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2013年1月 1日 (火)

「ベートーヴェンは凄い!2012」コンサートに行った

明けましておめでとうございます。
昨夜(2012/12/31)の大晦日は、東京文化会館の「ベートーヴェンは凄い!2012」を聞きに行ってきた。13時から23時40分まで、11時間に及ぶベートーヴェンの全交響曲連続演奏会である。

この演奏会を知ったのは、3年前。つまり2009年の大晦日にこのコンサートの事を知130101kobaken って「来年の大晦日はベートーヴェンを聞きに行くぞ!」と“宣言?”した(ここ)もの・・・・
翌2010年は、マゼールの指揮だったが、チケット争奪戦に敗れた(ここ)。
2011年は、何となく忘れてしまった。それが昨年(2012年)は、12月中旬になって、ふとそのことを思い出し、ヤフオクを覗いてみた。案の定、チケットが出品されている・・・・。
というワケで、今年は“試し”にヤフオクで安い席のチケットを手に入れ、昨晩、視察(?)に行ってきた、というワケ。今日はそのメモである。

チケットは、S席 20,000円、A席 15,000円、B席 10,000円、C席 5,000円、D席 2,000円の5種類。毎年、公演の直前までS席とA席は売れ残っているが、安いC席とD席は発売の最初の数分で完売となる。よって自分は、“C席とD席は、席の数が非常に少ないのでは?”という疑問が前からあった。それが、今回のヤフオクの出品を見ていて分かった。
つまり、ヤフオクにはチケットの種類と座席番号が表示されるため、どの席が幾らかが推察出来るのだ。文化会館の座席表は、(ここ)にあるように、全部で2,303。NHKホールなどに比べると、ほど良い広さ・・・。そして分かった事は、・・・
D席(2000円)は、5階の左右の2列目だけ。つまり32×2=64席なので、全体の2.8%。
C席(5000円)は4階の左右(たぶん)と、5階の正面席なので、290+28=218席、つまり全体の9.5%。
1階の正面は、1列目がA席で、2列目からはS席らしい。1階の左右は、1~2列目はA席で、3列目からはS席らしい。それ以外は分からない。まあこんな席配置だと、やはり安い席は少なく、即完売も分かる・・・。そしてほとんどがS席らしい・・・
今回はそれでも、公演日には売れ残っていたS席、A席も含め、全席完売になっていた。
今後のために、席を少し見て回ったが、4、5階は足乗せ台が付いている。つまり座席が急勾配なので、足乗せ台がないと、足が床に着かない。3階以下は、普通の座席。つまり、4、5階は真ん中の座席へ行くのが大変・・・

座席のことはこの位にして・・・。
130101bunkakaikan 13時前に文化会館に着くが、大袈裟な“のぼり”があるわけでもなく、普通の公演。しかし自分にとっては久しぶりの文化会館。昔のカラヤンの公演(ここ)や、旧日フィルの解散コンサート(ここ)を思い出す。あれから、もう40年・・・・

自分の席は、4階の左サイド。13時に交響曲第1番の演奏が始まる。指揮は小林研一郎、130101bunkakaikan1 管弦楽は岩城宏之メモリアル・オーケストラ。最初の音を聞いて思った。「ここでも立派に音が聞こえる・・・」(まあ当然だが・・・)そして「臨時のオケかと思っていたが、どうしてどうして、なかなかの演奏・・・」。(ほとんど)トチリも無く・・・・。それもそのはず、名簿を見ると、このオケは現役オーケストラの精鋭部隊で作られているようで、N響の現役メンバーも多いようだ。
ティンパニーの音が強く聞こえる。でも納得。つまり、ティンパニーは原理的に振動板が上下方向に振れる。つまり音が上方に行くのだ。だから自分の4階は、水平方向に聞く1階よりも良く聞こえるのだろう。第1バイオリンは席から見えない。よって直接音はたぶん聞きづらいのだろう。でも右耳が壊れている自分は、左右のバランスはどうでも良いので、OK。

演奏が始まって間もなく、左の席のオジサンが、音楽に合わせて頭を振っているのに気付く。それが気になって仕方がない・・・。頭の振りが無くなったと思ったら、今度は手を振り出した。まるで小さな指揮者のごとく音楽を楽しんでいる・・・。舞台がちょうど左下なので、どうしても目に入る。目の中で手が揺れている・・。必死に目をつむって聞いたりしたが・・・。そのうちに止めるだろうと思ったが、結局、11時間の公演中、止まることはなかった。
音楽を楽しむのは良いのだが、これは周囲の人に非常に迷惑。もしリズムを取りたかったら、靴の中の足の指を振れば良い。そうすれば、誰の迷惑にもならない。自分もそうした・・・・。
まあ、このような長丁場の演奏会は、海外旅行の時の、飛行機の席に似ている。10時間近く一緒に過ごす周囲の人は“運命の人”・・・・

2番の2楽章。それは新鮮・・・・。頭に旋律がない。つまりこの楽章の旋律は知らなかった・・・。
エロイカが終わった後に、三枝さんのトーク。今日の第九はマーラー版だという。プログラムを片手にその解説を始めた。プログラムは、会場に入ったときに2千円で売っていたが、ベートーヴェンの交響曲に、今更プログラムも無いだろう・・と買わなかった。しかし、マーラー版についての解説が載っているらしいので、直ぐに買いに“走った”。
この事については、別の記事で書くが、このプログラムはなかなかのもの。2千円は高くなかった・・・。

最近、じっくりと聞くことが無くなった6番「田園」も含め、久しぶりに全曲を聴いた。演奏とし130101jikan ては、7番が一番良かったと思った。案の定、皆そう思ったらしく、7番が終わったとたん、大歓声・・・・(第九については別途・・・ここ
でもこのコンサートの“感じ”が分かった。会場はとにかく暑い。階が上だったこともあるが、冬の服装では汗をかく。そして「出入り自由」とはなっているが、演奏が始まると会場の人の出入りは無い。これは普通の演奏会と同じ。ただ、席によっては、部分的に聞かない人も居て・・・・。でも7番以降は、ほぼ満席。
長丁場だったので、食べ物を持って行ったのだが、結局食べる機会はなかった。ロビーでお握りを食べている人もいたが、夜7時~8時半の夕食休憩もあり、外食時間は充分。自分はアメ横まで食べに行った。

かくして、11時40分に全曲が終わった。自分の席は、端の方だったので、電車の都合で直ぐに退却。でも1階の真ん中の席の人は、なかなか席を立てなかったのでは・・・。つまり拍手が長い・・・。久しぶりのコンサートだったが、演奏が終わる毎の各演奏者に対する指揮者からの紹介と拍手が、非常に長いと感じた。これが普通なのだろうか?一般が良く分からないので何とも・・・

でもこのコンサートは予想以上に良かった。それにしても指揮者は大変。演奏者は1曲毎に交代出来るが、指揮者は一人。それに、まったく手抜きが無い。これはまさに“凄い”・・・・
今回に味をしめて、たぶん来年からは毎年行くことになりそう・・・。つまり、自分的に“年末恒例の行事”になりそうである。問題は、今後の席をどうするか・・・・。右耳が壊れている自分は、安い席でも充分に楽しめそうだが、さて来年はどうしよう・・・。2013年はS席にして、音の違いを確かめようかな・・・・
ひょんな事で実現したコンサートだったが、良い年末となった。

(関連記事)
「ベートーヴェンは凄い!2012」で、本邦初演!マーラー版の「第九」を聴いた
マーラー版「第九」のCD

130101neko <付録>「ボケて(bokete)」より


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