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2012年12月13日 (木)

日ハムの大谷を口説いた資料「夢への道しるべ」

自分は、プロ野球については門外漢だが、ニュースに出てくる話題はいちおう読んでいる。先日の、日本ハム球団が大谷選手の大リーグ行きを翻意させたという資料「夢への道しるべ」。まあ大体内容は想像つくとしても、少し覗いてみたい気もしていたが、それが日本ハムの公式サイトで公開になったと聞いた。

日ハム、大谷口説いた資料「夢への道しるべ」を公式サイトに掲載
 北海道日本ハムは13日、入団表明したドラフト1位指名の花巻東高・大谷翔平投手との交渉の際に提示した球団資料を公式サイトに掲載した。資料は「大谷翔平君 夢への道しるべ ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」と題され、個人情報など一部を除く26ページを公開している。
121213ohtani  同資料では、日本人メジャーリーガーの実績や韓国人選手のメジャー挑戦などを解説している。早期渡米については韓国野球での前例を紹介。日韓メジャー選手のキャリアを比較すると、日本野球での実績が「MLBトップの実力」「長期活躍」に影響しているとまとめた。また、参考として日本サッカーの海外移籍組のキャリアなども掲載している。
 日本ハムは、ファンや報道関係者から資料内容についての問い合わせが多かったことから、ほぼ全文を開示した。」
ここより)

日本ハムの公式HPは(ここ
「大谷翔平君 夢への道しるべ」のPDFは(ここ

一通り読んでみたが、案の定“日本ハム臭さ”は全く無い。実にアカデミックに分析している。日本から大リーグに挑戦した選手の分析は予想通りだが、韓国から大リーグを目指した選手たちのデータが同列に評価されていたのにはビックリ。なるほど、大リーグから見れば、日本選手も韓国選手も同じ。確かに韓国選手の実情を評価する事によって、データの母数は増える。
この資料作りに日本ハムがどの位の時間を掛けたか知らないが、分かるのは、10月25日がドラフト会議で、11月10日付の資料なので、2週間! 資料を見る限り、これはプロの仕事。それが最終ページを見て納得した。そこにはこの資料作成への協力者名が並んでいた。なるほど・・・(ここによると、「日本ハムは9月中旬ごろから資料作成に動いた。元高校教諭でアマスポーツ界に顔が広い大渕隆スカウトディレクターが野球界だけでなく、各競技団体に話を聞いて回った。」とのこと・・・)
この資料は今後、大リーグだけでなく、日本から海外を目指すアスリートたちの大きな指針となるだろう。

PowerPointで作られたこの資料は、まさに我々がビジネスで現役時代にさんざん作ったプレゼン資料と同じ。目的は、相手を説得すること・・・。相手が、大谷選手であろうと、システムを買ってくれる会社・組織、または電化製品を買ってくれる個人の客でも、それはまったく同じ。
つまり、いかにして相手を買う気にさせるか? 自分たちの言いたいことを、いかに納得させることが出来るか?
それは世界に通用する(誰が書いても同じ)データに基づき、理詰めの論理展開となる。
その意味では、今回の大谷翻意の原動力は、日本ハムというより日本プロ野球機構の実力そのものだったのだろう。

今回の大谷選手の日ハム入りは、ある意味当然の結果。何となく・・・(失礼!)言っていた高校生の“願望”が、これだけのデータで、(あくまでも大谷選手の夢を実現させる前提で)論破されたワケなので、これらの現実を知って、それでもなお米大リーグを目指すとなると、竹槍戦法での討ち死にを覚悟?とも見られてしまう。もちろんそれも人生の道なのだが・・・。結果として、日本ハムの熱意がこの資料に表れ、本人を翻意させたわけだ。説得される側としても、これほど有り難いことはない・・・・。

誰でも永い人生で、何度かの岐路にぶつかる。学校の選択、就職先の選択、結婚相手の選択・・・等々。それら全てに、こんな資料で分析して論理的に岐路を決めることができれば、たぶん後悔は少なくなるだろう。まあ、かえって面白くないかも知れないが・・・・。

ともあれ、日本ハムは“毎年、その時のベストの選手を指名する”との方針とのことで、昨年2011年も今年巨人に入団した菅野選手(東海大)を指名した。そのスタンスにブレはない。
今回の大人の対応で感心した日本ハム。来年の日本ハム、及び大谷選手の動向を注目していこうと思う。(←プロ野球に素人の自分は、たぶんこのことを忘れてしまうと思うけど・・・)

121213ningen <付録>「ボケて(bokete)」より

(メモ)会社から帰ると、玄関にカミさんが待ち構えていて、「ふたご座流星群を見に行く」という。仕方なく、愛犬メイ子に防寒服を着せて、自分のコートの懐に入れ、出かける。といっても、近くの小山に・・・。確かに空は広く見渡せるが、遠く水平線方向は街の明かりが煌々と・・・。ポツンと飛行機の明かりが音もなく動いている。「どっちに見える?」「分からない・・・」。ま、いい加減なもの・・・。結局、一つ見えたような気がしたが・・・。
Netによると今晩がピークで、1時間に20~30個の流星が見えると言うが、寒さに負けた・・。

●メモ:カウント~365万


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コメント

こんばんは。

(メモ)を読んで、「そうそう、今夜は…」と
外へ出てみました。寒いけど、風のないのが救い…、12時から約20分間に5つの流れ星を見ることができました。うち3つは長く流れましたよ!思い出させてくださって、ありがとうございます。

人間、毎日大小の選択をしていますね。後悔無きにしも非ずですが、自分の選択ですから、長い目で見れば、これでよかったのだと納得しています。

【エムズの片割れより】
そうですか。見られましたか。流星も、寒さへの我慢が必要なようで・・

投稿: アンディーのママ | 2012年12月14日 (金) 00:43

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