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2012年7月 6日 (金)

「天声人語」の自問自答!?

昨日の朝日新聞の「天声人語」は、歴史に残る(?)記事である。テーマが“自身”なのだから面白い。曰く・・・

「ばからしい」と書きかけて「空しい」にしたことがある。書き写しを思ってのことだ。流し読みならまだしも、「ばか」と書いてもらうのは心苦しい。多くの方に筆写していただくお陰で、生来がさつな言葉遣いがいくらかマシになった気がする▼毎度の手前みそながら、昨年春に売り出された「天声人語書き写しノート」が累計100万冊に達したという。うれしい前に恐れ多い。人様に写させるレベルかと、自問の日々である▼北九州市立高校では、現代社会などの勉強に使っているそうだ。新聞を読む習慣がなく、小欄とは初対面の生徒さんも多い。慣れないコラム文の書き写しは苦痛だろうが、今春の卒業生は銘々3冊を「完写」してくれた▼集中力がついた、縦書きの字がきれいになった、社会への関心が高まったと、うれしい感想も届いた。「毎日よく続きますね」という問いは、皆さんにそのままお返ししよう。書くのも写すのも、一つ仕上げたら一つ腕が上がる▼よくある質問に「黒い逆三角形は何?」がある。段落を示す記号である。誰が決めたか逆三角が小欄の習いだが、ただの印だからたまにはルール違反を許してもらおう。ご愛読、ご愛写への深謝を込めて(ハートマーク)heart冒頭の空白を含め603字。短いとはいえ、写される文の大先輩、般若心経(はんにゃしんぎょう)の倍はある。写経なみの御利益は請け負えないが、末永く続けていただけば某(なにがし)かの貢献、例えるなら小さなハートマークほどの「お返し」はできるかと思う。ご精進ください。 」(2012年7月5日(木)付「朝日新聞」「天声人語」より)

良く言われることだが、新聞は新書1冊分に相当するという。誰かが朝日新聞の場合、約40万文字と計算した。「天声人語」は、そのうちのたった600文字。つまりたったの0.15%。しかし、ニュース記事が日々消えていくのに比べ、このコラムほど、後世に残る文章はない。
自分が高校の頃、「入試に出る可能性があるので、毎日、天声人語を読みなさい」と現国の先生に言われたことを思い出す。今、入試にどのくらい採用されているかは知らないが、もし有名大学で採用されると、過去問として永久に残る・・・!? もちろんまとめて本として出版されてもいる。
その珍重されている流れではごく自然だが、「天声人語」の書き写しが盛んだという。
いつも思う。天声人語に限らず、新聞のコラムの短文での完成度の高さは、さすがプロ・・・。我々素人は足下にも及ばない。しかし、その一字一句が多くの生徒に書き写されるとすると、筆者も、上の記事のように一字一句を意識せざるを得ないのだろう。

そんな新聞だが、若い人の間では読む習慣が無くなっているらしい。自分がいつ頃から新聞を読み始めたかは忘れたが、たぶん中学か、遅くても高校の時には読んでいた。一緒に住んだことのあるお祖母ちゃんが、自分の子供たちの家を回っては「どの家に行っても、朝日新聞だ」と言っていたことを思い出す。そして自分の場合は、大学の下宿でも一人で朝日新聞を取っていた。もちろん就職後の独身寮でも・・・。
結婚してからは、読売、毎日などに浮気したこともあるが、結局はまた朝日。

ついでに、我が家は朝日と日経を読んでいるが、別に経済のニュースを読まなくても、日経も面白い。休日、ゆっくり2紙を読み終わると、もう昼になっている。そして、2紙を読み終わると、目のボケが・・・・
おっと話がずれた・・・。
現役をリタイアしても、この2紙は日々の読み物として末永く読み続けたいと思う。
フト笑ってしまう昨日の「天声人語」ではある。


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コメント

過去ログ「鶴」の記事拝読しました。
自分もかつて合唱でこの曲を歌いました。
貴兄の記事に触発され、桜井武雄氏訳による混声合唱版を you tube にアップしておきましたので、よろしければ一度お聴きいただければと思います。
何の具合か、音声が途切れるところが何箇所かありますが、お許し下さい。
「鶴」「京都エコー」で検索されると出てくると思います。

【エムズの片割れより】
早速聴かせて頂きました。音が途切れるのが残念ですが、きれいな合唱ですね。自分も一度、自身で歌ってみたいものです。ありがとうございました。

投稿: cello7496 | 2012年7月 6日 (金) 22:24

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