« 「社会保障改革」と「ポピュリズムとの戦い」 | トップページ | 映画「ツレがうつになりまして。」を見て »

2012年8月24日 (金)

脳梗塞の怖さ~避けるのはムリ?

昨夜、少々ショッキングな出来事があった。会社から帰ると、カミさんが一通の手紙を差し出し、読めという。昔から知っているお医者さんからカミさんへの、返事の手紙。
別に普通の手紙で、何だろうと読み始める。そこには怖い話が・・・
60代半ばだろうか、そのお医者さんが半年ほど前に、脳梗塞で半身マヒになってしまったと書かれていた。
このお医者さんは非常に元気な人だそうで、ビックリ・・・。

曰く・・・。
それまで、検診でも全て正常値で、自分の体を過信していた。中性脂肪が正常値でも動脈硬化はある訳なのに、しゃべりにくさで異変に気付いても、まさか脳梗塞とは考えられず、連れ合いの神経科医とともに仲良く誤診してしまった。
早く休んで血圧を下げようと寝て、翌朝6時に左半身に力が入らず、脳梗塞と診断がついた。しかし15時間放置していたため、脳浮腫がひどく、3週間の入院後にリハビリの病院に転院・・・・。
そして3ヶ月弱のリハビリ入院を経て、現在は自宅療養中。しかし、右がまぬがれたおかげで、車の運転ができ、字も書けるので助かった、とのこと。
そして不自由なからだになって、自分の仕事の意味も深まり、からだも変わり、疲れを自覚できるようになった、とのこと。
今では、少しずつ外来に復帰。連れ合いの同伴のもと、飛行機に乗っての出張もしたという。

自身も医師で、そばに居た連れ合いもその道の専門の医師。しかし結果として処置が遅れて、半身マヒに・・・・。
プロでさえ、こうした事態があるのだから、我々素人では、もし同じような状態になっても、如何ともし難いのでは・・・・?

脳梗塞で倒れた人の例はたくさん耳にする。でも、完全復帰している例もたくさんある。
前に同僚だったOさん。会社に出て仕事を始めたとき、急にロレツが回らなくなり、自分から救急車を呼んでくれるように頼んで、即入院。本人に言わせると、病院では何もしなくてタダ寝ていただけ・・・らしいが、結果として完全に復帰。血液サラサラの薬は飲んでいるが、好きな自動車の運転も含めて元の体に戻ったという。

調べてみると、発症した直後の3時間以内なら点滴で、6時間以内ならカテーテルでの治療が可能らしい。前にテレビで、点滴と共にみるみる体が動くようになって行く姿を見た事がある。要は、発症後何時間で専門病院に行けるか・・・が勝負らしい。
すると、これは誰でも運不運が付きまとう。発症しとときに、周りに誰かが居て、直ぐに救急車を呼べて、着いた病院で直ぐに手当されれば幸運・・・
しかし、夜の発症だと、例え脳梗塞を疑っても、夜中だからと救急車を呼ぶのを躊躇したりして時間を失いがち・・・

これらから我々は何を教訓とするか・・・。
① 一人で居ることを避ける。②自分の体調の変化に敏感になる。③もし変化があった時には、搬送先で笑い飛ばされるのも覚悟で、直ぐに救急車を呼ぶ。
ここで重要なのは、躊躇せずに救急車を呼べるか?ということだろう。概して男はダメ。「ええ?救急車?・・」と躊躇する。「そりゃオーバーでは?」と。
その点、女性の動物的な感覚は鋭い。よってその判断によること。救急車は無料だし・・・!?

我が家でも、かつてカミさんの“感”で救急車を呼んで救われたこともあった。逆に救急車を呼ばずに直接病院に自家用車で行って、なかなか病院から急患の扱いをしてもらえず、対応の時間がひどく遅れた事もあった。
つまり病院は、救急車での搬送者しか相手にしてくれない。自分で行くと、単なる時間外診療・・・・。それからの我が家では、「幾ら近くても、必ず救急車で病院に行く」と肝に銘じている。(来て欲しくない状況だが・・・)

発病も“時の運”だが、その時の処置も“時の運”。近くに病院があるか?脳外科の医師がいたか・・・・と。でもこればかりは考えても仕方が無い。先の女医さんのように、検診結果がどんな良いデータでもダメ。つまりは、“罹る時には罹る”と開き直るしかなさそうだ。
でも引き金はあるようだ。「疲れを自覚できるようになった」という文面が気になる。
つまりは日常の疲れの蓄積や、心の悩みなどは避けるとして、あとは天に任せようっと。

最期に話が飛ぶが、今日会社で、9月初めの防災訓練の予定が回ってきた。つまり「救急車を呼ぶ」訓練もしておいた方が良いかも・・・ね。疲れをためない予防措置だけでなく、何事も有り得る前提での訓練・・・。そして死ぬ時に「あれだけ練習していたのに、脳の病気で死ねなかった~~」って笑おうぜ。


« 「社会保障改革」と「ポピュリズムとの戦い」 | トップページ | 映画「ツレがうつになりまして。」を見て »

コメント

数年前娘宅で脳梗塞でした。その時私は生後間もなくの孫と留守番をしていたのですが、たまたま忘れ物を取りに戻った娘の目の前で倒れました。救急車を呼んだ時は何を大袈裟な~と思いつつ病院で直ぐに点滴。眩暈の為に5日間目も開けられず大変な思いをしましたがあの時一人なら呼ばずにそのままでいたと思います。後で如何に早く手当てをするかが大きく左右すると知り偶然に居合わせた娘に感謝です。今では後遺症も無くゆっくりゆっくりですが毎日1キロの水泳が日課です。あれからは血圧は毎日必ず計ってます。疲れは大敵です。

【エムズの片割れより】
ラッキーでしたね。疲れが引き金とすると、無理をしないことが大事なのかな・・・?
ぜひこれに懲りて、何事も無理をせず・・・。お大事に・・・

投稿: 忘れました | 2012年8月25日 (土) 01:20

先月、脳ドックで動脈瘤が見つかりました。
もし、破裂すると死亡率の高い「クモ膜下」になるそうです。
医者は、脳血管造影CT検査を進めるが、検査に2~3%のリスクが有るので、如何しますか?・・・と聞いて来た。
で、そこで、私の動脈瘤の状況は?問うと、3mm程度の瘤なので、発症率は1%以下だと言う。
なら、発症率1%の検査に2~3%のリスクを覚悟して検査することも無かろうと断った

しかし60を過ぎると身体のあちこちにガタガ来る、嫌じゃのう~涙

【エムズの片割れより】
前に現役の時、同僚が脳ドックを薦められて受けたら、同じように瘤が見付かり、結局気になるので手術を受けたことがあります。脳を開けて・・・・!
その話を聞いて以来、“絶対に脳ドックは受けない”と夫婦で誓いました。調べれば、何か出てくるもの。それを知ると、必ず気になる。ならば、調べない方が良い・・・と。
それが講じて、昔はよく行った人間ドックにも行っていません。検診でも胃や胸のレントゲンも止めてしまいました。
検診も、段々と人生観の問題になってきますね。

投稿: 杉ちゃん | 2012年9月 8日 (土) 15:19

エムズさま、小生と同じ考えですね(笑)
私も、家人から、友人から「折角、脳ドックで動脈瘤が発見出来たのに、なんで、精密検査を受けないのか?、その結果、予防処置(手術)すれば、クモ膜下になる心配が無くなるのに・・・」と言った意見が返ってきました。

しかし、私は、今日明日にでも破裂する危険性がない限り予防処置は受けないと考えました。
まあ、リスクの問題もありますが、60過ぎるとエムズさんのおっしゃる通り脳だけでなく、五臓六腑何らかのガタが来ております。もしかして癌があるかも知れません。(脳)人間ドックを診けると言うことは、自身の身体のコンディションを知るための検査と考えれば良いのではないかと思っております。つまり車の車検と同じですねぇ~。点検時タイヤのリップ部分に
細かい亀裂が発生しているが取り換え修理はオーナーの裁量です。

・・・それより、知らぬが仏の方が幸せかなぁ

【エムズの片割れより】
ホホホ・・・
私は「知らぬが仏」派・・・・

投稿: 杉ちゃん | 2012年9月 8日 (土) 22:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「社会保障改革」と「ポピュリズムとの戦い」 | トップページ | 映画「ツレがうつになりまして。」を見て »