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2012年8月の26件の記事

2012年8月30日 (木)

簡単なリースの作り方

先日、記事の“付録”にカミさんのあじさいリースの写真をアップしたら、ジュンコさんから“作り方を載せて欲しい”とのリクエストを頂いた(ここ)。
そこで、本家・エムズさん(ここここ)に頼んで、簡単なリースの作り方を書いて貰ったので、今日は“特別ゲスト・エムズさん”の執筆による記事です。

==========
「簡単なリースの作り方」~“エムズのひとり言(ここ)さん”著

簡単なリースの作り方です。
<用意するもの>
○リースの土台(120円:あまり固く編まれているとドライフラワーが差し込みにくくなります)
○ドライフラワー(アナベル・カシワバ・オレガノケントビューティ)
○ツタ(造花)
○赤い実(造花)
○りぼん
○リボンや、ツタを止める細いワイヤー
○フローラルテープ (花の枝にテープを巻き“足”を付けるため)
○ボンド(手芸用)
○ペンチ
○新聞紙(とにかく汚れます。作業する時、下に敷くため)

P10002891 *最初にリースを吊すためのヒモの位置を決め、そこを中心に飾り付けていく。(=後でリボンを取り付ける場所)

<作る手順>
1.土台に、ツタをワイヤーで止めながら一回り巻き付ける。
2.赤い実をツタの2、3カ所に、ボンドで止める。
3.ドライフラワーは、まず大きなかたまりのカシワバから3個くらいの小さな花を取って、それをひとまとめにして花束を作り、花束の枝を2、3㎝残してフローラルテープを巻いて足にする。
4.花束をリースの土台に刺してみて、収まる長さに調整する。
5.アナベルも小さな花束のようにまとめフローラルテープを巻き付ける。
6.オレガノケントビューティは、枝がしっかりしているので、テープを巻かずそのまま使う。
7.土台のツタと赤い実の空いた所に、ドライフラワーを全体のバランスに注意しながら、花束のテープを巻いた足の部分にボンドをつけて、土台に差し込む。
8.リボンは正面の上の土台の部分に、ワイヤーを使って取り付ける。

<作ってみて分かった事>
◎ドライフラワーだけだと緑の濃淡が出ないので、造花も混ぜると良い。
◎玄関など外に飾ると、色の変化が激しく、薄い茶色になるのが早い。
  (作った当初)  (約2週間後)
P10002921 P10003062

◎長くライムグリーンの色を楽しみたかったら、室内に置く方が良い。
P10001861 P10002941

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いかがでしょう・・・・
“執筆”を外注すると楽は楽なのだが・・・、結構“監修”が必要になって・・・(本日、休憩中の“片割れ”より)

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2012年8月29日 (水)

ピン(RCA)ケーブルでこんなに音が変わる

何度も書いているが、当サイトのコンセプトは、自分の“ヘエー”・・・・・・
今日は、自分の既成概念を完全に変えさせられたステレオ装置のケーブルの話。

自分は「良い音で音楽を聞く」という趣味で、常に何かのテーマを探している。つまり何かに凝っていないと、心が不安定!?
やる事が無くなって、今度はケーブルに目が行った。FMチューナー(L-02T)からHDDオーディオレコーダー(NAC-HD1)までのケーブルである。前に、5mほどのRCAケーブルの先のMP3レコーダの周波数特性(F特)をフリーソフト「Audacity」で測った事があり、高域が落ちている事に気付いた。それがキッカケで、RCAケーブルで音が変わる?という疑問に・・・

だいたい自分は思い込みの人間。マイクロホンなど、-40~-60dBで数百m引っ張る事もある。それなのに、たかだか数mの0dBで、音が変わるなど・・・とバカにしていた。
よって、電気店で高価な立派なピンケーブルをみても、「誰が買うんだろう?」と・・・。
そして使うのはもっぱらテレビなどに付属で付いてくる赤白黄のケーブル。長さが足りなければ、100円ショップで買った延長用のメス/メスのコネクタを使って・・・

それで今回ヒマ潰しに、一度だけ試しに“高級品”を使ってみる事にした。新品は不要なのでオークションで買おうかとも思ったが、どうもまがい品も混じっているようなので、何となく金額的に手頃で、有名そうなオーディオテクニカの「AT7A64/2.0」(2千円弱)という2mのピン(RCA)ケーブルを買ってみた。
しかし、それに取り替えての音の変化にビックリ!! 論より証拠・・・

いまでの音・・・
<テレビ付属のピンケーブル、計5m> 

そして今回新しく買ったケーブルの音・・・
<オーディオテクニカの「AT7A64/2.0」2m> 

前にも書いたが(ここ)、音質は人の“好み”なので、良い悪いは論じない。しかしこの音の変化、つまりサ行の摩擦音の違いにはビックリ・・・。たかだか2mでこんなに違う。
なるほど、だから趣味の人はたかだか数mのピンケーブルに、数万円も数十万円もかけているのか・・・・

結局、この音は自分の好みではないので、原点に戻ってL-02T付属のΣケーブルを使う事にした。このシステムは、原理的に、出力ピン端子の部分の信号を見ていて、そのポイントで最良となるように本体側から出力し、特性を維持してくれる。まあ30年前の機械なのでどこまで信用出来るかは知らないが、自分の好みではある。

<L-02T付属のΣケーブル 1.5m> 

次に、この3種類のケーブルについて、FM放送の局間ノイズ(ホワイトノイズの代わり)でスペクトラムをみてみた。
(付録のピンケーブル)(「AT7A64/2.0」)(Σケーブル)
Photo Photo_2 Photo_4

廉価版のケーブルに対して、テクニカはかなり高域が上がっているのが分かる(15KHzで+3.5dB)。Σケーブルは、廉価版に対して若干上がっている(15KHzで+2dB)。これはΣケーブルが正解で、廉価版ケーブルは高域が若干落ちている、ということ。

NHK東京FMがスカイツリーに移る前は、マルチパスの関係で100Km先の弱い水戸局を受信しており、L-02Tの出力は、約1dBほどS/Nが良かったを固定出力を使っていた。しかし今は電波が強いので、S/NもΣ出力で十分。つまり、今でこそ堂々と(?)原理的にケーブルのロスを補正してくれるΣ出力を使えるのだ。

ひょんな事から、原点のΣ出力を見直した。それにしても、L-02TなればこそΣ出力に戻れたが、もしそれが無かったら、たかだか2mのケーブル探しに苦労したかも・・・
いやはや思う込みは怖い。次は光ケーブル??
まさか光は信号がデジタルなので、ケーブルに依存する事などあり得ないと思うのだが、それも自分の思い込み??
マ、わざわざ何かを探しては、一喜一有しているエムズくんではある。

(関連記事)
RCAケーブルをモガミで自作した話 

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2012年8月28日 (火)

NHK BS「うたの家~歌人・河野裕子とその家族」を見て

NHK BSプレミアムドラマ「うたの家~歌人・河野裕子とその家族」(2012/08/26放送)(ここ)を見た。

歌人・河野裕子氏と夫である永田和宏氏については過去に4~5回ほど自分も記事を書い120828kawanoyuuko た。(左の検索欄で「河野裕子」または「永田和宏」で検索すると出てくる)
歌を中心にした“幸せ家族”のドラマかと思って見たが、違っていた。河野さんの乳がん発病から死に至るまでのドラマだった。
このドラマで、河野さんというより、死の前の「怒り」について考えてしまった。

文章では前に読んでいたが、河野さんは乳がんの手術を終えてから、後遺症と再発の恐怖で、かなり精神が動揺したという。それを夫君に当たり、一時は離婚まで考えたほどだったという。
ドラマは、その辺りの事情をリアルに描く・・・・
外から見ると、誰もがうらやむ幸せ家族。しかし、病魔によって、「なぜ自分一人だけ・・・」と怒りに・・・。そして夫君に対して「私がこうなったのはあなたの責任でしょう。どうしてくれるの!」と詰め寄る。そして段々と、周囲の状況も無視して・・・・。
そして夫君の短歌界では最も権威ある賞とされている晴れの迢空賞の受賞式でも荒れる・・・。そしてエレベータの中で、罵倒に耐えかねた娘からピンタを食らい、ハッと我に返る・・・
河野さんの荒れについて娘は語る。「一番大事で一番頼りにしている父が、自分の元から120828kawano 居なくなってしまう、自分から遠くになってしまうかもしれないという所が根底というか・・・・。女性として乳房を取ったりの焦りの中で父が脚光を浴びて、また自分が置いて行かれるのではないかとか・・・。母は父を愛し過ぎている故に、その裏返しとして荒れたのだろう。無理難題とか父を責めることで、自分につなぎ止めていたのだろう」・・。
写真からは穏やかそうに見える河野さんも凄まじいが、その責めに耐えかねて夫君が「一度だけ切れた」と長男が語る場面もすさまじい。呼ばれた長男が家に行ってみると、河野さんの尋常ならざる様相をずっと黙って聞いていた永田さんが、突然切れた。花瓶を投げつけてたたき割り、椅子をテレビに向かって投げ、トイレのドアを蹴破って大声で泣き叫んだ・・・。
こんな紳士をそこまで追い込む河野さんの「怒り」・・・・。

キューブラ・ロスの「死ぬ瞬間」によると、人は死までに、「否認」⇒「怒り」⇒「取引」⇒「抑うつ」⇒「受容」という5段階を経るという。(ここ
その観点で見ると、河野さんは「怒り」の段階だったらしい。そして手術の8年後に再発したときは、穏やかにそれを受け入れたという。「とうとう来ましたか・・」と。

ふと1年前に亡くなった義姉を思い出した(ここ)。
末期ガンの告知を受けても動じなかった義姉。そして淡々と去って行った。そこには、少なくても我々からはキューブラ・ロスの死への5段階を経たようには見えなかった。

誰にも順番に訪れる死。家族を含めそれがいつかは分からない。しかしその時は確実に来る・・・。
そのとき、自分は、そして家族はそれにどう対応出来るか・・・。
この番組は単なるひとつのテレビドラマではあったが、事実に基づいたひとつの死への道程、という意味で、有名な二人の歌人という立場を越えてのひとつの人間ドラマとして、自分はこの番組を捉えた。つまり、ある一人の人間の死の前に、ドラマそのものの優劣などの価値観が吹っ飛んでしまった感じの番組だった。
彼のキューブラ・ロスも自分の死に際しては乱れたという。そう、乱れても良いのだ。人それぞれ、乱れようがどうしようが、それぞれ自分なりの死があっても良いではないか・・・。

(関連記事)
「主のない電話」~永田和宏著「家族の歌」より 
「相槌」~河野裕子「家族の歌」より 
歌人・永田和宏氏のエッセーの朗読 
永田和宏氏の短歌の世界・・・ 
大和田りつこの「夕方のお母さん」 

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2012年8月27日 (月)

NHKラジオ「今週の明星」と「ひるのいこい」のテーマ

先日のNHK「ラジオ深夜便」で、古関裕而の特集をやっていた。その中で、懐かしい旋律が・・・

<NHKラジオ「今週の明星」のテーマ>

「今週の明星」
  作詞:藤浦 洸
  作曲:古関裕而
輝きよ 輝きよ 今宵また美わしく
若き夢とあこがれの 光の美星よ

これに続くナレーションが・・・
「日曜の夜のひととき、流れくる歌の調は、想い出の歌、新しい歌、皆様の希望を乗せて輝く今週の明星、九百九十九夜(?)であります。」・・・

夜空高く愛の星は 若き胸にささやき
思い込めて忍び寄るは 楽しい歌の美星よ

(2012/08/29追)
<1975年2月16日放送NHKテレビ「ビッグショー古関裕而」から「今週の明星」>


(アナウンサー:酒井弘、ナレーター:山川静夫)

この旋律は、シニア層のほとんどの人の耳に残っている。しかし、このように全曲を聞く機会はめったにない。
「今週の明星」についてWIKIには「1950年1月8日に放送開始。当初からNHK東京放送会館スタジオからの公開生放送で、テーマ音楽は古関裕而。1953年から1956年まではNHK総合テレビでも同時放送され、特にテレビ放送開始日の1953年2月1日は日比谷公会堂からの公開生放送であった。番組は1964年4月2日に終了。」とある。
つまりこの歌は。もう半世紀も前に終わっていたのである。

それに引き替え、こんな旋律も・・・
<NHKラジオ「ひるのいこい」のテーマ>

この旋律は今でも昼に流れている。FM放送でも流れているので、音の良い音楽は聞いた事がある。しかし全曲をナレーション無しで聞いたのは初めて。
同じくWIKIによると「『ひるのいこい』とは、年末年始を除く月曜日から土曜日まで、12時台にNHKラジオ第1、NHK-FM、NHKワールド・ラジオ日本で放送されている番組。NHK有数の長寿番組。前身は1950年放送開始の『農家のいこい』。」とある。「ひるのいこい」になったのは1952年らしい。
つまりこのテーマは、何と60年も流れていることになる。
このテーマを聞くと、頭の中には平和な田園風景が広がる。ポカポカとのどかな・・・。
そんな意味では、この旋律は貴重な“ヒーリング・ミュージック(心に安心感を与えたり、リラックスさせたりする音楽)”なのかも知れない。

●メモ:カウント~325万

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2012年8月26日 (日)

「幸せな最期とは 延命至上主義に転機」

先日の日経新聞の「医療再建」というコラムにこんな記事があった。曰く・・・

幸せな最期とは 延命至上主義に転機
 名古屋市近郊の住宅地にあるロッジ風の建物。外観はペンションだが、住人は寝たきりの高齢者ばかりという賃貸アパートだ。入居できるのは「要介護4、5で経管栄養の方」のみ。腹に小さな穴を開け、外から胃に管をつないで栄養を送る「胃ろう」の人が多い。
 寝たきりの住人の世話は在宅介護サービス、医療は訪問看護などで支える。施設の責任者は「入居者の家族のため」を強調する。身体の弱った認知症の高齢者に口から食事させると、誤ってのみ込み肺炎を起こすリスクがある。胃ろうはその心配がなく、介護者の負担は小さい。
 厚生労働省の昨夏の発表によると、胃ろうの高齢者ばかりを集めた有料老人ホームは全国に10カ所。有料老人ホーム以外の施設も多く「氷山の一角」とされる。介護疲れからこうした施設を頼る家族は少なくない。
 全国で胃ろうの患者は40万人とも50万人ともいわれる。本人は意思を示せないため家族の判断で胃ろうを始める場合が多い。回復の兆しが見えなくても、いったん始めた胃ろうを外すのは難しい。
 「それは父の望んでいた最期ではない」。東京都世田谷区の関屋利治さん(48)は2年前、末期がんの父親(当時84)に胃ろうを作る手術を拒んだ。少し延命できるかもしれなかったが、父親自身が「無理な治療は要らない」と話していた。父親は「ありがとう」と言い残し、自宅で家族に囲まれて亡くなった。
 日本老年医学会は今年、11年ぶりに終末期医療の基本見解を見直した。「患者の尊厳を損なったり苦痛を増やしたりする場合は治療の差し控えや撤退も選択肢」と延命一点張りを戒めた。とりまとめた飯島節・筑波大教授は「延命を追求しすぎると患者の利益にならないこともある」と語る。 関西の中堅病院で患者の家族に延命措置として胃ろうを説明し、希望されれば胃ろうを作る内科医は「自分は絶対に胃ろうは嫌」と話す。どんな状態でも長く生きたいと願う人もいれば、そうでない人もいる。100人超の国会議員でつくる「尊厳死法制化を考える議員連盟」(増子輝彦会長)は延命措置をとらなかったり中止した医師の免責を定めた法案を検討中だ。
 財政破綻した夕張市。171床の総合病院は19床の診療所に縮小し、約100人に増えた在宅療養の患者を医師の森田洋之さん(40)らが往診する。森田さんはかつて九州の病院で胃ろうを作る手術を繰り返していたが、そんな医療に疑問を感じ、夕張へ移り住んだ。
 今は肺炎ワクチンなどによる予防医療に力を入れる。入院しないことを目指す医療で「夕張市は死亡率が下がり、医療費も減った」(森田さん)。5年前に全国並みだった1人当たりの高齢者医療費は、全国より年10万円安くなった。
120826irou  厚労省によると、生活に制限のない「健康寿命」は女性が73.6歳、男性は70.4歳。平均寿命との差である「不健康な期間」は女性が12.8年、男性は9.2年になる。人生最後のままならぬ月日をどう過ごすか。判断力を失ったらどうするか。問われているのは私たちの生き方そのものだ。」(2012/08/18付「日経新聞」p5より)

「平均寿命」はよく聞くが「健康寿命」とは・・・。それが79歳だという。それ以降は不健康状態!?
こんな話を聞くと焦る・・・。これを“マジメに”捉えると、自分はあと“たった5年”しかない・・・。たった5年だぜ!?
足腰が動くウチに、やりたい事をやっておかなければ・・・

カミさんにこの話をしたら、「人それぞれ違うので、気にするだけバカバカしい・・・」って。そりゃそうだ。寿命と同じで、確かに人それぞれ・・・
でもそれがいつかは別にして、体が動くウチに、やりたい事はやっておかなければ。
では何をする?・・・海外旅行?・・・体力を使う事でやりたい事ってそんなに無いな・・・。

先日、21時のNHKニュースで放送していたが、最近、森林墓地が注目されており、都の樹林墓地の初の抽せん会は16倍の競争率だったとか(ここ)。
つまり、子どもたちに先祖のお墓の継承という負担を与えないため、先祖代々の墓を処分して自分たちは森林墓地を選ぶ人もいるとか・・・。
一方イギリスでは、全身がまひ状態となり安楽死を望みながら裁判所に訴えを退けられた男性が、みずから食事を拒否するようになって死亡して、安楽死の是非を巡る議論が高まっているとか・・・(ここ)。

誰でも、人生で与えられている時間は段々と少なくなって行く。それで、充実した毎日を送っていますか??・・という議論。
何?聞く前に自分はって??もちろん自分の毎日は充実しまくっているのさ・・・!?(たぶん・・・。恐らく・・・。今日だって「あなたへ」という映画を見て来たし・・・。トホホ・・・)

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2012年8月25日 (土)

映画「ツレがうつになりまして。」を見て

(今頃)映画「ツレがうつになりまして。」(ここ)を見た。
この映画は、名前だけは知っていて、見ようかと思っているうちに終わってしまったもの。それが、先日、あるDVDレンタル通販で、送料込み240円で貸していると知り、送って貰って見たもの。別に期待して見たわけではないが、なかなかの優れもの・・・

映画が公開されたのが、昨年2011年10月、DVDの発売が今年(2012年)4月だというので、今更・・という映画だが、それがなかなかなのだ。
120825tsuregautuni ストーリーは至って単純。リストラにも生き残った優秀なサラリーマンの夫が、うつ病になって、売れない漫画作家の妻との闘病日記、といったところか・・・・
しかし見終わった後の、この暖かさは何だろう?・・・

この夫婦、違和感が無いな・・・と思ったら、そうだNHK大河ドラマ「篤姫」の時の組み合わせだ。何よりも、宮﨑あおいの妻の、ツレ堺雅人に対する暖かさが良い。夫がうつ病なんて、良くある話だが、普通は家庭の中は真っ暗になり、夫の退職などをキッカケに、離婚騒動に発展するケースも・・・。しかしこの夫婦、妻が「退職しないと離婚だよ」と逆に脅迫するありまさ・・・。
しかし普通は、原因の“仕事”から離れてゆっくりと休めば、うつ病が良くなるような気がするが、どっこいそんなに甘くない。振り子のように病状は揺れ、年単位の闘病になっていく。
うつ病を「心の風邪」などと呼んでいるが、そう侮れない・・・。でも宮﨑あおいの妻は「宇宙風邪」と呼んで、明るくそれに接していく。そして決して頑張らない・・・。まさに病人にとっては理想的な環境。でも病状は・・・・

見終わって、Netで見たら、やはり実話。こんなリアルな話は、フィクションでは難しい。
それにしても役者は大変・・・。ペットのイグアナとの癒しシーンが随所に出てくるが、この二人は“対イグアナ関係”はどうなんだろうと心配してしまう。犬と違って、少しマニアックなペット・・・
カミさんに言ったら、「役者なんだから、何でもOK」とか・・・。つまり役で必要なら、何でもこなすのが役者・・・。まあ、そうだけど・・・・

一番ビックリしたのは、カミさんが言うには2009年に放送されたNHKのドラマ「ツレがうつになりまして。」を自分も一緒に見たのだという。自分はまったく覚えがない。しかしカミさんは、確かに自分と一緒にNHKで放送されたこのドラマを見たという・・・・・。(とうとう自分もボケが始まった・・・?)
ともあれ、心がホンワカする良いドラマを見せて貰った。「健やかな時も、病める時も、君と一緒に居たい」というコンセプトが何とも心地よい。

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2012年8月24日 (金)

脳梗塞の怖さ~避けるのはムリ?

昨夜、少々ショッキングな出来事があった。会社から帰ると、カミさんが一通の手紙を差し出し、読めという。昔から知っているお医者さんからカミさんへの、返事の手紙。
別に普通の手紙で、何だろうと読み始める。そこには怖い話が・・・
60代半ばだろうか、そのお医者さんが半年ほど前に、脳梗塞で半身マヒになってしまったと書かれていた。
このお医者さんは非常に元気な人だそうで、ビックリ・・・。

曰く・・・。
それまで、検診でも全て正常値で、自分の体を過信していた。中性脂肪が正常値でも動脈硬化はある訳なのに、しゃべりにくさで異変に気付いても、まさか脳梗塞とは考えられず、連れ合いの神経科医とともに仲良く誤診してしまった。
早く休んで血圧を下げようと寝て、翌朝6時に左半身に力が入らず、脳梗塞と診断がついた。しかし15時間放置していたため、脳浮腫がひどく、3週間の入院後にリハビリの病院に転院・・・・。
そして3ヶ月弱のリハビリ入院を経て、現在は自宅療養中。しかし、右がまぬがれたおかげで、車の運転ができ、字も書けるので助かった、とのこと。
そして不自由なからだになって、自分の仕事の意味も深まり、からだも変わり、疲れを自覚できるようになった、とのこと。
今では、少しずつ外来に復帰。連れ合いの同伴のもと、飛行機に乗っての出張もしたという。

自身も医師で、そばに居た連れ合いもその道の専門の医師。しかし結果として処置が遅れて、半身マヒに・・・・。
プロでさえ、こうした事態があるのだから、我々素人では、もし同じような状態になっても、如何ともし難いのでは・・・・?

脳梗塞で倒れた人の例はたくさん耳にする。でも、完全復帰している例もたくさんある。
前に同僚だったOさん。会社に出て仕事を始めたとき、急にロレツが回らなくなり、自分から救急車を呼んでくれるように頼んで、即入院。本人に言わせると、病院では何もしなくてタダ寝ていただけ・・・らしいが、結果として完全に復帰。血液サラサラの薬は飲んでいるが、好きな自動車の運転も含めて元の体に戻ったという。

調べてみると、発症した直後の3時間以内なら点滴で、6時間以内ならカテーテルでの治療が可能らしい。前にテレビで、点滴と共にみるみる体が動くようになって行く姿を見た事がある。要は、発症後何時間で専門病院に行けるか・・・が勝負らしい。
すると、これは誰でも運不運が付きまとう。発症しとときに、周りに誰かが居て、直ぐに救急車を呼べて、着いた病院で直ぐに手当されれば幸運・・・
しかし、夜の発症だと、例え脳梗塞を疑っても、夜中だからと救急車を呼ぶのを躊躇したりして時間を失いがち・・・

これらから我々は何を教訓とするか・・・。
① 一人で居ることを避ける。②自分の体調の変化に敏感になる。③もし変化があった時には、搬送先で笑い飛ばされるのも覚悟で、直ぐに救急車を呼ぶ。
ここで重要なのは、躊躇せずに救急車を呼べるか?ということだろう。概して男はダメ。「ええ?救急車?・・」と躊躇する。「そりゃオーバーでは?」と。
その点、女性の動物的な感覚は鋭い。よってその判断によること。救急車は無料だし・・・!?

我が家でも、かつてカミさんの“感”で救急車を呼んで救われたこともあった。逆に救急車を呼ばずに直接病院に自家用車で行って、なかなか病院から急患の扱いをしてもらえず、対応の時間がひどく遅れた事もあった。
つまり病院は、救急車での搬送者しか相手にしてくれない。自分で行くと、単なる時間外診療・・・・。それからの我が家では、「幾ら近くても、必ず救急車で病院に行く」と肝に銘じている。(来て欲しくない状況だが・・・)

発病も“時の運”だが、その時の処置も“時の運”。近くに病院があるか?脳外科の医師がいたか・・・・と。でもこればかりは考えても仕方が無い。先の女医さんのように、検診結果がどんな良いデータでもダメ。つまりは、“罹る時には罹る”と開き直るしかなさそうだ。
でも引き金はあるようだ。「疲れを自覚できるようになった」という文面が気になる。
つまりは日常の疲れの蓄積や、心の悩みなどは避けるとして、あとは天に任せようっと。

最期に話が飛ぶが、今日会社で、9月初めの防災訓練の予定が回ってきた。つまり「救急車を呼ぶ」訓練もしておいた方が良いかも・・・ね。疲れをためない予防措置だけでなく、何事も有り得る前提での訓練・・・。そして死ぬ時に「あれだけ練習していたのに、脳の病気で死ねなかった~~」って笑おうぜ。

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2012年8月23日 (木)

「社会保障改革」と「ポピュリズムとの戦い」

もうお盆休みも終わってしまったが、先日の朝日新聞の社説に、我々シルバー族にとって、なかなか厳しい議論が・・・・。曰く・・

社会保障改革 ―孫の顔を思い描けば
 年金生活を送る皆さん。
 お盆で、久しぶりに子どもや孫の顔をみて喜んだ方も多いのではないでしょうか。
 でも、子育て真っ最中の息子や娘から「いまの年金は高すぎる。私たちは損ばかり」とか、「病院に行ったら、窓口負担をもっと払って欲しい」と言われたら……。
 「私たちも苦労したし、保険料はちゃんと払った。年金や医療を受ける権利がある」とやり返したくもなる。険悪な雰囲気になるのは間違いありません。
 いま、日本社会はそんな難しい局面にあります。
 高齢者に厚く、現役世代に薄い日本の社会保障は、少子高齢化が進むなかで見直さざるをえません。世代間でどうバランスをとればいいのでしょう。
 国会で消費税の増税が決まった後、「社会保障の効率化や切り込みが不十分だ」という意見が目立っています。
 年金を引き下げたり、支給開始年齢を遅らせたりする。医療費では、1割に据え置いている70~74歳の窓口負担を法律通り2割にする。いずれも政府内で検討されたのに、法案には盛り込まれませんでした。
 政治家が、有権者としてパワーを持つ皆さんの反発を恐れているからです。物価が下がった時に据え置いた年金を本来の額に戻す法案すら、実質的な審議に入れないままです。
 年金額の引き下げや窓口負担増に敏感になるのは、よくわかります。もう自ら働いて稼ぐのは難しい。病院に通う回数も多くなりますから。
 しかし、子や孫の生活も考えてみましょう。リストラや給与削減、住宅ローンや教育費で苦しんでいないか。その割に税金や保険料の負担が重くないか。国の借金をこれ以上増やすと、孫の世代に大増税が必要になるのではないか――。
 「しょっちゅう、小遣いを渡している」だけでは、社会全体には広がりません。
 むろん、生活が苦しいお年寄りがいます。高齢者世帯の1割は貯蓄がゼロで、生活保護を受ける4割は高齢者世帯です。
 一方で、1割は3千万円以上の蓄えがあり、土地などの資産を持つ人も多いのです。
 裏返せば、年齢だけで一律に医療の窓口負担を軽くしたり、保険料を低くしたりすることは理屈に合いません。
 まずは自分たちの負担分を少しでも増やす。そのうえで、年齢にかかわらず所得と資産に応じて負担し、必要な給付は受けられるような制度にする。そう進むべきだと思いませんか。」(2012年8月19日(日)付「朝日新聞」社説より)

う~ん。何ともコメントが無いな・・・・
でも「政治家が、有権者としてパワーを持つ皆さんの反発を恐れているからです。」というくだりは、良く聞くこと・・・。

それに関して、日経新聞ではこんな議論もあった。
ポピュリズムとの戦い
 日本経済の立て直しのためには、財政の再建と成長力の引き上げが車の両輪となる。
 このうち財政再建は、ポピュリズムとの戦いがカギとなる。財政再建のためには社会保障費を削り、税・社会保険負担を増やす必要があるが、いずれも国民に不人気な政策となるからだ。
 では、成長戦略についてはどうか。政府は7月末に「日本再生戦略」を閣議決定したが、これには3つの重要な部品が欠けている。
 第1に、民間企業の活力を十分発揮するためには、政府がエネルギーの安定供給に向けた指針を明確に示す必要があるが、再生戦略は「原発への依存をできるだけ減らす」とするだけで、明確な筋道を示していない。
 第2に、再生戦略では、医療福祉分野で2020年度までに50兆円の需要と284万人の雇用を創出するとしているが、それを支える社会保障の制度的枠組みが不明だ。「増える需要を財源面でどう支えるのか」「民間企業が提供するサービスをどう位置づけるのか」「保険に縛られない混合診療などをどう位置づけるのか」などについての財政的、制度的展望が示されていないのである。
 第3に、今回の戦略では、農林漁業の活性化を重点項目としているが、それに関連して環太平洋経済連携協定(TPP)にどう対応するかが不明のままである。TPPに加入せず農林水産業を保護し続けるのか、TPPに加入し、農林水産業を厳しい国際競争の波にさらすことによって効率化を図るのかが問われているのだが、TPPについて「関係国との協議を進め、十分な国民的論議を経た上で、結論を得る」としているだけである。
 この3つの部品は、いずれも国民に厳しい選択を迫るものばかりである。急テンポで脱原発を進めれば、電力コストは高くなり国民負担も高まる。急増する医療・介護需要を従来どおりの社会保険で賄えば、税または保険料負担は高まる。TPPを拒否して保護政策を続ければ財政支出は増加し、TPPに加入すれば農林漁業従業者は厳しい効率化を迫られる。いずれも何らかの負担を負う問題ばかりである。
 今後、欠けた重要部品を補って成長政策を進める上では、国民に不人気な政策にも取り組む必要がある。成長政策もまたポピュリズムとの戦いとなるのである。(隅田川)」(2012/08/17付「日経新聞」「大機小機」より)

(*「ポピュリズム」=政治に関して理性的に判断する知的な市民よりも、情緒や感情によって態度を決める大衆を重視し、その支持を求める手法あるいはそうした大衆の基盤に立つ運動をポピュリズムと呼ぶ。~ここより)

つまりは社会保障改革も、財政再建も、ポピュリズムとの戦いとなるということ。つまりは、我々シルバー族がオトナの対応が出来るか、それとも目先の負担に口を尖らすか・・・。

良く聞く言葉に「総論賛成、各論反対」がある。理屈では分かっていても、実際の負担が自分の所に来る事が分かると、ツイ感情的に“反対!!!!”・・・。マッ、良くある話・・・。
ところで、後期高齢者とは75歳以上で、65~74歳を前期高齢者と言うのだそうだ。
大きな声では言えないが、あと数か月で自分も前期高齢者の仲間入り・・・・・
ここまで書いて、何か急に元気が無くなった・・・
そうか・・・。自分もいよいよ“高齢者”の一人か・・・・って。

そうだ。ポピュリズムか何か知らないが、少なくても高齢者には優しくしないといけないよね。それが結論だ~!(この記事・・・、何のこっちゃ!?)

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2012年8月21日 (火)

「高齢者よ肉食を!~骨折・貧血を予防」

今日は昼食に、久しぶりにトンカツを食べてしまった……
先日の日経新聞にこんな記事があった。高齢者は肉を食え! 曰く・・・

高齢者よ肉食を!~骨折・貧血を予防
 高齢者こそ「肉食」のススメ。中高年にとって、肉を食べるのは肥満の原因といわれてきた。しかし、食が細くなりがちな高齢者は意識して肉を食べるようにした方がよい。転倒による骨折や貧血などを防げる。老化を遅らせる効果も期待でき、専門家は「毎日食べてほしい」と話す。
やせ形の寿命短く
 中高年にとって、肉のとりすぎはメタボリック(内臓脂肪)症候群につながるという印象が強い。だが、高齢者だと事情が変わる。
 同研究所が高齢者を8年間追跡調査したところ、体重を身長の2乗で割って出すBMI(体格指数)が20以下のやせている高齢者は早く亡くなる傾向にあった。老化に伴って食が細くなるうえに、栄養の吸収効率が下がる。野菜ばかり食べていたら、栄養不足になってしまうからだ。
120821nikuwokue  特にたんぱく質が不足すると、足腰の筋力が低下し、転倒しやすくなる。高齢者の弱った骨は折れる危険性も高く、寝たきりになってしまう。病原体などから身を守る免疫機能も低下しがちだ。
 人間の筋肉や内臓などを作るたんぱく質は20種類のアミノ酸からできている。トリプトファンやリジン、バリン、メチオニンなど9種類の「必須アミノ酸」は体内では合成できず、食事で補うしかない。肉は魚介類とともに必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。一方、植物性食品は大豆を除いて含有量が少ない。
 「肉は最も効率的に必須アミノ酸を体内に取り込める」と、日本獣医生命科学大学の西村敏英教授は強調する。肉に含まれるアミノ酸は加熱調理しても壊れにくい。体内で吸収される効率も97%と高く、植物性の84%を上回る。
 貧血予防にも役立つ。貧血は若い女性に多いと思われがちだが、高齢者でも10人に1人いるとされる。特に多いのが鉄分が不足することで起こるタイプだ。
 鉄分が多い食品というとホウレンソウを思い浮かべる人が多いが、体内に吸収されにくい構造になっている。肉に含まれる鉄分は吸収効率が20~30%と、植物性のものよりも2~5倍高い。牛肉の赤身やレバーは鉄分を多く含む。
 脂肪に含まれるコレステロールも、適量なら血管を丈夫にし、脳卒中を防止する効果があるとの報告も出ている。
 目安は一日100グラム
 では、どれくらいの量を食べればよいのか。獣医生命大の西村教授は「1日に100グラムが目安となる。最低でも、朝食、昼食、夕食のどこかで食べるようにしてほしい」と話す。
 厚生労働省は大人が1日に摂取するたんぱく質の目安を男性60グラム、女性同50グラムに設定している。肉100グラムだととりすぎのような気がするが、たんぱく質の量はその2~3割ほど。高齢者は吸収効率が落ちており、食べ過ぎは気にしなくてよいという。
 高齢者はかむ力が落ちており、弾力のあるステーキやとんかつは食べにくい。都医療センター研の成田研究員は「ひき肉や薄く切った肉を使えば、加熱調理しても硬くなりにくく食べやすくなる」と助言する。長く煮込めば軟らかくなるので、シチューなどのメニューを選ぶのも手だ。肉の縮維を包丁で細かく切ることも大切だ。
 「脂っぽさがいやだ」という人には、焼き鳥や焼き肉などの網焼き料理がお勧めだ。調理の過程で脂が落ちる。レモンやゆず、ポン酢などと一緒に食べるとさっぱりして食べやすくなる。
 一人暮らしだと食事をつくるのが面倒で弁当などで済ますという人も多い。仲間が集まって一緒に食材の買い物や料理をすると、食が進みやすいという。楽しく量を食べるために会食の機会を増やすことも大切だ。(上林由宇太)」(2012/08/19付「日経新聞」より)

なるほど・・・。“老人は肉を食え”か・・・・
この話で思い出すのが、100歳の現役医師の日野原先生。前テレビで夕食にビフテキをペロリと食べていた風景が記憶に残っている。やはりあれが力の源泉だったのか・・・

言うまでもなく、動物の体は、食べたものによって作られる。よって人の健康は食べたものに左右される。だから食事は大切であり、バランスの良い食事が大切・・・。これは常識・・・
世の中、ベジタリアンとか、食事についての主義主張は色々あるが、我々一般ピープルは、あまり主張はない。ただ好き嫌いはある。よって、よほど意識しないと、段々と自分の好きなものしか食べない傾向となるもの。
でもそれは自由な独り者の話。通常の家庭では、特に男は、カミさんが作る物を黙って黙々と食べる・・・・。それは家庭の(シリアでは失敗したが)平和維持活動のひとつ・・・
でも結局それが一番だ。ほとんどの家庭の主婦は「家族の健康維持が、自分の一番の責任」と思っている(のだろう)。よって出てきた食事は、自分たち家族の健康を最も良く考えて作られたもの・・・(のはず)。
だから出て来た食事を黙って食べるのが、健康の秘訣なのは言うまでもない・

ン? ウチ??・・・・
新婚当時から、まあ色々あった・・・。「これはバツ!」とハッキリと言ってきたので・・・。自分からすると「○か×かをキチンとコメントした方が、料理技術の向上に役立つはず・・」なんて言う理屈。これが(言うまでもなく)まったくの不評・・・。(ここまで読んだ人は気が付くように、まかり間違えば、殺人事件に発展した可能性も・・・!?)
今考えると、“よく言えたな~~”とゾッとする。(殺されなくて良かった・・・!)
今???「イヤなら食うな!」と“優しく”言われるだけさ・・・・

しかし子供の頃から“生野菜大嫌い人間”の自分が、特に年を取ってから“野菜しか出ない食卓”に慣らされ・・・、否、生きるためには何かを食べないと・・・という脅迫観念に耐えて食べてきた結果、結構ナマ野菜も食べられるようになってしまった・・・。
フト愛犬メイ子の食事風景と重ね合わせる・・・。若しかすると、自分はカミさんから与えられる“エサ”によって何とか生き延びている籠の鳥??・・・なんて思ってしまうこの頃である。
おっと話が飛んでしまった。まあ肉も含めてバランスの良い食事に心掛けましょうね。ホホホ・・・

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2012年8月20日 (月)

NHKスペシャル「最期の笑顔~納棺師が描いた 東日本大震災~」を見て

先日放送されたNHKスペシャル「最期の笑顔~納棺師が描いた 東日本大震災~」(2012年8月17日放送)を見た。
何とも見るのが辛かった番組である。でも見終わってから、心にジンと残った作品である・・・。

NHKのHPにはこうある。
「水彩画で描かれたやさしく、穏やかな笑顔・・・。一枚、一枚、水彩絵の具で丁寧に描かれた「目を閉じた“笑顔”」、横には手書きの言葉が添えられている・・・。
「おかあさんだ、おかあさーん! 復元後に対面してもらったとき、娘さんたちが大声で泣いた・・・お母さんもきっとね 娘さんたちのために大きな声で泣いてる・・・」
絵を描いているのは被災地の「おくりびと」笹原留似子さん(ささはら・るいこ)、40才。津波に流され損傷した遺体の傷をボランティアで修復、死化粧を施して家族に最後の対面をさせてきた納棺師だ。生後10日の赤ん坊から90才を超えるおばあちゃんまで、300人を超える遺体を手がけてきた。修復された遺体は皆、安らかな微笑みを浮かべた表情になり、家族と最後の対面を果たした。番組では、優しい“絵”、そして笹原さんによって最後の対面をした時の家族の“言葉”の中から、震災という悲劇の中に見いだされた家族の愛情の深さ、人間の優しさを見つめ直したい。 」(
ここより)

子ども4人を残して亡くなったある家庭が紹介される。お母さんが東日本大震災のとき、子120820nhk 供を迎えに行く途中、車に乗っていて津波に巻き込まれたという。発見されたのは1ヶ月後・・。そして夫は悩む。残された4人の子どもに、最期の別れにお母さんと会わせたいが、とても見せられない・・・(写真はクリックで拡大)
そこを復元納棺師の笹原留似子さんは3時間をかけて、お母さんの顔を遺影を元に修復。それを見て、夫は「これなら子どもに会わせられる・・・」。
そしてお母さんと会った子どもたちは・・・・。
1歳の次男は分からなくてきゃーきゃー・・・。
次女(現7歳)は、ずっと泣きっぱなし。
長女(現9歳)は、ずっと脇で見ていて、ぼそっとひと言「ああ(お母さんは)帰ってくると思っていたのにな…」
そして長男(現10歳)は近寄ろうともしなかった。手を引っぱって近づけたら、その時にわっと泣いて、たまっていたものが爆発したように泣いて・・・・
何とも切ない場面だが、夫は「子どもにとっては、お母さんとの最期の別れが出来て、本当に良かった・・・」と。

最近は葬儀で、死に顔を会葬者に見せる事が多い。昔は家族だけだったのに、最近は蓋をする前に、会葬者が花を棺に入れるのが普通になってきた。しかし我が家では、この行為に対してどうも異論が多い。
自分としては、知っている人ならまだ分かるが、知人の親など、知らない人の場合は困るな、と思う。もっとも、そんな時は逃げるが・・・
そしてカミさんは、死に顔を見せる時にはそれなりにちゃんとしてから見せるべき、と強く言う。前に親友が亡くなったとき、いかにも苦しそうな顔だったので、そのときの顔が忘れられないという。顔の修復をしないままだと、まさにさらし者になってしまうという。これは家族の責任。せめて他人さまに見せられる状態かどうかを良く認識してから動かないと、お互いに不幸。若い遺族だとそこまで気が回らず、葬儀社がそんな事はお構いなく、型通りにセレモニーを進めてしまうのだろう。
それを経験したカミさんの語調は強い。「私の場合は、絶対に顔を修復して。そうでなければ、絶対に見せないで・・・」「分かった・・・」(どうせ自分が先なのに・・・・)

120820memo この番組で出てくる、笹原留似子さんが描いた「絵手紙」が素晴らしい。その時々を思い出しながら、優しい顔と、その時のコメントが書き添えられている・・・
その絵、その言葉、その文字が何とも優しいのだ・・・・

もしその時が来たら、自分もこの人に頼めると嬉しいのだが・・・・と、つい思ってしまった番組であった。

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2012年8月18日 (土)

「若者にも高齢者にも厳しいドイツ」

先日の日経新聞「大機小機」に、ドイツについてのこんな記事があった。曰く・・・

若者にも高齢者にも厳しいドイツ
 このほどドイツの大学や福祉施設を訪ねた。ハイデルベルクやマンハイム、かつてシーボルトが学んだヴュルツブルク大学でカリキュラムの一部を説明してもらったが、いずれも、学生を徹底的に鍛えるスタンスに変わりはない。筆者がかつて暮らした英国でもそうだったが、幼稚園から生活の基本動作をたたきこむ。大学に限らず、この国の教育は厳格だ。
 ただし、若者に厳しいだけではない。そんな一端を、独南部アウクスブルクの街中にある福祉地区「フッガーライ」で垣間見ることができる。
 フッガーライは富豪ヤコブ・フッガーが1521年に建てて寄進した、世界最古の現役の福祉住宅である。やむを得ない事情で貧困に陥った市民のためにつくられた。現在140戸あり、家賃は年間わずか0.88ユーロ、100円にも満たない。人居者の何人かと話をしたが、みな高齢者だ。
 印象的なのはここでのルールだ。食事は原則、集会場に出向いて取る。足が不自由でも、つえをついたり車椅子に乗ったりして、食堂まで行く。寝たきり老人はどうするのか尋ねたが、そういう表現そのものが無いという。「頑張って動くか完全な病人かのいずれかだけだ。はっきりした病人には、病人としての対応をする」のだという。
 人間としての暮らしの基本は「自立」であり、可能な限り自分で動く。それが本人のためであるばかりでなく、経済、社会全体のためでもあるという考え方である。
 ドイツは若者にも高齢者にも厳しい。日本とは反対のようだ。文化大国であるだけでなく、欧州連合(EU)経済の中で独り勝ち続ける、ドイツ経済の強さの根源を垣間見た気がした。
 振り返ってわが国では社会保障と税の一体改革の議論が大詰めを迎えている。わが国では、経済が毎年3%くらい伸びないと、国内総生産(GDP)に対する医療費比率は上昇せざるを得ないだろう。主因は高齢化に伴う医療費の増加だ。今のままでは医療費の抑制にも限界がある。高齢化社会を考えるうえでは、できるなら、自立型を基本に置いた社会に持ち込んでいきたいものである。
 維新以来、日本は欧米諸国から多くの事を学んできた。本格的な高齢化社会に当たり、社会福祉先進国のドイツから学ぶべきことも、まだあるのではないか。(一礫)」(2012/08/10付「日経新聞」「大機小機」より)

言うまでもなく、国により、そして民族により、文化の違いは大きい。EUで唯一“驀進中”のドイツ。そのお国柄は、質実剛健!?

ついでに、先日の朝日新聞にはこんな記事が・・・・
特派員メモ バイロイト~同じドレスで登場
 目の前を通り過ぎたメルケル首相はとても機嫌が良さそうだった。周囲の人々に手を振り、笑顔を振りまいた。
 作曲家ワーグナーの作品だけを上演するドイツ南部のバイロイト音楽祭。ワーグナー・ファンのメルケル首相は例年、夏休みの初日にここを訪れる。ふだんはパンツスーツ姿の首相だが、この日はドレスをまとい、赤じゅうたんの上でフラッシュを浴びる。
 首相は今年、深い青緑色のドレスを着て現れた。有名人のファッションに敏感な地元メディアはすぐに気がついた。4年前の音楽祭で着ていたのと同じドレスだった。
 経済危機が続く欧州。すぐに議論が白熱した。いわく、他国に緊縮政策を求めるメルケル首相は同じドレスを着ることで身をもって節約を示したのではないか。緊縮路線を批判する他国へのメッセージなのではないか――。
 モデルではないのだから同じ服を着るのは当然という気がする。男性なら何も言われないが、女性政治家は大変だ。でも、注目されるのはわかっていたはず。着回しの衣装に世界へのメッセージをこめていたとすれば、なかなかの役者だ。(松井健)」(2012/08/15付「朝日新聞」p6より)

そう、ドイツはワーグナーの国であり、ベートーヴェンの国、そして何よりもヒトラーの国・・・。
先日テレビで、戦争に突入したときの、国民の熱狂について池上さんが講義していた。独裁者ヒトラーが居たドイツと、特に独裁者が居なくて、何となく国民が熱狂して戦争に突入した日本。
何かドイツは重く、日本は軽く感じる・・・・。ドイツは、重量感はあるが前に進む。日本は皆でワイワイはやるが、前に進まない・・・。これは、どちらが良いと言う議論ではなく、国民性の問題なのだろう・・・
そして最近の新聞は、何とか新党がどうしたと、騒々しい。
こんな文を読むと、衆院選を意識した政治ゴッコをしている日本が、何となく子供じみて見えるのは自分だけだろうか??

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2012年8月17日 (金)

「シニアが拓く~すがる現役世代 連結家計」

先日の日経新聞に「シニアが拓く」という連載コラムが載っていた。そこにこんな文があった。その記事の抜粋だが・・・

シニアが拓く~すがる現役世代 連結家計 孫のためだが・・・
・・・・・・
1500兆円とされる個人の金融資産。その3分の2は60歳以上が保有する。世帯平均所得が538万円と、23年ぶりの低水準に沈むなか、現役世代は親からの資産継承なくして将来への展望は見通せない。
 そんな「親子関係」が、最近の住宅事情に映る。旭化成ホームズが2011年度に施工した住宅のうち、二世帯住宅の割合は21.3%。2年連続で高まった。その理由を旭化成ホームズニ世帯住宅研究所の松本吉彦所長(53)は「育児・家事の負担も減らしたいという現役世代のニーズが高まっている」と説明する。
・・・・・・・・・
シニアの親と現役世代の子。家計のつながりは強まる一方だ。家計経済研究所の調査によると、親から経済的な支援を受けている既婚世帯は全体の2割強。住宅購入の支援に限れば、11年は7万3千人が贈与税の非課税制度を利用した。

細りゆく「すね」
稼げない子世代をシニアが支える連結家計モデルは持続可能なのか。中央大学の山田昌弘教授(54)は「長続きしない」と明言する。現役世代の所得状況の改善が見込めないうえ、家族構成の変化も影響する。
例えば、40歳代は男性の4人に1人、女性の5人に1人が非婚。山田教授の試算では親と同居する30歳代は男性の2割、女性の4割が失業中だ。
年金を満額受給し、資産をため込んでいるシニアもいずれ老いの問題に直面する。「退職前の年収の減少、子への支援のため、シニアの預貯金はすでに減少傾向」(ニッセイ基礎研究所の久我尚子研究員=36)との指摘もある。稼げない現役世代がかじる「すね」は着実に細っている。」(2012/08/15付「日経新聞」p1より)

実に怖ろしい事が書いてある。「現役世代は親からの資産継承なくして将来への展望は見通せない。」だって・・・・・・
もちろん自分たちは、この記事で言うシニアに属するわけだが、我々世代は、確かに大学までは親のすねをかじったが、卒業した後は金銭的には独立するのが当然・・・の時代だった。
それが、今では親のすねをかじるのが当然の世の中とは・・・
つまり、日本の昔は、子供が老いた親の面倒を見る、という姿が普通だったが、今は逆ということ…?

増えているというこのような連結家計も、この記事が指摘するように、親が病に倒れると、一家崩壊の姿が目に見えてしまう……
それに30代の引きこもりも多いと聞く。各家庭では、色々な問題を抱えているのが普通。
まあそれに比べえ、ウチなんて、音信不通が平和な証拠・・・。
何でも、モノは考えようである。

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2012年8月16日 (木)

朝倉理恵の「あの場所から」

最近凝っている歌がある。先日FM放送で放送された朝倉理恵の「あの場所から」という歌である。もちろん持っている音源ではあったが、改めて聴いたこの録音は、何ともチェンバロの高域がキレイだ。

<朝倉理恵の「あの場所から」>

「あの場所から」
  作詞:山上路夫
  作曲:筒美京平

白いベンチに 腰かけながら
遊ぶ鳩を二人で見てた
できるならば 帰りたいけど
今は遠いあの日
こわれた愛を二人
やりなおしたいの あなたと

あそこから あの場所から
愛を始めたいの

白いベンチに 別れを告げて
二人どこに あれから行った
若い二人からだとからだ
求め合って生きた
忘れたものを二人
探してみたいのあなたと

あそこから あの場所から
愛を始めたいの

失くした愛を二人
みつめてみたいの あなたと

あそこから あの場所から
愛を始めたいの

120816anobasyokara wikiによると、この歌は1970年のKとブルンネンがオリジナルらしい。その後、1972年に南沙織が、1973年に朝倉理恵が、そして1982年に柏原芳恵がカバーしたとある。

聞いていると、実にこの時代らしい歌詞・・。何とも他愛ない・・(失礼)
でも自分はこの時代の歌が好き。現代の凝った歌に比べると、何と素直な歌であろう・・・。
そう、歌詞に深刻な悩みが無くても良いのである。この録音のように、高いキレイな音を聴いていると、何か嬉しくなるのであ~る。
でも60をとっくに過ぎたおじさんが、こんな若い人の歌を聞いているのは少々恥ずかしい気もするが(!)、数えてみたら、歌っているこの歌手だってもう59歳・・・。ま、いっか・・・・

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2012年8月15日 (水)

BSフジの中国TVドラマ「三国志」が終わった

先日、BSフジで毎夕放送していた中国のTVドラマ「三国志」(ここ)が95回で終わった。自分はとうとう全編見てしまった。
若い頃から何度か吉川英治の「三国志」にチャレンジし、その都度挫折していたので、これで何とか挽回したつもり・・・!?
120815sangokusi 思い返すと、この物語はとにかく登場人物が多いので、それでなくても名前を覚えるのが苦手な自分としては、付いて行けなかったのだ。もちろん今回のTVドラマも登場人物は多い。でもTVは分からなくても勝手に前に進む・・・
4月スタートだったので、全95回の3ヶ月半、よくもまあ見たもの・・・。でもこれで三国志の何たるかは分かったぞ・・!?(写真はクリックで拡大)

少し振り返ってみると、吉川英治版をちょこっとかじった経験から、三国志は劉備玄徳と関羽、張飛の物語と思っていたが、どうしてどうして、終わってみると曹操亡き後は孔明と司馬懿との戦いだった。
全体を貫くのは人心の掌握。人の心の動きを捉える事が出来る者だけが戦いに勝つ。そして軍師の存在の大きさ。戦争は君主ではなく、軍師の指揮で全て動くのだ。よって、劉備の影が薄い。劉備は、善良は良いのだが、見終わってみると後味は良くない。結局、感情におぼれて死ぬ。関羽も自身の高慢さ故に死ぬ。張飛に至っては、酒による部下への狼藉により、部下に殺される。何とも情けない・・・
でもそれぞれの役者はイメージピッタリ。特に孔明の理知的な姿や、曹操のスケールの大きさは、関羽、張飛たちとともに、イメージにピッタリ。
そして最後に生き残るのが、司馬懿とは知らなかった。曹操の息子の単なる家庭教師候補だった司馬懿はしぶとく生き残り、一族は息子の司馬昭から孫の司馬炎になって3国を平定して晋を建国したという。世界史がキライだった自分は、こんなことにも“ヘエ~”なのであ~る。

でもまあ、カミさんにイヤミを言われながらも見た甲斐はあった。まあテレビ番組を見終わって達成感を感じても仕方が無いけど・・・・

7月にTVでやっていたソ連映画の「カラマーゾフの兄弟」を見たが、今回の「三国志」といい、自分は着々といわゆる“名作”を踏破しているのだ。
何度も書いているように、手段はどうあれ、死ぬまでに世の名作は一通りかじっておかないと、せっかくこの世に生を受けた甲斐がない・・・!?
次は「人間の条件」だな。ここ数日放送していたNHK BSでの番組を録画した。この映画も昔から名前だけは知っていたが、見ていない。前に少し見た時には挫折していた。
さあ頑張るぞ!!

1208151 ところで今日は終戦記念日。たまたま今朝の朝日新聞に、「日本勢力の最大進出地域」なる地図があり、改めて“へえー”・・・。
お盆と共に、戦争を振り返る毎年恒例の時期ではある。

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2012年8月14日 (火)

1400円で扇風機を買った話

夏の暑さもまだまだ・・・・。エアコンを付けっぱなしで寝ているのだが、どうも眠りが良くない。
一方カミさんは寝室で(最近カミさんが名付けた)“お爺さん扇風機”を併用していて、快調だという。それで自分にも扇風機を使うように、と強く勧める。「扇風機を侮ってはいけない!」って・・・。
Img_29641 実はカミさんが使っている“お爺さん扇風機”とは、自分が入社した時に買った扇風機で、もう40年以上前の製品。それが未だに現役なのだ。(写真の左の青いもの)
自分はエアコンだけで充分だと思っていたが、確かに部屋の中に風が流れると気持ちがよい。それでしばらくUSB扇風機を使っていたのだが、こんなのではダメとカミさん言われてしまった・・・。
Img_29591 このUSB扇風機は昨年の東日本大震災直後に買ったもの。計画停電が進むなか、夏になって停電したらどうする?エアコンも扇風機も使えない・・。そうだ、パソコンのバッテリーで動く扇風機なら使える・・と、手際よく手に入れたものの、停電が無くなってしまった・・・・、という曰く付きのもの。

そのうち近くのホームセンターででも買おうか・・と思いつつ、Amazonを覗いてビックリした。何とリビング用の30cmの扇風機が1200~1400円台で買えるというのだ。(ここ

幾らデフレの時代とは言え、これはあんまり・・・
でも結局ホームセンターに行く気も失せたので、ダメ元でAmazonで買う事にした。自分はそもそもミーハーなので、ほとんどAmazonの1行目を買う。色違いで1200円台もあったが、シロの1480円のものを買う事にした。「YAMAZEN 30cmリビング扇風機(押しボタンスイッチ)タイマー付 YLT-C30(WC) ホワイトベージュ 山善」。
リモコンは不要だし、タイマーだけあればよい。注文画面に進むと、5%割引だという、結果、1406円也。それで送料込み・・・・
そして注文した次の日には、もう着いた。Amazonは恐るべし・・・・
組み立ててビックリ。軽い・・・・・。電源コードをつなぐと、ちゃんと羽根が回る・・・。そう、扇風機は羽根が回ればよい。もちろん旋回も・・・。居間の20年選手の扇風機と比べたが、風切り音もまあ風量見合い・・・。
でも「超微風」モードがない…。寝室では、強風も中風も必要が無い。超微風が欲しいのだ……。で結局、カミさんの反対を押し切って、居間の20年選手を自分の寝室に、1400円扇風機を居間に置く事にした。

しかし、何度考えても良く分からない。送られて来た佐川急便の料金表を改めて見ると、140サイズで送料1530円とある。もちろんAmazonの輸送量は特別価格だろうが、でも素人的には「運賃にもならない1400円でリビング用の扇風機が届いた~・・・」!
このカラクリは良く分からない…。
でも、“いやんなっちゃう”世の中になったものだ。カネの価値が暴動を起こしているぞ。

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2012年8月13日 (月)

SONYのPCMオーディオレコーダー(NAC-HD1)を2TBに容量アップした話

先日、自分の今一番大切にしている機器のひとつである、SONYのPCMオーディオレコーダーNAC-HD1の250GBのHDDを、3万円弱で2TBに換装し、非常に便利になったので、今日はその紹介である。
この機器については、前に「SONYのHDDオーディオレコーダー(NAC-HD1)に惚れた話」(ここ)という記事を書いた。たぶんこの機器を持っている人は、リッピングしたCDの再生に使っていると思うが、自分はそれに加えてFM放送を録音して、好きな楽曲を残しておくのに毎日使っている。FMチューナーからアナログ入力につなぎ、タイマー予約で録音する・・・。
設定例:(HD1のタイマー設定=フォーマット:PCM、トラックマーク:レベルシンク、自動タイトル:ON)(HD1のアナログイン録音設定=フォーマット:PCM、トラックマーク:レベルシンク、レベルシンクレベル:-45dB(自分の場合)、自動タイトル:ON、スマートスペース:OFF)(入力感度切替⇒高感度)

このHD1は、アナログのFM放送でも、アナウンサーが楽曲の放送の前後に、きちっとマイクのスイッチを切ってくれると、音楽だけが切り分けられ、題名と歌手の名前を付けてくれるので、この上なく便利。(アナの声がかぶった場合は、手動で切り分け要)

便利な反面、不便なのが動作が遅いこと。ファイルの切り分けや、ファイルの削除など、各作業に大変な時間がかかる。よって、FMを録音した場合など、削除が必要な多くのファイルが発生するが、いちいち削除していると不便なので、自分は「削除予定」というフォルダを作って、取りあえずそこにファイルを移動しておき、使わない時に一気に削除している。
そこで問題になってくるのがHDDの容量。元々の容量は、250GBで380時間なのだが、これがいかにも少ない。FM放送を録音していると、削除予定のファイルがあっという間に100時間分も溜まってしまう。そこで考えたのが、HDDの容量を250GBから2TBに増やすこと。同時にこれは、HDDの故障対策にもなる。

ヤフーオークションには、2TBへの換装サービスが2つ出ている(ここ)。2万円コースと3万6千円コース。自分はそのうち2万円コースに依頼した。
まず自分で2TBのHDDを入手する。自分の場合、売れ行き1位のWESTERN DIGITALの「WD20EARX」(ここ)にした。自分が買った時は8300円ほどだったのが、今は7500円ほど。自分はTSUKUMOという店で買った。「バルク品」との表示だったが、来た製品は保証書の入った正規の箱入りだった。Amazonなどは製品不良時の対応がやっかいだが、専門店は何があっても楽。延長保証は付けず。

そしてHD1と一緒にks25963さんに送る。(もちろんHDDの調達込みで頼むことも出来る)
自分の場合。製品が先方に着いて、数時間後には「換装が終わりました」とメールが来た。つまり、換装は3~4時間で終わってしまうらしい。
技術的な事は分からないが、元のHDDから、2TBのHDD上にクローンを作って、どこかのエリアをエイヤッと広げて出来るみたい・・・。だから音楽データも元のままなので、復元の手間も要らない。
あっけなく、送り出した日から3日後には当方に換装されたセットが到着。ネットワークの設定だけはやり直したが、それ以外は何もしなくて、HDDの録音可能時間が3000時間に増えた。

もちろん3000時間などは必要無いが、何時間録音しても大丈夫、という安心感は何事にも代え難い。バックアップ用のHDDも、今までの250GBでは足りないので1TBを手に入れた。最初つないだ時、「USBメモリがありません」と表示されたのでドキッとしたが、HD1はFAT32でないと認識しないので、NTFSをFAT32でフォーマットし直したらつながるようになった。
先日そのHD1の動作がおかしいので、SONYに修理に出したが、もちろんその時はHDDを元の250GBに戻した。これはドライバ一本で簡単に出来る。
まあこんなワケで、3万円弱での容量アップ・・・・。メーカーでは絶対に対応しないこのようなサービスは、我々素人のユーザーにとっては、大変にありがたい。
益々NAC-HD1に傾倒するシルバー族ではある。

(関連記事)
NAC-HD1からWAV/FLACとして読み出す方法
SONYのHDDオーディオレコーダー(NAC-HD1)に惚れた話 
SONYネットジュークの時刻が狂う~NTPサーバの再設定 

(付録)
P10002921 バージョンアップした、カミさん製作による玄関のアジサイのリース・・・・

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2012年8月12日 (日)

いじめ~「黙認していれば共犯」

だいぶ前の話だが、休日の朝、先に新聞を読んでいたカミさんが、「あまり好きではないが、この記事は良い事を言っている」という記事があった。曰く・・・

「いじめを見ている君へ~美輪明宏さん
黙認していれば共犯
 ずいぶん前から言ってますが、いじめは犯罪です。やってることは脅迫、暴行、傷害、殺人。実態をちゃんと表すために「いじめ」ではなく「犯罪」という言葉を使うべきです。
 そしてあなたがそれを黙認していると、加害者は「やってもいいんだ」と正当化されたように感じます。黙ることは共犯なんです。「犯罪者の共犯」。そう言われると重大に感じてギョッとするでしょう?
 自分が巻き込まれたくないからと、保身のために黙っていたい気持ちは分かります。いじめっ子に立ち向かうのは怖い? みんなでやれば怖くなんかありません。だっていじめっ子の方が数が少ないんだから。私は実際、小学生のときにそうしてやりました。
 クラスにいじめっ子が4人いたんです。弱い子の机をひっくり返したり殴ったり蹴ったり。私は、やられている子たちを集めて「みんなでやっつけよう」と言いました。男女20人以上集まりました。帰り道に神社の境内で待ち伏せて、みんなで一斉にかかって、こてんぱんにやっつけました。
 いじめを黙認することで、負い目を感じている人もいるでしょう。苦しめばいいんです。それが償い。どう償えばいいのか悩んで、進化していけばいいのです。責任逃れをする、卑劣な大人になってはいけません。
 何もしないままだと一生後悔し続けます。たとえば、あの子は助けられなかったけど別の子は助けようとか。ボランティア活動をしたり、お年寄りに席を譲ったり、困っている人々に手をさしのべることも償いのひとつ。そうして徳を積めば、自然と自責の念は消えていきます。(みわ・あきひろ=歌手・エッセイスト)」(2012/08/08付「朝日新聞」p34より)

大津市のイジメ自殺事件を機に、イジメについての報道が続いている。高校生なのにタバコの火を押し付けられた被害者が、学校側から退学処分にされていた事件も明るみに出た。
大津の事件を機に、世のいじめっ子がこんな報道を目にしながらハラハラしているのは良いこと。この際、自分たちが何をしたのか、何でハラハラしなければいけないのかを考える良いキッカケとなったのではないか・・・

今、としごろの子供を持っている親は現在進行形だが、我々シルバー族にとっては、それらの話は思い出話となってしまう。
ウチの場合、大きな事件があったわけではないが、かと言って皆無でもなかった。幸いな事に、カミさんが何とか話をキャッチすることができたので対処できたが、もし事件が子供から聞けていなかったら・・・と思うと、今でもゾッとする。
しかし今、数十年か前を思い返してみて、子どもが思春期の頃、親に何かを相談できる雰囲気が出来ていたか?・・・と自問自答すると、どうも自信がない・・・。まあ何とかその時期を乗り越えて今に至るので、まあ結果オーライではあるものの、薄氷を履む思い・・・

ところで、ウチのカミさんの持論は、何かあったら“戦う”か“逃げる”か、または“我慢するか”……。しかし、持ち家を持っていながら、逃げる勇気が果たしてあったか・・・となると、自分としてはこれまた自信がない。
理屈では、子供が自殺まで考えるなら、家のひとつや二つ・・・なのだが・・・・・・

“逃げる”話はよく聞く。会社のある同僚も、先の3月末で社宅を移った。理由は学校でのイジメ。それから逃げるために、住居の移転と転校。会社からの補助は増えないで、実費は本人持ちだが、会社はそれを容認。借家はフットワーク良く出来るが、持ち家となるとどう考えるか……

まあ建前論で言うと、いじめは、如何に親がその事実をキャッチできるか……が勝負であることは、言うまでもない。しかし相手は思春期の難しい年ごろ。どの親も子どもとのコミュニケーションに四苦八苦する時期。
でも原則に戻って、親としては子どもとのコミュニケーション=信頼関係をどう保つか・・・に腐心するしか方法はない。非常に難しい問題ではあるが……
そんな時期をとうに過ぎて、今更ながらホッとしているシルバー族ではある。(何?ウチはどうだったって?? そんなこと企業・ヒ・ミ・ツ・さ・・・)

●メモ:カウント~320万

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2012年8月11日 (土)

「音質」とは何だろう?

先日の日経新聞「抗加齢を学ぶ」というコラムに、こんな記事があった。曰く・・・

音楽を聞いて気分明るく
 心身の健康を維持、回復、向上させる手段の一つに音楽がある。音楽を聴いたり、演奏したりすることで、心理的な効果だけでなく、生理的な変化も生じるのだ。実際、植物状態にある人でも音楽に反応するという。少なくとも幸福感やQOL(生活の質)を高めてくれることは確かだろう。
 古くから、音楽は宗教の儀式に多く取り入れられている。教会やお寺などでは、賛美歌や読経などが荘厳な響きを醸し出せるように、音響効果が素晴らしい。これらを聞くことで精神的な苦痛が和らぎ、心が落ち着く。
 音楽は病気の治療にもよく使われてきた。最近では、認知症や引きこもり、発達障害者や薬物乱用者などの治療にも活用されている。
この音楽をアンチエイジングの手段に用いることも可能だ。自分の好きな曲を聴いて疲れを癒し、ストレスを取り、イライラした気分を和らげることができる。高齢者にありがちな気分の落ち込みやうつ状態からの脱出には、音楽による治療が最適だ。日ごろからいろいろな曲を聴き、自分なりの音楽による処方籤を作っておこう。(京都府立医科大学学長 吉川敏一)(2012/08/03「日経新聞」夕刊p7より)

こんな記事を読むと嬉しくなる。別に老化防止のために音楽を聞いているワケではないのだが、結果として音楽が健康によいとは、結構なことだ・・・
何度も書いているが、自分が「幸せだナー」と感じるのは、夜ベッドで、目をつぶってSTAXの高級ヘッドホンで“高音質”の音楽を聞くとき・・・。やはり「高音質」というのがキーワード。

ところで、先日FPGAフルデジタルFMチューナーを手に入れたのを機に(ここ)、「音質って何だ?」と色々と考えてしまった。そして、図々しくも“色々なプロ”に、「音質」について聞いてしまった。自分の備忘録もかねて、少し書き留めておく。

昔よく行ったクラシックのコンサートで、初めに出る音には、いつも感激した。特にイ・ムジチの弦の音には「さすがにナマ・・・」と感激したもの。でも少し時間が経つと、その弦の音にも慣れてしまって、あまり感じなくなる・・・。人間の耳はいい加減・・・・

よって、学生の頃から、自分は「弦の柔らかな湿った音が好き」と思い込んでいる。逆にキライな音は「金属のバリがあるような固い音」。このコンセプトで、学生の頃からオーディオ機器を選んできた。独身時代には、コンデンサースピーカーの音が柔らかいと聞いて、QUADのESL(コンデンサースピーカー)を買ったもの。しかし当時持っていたトリオのアンプにつないだ時、あまりの音の固さにガックリ。それで同じQUADのアンプを買って何とか本来の音が出た(と思う)。特に個性が強いESLでは、相性が重要なのだろう。

トランジスタアンプが登場した当時、「真空管アンプは音が柔らかいが、トランジスタアンプは音が固い」と言われた。もちろん自分は柔らから音が好きだが、そもそも柔らかい音とは何か?・・良い音とは何か?・・・について、最近色々と聞きまくってしまった。
真空管アンプのメーカーや、オーディオ雑誌の編集部など・・・。皆、親切に教えてくれた・・・。まあそうだろうな・・・という回答が得られたので、それをまとめて見ると・・・

・趣味のオーディオの世界で「良い音」とは、音楽を聴いて感動できるか?という部分が大きなウェイトを占めている。
・感動するポイントは、聴く人の感性や経験、音楽の嗜好などによって左右される。
・機器の物理的な特性を維持する事は必要だが、全てのパーツの特性が良いからといって表現力が向上するわけではない。
・真空管はその種類やブランドによって音が変わり、それ自体が持つ豊かな響きが魅力的で、熱烈なファンが多い。
・一般的には真空管アンプは偶数次歪みという耳に心地良い歪み成分が多いため、豊潤な響きを持ったアンプが多いといわれており、それが真空管アンプは柔らかいと言われる所以ではないか。
・半導体アンプは音が固く、真空管アンプは音が柔らかいというのは、先入観からきているもので、全てにあてはまるものではない。真空管アンプでもスピード感のあるかっちりした音を出すアンプもあるし、半導体アンプでもA級プリメインアンプのように、柔らかい音だと表現される機器もある。また、真空管から発せられるほのかな明かりを見つめながら音楽に浸りたいという人もいる。
・FMチューナーで、バリコン式の方が音が良い、という話もあるが、バリコンのチューナーは音の解像度や広がりはシンセ方式に比べ狭い感じがするものの、低音が出るパンチのある音、という評価もある。
・もちろん、プリやパワーアンプ、接続ケーブルでも音が変わり、特性などのカタログ値で音の質が分かるものでもない。そもそも、それらでなぜ音質が変わるのかというのも分かっていない。
・同じ設計でも、部品が違えば音が変わる事は有り得る。よってオーディオメーカーでは、部品の選定を含めて、自社製品として納得の出来る音を探し、設計を決めているのだろう。
・よって「音質」はあくまでも聞く人の好き嫌い、好みの問題なので、「良い音」「悪い音」というのは無く、色々試聴して自分の好きな音を探すしかない。

言われてみると、まあそうだな・・・・

しかしこのトシになると、色々な機器の音を、瞬時に切り替えて比較してみても、違いが分からない・・・。機器があるレベル以上のためか、それとも自分の耳が弱ってきたせいか・・・
でも自分の基準はただ一つ・・・・。フト聴いた時に「これは良い音だ」「こんな音楽が聴けてシアワセ・・」と感じるかどうか・・・
これは自分とその音との対話、つまり絶対値の話であって、比較論ではないのである。

そしていつも自分は、テイチク録音による石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」(ここ)をSTAXのヘッドホンSR-009で聞きながら、“シアワセ・・・”を感じるのであ~る。ホホホ・・・(まさに唯我独尊の世界・・・)

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2012年8月10日 (金)

「企業の役割」~トヨタの消費税“還付”は2000億円

消費増税法案が“政争ゴッコ”のあげく、ようやく今日(2012/08/10)の参議院で成立した。ヤレヤレ…
だいぶん前の記事だが、日経新聞の「大機小機」に、企業についてのこんな記事があった。曰く・・・

企業の役割
 企業が日本経済のためにできる貢献とは何か。新興国とのコスト競争に勝ち、拡大する新興国需要を取り込んで外貨を稼ぐこと、と思われている。だが、本当にそうか。
 企業の目的とは利益を上げ、配当や株価上昇で株主に貢献することだ。従って、株主が日本人に限られるなら、日本の富を増やすことになろう。
 しかし、グローバル経済では企業に国籍などはなく、株主も日本人とは限らない。もうかると思えば外国人も日本企業の株主になるし、日本人も外国企業の株主になる。日本企業の株価が上がらなくても、日本人は収益を得ることができる。
 日本に金銭的貢献があるとすれば、税金の支払いだ。ところが、海外移転をカードに法人税引き下げを求め、輸出製品だからと消費税分は還付され、還付額が1000億円を超える企業もある。
 こうした企業の行動とは、日本の労働力をできるだけ安く、少なく雇い、新興国の消費者が喜ぶ商品を安く提供するのと同じようなものではないか。電気料金が家庭向けより安いのも、一般家庭の負担で海外顧客に商品を安く供給するためだ。輸出企業が日本で雇用を生んでいるとの意見もある。だが、輸出企業が外貨を稼ぐほど、経常収支を黒字化して円高を招き、国内産業の育成を妨げる。輸出で稼ぐのではなく、国内消費者にアピールして内需をつくることが日本経済に役立つ。
 そもそも企業の存在意義とは、顧客の望む商品を提供することだ。利益は結果にすぎない。つまり、輸出偏重の経営戦略は、日本ではなく、新興国の消費者のためだ。
 これまで日本製品が伸びてきたのも、まず消費者の目が肥えた日本市場で試され、それが世界の消費者にも受け入れられたからだ。デジタルカメラもエコカーもゲームも、今や世界を席巻しているアニメもそうだ。
 しかし最近は、目の肥えた日本の消費者を諦め、まだ商品が行き渡っていない新興国に売ろうという安易な道を選ぶ傾向がある。これなら当面の収益は確保されても、先行き発展は期待できない。新興国との価格競争で最後に負けるのは、オモチャや食器産業の経験からしても明らかだ。
 企業が日本経済のためというなら、日本人が喜ぶ製品を開発し、国内市場を広げて稼いでほしい。それが企業の長期利益にもつながる。(魔笛)」(2012/07/26付「日経新聞」p17「大機小機」より)

この記事で、「海外移転をカードに法人税引き下げを求め、輸出製品だからと消費税分は還付され、還付額が1000億円を超える企業もある。」というくだりが気になった。

税理士の湖東京至さん(元静岡大学教授)によると、2009年度分で、トヨタは2000億円、ソ120810kanpukinn ニーは1000億円の消費税還付を受けており、輸出大企業は、消費税を払うどころか、逆に還付されているという。(写真はクリックで拡大)
理由は、「輸出還付金制度は「外国のお客さんから日本の消費税はもらえない。だからトヨタなどが仕入れの際に払った消費税分を返してあげるのだ」と説明されています。」
そして、2010年度は消費税収入の約3割がこれら還付金に回されているという。(ここより)

仕組みは意外と簡単。(ここ)によると、
「消費税の税額は年間売上高から年間仕入れ高を差し引いた額に5%掛けて決まる。輸出分の税率はゼロだから、輸出割合が高いほど、仕入れ段階の税額と還付金の逆転現象が起きるというわけだ。
「例えば、ある企業の売り上げが国内で500億円、輸出で500億円だったとします。仮にトータルの仕入れ額が800億円だったとしましょう。その場合、国内で販売した500億円の売り上げに対する税額は25億円、仕入れの税額は40億円となり、差し引き15億円が還付されることになるのです」
 つまり、本当は1000億円の売り上げがあるのに、500億円も低くなり、それでいて仕入れ額の800億円はそのままで計算されるというわけだ。」

ナルホド・・・。確かに消費税が“預かり金”であり、トヨタの下請けが100%消費税を納税しているのであれば、トヨタが“下請けが国に預けた消費税”を還付されるのも分かる。しかし何万社あるか知らないが、トヨタの下請けの1社でも、資金繰りから消費税を納めていなかった会社があったとすると、状況は一変する。払ってもいない消費税を国から受け取ることになるので。(消費税の滞納率は4%位だという・・・)

一方、消費税は預かり金ではない、という判決も出ているという。
「判決は「消費者は、消費税の実質的負担者ではあるが、消費税の納税義務者であるとは到底いえない」「(消費税の)徴収義務者が事業者であるとは解されない。したがって、消費者が事業者に対して支払う消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有しないから、事業者が、当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を、消費者との関係で負うものではない」。つまり、消費税は物価の一部であり、「預り金」ではないと判決ではっきり言っています。」ここより)

トヨタに限らず、業績のよい企業の調達部門のCD要求は強烈。つまりは消費税分など、下請けはとうにCDさせられている。しかし還付を受ける大企業は、そんな事は知らんふり・・・
まあ出来るとは思わないが、トヨタが「下請けさん、今回の注文は輸出車に使うので、消費税は払わなくていいよ」と、下々まで輸出専用の消費税無しの仕組みが出来ると少しはスッキリするのだが、まあ夢だね・・・・
今日成立した増税により、10%になったら、トヨタは4000億円の還付を受けるのか・・・。あまりの巨大な額に。ピンと来ないけど・・・

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2012年8月 8日 (水)

KENWOODのL-02Tを凌駕(?)~3万円弱のFPGAフルデジタルFMチューナーを入手

自分はFM放送を、KENWOODの発売当時30万円したという高級FMチューナーL-02Tで聞いているが、それに代わり得る最新式のFPGAフルデジタルFMチューナーを入手したので、今日はその紹介である。
当サイトに何度か書いているが、自分はL-02Tにぞっこん惚れている。送信所がスカイツリーに移ってから、マルチパスも無くなり、安心して聞いているのだが、心配ごとが2つある。一つは、このL-02Tがいつまで動いてくれるかという、寿命の心配。もう一つが、持っているセットが、どの程度の性能が出ているのか(新品に比べ、どの位劣化しているのか)、という疑問。一応、KENWOODのサービスマンからは、このL-02Tは状態が良い方、とのお墨付きは貰っているのだが・・・
代わる高級FMチューナーとしては、アキュフェーズしか無いが、シンセサイザーへの不安と価格の点で、到底買えない・・・
しかし、何とかバックアップのセットを持っていたい・・。その希望に応えてくれたFMチューナーが手に入ったのである。

先日、ふと「ひろくんのHP」を見ていたら「FPGA FM Stereo Tuner」(ここ)という記事があった。読んでみると、2万数千円で、高音質のデジタル処理のFMチューナーが手に入るという。

入手の方法は、設計者の林輝彦氏のHP(ここ)に詳しいが、このFMチューナーは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)というゲートアレイにプログラムを書き込み、デジタル的に復調するというもの。よってラジオというより基板ユニットであって、一般市販品ではない。
具体的には、CQ出版社の「ディジタル・デザイン・テクノロジ(DDT)誌、創刊号(2009年4月10日発売)」を手に入れて、付録の基板を設計者の林氏に送って、プログラムを入れて頂き、林氏が分けてくれるキットを手に入れて組み立てる。もし組立が無理な場合は、林氏に何とか完成品をお願いする。
この雑誌は、まだCQ出版に在庫があるので手に入る(2012年7月現在)(ここ)。またAmazonでも買える(送料込み2980円)。もしこの雑誌が手に入らなくなったら、1万数千円の別メーカーのユニットを買う必要があるらしい。

手に入ったFMチューナーは、約10センチ四方の基板に、ANT入力と、デジタル(光)とアナImg_29571 ログ(RCA)の出力、及び電源入力(DC5V)しかない。5VのACアダプタは別途購入(秋月電子通商のGF12-US0520だと@600円)。
受信出来る局は、82.5MHz中心でお願いした自分のセットでは、ディップスイッチによる切換で「TOKYO-FM(80.0MHz)」「J-WAVE(81.3MHz)」「NHK東京FM(82.5MHz)」「NHK水戸FM(83.2MHz)」の4局。
技術的なことは林氏のHPを読んで頂くとして、一番ユニークなのは、高周波のFM信号をRFのままデジタル化し、それをフルデジタルで復調していること。一応RCAのアナログ信号も出ているが、やはりデジタル信号のまま、自分のステレオセットにつないで使いたい。

自分の興味は、技術的なことより、出てくる音がどうか・・・だけ。その自分なりに勝手に評価した結果を下記する。この評価方法は、自分の独善であるのでご容赦を・・。基本スタンスは、「自分の好きなL-02Tとどう違うか?」という観点。

<測定方法>
このフルデジタルFMチューナーから、デジタルのまま光ケーブルで、愛用のSONYのPCMオーディオレコーダー(NAC-HD1)につないで録音。L-02Tからはアナログで。それらをNAC-HD1で256bpsのMP3に変換して、フリーソフトで分析。無音部分の抽出は「mp3DirectCut」、レベルの測定は「MP3Gain」、スペクトル解析は「Audacity」。
基準レベルは、NHKの保守時に放送されている1KHzのトーン信号(-18dBFS?)を0dBとして、それに比べて-1.8dBの時報の最後のポーン(880Hz)を目安に比較。
なお、電波の状況(=S/N)は、時々刻々と変化するため、比較データの採取は短時間で集中的に採る事が必要。なおこのデータはNHK東京FM(82.5MHz)受信時です。

<<S/N>>
このフルデジタル機は、とにかくノイズが少ないのが特徴(S/N=90dB!)。普通のチューナーでは、ノイズ量は、電波の強さとチューナーの感度に左右されるため、強いアンテナ入力に苦労する。それなのに、このフルデジタル機は、それなりの電波が得られれば、ノイズは皆無・・・! 
逆に弱点は、あまり電波が強いと、かえって赤ランプが点いてダメ。ちょうど良い入力レベルが必要なため、電波が強い所では、アッテネータ(ATT)が必要。
Sn そうして調べた所、我が家の電波環境では、S/Nの測定は「測定限界以下(少なくても68dB以上)」という結果に・・・
つまり、色々な状態を変えてデータを取ったが、ノイズレベルは全て「24.2dB」。つまりこのSONYの録音機が持っている残留ノイズ=測定限界なのである。言い換えれば、このチューナーの性能が良すぎて、自分の環境では、幾らこのデジタル機が90dBのS/Nを持っていたとしても、測れない・・・。それほどこのチューナーはノイズが少ない。
林氏の測定によると、自分のセットは60dBμV入力でSN比70dBが取れたというが、下記は今回自分が採ったデータの一例である。(写真はクリックで拡大)

●アンテナ入力89.4dBμVに10dBのATTを付けたとき(79.4dBμV)。
・L-02T S/N:65.1dB(ノイズレベル28.3dB、時報91.6dB、1KHzとの差1.8dB)
・フルデジタルFMチューナー
 光デジタル出力 S/N:66.4dB“以上”(ノイズレベル24.2dB、時報88.8dB、1KHzとの差1.8dB)
 (過入力時=10dB ATT無しの時) S/N:58.4dB(ノイズレベル32.2dB、時報88.8dB、1KHzとの差1.8dB)⇒入力オーバーの赤ランプ点灯状態ではNG。
 アナログ出力 S/N:68.4dB“以上”(ノイズレベル24.2dB、時報90.8dB、1KHzとの差1.8dB)

●アンテナ入力77.4dBμVに10dBのATTを付けたとき(67.4dBμV)。
・L-02T S/N:63.8dB(ノイズレベル29.6dB、時報91.6dB、1KHzとの差1.8dB)
・フルデジタルFMチューナー
 光デジタル出力 S/N:63.3dB(ノイズレベル27.3dB、時報88.8dB、1KHzとの差1.8dB)

<<周波数特性>>
放送局側が、CDの音楽をそのまま送信しているとすると、FMで受信した時の音楽の周波数スペクトルは、CDと同じになるのが理想・・・と仮定。
サンプルとして、山口百恵の「横須賀ストーリー」で「Audacity」による周波数スペクトラムで比べた。(それぞれの写真をダブルクリックして拡大表示し、Alt+Tabで切り替えてみると分かり易い)

   (CD)    (フルデジタルFM)   (L-02T)
Cdln Dln Sln1

Cdlg Dlg Slg1

*FM放送の局間ノイズをホワイトノイズと見立てたときの、スペクトル
(フルデジタルFM) (L-02T Σ出力)  (L-02T 固定出力)
Fpgafmln 05l02tln 07l02tln
⇒1KHzに対して16KHzは、フルデジタルは△14dB、L-02TのΣ出力は△16dB、同じく固定出力は△19dB。⇒FPGAの周波数特性が優秀な証拠!?

<<音質>>
これは人による好みの問題なので、幾つか音源サンプルを作って、設計者の林氏の協力120808fpgahyouka_3 も頂いて、L-02Tとの比較テスト(ブラインドテスト)を実施してみた。結果は、10名の評価者において、7名がフルデジタル機の方が良い音、と判定し、3名はL-02Tの方が良いとした。
また、延べ判定項目=90(判定項目8×10名+「横須賀ストーリー」×10名)のうち、58%の項目について、デジタル機が良いとされた。
もちろん音質は人ぞれぞれの好みの問題だが、今回のアンケートでは、このフルデジタル機は、天下の(?)L-02Tと遜色のない音質・・・という評価になった。
(蛇足だが、自分の好みで言うと、KENWOODのL-02Tの音質は、“WOOD”的(和風?)。一方、FPGAは“STEEL”的(洋風?)に聞こえる・・・。自分は、以前の東京タワーの電波のマルチパスのトラウマからか、特に女性アナの“サシスセソ”の摩擦音が気になる。よってどちらかと言うと“WOOD”的な音の方が好き。 ←実は、そうは言ったものの、聞けば聞くほど自分の耳が信用できなくなる・・・・。幾ら好みとはいえ、どっちが良い音か・・・?? FPGAはそんな音・・・。まあ比較そのものが意味無いな・・・)

*このアンケートの音源を(ここ)に置きます。良かったら同じブライングテストをしてみて下さい。

ともあれ、3万円弱で、超高S/N(ステレオ時:90dB)、超フラットな周波数特性(~16kKHz ±0.1dB)、低歪率(1KHz : 0.002%)、高セパレーション(1KHz:70dB)のFMチューナーが出現した。(もっとも初期設計は2009年4月だが・・)
もちろんデジタル処理なので、アナログ特有の不安定さは一切ない。歪みや周波数特性、セパレーションなどはプログラムによる設計で決まるので、アンテナ入力AMP以外の調整は不要で、所期の性能が得られる。それに復調においても、部品の劣化などによる特性の変化はない。つまりこれ以上に性能的に安定したFMチューナーはないのである。
欠点は、自分のようなNHK FMしか聞かないリスナーにとってはどうでも良いことだが、受信出来る帯域が1.5MHz程度ほどしかない。自分のセットの場合、上記の4局がプリセットで受信出来るが、周波数が遠い局を一緒にプリセットする事は今のところ出来ないようだ。ある意味、受信局限定のFMチューナーだ。(受信場所によって、林氏が必要な周波数に合わせてくれる・・・。たぶん)

よってこのチューナーは、ノイズで困っている人などには、打って付けであろう。
また今後も益々、このフルデジタルFMチューナーに、設計者の林氏によって“生命の息吹”が吹き込まれて行くのだろうと思う。つまり技術的な観点ではなく、今後は“芸術的”な観点で・・・・
FMを良い音で楽しみたい方は、ぜひ一度このチューナーを試してみたら如何でしょう。

(2013/04/19追)
時報の最後の“ポーン”の部分(880Hzの単音)だけを、「mp3DirectCut」で切り出して、「Audacity」のスペクトラム解析で比較してみた。
(NHK FM・スカイツリー)
  L-02T      /FPGAデジタルFMチューナー
(10素子FM ANT) /(10素子FM ANT)(5素子FM ANT)  
L02t880hz10  Fpga880hz10_2 Fpga880hz5
~FPGAチューナーは、非常にピュアな再生音が得られることが分かる。
加えて、FMアンテナで、5素子に比べ10素子は、指向性が鋭い分、マルチパスの無いキレイな電波が受信出来ることが分かる。

<関連サイト>
1)設計者・林輝彦氏による「FPGA (Field Programmable Gate Array) によるデジタル方式 FMステレオ・チューナ」
2)ディジタル・デザイン・テクノロジ(DDT)誌、創刊号(2009年4月10日発売)の全文
3)設計者・林輝彦氏による「セミナー資料」
4)ひろくんのHPの「FPGA FM Stereo Tuner」
5)トランジスタ技術 2009年12月号「ディジタルFMチューナ向けアナログ・フロントエンドの製作」

(関連記事)
東京のAMラジオ局のFM同時放送、2015/10/5に試験放送、11/6に本放送開始 
AM放送のFM同時放送開始に向け、FPGA FMチューナーで用意万端 

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2012年8月 7日 (火)

五郎部俊朗と藤山一郎の「夜の湖」

先日通勤途中で、いつもの携帯プレヤーのランダム再生をしていたら、五郎部俊朗の「夜の湖」が流れた。だいたい自分は、一生懸命に音源を集めるのだが、実はそれを聞けていない。まったく何のための収集なんだか・・・
それで、この五郎部俊朗の「夜の湖」も、録音したもののあまり聞いていなかったので、実に新鮮に聞いた・・・。でも何か心に残る旋律だ・・・

<五郎部俊朗の「夜の湖」>

「夜の湖」
  作詞:藤浦 洸
  作曲:古賀政男

心静かな 夜の湖
濡れて滲む 遠き灯り
山のホテルの 月のベランダ
一人たたずむ 影の淋しや

二つ並びし 椅子も悲しく
若き夢の いまださめず
我が身一つに 想い抱きて
夜の深さに 今宵すずまん

力か弱く 崩れ終わりし
若き恋の 夢のあとよ
何の心の 訪ね来たりて
哀れ水藻の 花と悲しむ

聞いた時、これは歌曲か?と思った。五郎部俊朗のテノールも朗々としていてなかなか良120807yorunomizuumi い。それでNetで検索してみると、何とこの歌は藤山一郎が昭和27年に歌った歌だという。作曲は古賀政男。
確かに歌詞は流行歌だな。でも何か品を感じる歌・・・。湖はどこの湖だろう・・。避暑地?北海道?それとも・・・・?

湖は歌になる。「霧の摩周湖」「星のみずうみ」「サロマ湖の歌」等々・・・
日本の歌で、自分が未発掘の歌はまだまだある。こんな古い歌でも、誰かが再録してくれると我々も聞く機会が増える。こんな歌の発掘に、当分楽しめそうだ。

最後に、オリジナルに敬意を表して、藤山一郎の歌も聞いてみよう。
<藤山一郎の「夜の湖」>

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2012年8月 6日 (月)

日本で1年間に落ちる雷の量は、全国の5時間分の電気

先日の朝日新聞に、カミナリの事が載っていた。「DO科学」という記事で、「雷の電気は使えないの?」「量が少なく、貯める方法もないの」・・・
Img_00031 それによると、雷の電圧は1億ボルトくらいで、電流は2~20万アンペアくらい。しかし放電時間はだいたい10万分の1秒。長くても1万分の1秒。よって雷1発で560キロワット時。つまり普通の家庭1軒の1~2ヶ月分位の電力量だという。そして日本列島の1年間の落雷回数は50~100万回位だというので、全部を完全に捕まえられるとすると、最大で5億6000万キロワット時。でも全国の1年間の消費電力量は約1兆キロワット時なので、0.1%つまり5時間分しかならない・・・・。
そして場所別の雷日数が、日本海側では多いが、北海道は少ない・・・
なるほど・・・(写真はクリックで拡大)

実に他愛のない話だが、面白い・・・。何気ない日常の風景も、そんな具体的な数字で考えてみると、何か世の中が明るくなった気分・・・・。
「地震・雷・火事・オヤジ」・・・。地震の恐ろしさは、昨年の地震で良く分かった。雷は一瞬ではあるが、落ちると怖い。火事も人が死ぬ・・・。ま、オヤジは既に死語だけど・・

(付録)
P10001811_2 この記事とは関係無いけど、カミさんが庭のアジサイを乾燥させたもので作った玄関の飾り・・・・

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2012年8月 5日 (日)

六本木ヒルズの展望台に行った

昨夜(2012/08/04)は、カミさんの“思い付き”で、六本木ヒルズの展望台、及び屋上の「スカイ・ドリーム・デッキ」に行ってきた。今日はその写真集である。

彼の有名な六本木ヒルズも、我々が行くのは初めて・・・・。夕方6時過ぎ、日比谷線の六本木を降りて、地下通路を行くと、六本木ヒルズにつながっていた。家を出る時は曇っていたが、着く頃には青空も・・・・。正面の東京タワーが日に光る・・・。
展望台行きの入場券を買う。Netで見た時に、入場料が500円で、随分安いな・・と思っていたが、とんだ勘違いで、森美術館とセットの入場料が1500円で、そこから屋上のスカイ・ドリーム・デッキに登るのが、別に500円とのこと。まあそんなもの・・・
エレベータは52階までノンストップ。ガラス張りの窓際に寄って息を飲む!?(・・・はオーバー??) 正面に東京タワーが鎮座し、眼下に無限に広がるビル群と家々・・・。スカイツリーも遠くに見える。日が暮れる前なので360度、展望がきいて良く見える。

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程なく、日が暮れていく。雲があるが、西の空が夕焼けに暮れていく・・・。手前の皇居の向こうに新宿副都心のビル群が遠く見える。
この52階の展望台を一回りしてから、屋上の「スカイ・ドリーム・デッキ」に別のエレベータで行く。何と、携帯と手持ちカメラ以外は、屋上には持って行けないという。それで無料のコインロッカーに荷物を入れて、エレベータで54階の上に。エレベータを降りると、殺風景な通路。まるで工事現場を歩くよう・・・。しかし屋上に出てみて、納得。そこはヘリポートだった。屋上のヘリポートで、周囲の見物をするわけ・・・。
ここでも、ビューポイントでカメラマンがシャッターを押してくれるという。展望台と同じく、備え付けのカメラで写真を撮られ、その後に手持ちのカメラで撮ってくれる。もちろん写真は買わなかったが・・・。いつも不思議に思うのだが、ほとんどの人は買わない。それで採算が取れると言う事は、写真一枚が相当安いということ・・・・

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高さのわりには風がないものの、それでも結構吹いている・・・。でも夏はそれが心地よい。日暮れと共に、夜景が浮かび上がってくる・・・・。遠くに花火が見えた。屋上を一周する間に、あっちでもこっちでも遠く花火が見える。その数、10カ所?はオーバーか・・・。その中にはデズニーランドの花火も見えた。ちょうど土曜日。それにしても、日本人は花火好き・・・(写真はクリックで拡大)

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今日はどこも全体的に空いていた。今夜は、オリンピックで男子サッカーの対エジプト戦。それで空いているだろう・・というのがカミさんの見立て・・・。それで屋上の警備員にカミさんが聞いてみたら、普通そんなもんだ・・とこのと。別にサッカーをしていなくても、それほど混んでいないのだ・・・。

調べてみたら、この六本木ヒルズの屋上は、238m。東京タワーの展望台は、120mと223m。スカイツリーはさすがに350mと450mなので遠く及ばないが、でも240mの高さで風に当たるれるのは貴重。それだけに、HPでは登れるかどうかを常に知らせている。たぶん風でも雨でも、登れないのだろう。

ともあれ、人の目が皆スカイツリーに行っている時だが、初めての六本木ヒルズだった。帰りに食べたレストラン街は、やはり肌が合わなかったけど・・・。
帰りの電車の中で、唯一のメル友に「今、六本木ヒルズの展望台からの帰り・・」と返事したら、「この暑いのに良く行くね・・】との返事。
マ、お疲れさま。

(付録)
P10001841 この記事とは関係無いけど、写真は我が家の玄関に飾られた、カミさんが作った「アジサイのリース」・・・。今年は庭にアジサイがたくさん咲いたが、いつの間にか終わってしまった。その花を乾燥させて、こんなものにバケた・・・・。

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2012年8月 4日 (土)

「母におくれて」

先日の日経新聞にこんなコラムがあった。

母におくれて  池田澄子
 老人の施設に入った母を見舞った。去年の暮まで、近所に住む長男夫妻に護られながら、原則的には一人で食べ、一人で身の回りを整えて暮らしていた母だった。その母が今年に入って、がたがたと崩れるように衰えた。弟は慌てふためいているらしかった。母の老化を受け入れられないように見えた。毎朝、母の許を訪ね、電話があれば飛んで行き、そのたび母の老化を嘆いた。
 結局、弟の家からも母の家からも徒歩で十分とかからない場所にあって、毎日見舞うことの出来る施設に入ってもらった。その上、長いこと信頼して通っていた主治医が、その施設と関わっていたので、母も子供達も不安が少なかった。もう少しの間は弟の家に移れば暮らせる程度とも思えたが、丁度、空きのある部屋が、その後も空いているという確約はないので契約した。
 去年、将来慌てないようにと、その施設を子供全員で見学に行った。その頃、母は毎日、四人の子供にパソコンでメールを送ってきていた。私たちも何も話題が無くなってしまう程、毎日メールを送り合った。一日不精すると、風邪でもひきましたか?と母からメールが来る。
 今年に入って、ある日メールが来なかった。二日に一度、一週間に一度になって、あらどうしたの? メール頂戴よ、などと励ましている間に日がたった。そして一層来なくなって、「皆さんに宜しく言っといてね」と長男に頼むようになった。入浴が面倒になり寝ていたくなった。
 去年の暮に書いた今年の年賀状に母は、恒例の新春挨拶の一首の傍に、牟賀状は今年でおしまいに致します、と印刷した。本当に最後の年賀状になるのかもしれない。
 急に衰えちゃったの私、と言う。食事もお八つも美味しいのよ、と言う。こういう所で働いてる人は親切で偉い、などと言いながら、かなり元気を取り戻した。規則正しい暮らしの結果なのか、心身ともにしっかりした。弟と手をつなぎ、スクワット(?)をさせられ(?)ている写真が弟からのメールに添付されて以来、私たちにスクワットが流行った。
  はんかちや母におくれて
  老いつつあり
 思えば生まれた日以来、母と私は同じ年齢差で生きてきた。時には手本にし、ある時は性格の違いに驚いたりしながら生き合ってきた。その人が突然、老人になったのだ。私自身はまだ完璧に老いたと思ってはいないが、まさに日々「老いつつ」ある。「はんかちや」と唱えつつ老いつつ、これからの母を思い自分を考える。母に遅れて老いるという成り行きは万人の思いに通うだろう。
しかし、若くして戦病死した父は老いを見せない。父は永遠に若く、痩身で長身のハンサムだ。例えば去年の東北のような災難や、思わぬ病気で逝った人々も老いを経験出来ない。母の老いを嘆くことは、有り難い恵まれたことなのだ。
 これは私の新しい経験である。老いは、せっかく現れてくる新しい天地だ。ならば、自分の老いを詠んでみようじゃないの、と思う。本当に老いたら、それを主題に書くことは出来ないだろう。若い人が老いを書くことも無理だろう。
 そうか、今しかないということだ。老いを詠むには詠み盛りだ。と言いながら腹の据わらない私は、死よりも老いが怖ろしい。(俳人)」(2012/07/28付「日経新聞」夕刊p4より)

この記事は、まさに我が家のことを書いているかのように読んだ。昨年から今年にかけて、我が家も同じように大変化したので・・・・。
それはまさに母に忍び寄る“老い”のせい・・・・

昨年お袋は、90歳の独居生活から、玄関で転んだことで、上の記事と同じような動きに・・・
考えようによっては、90歳までよく一人で頑張った、とも言える。しかし、それ以降に入ったホームでの一人生活は、何とも刺激が少なく、頭の働きも徐々に劣化しているように見える。
この後、してあげられることは何が残っているか・・・

お袋の口癖は「もし親孝行してくれるなら、今してちょうだい。死んでから何をして貰っても嬉しくない」だった。だから家族での小旅行を何よりも喜び、「**に一緒に行く?」と聞くと、話の内容も理解する前に「行く~!」という返事が常。
しかし老いて、体の動きが思い通りにならなくなった今は、さてどうしよう・・・。
そして最近の、電話口での「元気?」「元気だよ!」の言葉の迫力の無いこと・・・・。いわゆるハリのない声・・・・。いつものチャキチャキさが消えてきた・・・

自分も含めて、“老い”と“その後”を考えてしまうこの頃。
そろそろ8月のお盆だ。それはまさに親父の命日にあたる。しかし何回忌かは、直ぐには出てこない・・・。(調べてみたら16年目だったけど・・・・)
この暑さに、親父の命日とともに、お袋の老いを感じるこの頃である。

120802matsumoto2 上の話と関係無いけど、先日のロンドンオリンピックの女子柔道57キロ級。金メダルを取った松本薫選手の迫力には圧倒された。昔の貴乃花の鬼の優勝場面ではないが、同じような鬼のような気迫の顔と、メダルを取った後の笑い顔の違い・・・。この松本選手の戦いへの気迫は、このオリン120802matsumoto1ピック一番の印象シーンとして語り継がれて行くような気がした。(写真はクリックで拡大)

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2012年8月 3日 (金)

木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を読む

この話は、日本では相当に有名な話らしい。しかし自分は知らなかった・・・。
この3月に息子と結婚した我が家のヨメさんのTちゃんから、カミさんが「奇跡のリンゴ」という本を貰った。何だか、ヨメさんの妹のA子さんの推薦の本だという。
カミさんが早速読んで、自分に回してきた。それも連日、「どこまで読んだの?」というフォロー付きだ。

でも読み始めてみると、ツ・ツ・ツーと読んでしまった。読む前にYoutubeで本人の出演動画を見ていたので、良く分かった。
120803kisekinoringo_2 この本は、青森に住む木村秋則さんの、「絶対不可能」と言われていたリンゴの無農薬栽培に挑戦して、9年後にそれを成し遂げた記録。(写真はクリックで拡大)
それにしても内容はすさまじい。到底、我々“一般ピープル”には真似が出来ない。それほど徹底しているのだ。妻が農薬に過敏な体質だったことと、たまたま手にした「自然農法」という本の影響で、無農薬のリンゴ栽培に挑戦。当然害虫にやられ、病気にやられ、リンゴの木は次々と枯れていく。しかし木村さんは動じない。当然周囲からは変人扱い。気が狂ったとも・・。
そもそも木村さんは婿養子。家の経済も自分の自由になるはずもなく・・・。しかし妻を始め、婿入り先の両親も子どもも、彼をバックアップ。これも到底マネが出来ない・・・。
普通なら「いい加減にしろ!」「目を覚ませ!」・・の展開だ。それを10年もの間、家族全員で支えるこの一家の姿は、どう捉えたら良いのだろう・・・・

そして首つりの場所探しで、木村さんは見付ける。山のドングリは農薬も無いのに元気・・。土が違う・・・。そして今まで、土から上に出ている木だけしか見ていなかった事に気付き、土の改良から木村さんの挽回劇が始まる。
そして木に語りかけ、そして木もまたその言葉に反応して、リンゴの木は生気を取り戻していく・・・・。

前に何度か仏性について書いた。機械でも何にでも「意志がある」という話である。
「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)=生きとし生けるもの全てに成仏できる性質が備わっていること」
食洗機のとき(ここ)も、パソコンの時(ここ)も・・・・

自分は全てのものに命があると信じている(たぶん・・)。よって、リンゴの木に意志があるのは当然だと思う。だから木村さんが、リンゴの木に話し掛けていても、ごく当然な姿、と捉える。
しかし、「無理をさせてごめんなさい。花を咲かせなくても、実をならせなくてもいいから、どうか枯れないでちょうだい」とあるように、どこまで親身で語れるか・・、続けられるか・・・だ。

まあこの壮絶な苦労話は、本で読んで貰うとして、同じく筆者の石川拓治氏の文才もなかなか・・・・
本の中で、石川氏は「木村から聞いた話を、すべて書き記すには、とても一冊や二冊の書物では足りない。・・・・」(P232)と書いているが、この本の、いわゆるストーリーはごく単純。それが文才のある筆者によると、立派な一冊の本になってしまう。まさに枯れたリンゴの幹に、氏は満開の花を付ける役割を成した・・・・
これもまた、すごい事・・・。

話を戻すと、木村氏の無農薬への挑戦は、一家離散と紙一重。普通は、何かにチャレンジしたとしても、家庭が貧困に陥ると直ぐに諦めてしまう。ふと、昔の「北の国から」を思い出した。あのテレビドラマでも、無農薬に挑戦し、失敗して夜逃げをした家族のことが出て来たっけ・・・。
それを婿養子の立場なのに、婿入り先のヨメさん、子供たち、そして両親が一緒になってお父さんを支える家族とは何か・・・
世の中には色々な家族がいる。価値観だって人それぞれ。それなのに、こんな無謀な事を始めた婿さんに、家族は黙々と協力する・・・。それは単なる「信頼」などという生やさしいものでは無いだろう。

自分はこの本を読んで、木村氏の熱意とリンゴの木への愛情とともに、木村氏を支えた家族について、驚嘆せざるを得ない。そして何よりも無欲な生きる姿勢に驚嘆・・・
リンゴの木だって、自分から生きたいと思っているひとつの生命。木村さんにとって、リンゴの木は、単なる金儲けの道具ではないのである。そのスタンスを基軸に、今は、その栽培法を、求められれば惜しげもなく伝授しているという。その潔さにも驚嘆・・・

先のヨメさんもそうだが、人の輪が広がると、色々な情報源も広がる。そして色々な価値観の人が集うことによって、住む世界や、興味の世界も広がる。ありがたいことだ。

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2012年8月 2日 (木)

2011年のシェア(市場占有率)(3/3)~世界シェア

先日の日経産業新聞に、毎年恒例の2011年のシェア(市場占有率)の記事が載っていた。続いて世界シェアを見ていこう。(出典:2012/07/30「日経産業新聞」P12~P15)

<世界シェア>~単位:%、( )は対前年比%
・自動車 ①GM (米)11.4(0.6) ②フォルクスワ-ゲン(独)10.8(1.0) ③トヨタ10.0(-1.1) ④ルノー日産(仏日)9.5(0.3) ⑤現代(韓)8.7(0.7)
・薄型テレビ ①サムスン(韓)23.8(1.4) ②LG電子(韓)13.7(0.2) ③ソニ-10.6(-1.8) ④Pana7.8(-0.6) ⑤シャ-プ6.9(-0.4)
・パソコン ①HP(米)17.1(-0.8) ②デル(米)12.2(0.0) ③レノボ゙(中)12.1(2.5) ④エイサー(台)10.2(-1.9) ⑤アスース(台)5.7(0.6)
・サーバー ①IBM(米)31.5(0.2) ②HP(米)29.3(-2.0) ③デル(米)15.0(0.7) ④オラクル(米)6.2(2.8) ⑤富士通4.8(0.3)
・HDD ①シーゲイト (米)31.8(1.8) ②ウェスタン(米)30.5(-0.8) ③日立ストレージ16.8(-0.7) ④東芝12.6(1.7) ⑤サムスン(韓)8.2(-2.1)
・DRAM ①サムスン(韓)42.2(4.8) ②SKハイニックス(韓)23.0(1.6) ③エルピーダ13.1(-3.1) ④マイクロン(米)11.6(-1.0) ⑤南亜科技(台)4.0(-0.3)
・NAND型フラッシュメモリー ①サムスン(韓)37.0(-1.6) ②東芝31.6(-2.3) ③マイクロン(米)11.9(0.2) ④SKハイニックス(韓)11.8(1.9) ⑤インテル(米)7.3(1.6)
・SSD①サムスン(韓)19.1(1.6) ②インテル15.7(米) (1.9) ③東芝13.5(0.2) ④マイクロ(米)ン5.2(2.9) ⑤OCZテクノロジー(米)5.2(1.0)
・インクジェットプリンタ- ①HP(米)48.2(0.1) ②キャノン22.5(0.9) ③エプソン19.2(-0.5) ④ブラザ-工業4.8(0.3) ⑤コダク(米)2.4(-)
・クレジットカ-ド ①VISA (米)61.0(-0.8) ②マスタ-(米)27.6(0.5) ③アメリカンエキスプレス(米)9.2(-0.1) ④JCB 1.9(0.4) ⑤ダイナ-スクラブ(米)0.3(0.0)
・デジカメ ①キャノン18.8(0.3) ②ソニ-17.1(-0.4) ③ニコン15.2(2.9) ④サムスン(韓)9.6(-1.2) ⑤富士フイルム8.6(1.2)
・ビデオカメラ ①ソニ-44.0(1.3) ②Pana 18.0(1.1) ③JCVケンウッド15.0(1.1) ④キャノン12.0(-1.0)
・携帯電話端末 ①ノキア(フィンランド)24.3(-4.1) ②サムスン電子(韓)19.3(1.7) ③アップル(米)5.4(-) ④LG電子(韓)5.1(-2.2) ⑤ZTE(中)4.0(0.8)
・スマートフォン①サムスン電子(韓)19.1(11.6) ②アップル(米)18.8(3.2) ③ノキア(フィンランド)15.6(-17.2) ④リサーチ・イン・モーションン(カナダ)10.3(-5.7) ⑤HTC(台)8.8(1.7)
・CT ①GE(米)32.1(0.1) ②シ-メンス(独)26.7(0.2) ③東芝メディカル25.0(0.0) ④フィリップス(蘭)14.8 (-0.2) ⑤日立メディコ1.0(0.0)
・MRI ①シ-メンス(独) 34.0(1.0) ②GE(米)31.0(-1.0) ③フィリップス(蘭)21.0(0.0) ④東芝メディカル10.0(0.0) ⑤日立メディコ3.5(0.5)
(出典:2012/07/30「日経産業新聞」P12~P15)

造船で、上位5社から日本勢が消えた。自動車は、GEが年ぶりに首位。トヨタは3年で首位を明け渡した。薄型テレビは、韓国勢がシェアを伸ばす一方、日本勢は縮小。デジタルカメラ、ビデオカメラは、日本勢が圧倒。

*このオリジナルの新聞記事のPDFは(ここ=3MB)。

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