画整理事業区域内の西側の街区(八王子市左入町および滝山町1丁目の一部)にある約9万4300㎡。国道16号(東京環状)と国道411号(滝山街道)、都道169号(新滝山街道)、中央自動車道八王子インターチェンジ(IC)など、広域交通の要衝に立地する。
 事業計画によると、敷地の北側に店舗やシネマコンプレックス(複合映画館)、アミューズメント機能などを導入する地上5階建て延べ約8万6100㎡の商業棟と、延べ約4万7200㎡の駐車場などを配置。南側には、別棟として整備する約1100㎡のサービス施設と、約3万4900㎡の立体駐車場を整備する。
 駐車場台数は平面駐車場も合わせて計3500台。店舗面積は約5万㎡となっている。
 工事では、既成コンクリート杭を地盤面からマイナス8-20mまで埋め込む。基礎の掘削深度は地盤面からマイナス1-2m程度で山留壁の設置はない。実施に当たっては粉じん、騒音・振動の防止など、各種環境保全のための措置を徹底するとしている。
 また、エネルギー計画では、省エネルギーの観点から、熱交換率の高い空調システム、再生可能エネルギー(太陽光発電など)の導入を積極的に検討していく方針だ。
 組合施行による同土地区画整理事業の施行区域は約15.4ha。業務代行者の鹿島が造成工事も担当している。工期は14年度末の予定。」(
2013-12-03付「建設通信新聞」p4(ここ)より)

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イオンモール/東京都八王子市に大型SC計画/設計・施工一括発注へ
 イオンモールは、15年3月から東京都八王子市で総延べ17万平方メートル規模のショッピングセンターの建設工事に着手する。設計者・施工者は未定だが、設計・施工一括での発注を予定している。16年3月の竣工を目指す。
 建設地は、組合施行による「八王子インター北土地区画整理事業」(約15.4ヘクタール)が行われている八王子市左入町と滝山町1丁目の一部で、敷地面積は9.4ヘクタール。イオンモールは敷地を北街区と南街区に分けて総延べ約16万9300平方メートル規模の3棟を建設する。
 南街区にはシネマコンプレックスや飲食店などが入る商業棟(5階建て延べ約8万6100平方メートル)、北街区には立体駐車場(3階建て延べ約3万4900平方メートル、収容数約3500台)、別棟(平屋約1100平方メートル)を建設する。区画整理は鹿島の施工で造成工事が行われ、15年2月に完了する予定。造成完了後にショッピングセンターの建設工事に着手する。
 区域内では、このほかに約2.3ヘクタール分の敷地が地権者住宅、約1ヘクタール分が公園となる予定。地権者数は27人。組合は今年1月に都から設立認可を受けた。」(
2013年12月5日付「日刊建設工業新聞」p4(ここ)より)

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大型商業施設を八王子に16年春~イオン、シネコンも計画
イオングループが計画している八王子市の大型商業施設について、地元住民向けの説明会が7日(2013/12/07)あった。総合スーパーにシネマコンプレックス(複合映画館)といった娯楽施設も備えた総合施設を予定し、開業は2016年春になる見通しという。
 合同会社が開いた説明会によると、総合スーパーのほか衣料品などの専門店、アミューズメント施設、フードコートなどを予定する。計画地は中央道八王子インターチェンジ(IC)北側で、近くに国道16号が通る。」(
2013/12/08付「朝日新聞」p37多摩版より)

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「環境影響評価説明会」~こんなチラシが入っていた。(2014/07/22)
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イオンモール/八王子インター北SC(東京都八王子市)計画概要/15年春着工 
 イオンモールは、東京都八王子市で計画している大型商業施設「八王子インター北SC建設事業」の概要をまとめた。商業棟と別棟など3棟で構成し、総延べ床面積は約18.3万平方メートル。15年春に着工し、16年春の完成を目指す。
 建設地は、組合施行による「八王子インター北土地区画整理事業」(約15.4ヘクタール)が行われている地区の一部(八王子市左入町と滝山町1の1、敷地面積9万4300平方メートル)。敷地を南北の街区に分け、北街区に店舗や映画館、アミューズメント施設などが入る商業棟(5階建て延べ9万2800平方メートル)、南街区にサービス施設などが入る別棟(平屋約1200平方メートル)を建設する。このほか約3500台を収容する駐車場も整備する。設計者は非公表。区画整理は鹿島の施工で造成工事が進み、15年2月に完了する予定。[2014年7月3日付「日刊建設工業新聞」p4(ここ)より)

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「八王子インター北地区」に「イオンモール」の看板登場 「出店予定地」と表記
 八王子市滝山町にあるひよどり山トンネル北交差点前の造成地に12月に入り、「(仮称)イオンモール八王子IC北出店予定地」の看板がお目見えした。
130424kannbann  中央道・八王子インターチェンジ北側に当たる同所。2008年に地元住民らによる「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都有地約12万平方メートルを取得。その後、2013年には滝山町1丁目、左入町、梅坪町にまたがる約15万4000平方メートルの区画整理を行うことを目的に「八王子インター北土地区画整理組合」が設立され、土地の造成や区画道路の整備などが進められてきた。
 市が公表している「中央自動車道八王子インターチェンジ北地区まちづくり方針」では、同区域に郊外型大型店舗を核とした商業施設を設けることが記されており、イオン(千葉市美浜区)が大型ショッピングセンターなどの商業施設の出店を計画していることが度々報道されてきたが、これまで八王子経済新聞の取材に同社は「公に発表したことはなく、イエスともノーとも言えない」と応えてきた。
 今回は仮称ではあるものの店名が入った形で看板が立てられたが、これについてイオンモール(千葉市美浜区)の広報担当者は「当社としてこれまでに公式に発表しているものは何もない」とするにとどまり、詳細については明らかにしなかった。(2015/12/10付「八王子経済新聞」ここより)

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(2016/01/02追)
今朝、日野・豊田駅前の「イオンモール多摩平の森」に行ってみた。正月でさぞ混んでいるだろと思って。開店早々に行ってみたら、何とガ~ラガラ。駐車場もどの階も「空」。店内の店員さんもヒマそう・・・。フードコートに至っては、座っている人が一組!
正月2日というのに、これでは、八王子のイオンモールが出来る可能性は少ないかな・・・と思った。
たぶん、イオン本社は豊田の人の入りを見ているのだと思う。それが、一番かき入れ時の正月がこれでは・・・。年末は混んだのか?朝一番なので空いていたのか・・・・
何故だろう?そもそも地域的に客が居ない?まさか立川に行ってしまった為でも無かろうが・・・
ちょっと心配になった、イオンモールである。

(関連記事)
八王子にイオンモールが出来る!?(2008/12/23) 
2015年に、八王子にイオンモールが出来るぞ・・・(2010/05/31) 

130424kamome <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月23日 (火)

将棋の「電王戦」でプロが負けた・・・

先週末、将棋のプロとコンピュータとが対決する「電王戦」において、3勝1敗1分けでコンピュータが勝ったという。これに関する色々な記事の中で、昨日の「天声人語」が面白い。

「人間だれしも、相手の名前に萎縮することがある。昔、ある将棋の名人が、名を秘して素人と一番指した。ところがどうしたことか、形勢が救いがたく悪くなった。そこで名人が名を明かすと、相手は急に崩れて負けてしまった▼棋士の内藤國雄さんの随筆にある話を、プロ棋士とコンピューターが戦った「電王戦」の記事に思い出した。実力屈指のA級棋士に勝ったソフトは、そんな物怖(ものお)じとは無縁だったろう。電脳側は計5局で3勝し、団体戦で棋士たちを破った▼A級の三浦弘行八段を負かした「GPS将棋」は、東大チームが手塩にかけた。三浦さんは今期順位戦で羽生善治三冠に唯一の黒星をつけた強者(つわもの)だが、「どこが悪かったのかわからない」と繰り返したそうだ。棋界のショックも小さくないらしい▼チェスでは16年も前にコンピューターが世界王者を負かしている。将棋ソフトはここ10年で力を伸ばした。近い将来、人と電脳の「頂上決戦」があるかも知れず、わくわくとはらはらが胸中でせめぎ合う▼といっても将棋は、方寸の盤上で斬り結ぶ棋士の人間味が名勝負をつくる。たとえば「静」の大山康晴と「動」の升田幸三。コンピューターが勝っても科学史に記されるべき話で、将棋の魅力をいささかも殺(そ)ぐことはあるまい▼米国では人間の「心」を持つ人工知能の研究も行われていると聞く。さらに進めば、羽生さんの名前に「びびる」電脳も登場するだろうか。面白いような怖いような、科学の日進月歩である。」(2013/04/22付「朝日新聞」「天声人語」から)

改めて、朝日新聞の記事を確認しておくと・・・
A級棋士も敗退 電王戦 ソフトが5局で3勝
 将棋の現役プロ棋士5人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」の最終第5局が20日、東京・千駄ケ谷の将棋会館であり、東京大学の研究者らが開発130423dennou1 したソフト「GPS将棋」が三浦弘行八段(39)に102手で勝った。ソフト側の3勝1敗1分けとなり、人間側が団体戦で敗れた。
 GPSは昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝。今回は約680台のマシンをつなぎ、名人挑戦権を争うA級棋士の一人、三浦八段を相手に先攻。攻めをつなげて押し切った。
 人間側は第1局で先勝したが、第2局で現役プロが公式の場で初めてソフトに敗北。第3局も逆転で敗れ、第4局はかろうじて引き分けに持ち込んだ。第4局までのプロ4人は順位戦では下位のC級1、2組に所属。トップのA級棋士との対局が注目されていた。
 三浦八段は今年3月まで戦われた今期順位戦で羽生善治三冠(42)に唯一の黒星をつけ、羽生三冠のA級連勝記録を21で止めた。1996年には当時の羽生七冠から棋聖を奪った。猛勉強家として知られ、終盤の読みの正確さにも定評がある。
 終局後、三浦八段は「どこが悪かったのかわからない」と繰り返し、「GPSが強かった。勝てなくて申し訳ない」と語った。
 GPSを開発した東大の金子知適(ともゆき)准教授は「トッププロとの対局は貴重な機会。最高の将棋にしたいと思っていた。勝敗の実感はない。コンピューターが事故なく動いたのでホッとしている」と話した。
 ソフトはこの10年で実力が急上昇した。形勢判断の手法が進化し、開発者の競争も激化。第5局のようにたくさんのマシンをつなげることで読む手数を増やす技術や、いい手と判断すればより先まで読む技術なども確立された。
 電王戦は、「ソフトがどれだけ強くなったか証明したい」という開発者側の声と、「将棋に注目が集まれば」という日本将棋連盟の思いが一致して始まった
 連盟の谷川浩司会長(51)は会見で「プロにとっては厳しい現実を突きつけられたが、これからの棋士生活にプラスにしてほしい」。第5局立会人の田丸昇九段(62)は「コンピューターから学ぶことも大事。未知の局面に挑むコンピューターからまだまだ新しい技術、可能性があると学んだ。コンピューターとプロが互いに切磋琢磨(せっさたくま)していけばいい」と話した。
 コンピュータ将棋協会の滝沢武信会長(61)も「ソフトがプロのところまで到達したとは思っていないが、近づいたなという思いはある。プロには真剣に対局していただき、ソフトのさらなる進歩につなげたい」と語った。
 チェスは97年に世界王者がソフトに敗れた。ソフト開発は今も続き、選手はソフトを利用して腕を磨く。将棋も「人間とコンピューターが協調して真理追究や普及に生かすべきだ」との指摘がある。局後の会見で、対局した棋士たちも「練習用ソフトとして活用していきたい」と語った。
 対局をネット中継した「ニコニコ生放送」の運営会社が今回の主催者。計5局の延べ視聴者数は200万人を超え、将棋番組のライブ配信史上最高を更新した。タイトル戦にも匹敵するような好反応を受け、同社は第3回の開催に意欲的だ。」(
2013/04/21付「朝日新聞」p38より)

この記事は示唆に富む。
「電王戦は、「ソフトがどれだけ強くなったか証明したい」という開発者側の声と、「将棋に注目が集まれば」という日本将棋連盟の思いが一致して始まった。」ということらしいが、この話題性から言って、少なくてもそれぞれの目的は果たせたのではないか・・・。
それにしても、三浦弘行八段の「どこが悪かったのかわからない」という言葉が正直だ。つまり、今回のソフトは、小手先で勝ったのではない、ということ。堂々と勝った。
しかし、コンピュータ側は、680台(正確には679台)のマシンをつないだというから凄まじい。これだけのコンピュータを一緒に動かす技術もすこい。スーパーコンピュータまでは行かないにしても、コンピュータの総力をあげた戦いだったことが分かる。
同じ「朝日新聞」2013/04/23付夕刊によると
1秒間に2億手
第5局のGPS将棋は東京大の研究者らが開発した。
対局では、東大駒場キャンパス情報教育棟にある計679台のコンピューターを接続。普段130423dennou2 は学生が授業に使うコンピューターも使い、1台は全体の制御役、3台が詰将棋用。残りで指し手を探索し、それぞれ別の局面を読むよう割り当てた。1台でも1秒間30万~40万手読めるが、今回は多数つないで2億手以上読めるようにした。
開発者の一人、田中哲朗准教授は「台数を増やせば性能はもっと上がる。これまではプロ棋士の定跡を基盤にしてきたが、今後はコンピューターが自分で定跡を作り出して序盤の弱さを克服できるようにしたい」と話した。」
そうだ。

「コンピューターから学ぶことも大事。未知の局面に挑むコンピューターからまだまだ新しい技術、可能性があると学んだ。」というコメントにも納得。つまり、人間が頭で考える以上に、コンピュータは系統的に全てを網羅して考える。よって、人間が思いも掛けなかった妙手を指してくるかも知れない。
それに対しては、“人間は学ぶ姿勢が必要”とは、なかなかの度量だ。

天声人語の「さらに進めば、羽生さんの名前に「びびる」電脳も登場するだろうか。面白いような怖いような・・・」という最後のひと言もまた、何とも愉快だ。そのうち、カメラの目が付いた手が動いてきて、相手の顔色をうかがい、それも含めてコンピュータが指す手を考える・・・ナンテ考えると、ゾクゾクするね。
将棋が全く分からない自分も、何か面白く読んだ「電王戦」のニュースであった。

130423shiken <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月22日 (月)

NHKスペシャル「家で親を看取る その時あなたは」を見て

昨夜放送された、NHKスペシャル「家で親を看取(みと)る その時あなたは」(2013/04/21放送)を見た(ここ)。
テレビ番組では、見ながら「消そう」と思う番組がある。つまり「見たくない」と思う番組である。自分もこの番組を見ながら、何度も消そうと思った。自分のキライな番組、キライな役者が出るから切るのではない。見ていてツライ、目を背けたいから・・・

NHKの番組の解説にはこうある。
「現在、日本人の8割が病院で亡くなり、“在宅死”はわずか2割ほど。超高齢化が進む中、国は「看取りの場所」を「病院」から「在宅」へと転換する政策を打ち出した。2012年を「地域包括ケア元年」と位置づけ、年老いても住み慣れた地域で暮らし、最期を迎えられるよう、在宅医療や看護、介護サービスの整備を進めている。
130422mitori 「治療は終わったので病院以外で療養を」と早期退院を求められる高齢者と家族。しかし24時間対応できるヘルパーや在宅医など、在宅医療を支える社会インフラは不足し、家族は“老い”や“死”を受け入れられず、苦悩を深めている。横浜市で診療所を開く在宅医は言う。「これまで医療は命を延ばすためのものだった。これから必要なのは“死に寄り添う医療”だ」と。
人口に占める高齢者人口の増加率が全国一の横浜市を舞台に病院や在宅医療の現場をルポ。「在宅の看取り」に何が必要なのかを探っていく。」(
ここより)

何とか最後まで見たものの、頭や言葉では分かっていた現実を、テレビから実像として目の前に突きつけられたときの心の衝撃は大きい。
仏教で言う「老病死」の現実。これから我々にも近々巡ってくる現実。その時にどう対処するのか。他人事ではないのである。

番組でも言っていたが、病院は治療する所。よって病状が安定して特に治療の必要が無くなると、退院を勧められる。理由は、病院側の長期入院で徐々に下がってしまう1人当たりの手当(病院収入)・・・。
しかし退院後の行く場所としては、老健は満員、老人ホームも高額、結局自宅に退院するしかない。しかしそこには介護する人が必要。結局、娘などの家族がヘルパーさんの力を借りて看護し、看取ることになる、という。そしていざという時になっても救急車は呼ばない。救急車を呼ぶと、仕事柄、蘇生させてパイプでつないだ状態にしてしまうので・・・。よって黙って死んで行くのを見ているだけ・・・。それを、本当に我々は出来るのだろうか??

昔は、自宅で最期を迎えるのが普通だったが、最近はほとんどの人が病院で最期を迎える・・・と、聞いていた。しかし事態は既にそれを越えて、老夫婦二人の家に退院し、この番組のように、老妻が死の間際で入院している場合は、外から娘などが応援に駆け付ける。そして娘が自宅で看取る。最初は、怖い・・・と。でも医師も居ない家族だけの家で、老父は死んで行く・・・。
そして追うように亡くなった老妻とともに、老夫婦の家に2つのお骨がポツンと置かれ、娘は家に鍵を掛けて、自宅に帰っていく・・・。
ある家庭、ある家族の最後の姿である。どの家庭にも訪れる“終わり”の時。我々の所も、段々と“その時”に近付いていることを実感させられた、見るのがツライ番組であった。

でもこの番組のように、娘がいて、看取ってくれる場合は良い。ほとんどの家は、誰も家にいない・・・。まさに「その時あなたは」どうするのか・・・

130422kaeru <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月21日 (日)

スカイツリー・地デジの受信不良対策工事~ブースターの調整で完了

先日発覚した我が家のスカイツリーの試験電波受信不良について(ここ)、今日、対策工事屋さんが来て処置をした。そのメモである。
結論は、「地デジの電波は40~75dBμVが最適だが、我が家のスカイツリーの電波は82.5~84.8dBμVと高かったため、ブースターのボリュームを最小にして、70.2~70.3 dBμVに下げた。」

地デジのアンテナの、東京タワーからスカイツリーへの移転に伴い、試験放送が行われているが、先日、思ってもいなかった我が家でも、ブロックノイズが出てビックリ。「東京スカイツリー移行推進センター」のコールセンターに電話しておいたが、ちょうど3週間後の今日、130329sky1 対策工事に来てくれた。
前にも書いたが、原因はブースターの飽和だろう、と判断していたが、やはりそれが原因だった。ブースターのボリュームを回してオワリ。今日聞いた話をメモしておく。(写真はクリックで拡大~20chの「TOKYO MX」の東京タワーからの送信は、2013/05/15正午で停止)

・スカイツリーからは、試験放送以外に常時試験電波が発射されているので、それを頼りに調整する。そのレベルは本放送から36dB低いレベル。よってその電波の強さから36dBを加えたレベルが本放送のレベルとなる。
・地デジの電波は40~75dBμVが最適とされており、我々はそこに合わせ込む作業となる。そこから10dBはみ出ていれば10dB下げる。しかしレベルを下げることによって、千葉テレビのような地方局の電波が弱くなって見られなくなる可能性があり、そことのバランスが必要。経験では、どの家庭でも20dB位下げると枠内に入る。ブースターのボリュームで下げきらない場合はアッテネータを入れる。
Img_30551 ・スカイツリーの電波を測定するには、「R&SのFSH4 ハンドヘルド・スペクトラム・アナライザ」を使う。この測定器は250万円もするので、紛失したり壊すわけにはいかない。測定の結果46dBあるので、36dBを足すと82dBになり、若干高い。ブースターのボリュームを下げると、34.6dBになり、36dBを加えると70dBなので枠内に入ったことになる。
・作業はこれでOKだが、NHKが非常にうるさいので、事前事後の測定値の写真や、測定データを録らなければならない。その資料作りが大変な作業。また屋外作業があるときは、屋根ロックを付けて写真を撮って・・・。
・家によっては、アンテナに付いているブースターの調整が必要になり、屋根に上がるので作業も大変。
・千葉テレビなどの電波の弱い地方局も必ず見たいというお客は、カットオーバーとして、スカイツリーからの本放送になった後に、改めて再調整をすることになる。

工事屋さんから貰ったデータがこれ。東京タワーからの電波の強さの調整前と調整後の130421tideji_3 値である。調整後は、ブースターを下げたので、各局その分レベルが下がっている。そして表の右端がスカイツリーの電波。試験電波のレベルから、36dB補正後の本放送の限界強度の値(予想)である。70dBと、ちょうど良い値となっている。
なおテストには、東京タワーから放送されている放送大学が一番分かり易い。スカイツリーからの試験放送時、ウチの場合、放送大学のレベルが急減して映らなくなるが、ブースターのボリュームを、目盛で最大の10から3以下に下げると、急激にレベルが上がって映るようになる。つまり、やはりブースターの過信号入力によるアンプ回路の飽和が原因だったようだ。

やれやれ、と作業が終わって工事屋さんが帰った後、居間からカミさんが「テレビが壊れた~~」という叫び声・・・。見ると、Panaのテレビがモザイクに・・・。
それでブースターのボリュームを最大・最小にしたときの、周波数の高いNHK(27ch)と低いフジテレビ(21ch)の、それぞれのメーカーの表示レベルを調べてみた。(東京タワー)
130421ant

これが分からない。ブースターのボリュームを最小に(-10dB?)下げても、三菱、東芝のテレビは若干数値が下がる程度で、受信に必要なレベルより大幅に上だが、Panaだけは急Img_30701 激にレベルが下がり、モザイクになった。我が家のPanaのプラズマTVの環境だけの現象かも知れないが、この現象が、他メーカーのTVと比べて分からない・・・。まさかPanaのTVの感度が悪いことはあり得ないので、歪みなど他の性能の違いかも知れない・・・
それで、仕方がないので、ブースターのボリュームを最大に戻しておいて、本放送が始まった後に、ボリュームを下げることとした。
(⇒その後調べたら、ブースターのボリュームを2/10位以上にするとPanaの受信レベル(C/N比の数字)が急に上がるようなので、ボリュームを最小から若干上げて使うことにした。⇒追:これだと、別室の東芝液晶TVが映らないので、5/10に上げた・・・)

<総括>
・NHKなどは「受信障害は、原因として電波が強いことが多いので、ブースターのボリュームを下げてみてくれ」とPRすべき。そうすれば、かなりオンコールが減るのではないか?
・作業には膨大なお金が掛かっている(計11万5千件、対策費は100億円とのこと)。無料で見てくれる、というので、自分のように、その後“原因はたぶんこれだろう・・・”と見つかっても、黙って見て貰う人も多いだろう。しかしボリュームを下げるだけで済むなら、工事屋さんを家に入れる煩わしさからも解放されるので、双方にメリット?
・(2013/05/05追)TVやB-LAYのメーカー、設置場所の環境によって、現象が様々。もし工事屋さんに見て貰える場合は、一カ所だけでなく、家中のテレビをチェックして貰った方がよい。一カ所だけのチェックの場合は、(我が家で別室のPanaが映らなくなったように)他の部屋のテレビが映らなくなる可能性がある・・・

・(2013/05/11追)色々試した我が家での結論は、
130421antdrct *「ブースターを入れないアンテナダイレクトであれば、東京タワーもスカイツリーも、どちらも同じような高レベルで受信できる」(左図)
*「しかし家の各部屋での受信をOKにするためには(分配器とケーブルでのロス)、どうしてもブースターが必要」
*「ブースターのボリューム最大では(今までの状態)、東京タワーや放送大学や地方局(チバTV・TV神奈川)もバランス良く受信出来るが、電波が強いスカイツリーの時は、ブースター飽和の影響でレベルが大幅に下がり不安定に。そして放送大学や地方局は、完全に映らなくなる」
*「それで、ブースターのボリュームを最少にすると、飽和が解けてスカイツリーや放送大学はレベルが大幅に上がってOKになるが、地方局や東京タワーの時にレベルが下がって受信が出来ない部屋が出る」
*「東京タワーとスカイツリーの両方をOKにするため、ボリュームを最少より少し上げると(3/10位)、在京7局は両方でOKだが、放送大学や地方局は受信できない。」
結論~「我が家の場合は、スカイツリー“本放送時”は、ボリュームを最少にして放送大学は映るようにしても、地方局は全く映らない」⇒どうせ見ないので、地方局は諦めることにした。(我が家のブースターの性能の問題かも知れないが・・・)

電波は強すぎても、弱すぎてもダメなことが身に浸みた。(スカイツリーはまるでモンスター?? ~FM放送では、スカイツリーの恩恵は計り知れないが、地デジでの恩恵は???)

(2013/05/06追)
我が家の系統は、
・ANT(U-HW25)⇒(5C2V)⇒<10dBアッテネータ追加(下記)>⇒(2F部屋)ブースター(日本アンテナVTR-33W)⇒*4分配⇒1Fへ(5C2V)⇒東芝レコーダ(DBR-M190)⇒PanaTV(TH-42PZR900)
*4分配⇒(1m)三菱TV(LCD-40MDR1)
*4分配⇒各部屋(略)

●(2013/12/21追)解決
今更ながらで言いにくいが、全ての原因は“ブースターに入れるアンテナからの信号が大きすぎた”ため、だった。よって、アンテナから来たケーブルに、10dBのアッテネータ(減衰器)を入れてからブースターの入力につないだら、ボリュームがリニアに可変するようになり(ブースターがまともに動くようになり)、全ては解決した。
我が家のアンテナ入力は充分に強く、そのままだとブースターは不要で、2分配して1台のテレビはそれで見ている。しかしもう1分配側を各部屋に分配すると、当然弱くなってブロックノイズが出る。よってブースターが必要になるわけだが、テレビの前にブースターを入れるのなら何でも良いが、各部屋への分配器の前に入れる場合は、30dBのブースターにつないでも、そのまま30dB上がるわけではなく、あくまでもブースターの許容入力レベル以内の入力にしないと、信号が飽和して30dB増幅しない。
つまり、今まではアンテナからの入力レベルがブースターの許容入力レベルを超えていたため、入力回路が飽和し、ボリュームが最小近くでは何とか歪まない信号が出たが、少しでもボリュームを上げると、出力が歪んでテレビの受信レベルがさがっていた。
それを今回、10dBのアッテネータを入れてブースターの入力を、許容入力以下にしたため、ブースターがちゃんと30dBの増幅を行い、各部屋のレベルがあがったというわけ。
反省として、測定に来て貰ったときに、ブースターの前のアンテナレベルそのものを測っていたら、ブースターの入力許容レベルを超えていることが分かったかも・・・

(関連記事)
我が家がスカイツリーへの移転で地デジ難視聴地域に!?⇒ブースターの飽和 

●メモ:カウント~420万

130421nenkin <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月20日 (土)

ユースホステルの思い出

先日、NHKラジオ深夜便を聞いていたら、懐かしいユースホステルについての話をしていた。(2013/04/07放送「オトナの生き方「知床で遊ぶ・学ぶ・守る」NPO法人知床自然学校理事長…関口均」)
自分にとっては、完全な死語である“ユースホステル”。あれから半世紀近く。その現状を調べてみた。
ここ)の資料によると、1951年(昭和26年)、13のJYHでスタート以後、会員数は1972年が63万人を越えて世界第1位。YH数は1974年の587施設がピーク。利用率は多い時で24%弱。そして直近の2011年には、会員数は4.6万人と、ピーク時の7.2%。YH数では232施設で、ピーク時の40%、利用率は平均12.6%だという。

学生の頃、兄貴に言われたひと言を未だに覚えている。「学生時代は旅行をしろ。就職したら時間が取れなくなる。金銭で買えるものは、後から幾らでも買えるが、旅行だけは自由に130420yh2 出来なくなる・・・」。ま、これは正解だったな・・・。
今は違うだろうが、自分の現役サラリーマン時代は、会社で決める連休以外は、旅行のために仕事を休んで休むナンテ、想像だに出来なかった。自分の時代の後から、20年目や30年目に特別休暇がもらえる制度が出来たが、自分は縁がなかった。何よりも、休むことへの罪悪感があったもの・・・

ふと、本棚を調べたら、ユースホステルの昔の会員証が出て来た。場所と日付を見ると、昔130420yh1 旅行した時の光景が未だに目に浮かぶ・・・。それにしても人間の記憶とはたいしたものだ。会員証のユースホステルの場所の印をしばらく眺めていると、当時、誰と行って、どんなアクシデントがあったか、何となく思い出すからスゴい。

会員証の記録を見ると、
昭和42年8月:北海道(函館・登別・広尾・阿寒湖・屈斜路湖・知床・札幌・洞爺湖)
昭和42年10月:伊豆・湯ヶ島
昭和43年4月:妙義温泉
昭和43年7月:姫路・倉敷・広島・長崎・阿蘇・鹿児島・霧島・別府
昭和44年3月:富士西湖
昭和45年3月:白石蔵王(スキー)
昭和45年3月:大阪(万博)
昭和45年8月:千葉・館山
昭和46年7月:徳島・高知・宇和島・高松
昭和47年5月:富山(黒部)・福井(永平寺)・・・

これを見ると、サラリーマンになっても、3年ほどはユースホステルを使っていたらしい・・・。振り返ると、当時はまさにユースのピークの時期だったわけだ。
サラリーマン時代は、出張の帰りに良く観光地に寄った。そして、現役を離れて時間が取れるようになった今、またあちこちに行こうとしている。
ま、行けるのも足腰が健康なうち・・・。
自由に行けるのもあと10年!? 75歳までだと思うのだが、甘いかな??

130420ari <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月19日 (金)

「駅階段で男性つまずき、前の女性が転倒し死亡」

昨夜、会社から帰ったら、カミさんが「駅の階段で男性が転んで、前にいた女性が巻き込まれて亡くなったんだって・・・。男性は無傷。人ごとじゃないわよ・・・」と言う。

駅階段で転倒の男性が衝突 女性死亡
17日、神奈川県のJR藤沢駅のホームに通じる階段でつまずいて転倒した男性とぶつかり、転んで頭を打つなどして意識不明の重体になっていた72歳の女性が、18日朝、死亡しました。
17日午後1時前、藤沢市のJR東海道線の藤沢駅で、62歳の会社員の男性がホームに通じる階段を下りていたところ途中でつまずいて転倒し、前にいた女性にぶつかりました。
女性は、横浜市戸塚区小雀町に住むY.Oさん(72)で、転倒して病院に運ばれましたが、頭を強く打つなどしていて18日午前5時すぎに死亡しました。
男性にけがはありませんでした。
現場は、小田急江ノ島線からJR東海道線に乗り換えるための専用の階段で、警察によりますと、男性はホームから15段ほどの場所でつまづき、2段から3段のところにいた岡島さんに後ろからぶつかったということです。
男性は、警察に対して「乗り換えようとして少し急いでいた」と話しているということで、警察は引き続き詳しい状況を調べています。」(
2013/04/18NHKニュース(ここ)より」

こんな話を聞くと、ついうなってしまう。たぶん誰もが、一度位は経験していることなので・・・。
上のケースは、先に転んだ人が分かっているが、ヤバイ!と原因を作った人が逃げてしまう場合も多い。
しかし、このような場合は、どう責任を取るのだろう。過失なので傷害罪に問われることは無いだろうが、民事は残る。傷害保険にでも入っていれば、何とかなるが、もし何も無いと、自腹で補償するしかないのだろう。
交通事故でも分かるように、その額は大変なものになる・・・。

先日、昔見たことのある番組をまた見てしまった。「時速8キロ 運河の旅~パリからロッテルダムまで800キロ~」(再放送4/26(金) 前1:00-3:06(25日深夜))。
リタイアした造船技術者が、自分で作った船で、パリからオランダまで悠々と船旅をする。何度も出てくるキーワードが、時間に制約がない。だからゆっくりと・・・。

そう。サラリーマンも、リタイアした後は、もう急ぐことは何も無いのだ。急いで、事件を引き起こすのなら、何ごともゆっくりと・・・。
先日、(この)記事で「急がない誓い」を立てたはず。にも拘わらず、乗り継ぎが良い電車に乗るべく、相変わらず急いで駅の中を歩く自分・・・。つまり、懲りないバカ者・・・。
よって自分はここにもう一度「急がない誓い」をするのであ~る。
(バカ相手には、繰り返すしかないな・・・。トホホ・・・)

(関連記事)
「時計を見るのを止めた!?」~急がない誓い

130419wakaran <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月18日 (木)

「カリスマの晩節 稲盛和夫さんに聞く」

先日の日経新聞に稲盛和夫さんの記事があった。

「カリスマの晩節 稲盛和夫さんに聞く~激動の人生に充実感 思いやりの精神を
幸せを感じる今、「死」を怖いと思わない
 この人をカリスマ経営者と言って、異を差し挟む人はいないだろう。
 京セラを創業し優良企業に育て上げた。さらに第二電電(現KDDI)を設立して、通信業界に旋風を巻き起こす。普通なら隠居の年で、経営破綻した日本航空に会長として入り再建を果たした。
 3月末で日本航空の取締役を退き、今は京セラとともに名誉会長である。大仕事を終えて、どのような心境なのか。以前「60歳から80歳までは、来世に旅立つための準備期間」と言っていた。
 「今年81歳です。若いころから私の人生は80歳までと言ってきました。死出の旅の準備をしなければならんのに、78歳の時に現役に戻ったかのように日航の再建に取り組むことになりました。今一段落したので、ゆっくりさせてもらいたい。家内と旅行でもするかと話しているんです」
 来し方を振り返る余裕がやっとできたようだ。
 「ベッドに入って寝る前に目をつぶり、私の人生は本当に幸せだったなとしみじみ思います。激動の時代を過ごし、苦難と苦労の連続でもありました。子どものころから決して恵まれた境遇だったわけではありません。しかしそんなことはすべて消え去って、私くらい幸福な人生を送れた人間はいないのではないかとの感慨を覚えます」
 「神様になのか自然になのか、ありがとうございますと手を合わせて感謝しています。こんな心境ですから、死を怖いとは思いませんし、心配も一切ない。これ以上、長生きしたいとも思いません。できれば、この感謝の気持ちのまま一生を終えられたら、何と幸せなことでしょう」
 成功を誇っているのではない。よく生きてきたことへの達成感のようなものだろう。
・・・・・・
 今忙しいのは、ボランティアで続けてきた活動である。中堅中小企業の経営者が集まる勉強会の盛和塾を主宰し、各地で盛和塾が開く一般の人を対象にした市民フォーラムの講師を務める。
 「市民の方々に話すのは、ただ1点です。現在、不幸な方も災難にあっている方もいるかもしれませんが、それは一時のことです。心の持ち方次第で、素晴らしい人生が開けます。人を思いやる心、慈しむ心、利他の心を持てば、幸福感に満ちた生き方が可能になりますと話すんです」
 「もちろん仕事の世界は厳しいですが、私はそのような気持ちを抱いて過ごしてきたように思います。対極にある悪が、ねたみ、そねみです。そんな気持ちの人は自ら人生を暗くするので、かわいそうだなと思います」
 27歳の京セラ創業のころから変わらない純朴さが、人を引きつけるのかもしれない。
・・・・・」(2013/4/13付「日経新聞」p5より)

今月(2013年4月・毎(木)夜)、BSジャパンで「日経スペシャル 私の履歴書~稲盛和夫(京セラ名誉会長)」(ここ)が放送されている。
氏の思いが京セラ社員に根付いている姿が、この番組でも色々と出てくる。一方、世の会社から、社員旅行や社内運動会が絶えて久しい。それが現代・・・。でも京セラには脈々と稲盛イズムが脈打っているようだ・・・。

昔、現役の時、経営指標の研修会で、京セラの業績と自社の業績を比較して勉強したことがあった。その時、京セラには到底かなわない・・・と皆で思ったもの。その京セラの業績の源泉は、たぶん稲盛イズム・・・。
その稲盛さんが「幸せを感じる今、「死」を怖いと思わない」と言う。
その言葉を聞いて、「功成り名遂ぐ」とは別次元の姿を見る。つまりカリスマ経営者と言うより、人を導く伝道師??
しかし日本を背負って立ってきたこれらの大物経営者が次々と去って行き、後を継ぐべき若手に、あまり大物が見当たらないのが、今の日本・・・。
自分もそろそろ“去る”立場なので、ま、いいけどね・・・。

130418hirotte <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月16日 (火)

トイレに手すりを付けた日・・・

今日は、我が家にとって、ある意味“歴史的な日”かも・・・。何と、恥ずかし気も無く、1階のトイレに手すりを付けてしまった。
カミさんが、両側変形性膝関節症と診断されてちょうど1ヶ月になる(ここ)。発症からは2ヶ月半だ。体操のせいか、だいぶん良くはなってきている。
そのカミさんが、先日友人の所に行ってトイレを借りたら、手すりが付いていて、なかなか良いという。それで写真を撮ってきて自分に見せる。これからは、残った足の軟骨を大切にする必要があり、そのためには手すりが必要だという。
自分は「1階のトイレは、お客が使うかも知れず、みっともない」と言うと、「そんな事より、体の方がよっぽど大切だ」とのこと。仕方なく取り付けることにした。

さて、どうしよう・・・。体の力が掛かるため、きゃしゃな作りではダメだし・・・。プロの大工さんに頼まなければダメかな・・・と思いつつ、いつものNetを見る。すると、色々な製品が売られている。工事が不要なただ置くタイプから、ビスで床に取り付けるタイプまで・・・
色々見て、選んだのがTOTOのYGC250Nという定価38,640円の製品。何故かというと、やはり一流メーカーの製品が安心。それにシンプルでわざとらしさが無い。取り付けがビスで単純そう・・・。それで、在庫処分の通販屋を見付けて送料込み24000円で注文。それが今日届いた。
一応寸法は当たったものの、ちゃんと、周囲にぶつからずに入るか心配だったので、結局夜だったが、さっき取り付けてしまった。ビフォアー・アフターがこれ・・・

1304161 1304162 1304163

さすが一流メーカーの設計。うまく入った。組み立ては単純だったが、床へのビス止めが一苦労。電動ドライバー(ここ)が大活躍。前にカーポートを修理したときも(ここ)、この電動ドライバー無しでは無理だったが、今日の床への取り付けも、人力では無理だった。その電動ドライバーでさえ、途中で止まってしまって、床材が堅い事が分かった。
しかし何とかガーガーやりながら取り付けが終わると、さすがにガッチリ。

予想通り、あまり存在感を主張していないようだし、何とも具合はよい。何でアームレストが段違いになっているのかと思ったが、なるほど立つ時には先端の低い方を持つと楽に立ち上がれる。それにアームレストの高さは4段階に変えられ、取りあえず下から3番目にセットした。

単なるパイプが何で定価で4万円もするのか・・・と思ったが、その重量感や堅牢さを見ると、まあそれくらいしないと安心して使えないな・・・、が感想。
ともあれ、“老化対策に一直線”の我が家の最近である。

130416tuuhann <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月15日 (月)

手仕事屋きち兵衛の「娘色、涙色」

今日はなぜかまた、きち兵衛さん・・・。特に理由はない。
きち兵衛さんの歌は、ひょんな事から全てのCDを持っているが、自分にフィットした順にここで紹介してきた。でもフィットした歌の残りが、段々少なくなってきた・・・。

今日は「娘色、涙色」という歌。何とも不思議な題だ。この歌は「詩紬」というアルバムと「原風景」というアルバムに収められている。せっかくなので、両方とも聞いてみよう。

<手仕事屋きち兵衛の「娘色、涙色」(詩紬)>

<手仕事屋きち兵衛の「娘色、涙色」(原風景)>

「娘色、涙色」
  作詞・作曲:手仕事屋きち兵衛

遠い遠い国から 落ちて来る
青い青い哀しみ 誰れ泣かす
あの娘の胸を濡らす あの娘のほほを濡らす
泣いてる 泣いてる あの娘 涙色
泣いてる 泣いてる あの娘 涙色

おいでおいで涙を持っておいで
みんなみんな一人で歩いてく
哀しみを歌にして 寂しさを恋にして
光ってる 光ってる 娘色 涙色
光ってる 光ってる 娘色 涙色

どこにどこに在るのか 幸福は
誰れが誰れが連れてく あの娘
微笑みが戻る時 暖い愛を知る
消えてゆく 消えてゆく 想い出の涙色
消えてゆく 消えてゆく 想い出の涙色
消えてゆく 消えてゆく 娘色 涙色

自分は、歌の詩をあまり意識しないのだが、良く聞くとこの歌は何とも不思議な詩だ。“娘色”という言葉も“涙色”という言葉も、実に詩的な言葉・・・。でも歌われている世界は、何という純な心だろう・・・。

この歌とは関係無いが、今日の夕刊に、三国連太郎の死去と、布施明の結婚の記事が載っていた。三国連太郎は、自分が好きな俳優だった。その重い存在感は、まさに巨匠とも言うべき領域の俳優だった。90歳・・・。歳に不足は無いものの、実に残念だ。
一方、布施明が50歳の人と結婚!? 布施明は自分と同じ歳のハズ・・・。つまり65歳での結婚か・・・

別に羨ましくは無いけど、まあせめて、この歌のような純な心を持ち続けて欲しいもの・・・

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130415omutu <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月14日 (日)

「島村信之画集」を買ってしまった

今朝(2013/04/14)の日経新聞の文化面に、島村信之画伯の「明日へ」という作品の写真が130414shimamuraあった。まさに、一目見ただけで島村信之画伯の作品だと分かる。この作品に対する記事は?と文字を追ったが、特にコメントはなかった。しかし日経新聞の最終ページを飾る(?)島村信之画伯の作品はいつ見ても素晴らしい。

前にも書いたが、画伯を知ったのは、千葉のホキ美術館に行ったとき(ここ)。その時に、画集を買っておけば良かったのだが、買いそびれた。でもそれ以来、何となく気になる。
130414shimamuragasyu このところ、良く行く図書館で蔵書を検索してみたが、やはりこの画集は無い。
それで、先日「島村信之画集」を中古で買ってしまった。高価な本は、もっぱら中古。新しい本の4000円は結構ツライので・・・。でも状態は良い。

島村信之画伯の作品は、Googleの画像検索で、たくさん見ることが出来る。でもそこに載っている有名な作品(?)以外でも、素晴らしい作品はたくさんある。この画集から、年代順に少し覗いてみよう。(写真はクリックで拡大)

1999hirusagari 2003gosui2 2003sya
1999年「昼さがり」 2003年「午睡Ⅱ」 2003年「紗」

2003makanai 2004kisoku1 2006georgette
2003年「まなかい」 2004年「気息」 2006年「ジョーゼット」

自分は、女性を描いた作品が好き。これらのモデルはたぶん奥さまだろう。しかし、裸婦像もいやらしさが無く、何とも神々しい。ここに感じる“気品”は、モデルのせいか、画家のせいか・・・

実は自分は、今まで画集というものはあまり買ったことがなかった。それがここ最近、前にも書いたが、鉛筆画家・木下晋氏の画集や(ここ)、中島潔氏の画集(ここ)などを買っている。今回は3人目。ちょっと買いづらい裸婦像の写真集だが、嫌らしさがない分、堂々と(?)買える・・・。

でも到底ホンモノにはかなわない。あのホキ美術館で会ったホンモノの作品群は、未だに頭に強く残っている。
季節も春。出かけるにはちょうど良い。カミさんの膝関節症も治ってきたようなので、遠出も含めてまた美術館巡りに出かけたいもの・・・。千葉のホキ美術館も、ホンモノを見に、もう一度行ってみたいものである。

(関連記事)
写実絵画の千葉「ホキ美術館」に行く 

130414kaeru <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月13日 (土)

「死刑執行、21の国・地域で」~死刑と終身刑

昨日の朝日新聞にこんな記事があった。
死刑執行、21の国・地域で
 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは11日、昨年1年間に日本を含む世界21の国・地域で死刑が執行されたと発表した。198の国・地域の状況を調査。中国は執行数を公表していないが、「数千人」と推計。残り20の国・地域で少なくとも682人が執行されたという。中国以外では、イラン(314人)、イラク(129人)、サウジアラビア(79人)。これらの国では執行数がこれ以上にのぼる可能性があるという。米国は43人。死刑を制度的に廃止したり、10年以上執行がなかったりする「死刑廃止国」は、140カ国にのぼるという。日本では、1年8カ月間なかった執行が昨年3月29日に再開され、昨年1年間では計7人。政権交代後の今年2月、自民党政権は3人について執行した。」(2013/04/12付「朝日新聞」p37より)

そしてまた、先日の朝日新聞で、終身刑についてのこんな記事を読んだ。
「(社説余滴)テキサスで死刑を考えた 野呂雅之
 経済協力開発機構(OECD)の加盟国で、死刑の執行を続けているのは日本と米国だけだ。
 米国では州ごとに刑事手続きが異なり、17州が死刑を廃止。死刑制度を残す33州でも実際の執行は南部、とりわけテキサスに集中している。
 そのテキサスで2005年に仮釈放のない終身刑が導入された。それで何が変わったのか。日本弁護士連合会の現地調査に同行して取材した。
 テキサスではそれまで死刑の次に重い刑は、日本と同じ仮釈放のある無期懲役だった。それが終身刑の導入に伴って廃止されると、検察官の死刑求刑は半減した。
 不思議に思って州検察官協会のロブ・ケッペル代表に尋ねると、こんな答えが返ってきた。
 「凶悪な犯罪者を再び社会に戻さないことが重要だ。そのため仮釈放の制度があれば死刑を求刑せざるを得なかったが、終身刑の導入でその目的は果たせるようになった」
 公益の代表者として、市民の安全を守る役割は終身刑でも十分だというのである。
 「死刑のハードルが低い州」という先入観があっただけに、新鮮な驚きだった。
 終身刑法案の起草者であるエディ・ルシオ・ジュニア上院議員の話も参考になった。
 法案は州議会に4度目の提案で可決されたが、その決め手になったのは世論調査だ。死刑の存続派が75%を占める一方、終身刑を導入する法改正には78%が賛成と答えた。
 この結果をみて、「市民が終身刑を必要としている」と議会がまとまったという。
 それにしても米国で感心したのは、死刑をめぐる市民への徹底した情報公開だ。
 刑務所の歴史を紹介する博物館では、89人の死刑に立ち会った元刑務所長が案内役をしていた。実際に使われた電気椅子を展示し、死刑囚の最後の言葉も公開している。
 死刑の判断を陪審員に委ねるのなら、死刑に至る情報を市民に知らせるのは当然だという対応を見るにつけ、裁判員制度をとる日本の秘密主義は尋常でないと感じた。
 日弁連は死刑を廃止し、そのかわりに終身刑を導入するよう求めている。ただ、当面は死刑と無期懲役の間に終身刑を導入し、量刑の選択肢を増やすのが現実的だろう。
 テキサスの検察官らを招き、終身刑をめぐる討論型の世論調査をしてはどうか。日本の法務検察の担当者に同席を求めるのはもちろんだ。(のろまさゆき 司法・防災社説担当)」(2013/03/28付「朝日新聞」より)

死刑制度については当サイトでも何度も取り上げた(ここ)。
裁判で一番死刑を望むのは、普通被害者の家族だ。その被害者家族も、終身刑があったとしても、やはり死刑を望むのだろうか? それとも、仮釈放がある無期懲役は許さないが、釈放がない終身刑なら仕方がないと思うのだろうか??

死には死を、という極刑の死・・・。この存在が犯罪の抑止力になっているのだろうか? 逆に、何人を殺しても、自分が死ぬことはない、とすると、殺人という犯罪が軽くなる心配は??
自分はどうも極刑としての死刑制度は、必要な気がする。

ところで、日弁連はどう考える?(ここ)の資料が詳しい。だいぶん前の資料だが、この資料をざっと読んでみても、この議論は単純な話では無いことが分かる。

確かに、良く言われるように、死刑の執行後であれば、冤罪が発覚しても取り返しが付かない。それは分かる。すると、冤罪の可能性がどれだけあるか・・・だ。先の八百長相撲での冤罪事件を見ても、世の中には冤罪は幾らでもあるような気がする。
話はずれるが、連日、バカバカしいほどに紙面や天下のNHKニュースでわざわざ報道されている女子中高生への痴漢事件なども、冤罪の坩堝(るつぼ)かも知れない。何度も書くが、自分は毎日のように新聞で目にする女子高生に対する痴漢事件を苦々しく思っている一人。もっと重大な事件が幾らでもあるだろうに、痴漢事件の “被疑者”だけを実名で垂れ流し、その人の人生を狂わせている張本人のマスコミ各社! そんなに痴漢事件が“日本国民が知らなければならない”重大なニュースなのか!? 何とも情けない・・・。おっと今日の話とは関係無いか・・・!?

話を戻そう。権力が、世を騒がせた事件を“一件落着”させるために、でっち上げる犯人だって、それが皆無と言う人は居ないだろう。
それに、終身刑の人が増えたら、費用が大変、という話もある。しかしそれは、受刑者に一生働いて貰って、その働いたお金を食費などの実費に充てれば済む話。
日本も、先のテキサス州のように、死刑制度は残したまま、終身刑を取り入れたら良い気がするのだが、そんな単純な話では無いのかも・・・。
wikiによると、日本の現在の死刑囚は133人だという・・・・・・。

(関連記事)
「終身刑 是か非か」~朝日新聞から

130413pinch <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月12日 (金)

「自動車は道具か文化か」

先日の日経新聞「経営の視点」に、車についてのこんな記事があった。

自動車は道具か文化か 遊び心がブランド力磨く
 ホンダが自動車レースの最高峰、フォーミュラーワン(F1)への再参入を検討している。日本のレースファンにとっては久々の明るい話題だ。2009年にトヨタ自動車が撤退してから日本メーカーはF1から姿を消しており、ファンは長らく寂しい思いをしてきただろう。
 バブル景気がはじけ日本メーカーがレースから遠ざかっていた1990年代の後半、ジュネーブ国際自動車ショーで独BMWの幹部にこう尋ねたことがある。
 「日本メーカーがレースから撤退するのは資金面の問題もあるが、これからはスピードや馬力ではなく環境性能を競う時代になる、という読みもある。欧州メーカーはなぜレースを続けるのか」
 彼はけげんな顔をしてこう言った。
 「我々が作っているのはスコップではなくバイオリンだ。バイオリンはコンサートで演奏するためにある。コンサートをやらないというなら、君たちが作るのはスコップだね」
 自動車は道具ではなく文化であり、文化発揚の場がレース。「レースなくして自動車なし」というのが彼の主張だった。メルセデスやBMW、フェラーリ、ポルシェがまとう文化の香りは世界の富裕層を魅了する。燃費や耐久性など実用性能で勝る日本車が越えられない壁がそこにある。
 時計にもアパレルにも同じことがいえる。値引きしなくても(むしろ、値引きしないほうが)売れる「スーパーブランド」が日本製品にはほとんど存在しない。「安くて良いモノ」に対する信奉が作り手の頭から抜けないのだ。
 ホンダがF1で勝ち続けたバブル景気のころ、メード・イン・ジャパンも一瞬だけ「文化」の領域に足を踏み入れた。しかしバブル崩壊とともに足を引っ込め、大衆路線に逆戻りした。
 欧州だけではない。日本の電機メーカーを苦しめた米アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏はコンピューターやエレクトロニクスだけでなくビートルズやボブ・ディランをこよなく愛し、禅に傾倒する「文化の人」でもあった。
 「私はテクノロジーとアートの交差点に立っている」と自己分析するジョブズ氏は「美しさ」を追求するあまり、自社のエンジニアに無理難題を言って苦しめた。だがそれを乗り越えて生み出された製品には利便性を超える価値があった。
 日本の製品に文化やアートが足りない理由の一つに、高校生の段階から理系と文系をはっきりと分けてしまう教育制度がある。
 自動車、電機メーカーに進む理系の学生は歴史や文化を十分に学ばないままエンジニアになってしまう。車の燃費を改善したりテレビの解像度を上げたりするのは得意だがアートと言われたらお手上げである。
 一昔前にはオーケストラを指揮するソニーの大賀典雄元社長など、文化の香りがする経営者が少なくなかった。
 日産自動車のカルロス・ゴーン社長とトヨタ自動車の豊田章男社長のドライビングの腕前はかなりのものと聞く。「最速社長」の名を懸けてレース場で対決してみてはどうだろう。経営者にもそのくらいの遊び心があっていい。(編集委員 大西康之)」(2013/4/8付「日経新聞」p9より)

読んでいて、何か楽しくなる記事である。“道具”は「100円ショップ」やホームセンターを連想する。そして“文化”は、デパートや老舗旅館、高級レストランを連想する。
キーワードは何だろう?「感動」という言葉ではないか?

確かに良い製品とは、単なる「安くて良いモノ」だけではない。機能以上に文化の香りがする憧れの存在・・・。それがワクワク感を生む。それに対しては“お金”という概念が欠如してしまう。それが製品の魅力であり価値。
車の世界では、イタリアなどのブランドが憧れ。化粧品ではフランス?
もちろんあらゆる世界に憧れのブランドは存在する。でもそのうち日本には幾つある・・・??

「新製品」という言葉を思い浮かべたとき、よく「愛情」という言葉が引き合いに出される。開発設計者が、単に業務命令で上司からスペックを提示されて淡々と設計する製品ではなく、設計者自らが楽しんで、喜んで、愛情を持って技術を育て、設計し、生み出す製品群。それこそが命を持った製品・・・。
上の記事のように、“音楽家”大賀社長の作るステレオ装置や、“レース好き”の豊田社長の作る車の方が、何か製品に対する愛情を感じられて、安心して買える・・・。

一方、ブランドは思い込みの世界でもある。最近、自分が若い頃に回帰しているオーディオの世界もその部類だろう。10万円のスピーカーと100万円のスピーカーに、どれだけの差があるか・・・。でも、「さすが・・・」とその価値を認める人に取っては、100万円でも安い・・・。これも道具ではない文化と感動の世界・・・。言葉の世界ではない。

ひるがえって、ふと思う。自分の生きてきた人生は、果たして食う(金を稼ぐ)ためだけの“道具の人生”では無かったよね・・・と。ゴージャスな文化と感動に満ちた、優雅な人生だったよね・・・と!? それが・・・、実は全く自信が無いのであ~る・・・。

130412senpuuki <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月11日 (木)

「選挙無効の向こうに~今後の裁判官人事に注目」

相変わらず、衆院の無効選挙がらみの記事がどうも気になる・・・。先日の朝日新聞の記事・・・。

「(耕論)選挙無効の向こうに
 「一票の格差」訴訟で、広島高裁が国政選挙としては戦後初の選挙無効判決を出した。判決に隠された本当の意味はどこにあるのだろうか。なぜ一票の格差は是正されないのだろうか。
今後の裁判官人事に注目 ライター・北尾トロさん
 私は、今回の広島高裁などの「選挙無効」判決に対して、メディアが「快挙だ」といった論調で報道し、中には顔写真付きで裁判長のプロフィルを紹介する新聞まであったことに、違和感を持っています。
 日ごろ裁判所のかたくなな判例重視の姿勢と闘っている弁護士など司法業界の人たちが「山が動いた」的な肯定的な評価をするのはわからないでもないのですが、一般市民の感覚からすれば、「一票の価値が不平等なままで行われた選挙はおかしいからやり直せ」という判断は当たり前のことを言っているだけのように思われます。
 そんな当たり前の判決が、何か大変なことをなし遂げたかのように取り上げられるということ自体、これまでいかに「司法権の独立」ということが空文にすぎず、実際には裁判所が国会や行政寄りの判断をしてきたかを示す証拠だと思います。
 1942年の「翼賛選挙」の際、鹿児島2区で翼賛政治体制協議会の推薦候補を当選させるため政府や軍などによる露骨な選挙干渉や非推薦候補への選挙妨害があったとして選挙無効の訴えが起こされました。大審院の吉田久判事は鹿児島に出張して、様々な妨害を受け、身の危険を感じながらも200人近い証人を尋問した上で、「選挙は無効」という判決をしました。
 判決後、吉田判事は裁判官を辞職し、その後、終戦まで特高警察に監視されたそうです。「司法権の独立」が認められていなかった戦前に、身の危険も顧みずに職を賭して正義を貫いた吉田判事の行為こそ「快挙」と称賛すべきです。今の時代、市民感覚からすれば当たり前の判決を「快挙」というのはいかがなものでしょうか。感覚がずれているように思います。
 むしろ、メディアが注目すべきなのは、選挙無効判決にかかわった、陪席も含めた裁判官全員の今後の人事上の処遇です。私は10年以上前から主に刑事裁判の傍聴を続けています。その中で感じたのは、無罪判決など検察側の主張に反する判決をした裁判官がその後地方の小さい裁判所などに異動させられるケースが少なくないことです。
 裁判官と言っても官僚。自分の人事には敏感にならざるを得ないはずです。「司法権の独立」を貫いた判決をしても人事で不利な扱いを受けないことがはっきりしない限り、良心に従った判断はできないでしょう。
 それと、今回の高裁の「選挙無効」判決に対して、「まだ高裁だから。最高裁の判断を見ないと何も言えない」と言う政治家がいたのにはあきれました。刑事被告人が「まだ、最高裁がある」と言うのと似ています。刑事被告人にとっては当然の権利ですが、国会は最高裁が判決する前に自ら一票の価値が平等になるように改正すべきでしょう。 (聞き手・山口栄二)
* きたおトロ 58年生まれ。「季刊レポ」編集・発行人。著書に「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」「キミはヒマラヤ下着の凄すぎる実力を知っているか」など。 」(2013/04/10付「朝日新聞」p17より)

この記事を読んで、前にテレビで見た、やはり“画期的な”判決をしたがために、出世の道を閉ざされた元裁判官のドキュメンタリー番組を思いだした。
調べてみると、「NNNドキュメント'09「法服の枷~沈黙を破った裁判官たち」(中京テレビ放送)(2009/09/13放送)」(ここ)だという事が分かった。

この番組の解説にはこうある。
「裁判所という大きな組織、その中で出世を重ねるには上司に気に入られなければならない。幾つかの事件では真実は消え、被告人は泣いた」これは36年前、初めて「自衛隊の憲法九条違反」を認定した福島重雄さん(78)の日記だ。判決後、再び裁判長の椅子に座ることはなく、小さな家庭裁判所で退官の日を迎えた。「最高裁の人事制裁だったのだろう」と振り返る。1人が年間300件もの裁判を抱えることもあるという現状。「裁判が効率化し、官僚化する裁判官たち。その多くが良心と保身との狭間で葛藤している」と語る元裁判官もいる。市民参加の「裁判員制度」が始まり、“開かれた”と盛んにアピールされる反面、依然、“閉鎖的”との印象が拭えない現実を検証する。」((ここ)より)
良心と保身の間で揺れる裁判官の実態を伝えるこの番組は、今でも(ここ)で見られる。(CMと番組の中断で、全部をタダで見るのは結構大変だが、見る価値はあると思う)

言うまでもなく、裁判官は憲法でその地位が保証されている。しかしそれは、裁判官という地位であって、裁判所でのポジションではない。裁判所は最高裁を頂点に、下級審までピラミッド状に形成されているが、どの裁判所の判事になるかは、上司の人事。それは企業のそれと同じ。つまり人間の情が入る。結果、この番組のように、違憲判決を出すような判事は飛ばされる・・・。

つまり、今回の憲法違反・選挙無効の判決を出した3つの高裁の判事も飛ばされる可能性大、という事かも・・・。その行く末を誰かがwikiなどで追い掛けて報告してくれると良いのだが・・・
今、世界を相手に大騒ぎをしている北朝鮮の挑発ではないが、国家権力とは、何ともやっかいなものであり、怖ろしいものである。

130411karikari <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月10日 (水)

「がん名医が末期がんに…それでも「治療しない」と語る理由」

先日、Netでこんな記事を見つけた。

がん名医が末期がんに…それでも「治療しない」と語る理由
「誰にも言っていませんが、余命は1年もないでしょう」と自らの余命を語るのは、神戸市「新須磨リハビリテーション病院」院長の神代尚芳医師(67)。これまで約200人のがん患者を看取ってきたという神代医師。そんな彼が今、末期の肺がんに侵されているという。
がんが見つかったのは、昨年5月のこと。手術は、親友の医師により7月に行われた。だが現在、神代医師は抗癌剤や放射線治療などの治療を行なっていないという。「『大細胞型』のがんは抗がん剤が効きにくく、放射線治療も効果がないんです。だから、もう対応のしようがない。飲んでいるのも胃腸薬ぐらいです。もちろん、自分がこれまで患者に言ってきたことと違うことをするわけにはいかないという思いもあります」
これまで彼は患者への治療を必要最小限にとどめてきた。それは延命ではなく“自分らしい人生”を送ることに重点を置いた治療だった。神代医師によると、今の医療はやるべき治療を行なっていない一方で、やり過ぎだと思うことも多いという。「もちろん何でも放置すればいいというわけではないですよ。でも手遅れなのに手術を重ね、辛い治療を続けることで“最期の時間”を犠牲にしている人も多いんです」
そんな彼が20年間に渡り提唱してきたのが『完成期医療福祉』という考え方だ。「『死ぬことはこの世から消えてしまうこと』だと考えると耐えられないほど恐ろしい。でも『死は人生を完成させるもの』と思えば、怖くなくなる。つまり充実した最期をもって人生を完成させるということです。そのためには、管理された病院で死ぬのではなく、自宅などの自由でいられる場所で最期をすごす必要があるんです」
患者のために人生を捧げてきた神代医師の考える“人生の完成”。それは、独居老人が自宅に戻って充実した最期を迎えるにはどうすればいいのか。どんなサポートが必要なのかという答えを見つけることだった。「幸か不幸か、私はがんになりました。だから自らが実験台となり、それらを見極めたいと思うようになりました」
しかし、今年2月に脳への転移が発覚。“独居闘病生活”の試みは、断念せざるをえなくなったという。理想と現実の間で揺れ動く神代医師は、しみじみとこう語る。「今回、私は2度の手術をしましたが、これでよかったのかなと思うこともあります。でもそれは最期にならないと誰にもわかりません。医者といっても神や仏じゃなく、人間ですから。何がよかったかなんて最期までわからない。そんなもんです」
そんな神代医師を支えているのは、家族の存在だ。妻の実津子さん(58)がこう振り返る。「今回の独居をいちばん反対したのは、27歳になるひとり娘でした。『なんで最期なのにパパと一緒にいられないの!最期はパパと一緒にいたい』と強く反対したんです。主人は子煩悩でしたからね。その言葉も心に響いたようです」
夫を元気づけようと、実津子さんは日本舞踏の仕事を辞め、夫の介護に専念することを決意。神代医師はいま、妻の作ってくれる手料理を何よりの楽しみにしているという。実津子が続ける。「普段は毎日料理をつくるのなんて疲れると思うはずですけど、今は不思議と楽しいんです。体調がいいときは一緒にお酒も飲んだりするんですよ。もちろん、ほんの少しですけど(笑)。こんな生活は、病院だとできないでしょうね」
神代医師は『いざとなっても救急車を呼ぶな』と実津子さんに言い聞かせているという。実津子さんは、笑顔でこう語る。「実は24時間ずっと主人が家にいる生活なんて、結婚して30年で初めてのことなんです。がんになったのは残念ですが、その反面、いま初めて主人がいつも家にいる。娘にすれば『パパがいる』生活なんです。きっと神様が最期に幸せな時間を与えてくださったんじゃないでしょうか。そう思うようにしています」
(「女性自身」3月30日(ここ)より)

たまに本屋に行ってビックリする事がある。石飛先生(ここ)や、慶大の近藤誠医師(ここ)の本がたくさん積まれている。つまり、それだけ医療のし過ぎや、自然死についての感心が大きいということなのだろう。
しかし現場の医師の判断は大きな意味を持つ。現場の医師による「もし自分だったら・・・」という行動が、一番正解に近い。それが上の例では、「治療をしない」という選択。

前に「同僚の肺癌・・・」(ここ)という記事を書いた。当時、その同僚は末期の肺がんが見付かって、既に骨に転移しており、その後、脳にまで転移している。
発見されてから、かれこれ2年になるが、その同僚は毎日元気に会社で仕事をしている。もちろんK大病院には通っている。当初、K大の治験に協力を要請さたといい、そのラインで治療をしている。
あまり聞けないのだが、先日ヌケヌケ聞いてみた。「体調はどうだ?」「良くもなっていないが、悪くもなっていない」・・・。これは何より・・・

結局自分も場合も、がんの時、治るものなら積極的に治療をするが、末期で、抗がん剤もあまり期待できないとすると、何もしない、という選択肢を選ぶことになるのだろう。
そんなことを考える時期が遠いことを祈るが、誰でもいつ何時、襲ってくるか分からない。でもあらかじめ考えておくことは、そろそろ必要かも・・・
「備えあれば憂いなし」・・・。おっと、あまり関係無いか??

(関連記事)
同僚の肺癌・・・・・ 

130410sabo <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 9日 (火)

混合診療が全額保険外になる理由は?

先日の日経新聞に、混合診療についての記事があった。

混合診療 こじれて10年 「医療の平等」の陰で
 名古屋市に住む土井和子さん(70)は1年前に受けた白内障の手術でいまだに納得できないことがある。
原則禁止のまま
 眼科医がすすめたのは遠近ともに焦点が合う多焦点レンズ「レンティス」を入れる手術。一般的な単焦点のレンズよりも術後にまぶしさやにじみが少ないと言われ同意したが、料金を聞いて目を丸くした。
 100万円――。公的な医療保険の対象にならないと聞かされたが、単焦点は10万円。こちらは保険がきくとはいえ、値段が違いすぎる。問い詰めると「手術費だけでなく、保険適用のはずの手術前後の診療費や薬代もすべて自己負担になる」。渋々大金を払った。
 からくりはこうだ。患者が医療機関の窓口で払うのは実際の医療費の一部。大半は公的保険で賄われる。だが国が認めていない薬や治療法を使うと、本来なら保険で賄えるはずの診察や検査の費用も含め、患者がすべての項目で全額を負担しないといけない。
 保険の適用外だけ自費で負担し、適用分は保険で賄えばいい。だが、そんな「混合診療」は原則禁止だ。政府は2004年に混合診療の範囲を大きく広げると決めたが、厚生労働省が一部の例外を認めてきただけ。それから10年近く。原則解禁の気配はない。
 政府規制改革会議の委員だった松井証券の松井道夫社長。「患者の選択肢が広がる」と解禁を唱える。厚労省や日本医師会との論争を思い出してもらった。
 おきまりの反対論は「低所得層が良質な医療を受けられなくなる」。これから出る新しい治療法は混合診療が原則となり、保険の適用外となって所得の低い人が困るという理屈だ。松井氏は「全く逆。保険適用分の負担が減り、経済的な恩恵がある」と訴える。
 医師会は主張する。「必要な医療技術は速やかに保険の対象に」。一理ありそうだが、すかさず「保険財政がもたない」と松井氏。11年度の国の医療費は概算で前年度比3%増の37.8兆円。医療の進歩が一因だ。保険を充実させるか、財政負担を考え見直すか。どうやら医療制度の根幹にかかわる対立のようだ。
 話が大きくなりすぎた。当事者の声も聞きたい。「医療現場に競争原理が働くから解禁に反対」。岐阜県内の病院の勤務医(32)は明かす。最新の治療法を常に身につけていないと、混合診療を望む患者に応えられない。「腕の悪い医者には患者が来なくなる」
歯科には広がる
 歯科医療は事実上の混合診療が広がっていると聞いた。保険適用と保険外を別々の診療の形にするケースもあるという。東京・世田谷の3つの歯科医院を回った。虫歯にすすめられたのは保険外のセラミック製のかぶせもの。3万5000~6万円。最も安い医院は「技術だけでなく価格もすぐにインターネットで広がる」と競争を認めた。
 技術や価格を競う世界を遠ざけ、公的保険の殻にこもる医療。患者の選択肢は広がらない。そこに皆保険の見直し論議や財政の問題も絡むから余計にややこしい。まるで解けない知恵の輪だ。そういえば名人にコツを聞いたことがある。構造を知り抜き発想を転換する。そんな知恵者たちが立場を超え「輪」になればいいのに――。」(2013/04/08付「日経新聞」p1より)

保険の適用外だけは自費で負担し、保険内分は保険で賄う「混合診療」がなぜダメなのか、その理由が、自分には解せていない。
“理由”は何だろう? この記事では「低所得層が良質な医療を受けられなくなる」「必要な医療技術は速やかに保険の対象に」だという。
どうも理解できない・・・。
wikiで「混合診療」を見ると、細かく論点が書いてある。ざっと読んでみたが、なかなか,難しい。
この話は、先入観無しに少し勉強してみようと思う。どうも混合診療が認められているケースもあるらしいし、頭から医師会の私利私欲のため・・・と思い込むのではなく、その実態と、問題点について、冷静に・・・。

なかなか自分も素直になってきたな・・・、と感じるこの頃であ~る???(続編を乞御期待!?)

130409goki <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 8日 (月)

「小選挙区0増5減でも是正足りず」~「1票の格差、世界でも」

「1票の格差」問題がどうも気になる。今朝の日経新聞にこんな記事があった。(写真はクリックで拡大)

小選挙区0増5減でも是正足りず 「2倍超」相次ぐ 3月時点の試
 衆院選の「1票の格差」を是正するため小選挙区を「0増5減」する新しい区割りを巡り、今年3月の推計人口で格差が2倍を超える選挙区が相次いでいることが日本経済新聞の試算で分かった。新しい区割りが基準とした2010年の国勢調査人口に基づく最大格差は1.998倍だが、その後の人口移動で格差が広がっていることを浮き彫りにしている。
130408kakusa1  自治体が国勢調査後の人口移動を加味して毎月推計している人口(推計人口)の今年3月1日時点の数値をもとに試算すると、選挙区の人口が最も少ない福島4区と最も多い東京1区の間の格差は2.065倍になった。ほかにも東京19区が2.053倍、兵庫6区は2.049倍など東京や兵庫の選挙区で2倍を超える選挙区が相次いでいる。
 0増5減の区割りは衆院選挙区画定審議会(区割り審)が10年の国勢調査人口をもとに格差が2倍以上にならないことを基本に作成し、格差は改定前の2.524倍から1.998倍に縮まった。しかし国勢調査から2年半ほどを経て地方から都市への人口移動で格差は拡大。東日本大震災の影響もあり人口最少の選挙区は鳥取2区から福島4区に変わった。
 最大格差2.43倍(公示日の有権者数)だった昨年の衆院選は各地の高裁で違憲・選挙無効の判決が相次いだ。夏にも予想される最高裁判決を前に、政府・与党は当面の是正策としてまず0増5減を実現する公職選挙法改正案の成立を急ぐ方針だ。
 ただ一部の高裁が「0増5減では格差是正が不十分だ」と指摘したこともあり、民主党内には「0増5減だけでは見直しが足りず、違憲判決を受けかねない」と0増5減の先行に反対論がある。
 0増5減でも実質的に2倍超の格差が生じていることについて、選挙制度に詳しい片木淳早大教授は「47都道府県にまず1議席を割り振る1人別枠方式を事実上温存した結果だ。完全な人口比例を含む抜本的な是正に取り組む必要がある」と話している。」(2013/04/08付「日経新聞」p2より)

こんな事は最初から分かっていたこと。人口が少ない選挙区で人口が増える徴候があるか、または人口の多い選挙区で人口が減る傾向があれば、1.998倍という超ギリギリの想定数字の法案でも、実際に2倍を下回ったかも知れないが、誰もが時間と共に格差は広がっていると感じていたはず・・・。
少し報道が遅い気もするが、まあ予想通りの話だな・・・。

一方、当サイトでも気にしていた世界各国の格差の状況はどうか・・・。同じく、こんな記事があった。
1票の格差、世界でも 米、党利で恣意的区割り
 昨年衆院選の「1票の格差」を巡る訴訟は16件の高裁判決のうち14件が憲法違反と判断され、うち2件は選挙無効にまで踏み込んだ。公正な選挙制度を通じた投票価値の均衡は民主主義の根幹を成す。世界中の民主主義国家が向き合ってきたテーマだが「平等な1票」に向けた調整は政治的な思惑に大きく左右される。各国の事情を探った。
 今年1月、日本が議院内閣制のお手本としてきた英国で選挙制度改革を巡って連立与党間に亀裂が走った。
 保守党が主導した区割り見直し案の次回総選挙での実施を連立相手の自由民主党が野党と組んで阻止したのだ。
 日本の衆院に相当する英下院は従来、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各地域内で別々に区割りを見直してきたため、英国全体の「1票の格差」は最大5.05倍に達していた。
130408kakusa2  延期の決まった改革案は全国で区割りを見直し、各選挙区の有権者数を全国平均の上下5%以内に収める内容。人口の多いイングランドで強い保守党に有利な条件だった。キャメロン政権の不人気もあり、英メディアでは2015年総選挙で労働党が政権を奪還するとの観測が強まっている。
 米国の選挙制度もまた根深い党派対立を内包している。
 米国では下院議席は各州の人口規模に合わせて配分。格差は最大で1.88倍に上るが、同一州内では極力同数となるよう徹底されており、特に問題にはなっていない。
 見直しの際、州議会与党が自党に有利となるよう恣意的でいびつな区割りを設定する例が相次ぎ、問題になってきた。保守とリベラルの二極化の一因との指摘もある。
 上院は人口規模に関係なく憲法に基づき各州2議席が割り当てられている。人口が全米最大のカリフォルニア州と山岳地帯にあるワイオミング州の1票の格差は実に66倍にも達している。このため「先進国で最も民主的ではない議会」とも呼ばれる。
 この格差は大統領選にも影響を与える。大統領を選ぶ各州の「選挙人」の数は州選出の上下両院議員数と等しいためだ。オバマ氏が再選した12年大統領選での1票の格差は最大3倍を超えた。
 憲法裁判所の要求を受けて格差是正に動いたのがフランス。07年の国民議会選では、最大格差が5倍を突破していたが、憲法裁の要求で1県最低2人の議員を選出するルールを撤廃。その結果、12年の前回選挙で格差は2.37倍まで縮小した。
 韓国でも01年、憲法裁が国会議員選挙の選挙区別の人口格差が3倍を超える区割りを違憲と判断。その後は3倍を超えない範囲で区割りを見直してきたが、定数減に踏み込めず、逆に議員定数は00年の273から12年には300まで拡大。議員の「焼け太り」に国民は厳しい目を向ける。
 政治に振り回されることを防ぐ意味で参考になるのが、ドイツ連邦議会(下院)だ。法律で総選挙のたびに、各選挙区の人口が原則として全国平均の上下15%を超えないように区割りを設定している。09年総選挙後にも区割りを変更。今秋の総選挙では最大格差が1.47倍と、日米仏英を含めた5カ国中で最も小さくなる。(アジア部 佐野彰洋)」(2013/04/08付「日経新聞」p6より)

若しかすると、日本の政治家は、世界の国々の同じような体たらくを認識していて、それでサボっているのかな・・・!? 「日本なんて、まだマシさ」って・・・。
それにしても世界の先進国と言われている国でさえ、この恣意的な動き・・・。それほど政治家というポストは、実入りがよいのだろうか??

(関連記事)
“仕事は「次の次」の内閣で”~一票の格差

130408door <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 7日 (日)

いつでも簡単にエンジンが掛かると思うなよ!

今日は、当たり前のことが、その反抗に遭い、アタフタするお話・・・。(←そこまでblogネタに困っているって!?)
今日の昼過ぎ、カミさんと図書館に行こうとして、車のエンジンを掛けると、何とエンジンが掛からない・・・。セルは回る。いつも柔らかいブレーキペダルは重い。3~4回試したが、ダメ。あまりやると、バッテリーが上がりかねないので、中止。仕方が無く、トヨタに電話。ブレーキを強く踏んだ状態で掛けろと言う。でもダメ。どうすれば良いかを尋ねると、JAFなどに頼むしかないという。しかし、自分はJAFに入っていないし・・・・。トヨタは、「任意保険に普通牽引サービスが付いている」という。しかし、調べないと分からない・・・。
それから名前を聞かれて、トヨタがデータベースで車を確認し、「昼は混んでいるので、夕方か夜なら行けるかも知れない」と言う。それで、来て貰うことにした。
でもトヨタには、少々気が引ける・・・。何故かというと、数ヶ月前に、車検を初めてトヨタ以外に頼んだから・・・(ここ)。
そう言えば、車検をやった所でも保証が付いていたな・・・、と思い出して電話してみた。すると「レッカー車を頼んで、持ってくれば点検する。その時に整備した事に起因すれば、補償するが、セルが回っているのにエンジンが掛からないので、吸気系の部品が壊れてる可能性もあり、その時は有料」とのこと。まあそんなものだろう。ここは専門のトヨタに頼った方が良さそうだ・・・

まあ自宅だったので、ラッキーだったかも・・・、と負け惜しみを言いながら、自分の任意保険を調べてみると、「運搬納車費用:自動車事故や故障でご契約のお車が自走不能となり、臨時に要した運搬・納車費用」が入っていることが分かった。それで、保険会社に電話で、「もしトヨタがレッカー移動が必要、と言ったときには、どんな段取りになるのか?」と聞いてみた。すると「こちらでもロードサービスの手配が出来る」と言って、担当に替わった。そして「100km以内であれば、レッカー移動は保険で出来る。もしトヨタが移動して、後から料金を請求されても、払えないかも知れない。こちらで手配するか?」と聞くので、「まだ状況が分からないので、トヨタが来てから、必要になればまた相談する」と言って、電話を切る。
すると、トヨタの(ウチの)担当者から電話があって「エンジンが掛からなくなったと聞いたが、今から伺おうか?」というので、「ぜひ来て見てくれ。プラグが濡れてエンジンが掛からないこともあるのかな・・・?」と・・・。
ほどなく、いつもの担当者が来て、エンジンを掛けてみる。そして2~3度試しているウチに、何とエンジンが掛かった!!細かくは、何をしたのかは分からない。
「さっきやったときは、ブレーキが堅かったが・・」「それはロックがかかっていたのだろう。今は柔らかかった」「さっき、最初にエンジンを掛けたときに、エンジンがちゃんと掛かる前に、いつもより早くブレーキから足を外したので、それでプラグが濡れたのかな?」「そうかも?」・・・(30年前のカローラ(ここ)は、アクセルを最後まで踏んだままセルを回すと、プラグの濡れを吹き飛ばしてエンジンが掛かったものだが・・・)
「それでは・・・」とトヨタが帰ろうとするので、こっちは申し訳なく、缶コーヒーを渡して、「申し湧かなかった。今度もトヨタを買うから・・・ね」と“おべっか”・・・・

ともあれ、大事に至らなくて良かったが、いつ何時、何が起こるか分からないという教訓。もしこれが旅先だったら・・・、と思うとゾッとする。さっそく再発防止・・・。

1)出先で車が故障したときには、どこに電話するかを、あらかじめ準備しておく。⇒今回は保険会社の事故(故障)窓口の電話番号を車にメモしておいた。
2)どうも保険会社がロードサービスと言っているのは、JAFらしいので、故障時もJAFに直接は頼まず、保険会社のロードサービス経由で、近くのトヨタのサービスに持って行ってもらう。またはロードサービスの人に対処して貰う!?
3)トヨタ(ディーラー)の担当者とは、常に仲良くしておく。そして困ったときには「どうすれば良い?」と何でも電話で聞く。事故の時でも何でも、その人が捕まりさえすれば教えてくれるはず・・・
4)そして、車検や新車への乗り換えは、必ずその人から買う。それがエチケット!!???

何とも、先日ケチった車検(スタンドでの車検でトヨタには出さなかった)に対して、何ともバツが悪かった今回のトヨタの対応であった。「ゴメン!先日車検を出さなくて・・・」
要は、「いつでも簡単にエンジンが掛かると思うなよ!」と車に叱られたような気がした・・・。
「備えあれば憂いなし」・・・

追)後でゆっくり思い出してみると、やはり原因はプラグがかぶっていたのだと思う。昨日、台風並みの暴風雨が来るというので、カーポートのつっかえ棒をしたのだが、そのためにチョッとだけエンジンを掛けて車を移動させた。そして、前にも書いたが、今日最初にエンジンを掛けるときに、しっかりとセルを回さなかった。そのどちらかが原因で、プラグが濡れたのだろう。よって、アクセルを最後まで踏み込んだまま、セルを回せばたぶんエンジンは掛かったのだろう。この方法は昔と同じ。今日トヨタが、どうやってエンジンを掛けたのか、聞いておけば良かったな・・・。

(付録)
アホなカミさん。今夜、自分で買ってきた大好物の「サバラン」に“当たって”、本人曰く「アルコール中毒!!」。真っ赤な顔から何とか生還したが、またやるね・・・。その時のためにメモ・・・。(ま、いつ何が起きるか分からない。何とも物騒な世の中だ)

130407gomen <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 5日 (金)

「余命別選挙のススメ? 高齢化社会の平等に一石」

衆院の一票の格差是正について、各党の協議が始まったらしいが、相変わらずの物別れ・・・。ま、誰も期待していないけど・・・
ところで、先日の朝日新聞に面白い提言があった。曰く・・・

余命別選挙のススメ? 高齢化社会の平等に一石
 余命の長さに応じて一票の重み付けを変えるべきではないか。そんな改革案が月刊誌で提起された。名付けて「余命別選挙制度」。少子高齢化による社会構造の変化を踏まえ、「平等とは何か」を問う提案だ。
 実験経済学を専門とする竹内幹(かん)・一橋大学准教授(38)が、寄稿「高齢者と将来世代、どちらを重視するか?」(中央公論4月号)の中で発表した。
 「一人一票」という通常の発想からひとまず離れ、余命が長い人たち(若年層)には余命の短い人たち(高齢層)よりも重い票を持たせる、という案だ。
 「年間二兆円の『子ども手当』がバラマキ政治だと批判されても、年間五〇兆円の年金がバラマキだといわれることは少ない」と竹内さんは書いた。そして、その原因は日本政治が「シルバー民主主義」になっているせいだ、と。
 少子高齢化で国政選挙では、人数の多い高齢層の発言力が強まり、政治家もその層の意向を重視する傾向が進んだ。逆に若年層はますます少数派になり、その声が政治に反映される可能性は低くなっている。
 現状は「世代間の搾取」であり、本来ならば「将来を生きる若者の声や、将来世代を実際に育てている育児中の親の声がより強く反映されるべき」ではないのか。それが提案の動機だ。
 記事には制度の詳細は書かれていない。具体的にはどういう仕組みなのか。
 「地域ごとに分けている今の『選挙区』に代わって、まず年齢層ごとの選挙区を設ける。たとえば『20代選挙区』『60代選挙区』といった具合です」と竹内さんは語った。
 「そのうえで、余命の長い世代の選挙区、つまり若年の選挙区には、議員数を手厚く配分する。そうすれば、若年世代の意見をより強く政治に反映できる」
 余命が長い人は余命の短い人より重い「一票」を持てる。それは、平等の原則に反しないのだろうか。
 「確かに短期的には一人一票ではないが、生涯にわたって見れば一人一票の原則は保たれます。前期は重く、後期は軽くなるから。若いときの一票の方が重いので、早く亡くなっても投票権で損することはない」
 記事の後段に竹内さんはこう書いていた。「極端な提案であることは承知しているが、現状のシルバー民主主義も同じくらいに極端な高齢者優遇であることを忘れないでいただきたい」(塩倉裕)」(2013/04/03付「朝日新聞」p30より)

自分も立派な高齢者なのだが、この提言はもっともだと思う。もちろん耳に痛い提言ではある。しかし放っては置けない。孫の世代も考えなければ・・・

130405touhyouritu Netで面白い資料を見付けた。総務省選挙部がH24年3月に発行した「目で見る投票率」(ここ)という資料である。(写真はクリックで拡大)
それによると、年齢別には確かに、「シルバー民主主義」となっている。昔から若者の棄権率は高く、シルバー世代の投票率は高かった。それに加えて少子高齢化だ。シルバー世代の人口が増えるに従って、シルバー世130405sedaibetu 代の権力が増していることは疑う余地がない。
先の提言がどんな風に行われるかを想像してみる。例えば、『20代選挙区』に立候補できる人は20代に限り、投票する人も20代に限る。そして余命に連動した議員定数を配分・・・。20台が7人とすると、70台は2人か?
するとどうなる? 幾ら投票率が低くても、20代が選らんだ20代の議員が多くなり、若い人に対する施策を重要視することになる。シルバー世代は、幾ら投票率が高くても、それなりの議員数なので、発言力は低下。
確かに、これも国の方向を決める方法として面白いかも・・・。でも実現は、少なくとも自分が死んだ後にして欲しいな~~~。

130405namae <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 4日 (木)

「ゾウ虐殺の原因つくつた日本人。象牙を持たない日本社会を」

先日、カミさんが買ってきた「ビッグイシュー」211号に、象牙についてのこんな記事があった。

ノーンギシュの日々(130)  滝田明日香
   密猟によるアフリカゾウ絶滅の危機③
狙われる若い雄。群れの構成変わり、種の維持が不可能に
  象牙1.6本でまかなえる、テロ爆破に必要な資金

 アフリカ内で象牙取引を資金源としていることが表立って知られているグループが3つある。アルカイダ・グループとつながっているとされ、ケニア内で数多くの爆破事件を起こしているソマリアのイスラーム勢力「アル・シャバブ」。住民の殺害や少年兵としての子どもの拉致や性的搾取などで知られる、コンゴ民主共和国東部、ウガンダの北部地域と南スーダンの一部で活動をしているコンゴ民主共和国の「コンゴ・神の抵抗軍」。そして、スーダン西部ダルフール地方で2003年以降3万人もの非アラブ人の民族浄化をしたとされる武装騎馬隊「ジャンジャウィード」。ジャンジャウィードによるカメルーン北部のブバ・ンジダ国立公園での約500頭のゾウの殺戮は、何度か国際ニュースでも取り上げられている。
 ケニアの首都ナイロビとタンザニアのダルエスサラームで起こったアメリカ大使館同時多発テロ爆発事件で、テロリストが使った資金は5万ドルといわれている。アフリカゾウの象牙1本の平均は13・5キロ。現在の象牙価格に換算すると、さらなる爆破事件を起こすにはわずか1.6本の象牙で資金調達が可能になる。もはや動物保護問題だけでは片づけられなくなってしまった象牙問題。違法象牙と密猟の陰には、抹殺されるゾウの姿以外にも、テロリストや反政府グループによる非人道的犯罪とアフリカ経済破壊が深く絡まっている。
 これほどのひどい密猟にあって、アフリカゾウに将来はあるのだろうか? 密猟は生きのびたゾウの生存にどれぐらい影響を与えているのだろうか? ゾウの研究者はその謎を解明しようとしている。
 ケニアの有名なゾウ学者のイアン・ダグラス・ハミルトン博士は、彼の研究するサンブル地方に住むゾウは密猟によって群れの構成までが変わってきていると言う。大きな象牙を持つ雄の個体が密猟者に狙われてしまい、サンブル地方のゾウは70パーセントが雌である。そして、25歳以上の繁殖可能な雄のいない状態の群れが14パーセントあるという。

ゾウ虐殺の原因つくつた日本人。象牙を持たない日本社会を
 ゾウの密猟方法も場面ごとに変化していき、密猟パトロールの手も追いついていないのが現状だ。パトロールを行うレンジャーがいない保護区の外のエリアではゾウを殺すのに主に機関銃が使われ、銃声がレンジャーに聞こえてしまう場所では音がしない毒矢や槍を使ってゾウが殺され続けている。
 ゾウの好物のカボチャをくり抜き、強力な毒であるカーボヒューラン系殺虫剤フューラダンを詰め込んで、ゾウが歩く道に置くケースなども出てきて、レンジャーたちにも手に負えない状態になってきた。そして、このゾウ虐殺の惨事の裏には、ゾウを守るために日夜サバンナを走り回り命を落とすレンジャーがいることを忘れてはならない。
 このように、毎年アフリカゾウの約1割が密猟者によって殺され続けているアフリカ大陸。研究者の多くが、この数字は生物学的に種の維持がほぼ不可能なことを示していると主張し、今後10年でのアフリカゾウの絶滅の可能性を訴えている。危機はそこまで深刻になっている。
 00年に一時閉ざされていた象牙市場を再び開いて、ゾウの虐殺の世界の幕開けの原因130404zou をつくってしまった国、日本。日本人として、アフリカゾウのために何かできるのだろうか? 実は、私たちのみにできて、他の誰にもできないことがある。
 それは、象牙の需要をなくすことだ。 市場に出回っている象牙は、合法、違法であろうとすべて、血だらけの象牙だ。血まみれではない象牙を持っているのは、生きているゾウだけ。
 日本の象牙需要がどんなにアフリカゾウの存在を脅かしているか、店先に並ぶ印鑑をはじめ、どんな象牙も死んだアフリカゾウからしか取れないということを、これから象牙を買おうとしている人たちに伝えてほしい。
 89年に、全世界が「象牙をほしがらない世界」をつくり上げてアフリ カゾウを危機から
救ったように、日本人がアフリカゾウを救うためにできる一番大切なことは、「象牙を持つのはいけないこと」を常識とする日本社会をつくること。どうか、象牙廃止に向かって一歩踏み出してほしい。すべてのアフリカゾウが、象牙に変わってしまう前に……。」(雑誌「ビッグイシュー」211号(2013/03/15号)より)

関連記事を調べてみたら、最近の日経にも記事があった。
アフリカゾウ密猟・密輸急増 象牙目当て「絶滅も」
 日本を含めたアジア各国で高値で取引される象牙目当てのアフリカゾウの密猟と密輸がここ数年、急増傾向にあるとの報告書を国連環境計画(UNEP)や国際自然保護連合(IUCN)などのチームが7日までにまとめた。中国やタイなどでの需要が急増していることが背景にある。
 チームは「アフリカゾウは生息地の破壊も深刻で、このままでは種の存続が脅かされる」と警告、バンコクで開催中のワシントン条約締約国会議で、関係国に対策強化を勧告した。印鑑や装飾品などの象牙市場を抱える消費国の一つとして、日本も取引監視体制の強化などを求められそうだ。
 アフリカゾウの生息国で確認されたゾウの死骸のうち、密猟で殺されたとみられるゾウの比率は、2005年の24%から11年には70%にまで上昇した。
 全個体数の約40%に当たる約23万頭のアフリカゾウが生息するワシントン条約の密猟監視プログラムの対象地域だけで、11年には1万7千頭のアフリカゾウが密猟で殺されたと推定。実際の数はさらに多いという。
 一度の象牙の押収量が800キロを超える大規模な密輸事件の摘発が、09年には8件、10年には9件、11年には17件と増加傾向にあり、チームは「犯罪組織による大規模な密輸、密猟が増えている」と分析した。
 ケニア、南アフリカ、タンザニアなどから東南アジア諸国を経て、タイと中国に運ばれるケースが多かった。
 報告書は、需要は縮小傾向にあるとしながらも、日本国内に象牙の市場があることに言及している。〔共同〕」(
2013/3/7付「日経新聞」ここ

「知らぬが仏」を広辞苑で引くと「知ればこそ腹も立つが、知らなければ仏のように平穏な境地でいられる。転じて、当人だけが知らずに平気でいるさまをあわれみ、あざけっていう語。」とある。

象牙問題について、自分も全く知らなかったわけではない。しかしテロ活動との関連についてはあまり意識がなかった。
実は自分も象牙の印鑑を持っている。もう40年も前、新入社員時代に、昼休みに会社に出店していた店で実印と認め印を頼んだ。その印鑑が、全ての銀行印になっている・・・
もちろん買ったのはそれ1回・・・。ナンテ言っても、言い訳にもならず・・・

それにしても、未だに印鑑の象牙信仰はあるのだろうか?
試しに、楽天市場で「象牙 印鑑」で検索してみた。すると何と44,000件の店がヒット。ついでに、良く聞く「黒水牛 印鑑」で検索すると43,000件。
なるほど、日本はまだまだ象牙信仰があるらしい。
幾ら禁輸印材だとしても、結局、需要があるから商品もある・・・。(ここ

結局日本は、“象牙を持っている事が恥”という文化にしないといけないのかも・・・。

130404kirin <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 3日 (水)

オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン」~「阿修羅のごとく」

先日TVで放送された映画「阿修羅のごとく」を見た。向田邦子のこの作品は、昔見たNHKのテレビドラマの印象があまりに強い。そしてこのドラマを思い出すと、直ぐに浮かぶのが、オスマン・トルコ軍楽隊による、古い陸軍行進曲「ジェッディン・デデン(Ceddin Deden) (祖先も祖父も)」なのである。

<オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」1973年>

この演奏は、1973年現地録音とある。どうも録音スタジオの録音はなく、現地で実況で収録したものらしい。ついでに、1971年の録音も聞いてみよう。

<オスマン・トルコ軍楽隊の「ジェッディン・デデン」1971年>

「蝉しぐれ」(ここ)などもそうだが、この「阿修羅のごとく」も、NHKドラマの配役が頭にこびりついている。それでついそれと比較してしまう・・・。映画で配役はこう変わった。長女:加藤治子⇒大竹しのぶ、次女:八千草薫⇒黒木瞳、三女:いしだあゆみ⇒深津絵里、四女:風吹ジュン⇒深田恭子、父:佐分利信⇒仲代達矢、母:大路三千緒⇒八千草薫、次女の夫:緒形拳⇒小林薫、探偵:宇崎竜童⇒中村獅童・・・。
佐分利信の父親は渋かった。それに加藤春子の長女も、いしだあゆみの三女も印象が強かった。八千草薫は、NHKの次女役よりも、映画版の母親役の方が、阿修羅のテーマとしてはピッタリだったかも・・・

前に向田邦子について書いたが(ここ)、彼女もまた、22歳のときから34歳まで、妻子ある男性とつきあっていたという。つまりこれらの経験がドラマ「阿修羅のごとく」に投影されていたのかも・・・
改めて「阿修羅」を広辞苑で引くと「あしゅら【阿修羅】 〔仏〕(梵語Asura) 古代インドの神の一族。後にはインドラ神(帝釈天)など天上の神々に戦いを挑む悪神とされる。仏教では天竜八部衆の一として仏法の守護神とされる一方、六道の一として人間以下の存在とされる。絶えず闘争を好み、地下や海底にすむという。アスラ。修羅。非天。無酒神。 」とあった。
興福寺の阿修羅像を思い浮かべながら、この言葉を噛み締める・・・。映画でも解説していたが、誰にでも阿修羅の心は持っている。しかしそれを自分の意志で、どう制御するか・・・
このドラマでは、夫の浮気をどう捉えるか・・・を象徴していた。
このテーマと、この音楽・・・。何ともマッチしていて印象深い番組ではあった。

130403ararremo <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 2日 (火)

「給食残さず?」~給食の“完食”教育について

先日の朝日新聞「声」の欄で、こんな記事を読んだ。
給食完食教育をやめてほしい
    
 薬店経営(東京都文京区 女性47)
 18日の「給食残さず もう一口食べて」を拝読しました。私は賛同できません。私が小学生の頃も給食を完食することが美徳とされていました。私は好き嫌いやアレルギーはありませんでしたが、一人前の量があまりに多すぎ、毎日「完食するまで許さない」という教師の圧力で、つらい日々を過ごしていました。
 食べ残しをせざるをえない私にとっては、毎日の給食の時間も、教師がする、飢えに苦しむ発展途上国の子どもの話も拷問に等しいものでした。成年になっても私の適量は普通の一人前の半分にすぎません。小食な児童に適量の倍を超える給食を無理やり与え、完食できないのはわがままだと脅迫するような教育が、児童の心にどれほど深い傷を負わせることか、理解していただきたいものです。
 先進国の児童が心身の健康を害してまで、適量を超す給食を食べることが、どうして途上国の子どものためになるのでしょうか。こんな教育は、人生から食事の楽しみを奪い去りかねません。小学校の給食完食教育は、即刻やめていただきたいと思います。」(2013/03/25付「朝日新聞」「声」欄より)

それで、18日の意見も読んでみた。
給食残さず、もう一口食べて
     主婦(山口県下関市 54)
 3200。何の数字だと思いますか? 長男が通う中学校で、年間に飲み残された牛乳の本数だ。1クラス当たりは1、2本だが、18クラスあるので合計すると、こんなに大量の飲み残しがでる。
 主菜でもスパゲティのミートソース、野菜のクリーム煮などが残量ゼロの半面、筑前煮、サバの塩焼きなど昔ながらの料理は、食べ残しが目立つ。おそらく家庭での食生活が反映された結果だが、非常にもったいないし、残念なことだ。
 学校の給食だよりに「もう一口食べる努力をしてみよう」と書かれていた。ささやかだけれど、今日からでも実行できる現実的な目標だと思う。アレルギーなどの理由があれば仕方ないが、なるべく好き嫌いをせずに、一口でも二口でも食べて残量ゼロを目指してもらいたい。」(2013/03/18付「朝日新聞」「声」欄より)

この学校給食での“完食指導”をどう見るか・・・??
この議論は、「量的には食べられるが、好き嫌いレベルで食べない」ものに対する“教育”と、「好き嫌いではなく、量的に食べられない」が一緒になって議論されているように思う。
現在の学校給食は、たくさん食べる人(食べられる人)と、少ししか食べられない人に対して、適量の分け方をしているのだろうか?それとも一律で配膳しているのだろうか?
まあさじ加減は、牛乳やパンのように器が決まっている物はムリだろうが・・・
総論として、自分は、個人毎の適量については、学校として配慮すべきだと思う。

ところで、自分の子供の頃、給食はどうだっただろう?
ここ)によると、「昭和27年、 小麦粉に対する半額国庫補助が開始され、4月から、全国すべての小学校を対象に完全給食がはじまりました。」とあるので、昭和29年入学の自分は、入学の時から給食があったことになる。
でも、学校に行く前に、近くのパン屋でコッペパンを買い、隣の肉屋でコロッケを買って、ソースと共にコッペパンにはさんで貰うのを、この上ないご馳走として、いまだに覚えているので、ここに書いてある完全給食という言葉とマッチしないな・・・。
中学でも、弁当という記憶があまり無いので、たぶん給食があったのだろう。高校の時は、毎日弁当だった。これは確実。

目をつぶって小学校の頃の記憶を辿ってみると、教室で、女の子が涙をためながらアルミの器の脱脂粉乳を、皆の「頑張れ!」という掛け声とともに飲んでいる姿がフラッシュバックした。そして何とか飲み終わると、皆でパチパチと拍手・・・
今考えると、これは完全なイジメ・・・。でも当時はこれが普通の姿だった。

ひるがえって今、自分も大食漢ではないので、「残さず食べる」というのが大の苦手。むしろ恐怖・・・。だから“弁当作りが趣味”のカミさんが、前から「弁当を作ってあげようか」と言うのを断っている。街の食堂のように、残すのが自由、という雰囲気でないと、伸び伸び食べられない・・・
だから、タマにお客が来ると、つい気を遣ってしまう。つまり、「なるべく大皿にして、強制的に食べさせることは避けなよ」とカミさんに言う・・・。なぜなら、皿が個別だと、人によってはムリに完食しなければ・・・となってしまう恐れがあるので・・・。自分だったら耐えられない・・・。

だから今の学校給食でも、個人毎の適量への配慮が無いとすると、“教育”は“イジメ”になりかねない、と思う。しかも毎日必ず来る拷問・・・!?

ところで、男にとってカミさんが作る料理は、ある意味“エサ”。つまりかなりの家庭で、実は亭主を生かすも殺すも、エサを与えるカミさんのさじ加減次第なのだ・・・。
何を隠そう自分は、生野菜大キライ人間だった。でも長い間、エサとして生野菜しか食卓に出ないと、根負けしてつい食べるようになるもの・・・。だってエサはそれしか無いので、餓死を避けるため!?(←は、オーバーだが・・・) ま、“食べず嫌い”は、そんなもの。
だから、好き嫌いを無くさせる教育は、存在すると思う。しかしそれを“絶対に許さない”にエスカレートするのは、どうだろう??
つまりオトナだって、ホントウにキライな物は、誰だって絶対に食べない。それは自分の意志で・・・。
まあ、“しつけ”と“イジメ”の境目・・・。幼児虐待事件のときに繰り返される言葉だが、完食教育についても、同じような事が言える。
何とも難しい教育の世界ではある。

130402koi <付録>「ボケて(bokete)」より

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2013年4月 1日 (月)

富士が見えなかった箱根小旅行

昨日から一泊二日で、箱根の保養所に行ってきたので、今日はそのメモ。でも富士山が見えなかった・・・。
半年前に色々な書類を提出してやっと入れてもらった現役時代の健保組合。それが4月から保険料が大幅に値上げするとのことで、国保に鞍替えすることにした(ここ)。
それで、現役時代に子どもを連れて良く行った箱根の保養所に、最後に一度行ってみよう、ということになり、行ってきた。場所は箱根強羅の駅の近く。せっかく行くのだから・・・と、天気を気にしていたが、天気予報によると、1日目は雨で、2日目は晴とのこと。勝負は2日目だ。

昨日(2013/03/31)、車で出発。八王子から中央道経由で、御殿場から箱根へ。小田原厚木道路経由は、車が多いだろうから・・・と敬遠。順調すぎる位に行って、昼食はカミさんがガイドブッP10104521 クで選んでおいた強羅の「田むら銀かつ」という店に行った。ちょうど休日の昼食時で、予想通りの大行列。よって、店に入るのは諦めて、“かつサンド”とコーヒーで済ます。900円のかつサンドは、肉がとろけるように軟らかく、さすがだったが、コーヒーは350円のわりに量が少なく、参った。
雨の中、次に行ったのが「箱根ラリック美術館」のショップ。美術館には入らない。これもカミさんの趣味なので、何を売っているのか、良く分からない・・・。それにしても庭の芝生がきれい・・・。つまらいので、外に出てみると、アンティークの車が展示してあった。

P10104581 P10104631 P10104621

まだ保養所に入るのには早過ぎたので、お土産を買いに、道の駅に行くことにしP10104711 て、「道の駅・箱根峠」に行ってみた。ガスの中、運転も大変・・・。それが行ってみると、信じられないほどの寂しさ・・・。こんな寂しい道の駅もあるんだ・・・と早々に退散。道すがら、箱根の関所のそばの駐車場に車を止めて、お土産を買う。

かくして、保養所に・・・。強羅の保養所は、設備が良くて、現役時代に子どもを連れて何度P10104761 も行った。記録を見ると、家族で最後に行ったのが94年8月なので、実に20年ぶり。しかし、時代を感じさせないキレイさ・・・。
カミさんのリクエストで、カラオケをすることにしたが、昔は確か予約制だったが、今は自由とのこと。食事後は皆がやるだろうから・・・と、食事の前に早速カラオケルームに・・・
小一時間歌っては見たが、カラオケも実に数年ぶりで、声が出ない。96点とか出るが、全てリップサービス。カミさん共々、不完全燃焼で終わった。それから温泉に入って夕食。
テレビの天気予報では、「明日は晴」なのだが外はガス・・・。

二日目の今日(2013/04/01)、朝起きて外を見ても、ガス・・・。青空はどこに消えた???受付の女性に聞いても、今日はこんな天気が一日続くのでは??富士山もたぶん見えないのでは??
仕方がないので、まずは箱根神社に行くことにした。途中で、箱根小涌園ユネッサンスの中にある、カミさんが大好きなカマボコを買いに、鈴廣かまぼこ店に寄る。ここは、各種の風呂があるらしい。今は子どもが春休みなので大賑わいだという。
箱根神社は、平日なのでほど良い混み具合。階段を避けて脇道を行くと、神社の横に「安産杉」なるのもを見付けた。もちろん二人で最敬礼・・・。そして今人気だという「九頭竜神社」。ここだけは参拝者が並ぶ。そして「なで小槌」も有名だそうだ。最後におみくじを買ってみたが、自分は大吉、カミさんは吉だって・・・。ヘヘヘ・・・。

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さて、天気は曇時々晴。最大の目的だった富士山の姿はどこにも見えない。しかしせっかく来たのだから・・・と、駒ヶ岳ロープウェイに乗ってみることにした。駐車場に行ってみると、平日なのに1000円。高い! しかし、ここは「箱根園」というテーマパークだそうで、それ全体の1日駐車、という位置付け。
ロープウェイも平日なので空いている。しかし上がってみてビックリ。頂上のロープウェイの建物が、50年の歴史を刻んでいて、怖い位・・・。もちろん周囲をみても、富士は見えない。

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待合室に富士とゴンドラのキレイな写真。これでも撮って、諦めよう・・・、と、帰りのゴンドラの中で、ガイドさんが「少しだけ富士が見える」という。目をこらして見たのがこれ・・・(下の中央の写真)。空の左下にうっすらと富士の陰・・・。カミさんが「執念で雲をこじ開けた!?」とからかう・・・。今回の小旅行で、富士が見えたのはこれだけ・・・。まったく・・・!!

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昼食は蕎麦屋に行ったが、ここも大行列、仕方なしに、パン屋でコーヒーと一緒に軽食となった。しかしたまたま外人が大挙して入ってきた。会計をする女の子が、ペラペラと英語で話すのを聞いて感心。カミさんに言わせると、商売柄当然とも・・・。しかしたぶんツアーなのだろう外人を呼ぶには、あらゆる設備が古く、日本人としては残念。帰りがけに、芦ノ湖の湖畔に出てみたが、時折日は差すものの、青空はほとんど見えない・・・
帰りの道々、潰れたらしい店の廃墟が幾つも見掛けたが、もう観光も箱根の時代ではないのだろうか・・・。
かくして、夕方には家に着いた小旅行ではあった。青空に富士山。自分が好きば風景だが、今回はダメだった。でも天気だけは祈るしかない・・・。ま、お疲れさま・・・。

130401teruteru <付録>「ボケて(bokete)」より

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