« 「いびつなWBC ただそう」 | トップページ | 「敗戦の非を認めぬ監督」 »

2012年7月26日 (木)

「かわいい」とは何だ?

先日の日経新聞の「女と男のいい分イーブン」というコラムにこんな記事があった。曰く・・・

「“かわいい”とは何だ
大人の男に使うとは・・・ <50代既婚頑固系>
 「見て、あのおじさん、かわいい!」。こっそり指さして、同僚女性がささやくのを聞き一瞬、耳を疑った。「かっこいい」の間違いだろうと。だが違った。目をやればベンチに座り、つぶらな瞳で一心に読書する小太りの中年サラリーマン。お世辞にもかっこいいとはいえなかったからだ。
 「かわいい」という言葉は子どもや女性につけるものと思っていたが、近ごろの女性は大人の男も対象に入れている。それも若い女性に限った話ではない。職場の新人男性をつかまえて「あの子、かわいいわね」というのなら、まだわかる。だが、中高年男性にも「かわいくない?」と相づちを求められると、「どういう感性だ」と思ってしまう。しぐさがどことなく愛らしい。欲がなくシャイ。何人かの女性に真意をただすと、そんな雰囲気を漂わす中高年の男が「かわいいの範ちゅう」とか。
 先日、就活中の娘のエントリーシートを見て「話し言葉になっているぞ」と注意したら「かわいくない?」ときた。確かに言葉は生き物で、時代とともに変わる。だが「かわいい」ばかりでは、表現が貧しくないか。もっと言葉を選びなさい、女性陣!

大事にしたい思い 世界に <50代独身姉御系>
 ホテルの披露宴の打ち合わせで「かわいい料理に」と要望する新婦が多いそうだ。それを聞いた新婦の父親も「もっとかわいくしてやって」。今や「かわいい」は、おじさんも使う言葉になっている。
 「かわいい」が多用されるようになったのは、決して最近のことではない。さかのぼることうん十年前、私が“花の女子大生”だったころ、ショッピングに行くと、女友達がとがった感じの服やアクセサリーを指して、盛んに「これ、かわいい」と言っていた。
 その後「かわいい」は進化した。対象は食べ物、建物、そして人に広がった。とらえどころのない言葉かもしれないけれど、ただ通底するものはあるように思う。「愛すべきもの」なんて大げさではないけれど、ほんわかと「大事にしたいなあ」という思い……。
 自分に向けられることに抵抗を感じるのはわからないでもないけれど、自分たちも使うでしょう。それに「かわいい」はアニメなどを通じて、今や世界に通じる感覚ともいわれる。
 「かわいい」以外にどんな言い方をしてほしいの。素敵?かっこいい?照れるところはやっぱり……。」(2012/07/23「日経新聞」夕刊p7より)

現代、あらゆる所に「かわいい」がはびこっている。特に若い女性の世界は、「かわいい」が全てを支配しているように見える。

でも、果たして“若い”女性だけか? 否、“ベテラン”の女性も含めて「かわいい」がキーワードだそうだ・・・。男には良く分からない世界・・・・

犬を連れて散歩していると、すれ違う人に、何度も「かわいい・・・」と言われる。相手の人は、飼い主のことは見ないで、ただ犬をのみ見て、「かわいい」という。(飼い主(←自分)の姿を見ると、その言葉が(ウッと言って)出なくなるのかも知れない・・・)
カミさんに「なぜメイ子が褒められる?なぜだ?」と聞くと、「小さい」という意味での「可愛い」なのだという。つまり小さければ何でも可愛い・・・!?

その議論と、上の議論はかみ合わない・・・・
でも世の中、やっぱり「かわいい・・・」が支配している。

大きな声では言えないが、何を隠そう、実は我が家も「かわいい」が支配しているのだ。旅行に行って、土産を買うのも「かわいい」・・。家の中も「かわいい」で飾られている・・・。でも還暦が近い女性が「かわいい」を連発するのも、どんなもの? (まあ(どうでも)いいけど・・・)

今日のニュースによると、日本人の平均寿命が短くなったそうだ。特に女性は27年ぶりに1位から転落とか・・・
「厚労省が26日、発表した2011年の日本人の平均寿命は、男性が前年より0.11年短い79.44歳、女性が0.40年短い85.90歳と、男女とも短くなった。女性は85年以来、守り続けた長寿世界一の座から転落し、香港(86.7歳)に明け渡した。厚労省は、東日本大震災による死者の増加が主な要因で、そこに20代後半の女性の自殺率増加や肺炎など呼吸器系疾患による死者増も加わったと分析している。」(ここより)

ま、女性はいつまでも若く、生き生きしていて欲しいもの。その観点では、“熟女”になっても「かわいい」を追いかける若さ(!?)は、おおいに結構かも・・・・!?


« 「いびつなWBC ただそう」 | トップページ | 「敗戦の非を認めぬ監督」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「いびつなWBC ただそう」 | トップページ | 「敗戦の非を認めぬ監督」 »