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2012年6月13日 (水)

「重粒子線治療」などの「先進的な医療」保険は無意味?

先日、カミさんから「先進的な医療」保険に入っていないことで文句が出た。たぶん自分はこれも含む保険に入っている・・?? 「では次の更新の時に入るか・・・」「それじゃ、間に合わない・・」
それなのに、次の日「あの保険はいらない」と言い出した。次の新聞記事を読んだせい・・・。少し長いが、目から鱗?なので、読んでみよう。曰く・・・

岩瀬大輔さんの“お金のミカタ”
医療費が心配?そんなとき、思い出してほしいこと~過大視せずに、よく知ろう
 日常生活で、保険の必要性を痛感することはまれだ。加入してもらうとなると、それなりの啓蒙活動が必要となる。ただ、行き過ぎれば、不安をあおることにもなりかねない。
 金融庁は昨年12月、生命保険各社に、民間医療保険の募集用のパンフレットや広告の自主点検を要請した。「入院したら多額の費用がかかる」「がんの治療は高額になりがち」などのうたい文句が、消費者の医療費に対する負担感を過度にあおったり、治療に関する事実を過大に認識させたりしていないか、記載内容の再確認を求めたのだ。
 がんなど重い病気にかかると「多額の負担を強いられる」というイメージを抱きがちだが、実際には「高額療養費」と呼ばれる公的制度によって患者の自己負担額には上限が定められている。
 70歳未満の現役世代なら、1ヵ月に100万円の医療費がかかったとしても、一般的な所得の場合、自己負担は8万7430円までと決まっている。
 医療機関の窓口で、本来の3割負担にあたる30万円を払ったとしても、申請すれば、上限額を超えた21万2570円は戻ってくる。ただし、差額ベッド代や食費など保険適用外の費用は、患者の全額負担だ。
 以前は、いったん3割分を立て替えた上で払い戻しを受けることになっていて、資金を工面する必要があった。今では、入院前に、加入する健康保険組合(国民健康保険なら市町村)に問い合わせ、「限度額適用認定証」という書類を交付してもらい、それを医療機関に提示すれば、限度額だけを払えばよいことになった。この4月からは、外来受診についても、同様の仕組みがとり入れられた。
 そもそも、こうした仕組みは患者を「高額の出費から守ってくれる」という意味で公的医療保険制度の中核をなすものだ。しかし、残念なことに、十分に知られていない。政府の調査によると、40代、50代の認知度は3割前後。十分に周知されていないから、民間医療保険に加入する人が増えているのだとしたら本末転倒だ。仕組みを、保険証の裏側に注記したり、民間保険の広告にも記載を義務づけたりなど、国も認知度の向上や情報の発信に努めるべきだろう。
 特約で「最大1千万円まで保障!」などの一見、だれの目にも魅力的に映るテレビCMで、広く知られるようになった「先進医療」も、誤解されがちだ。
 CMは、「重粒子線治療」や「陽子線治療」などのがんの放射線療法を引き合いに、公的保険がきかないため、治療を受けるには300万円程度の自己負担が必要になると訴える。
 ただ、こうした特約で保障されるのは、およそすべての「先進的な医療」ではなく、厚生労働省が「保険給付の対象とすべきかどうかの評価を行うものとして保険診療との併用を認めた」医療技術に限定され、その数は現在99種類。医療機関も限られる。例えば、重粒子線治療では、千葉・兵庫・群馬の3機関、陽子線治療は7機関のみ。同じ医療技術であっても、厚労省が認めた医療機関以外で受ければ、給付金はもらえない。
 重粒子線治療と陽子線治療の実施件数は合わせて年間約2千件・毎年のがん匙数は約70万人といわれるから、がんを患った人のうち0.3%しか受けない治療でもある。大々的な宣伝になじむかどうかは疑問だ。
 発生確率が低いが起こったときの損失が大きいという点では、保険による保障に向いているといえるが、それにしたところで、貯蓄である程度の備えをした上での「おまけ」くらいに考えた方がいい。
 いたずらに不安をあおるのではなく、できるだけ中立的な立場から事実を示す。それを、われわれの啓蒙活動としたい。」(2012/06/09付「朝日新聞」から)

Netで「先進医療」を検索すると、出るわ出るわ・・・・、色々な保険会社の先進医療の広告がズラリと並ぶ。
そこには、「これを受けられる病状は極めて希(まれ)で、該当者は0.3%だけど・・・」という記載は多分ない。ウソは言っていないものの、果たして顧客の視線で考えているか・・?
無知な我々は「もしもの時に、先端医療が受けられなかったら・・」と心配して、お金を払う。
つまり我々消費者は、(人の幸せでなく)自己の利益のみを追求している企業群の言葉尻に乗らないように、企業がPRする(自己の都合に合わせた)断片の真実だけを見るのではなく、全体の真実を見ながら判断して行かなければいけないようだ・・・

もっともこれは検察も同じだったっけ・・・。自分の主張に不利な証拠は握り潰す・・・。真実の追究ではなく、あるのは自分の都合(権威)だけ・・・
結局、全ては自分で防御するしかない。相手の言葉を鵜呑みにせず、自分で勉強して自分で判断をする・・・。なかなか大変だけど・・・
でも今はNetがある。もちろんNetで引っ掛かる情報は、種々雑多なれど、色々な見方がある、と言う意味では有用。
振り込め詐欺ではないが、簡単にだまされない老人になるためには、いつまでも“勉強”が必要なようだな・・・・

●メモ:カウント~300万


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