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2012年6月21日 (木)

「政治停滞、一院制なら解決するか?」

先日の日経新聞に「政治停滞、一院制なら解決するか?」という記事があり、一院制の是非についての議論が載っていた。曰く・・・

「政治の停滞をどうすれば打破できるか。一案として今年4月、国会の一院制への移行を目指す超党派の議員連盟が独自案をまとめ、衆院に提出した。衆参二院制は時間の無駄なのか。・・・」
<議員連の骨子>
・2017年に衆参両院を対等統合
・議員定数は500人以内(現行は衆院480人、参院242人)
・都道府県単位の大選挙区制限連記制(1946年の衆院選で実施)

電子版アンケートから~「一院制に賛成」3分の2に
 国会を一院制にする是非について日本経済新聞電子版の読者に尋ねたところ、賛成派が65%を占めた。「もはや参院は本来の役割と存在感を失っている」「議員数を減らし、民意を迅速に反映すべきだ」との意見が目立つ。これに対し反対派は「誤った政治の暴走を抑える安全網は必要」「問題は制度でなく、それを動かす政治家と有権者の質にある」などを理由に挙げた。
 「決まらない政治」の原因では「世襲の増加などによる政治家の練度不足」が42%と最多で、「国益を考えていない」といった手厳しい声が出た。次いで「支持政党をすぐ変える有権者の移り気」が25%、「小選挙区制が生み出した二大政党の対立」が23%だった。
 衆参ねじれが初めて生じたのは1989年7月。消費税創設などへの批判を受けた与党・自民党が参院選で大敗し、過半数を割った。以来、23年。ねじれもかなりの歴史を刻んできた。
 当初は「参院はあくまで第2院」との節度があった。最大野党だった社会党は90年2月の衆院選で政権交代に失敗すると、消費税を事実上容認した。
 言い分か100%通らなければ気にくわない、では子どものケンカだ。どう折り合うかこそが政治家の手腕の見せどころのはず。一院制待望論は「決まらない政治」への不満の裏返しだ。(編集委員 大石格)」(2012/06/17付「日経新聞」p9より)

本文で気になったところ・・・
「――世界的にはどうなのでしょうか。
高見 列国議会同盟によると、4月時点で一院制が110力国、二院制が75力国。一院制は小国が多く、人口5000万人以上の25力国では二院制が19力国と逆転する。G8はすべて二院制だ。立法は三権で一番強力だ。法律によって国民の権利を制限し、義務を課すことができる。権力はそがないといけない。
 GHQ(連合国軍総司令部)が提示した日本国憲法原案は一院制だったが、松本蒸治国務相が押し返した。日本国民は誰かが一方向に走ると皆がそちらに走ってしまう。それが戦争に走った大きな理由だ。一院制では政治が安定しない。そういう説明だった。」
「高見 英国の上院議員は名誉職に近く、実質的には一院制。・・・・」
「衛藤 デンマークやスウェーデンは一院制に移行した。・・・」
「高見 決めすぎる政治になる心配がある・・・」
・・・
それぞれの立場で意見があり、単純なものではないことは分かる。
しかし、国民が現状に辟易していることもうかがえる。

しかし心しなければいけないのは、やはり日本の国民性なのだろう。政治への無関心派が多く、その時の雰囲気に迎合し、流され易い。

最近、田中角栄待望論が良く聞かれるという。角栄流の突破力を期待しているのだという。
さてさて、ギリシャも最後の土壇場でブレーキが掛かった。それに今日のニュースでは、小沢さんも民主党を離党して新党を結成する可能性に言及したとか・・・。
日本の政治も、この辺りで何とかなるのであろうか?


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コメント

戦前の日本は「統帥権の独立」から軍部が台頭し、滅亡したといわれていますが、戦後の日本は「二院制」から政治が何事も決められず、滅亡に向かうことになったと後世いわれることにならなければよいが、と思う今日この頃です。どちらも、憲法起草者の意図から離れて怪物化している点では非常に似ているといえないでしょうか?

【エムズの片割れより】
まるで半藤さんのご意見のような・・・。
現在の政局も、歴史という裁判で、後世どう評価されるのでしょうね。

投稿: KeiichiKoda | 2012年6月30日 (土) 10:45

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