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2012年6月26日 (火)

サプリメントの効用は?~疲れ目に効く??

先日の日経新聞「今どき健康学」というコラムに、こんな記事があった。曰く・・・

健康維持、まずは生活習慣
 「生」「老」「病」「死」。おしゃかさまは人間が向き合わねばならないものとしてこの4つをあげた。生、老、死の3つは避けられないが、病だけは予防できる。だれもが健康に高い関心を持つのは、病気やけがを避けたいという願いがあるからだろう。
 情報社会の現代では、健康に関する情報があふれている。とりわけ、“健康食品”に関するものが多い。新聞の折り込み広告や深夜に流れるテレビのCMを見れば一目瞭然だ。これまでにも何度か指摘したことだが、そもそも食品は健康を維持するためにとるもので、ことさらに「健康を改善する」とアピールすることはおかしい。
 健康食品のテレビCMを見ていて気がついたことがある。いつからか「これは個人の感想です」や「効果には個人差があります」といった説明が画面に表示されるようになった。業界が自主規制しているのか、お上から指導があったのかは不明だが、表示も小さく、色も目立たないようにしているように感じる。
こうした注意書きを入れさえすればよいのだろうか。確かに使用して効果があった人はいるだろう。しかし、医学的に「効果がある」とうたうには、必ずその商品を使って効果があったと推測されるだけの統計が必要になる。これは医薬品と同じだ。
 つまり、どれだけの人が健康食品をとり続けた結果、何人に効果が表れたのかをはっきりと示す必要がある。例えば、100人に効果があったとしても、調査した対象が300人なのか、3万人なのかで評価は変わってくる。信用できる効果なのかを見極めるには、分母を知る情報が示されていることが重要なポイントとなる。
 分母を表示して説明している例もある。ただ、実践している良心的な健康食品メーカーはわずかだ。
 健康を維持することは、バランスのよい食生活と適度な運動、十分な睡眠でかなり達成できる。要するに、ごく当たり前の生活習慣の改善で済むことなのだ。特定の健康食品ばかりをとり続ける必要性はほとんど感じない。
 「これを実行すれば、病気や痛みなどがみるみるうちになくなる」。こうした奇をてらった健康法とは、そろそろおさらばしたいものだ。(江戸川大学特任教授 中村雅美)」(2012/06/24付「日経新聞」p14「今どき健康学」より)

先日、「目がかすむ・・・眼精疲労??」(ここ)という記事を書いた。最近パソコンを見ていて遠くに目を転じると、ピントが合わなくなってきた、という話である。
あるNetでこんな文言を見付けた。
「「疲れ目」という言葉は,眼科的には2種類に分類しています。休憩によって回復するのが「眼疲労」。休憩をとっても目の痛みや霞(かすみ),頭痛などの症状が残るのを「眼精疲労」と言っています。一般的に疲れ目と言っているのは前者で,眼精疲労はより重い症状を指します。」(ここより)
つまり自分の目は、どうやら「眼精疲労」の前の「眼疲労」、つまり「疲れ目」のようである。これが最近、どうも気になって仕方がない。

ふと、前に医師の友人から「目には、緑の景色を見ながら散歩をして、食べ物では一般的に目に良いブルーベリーヨーグルトやニンジンなどを採ること」と言われたことを思い出した。
それで、手軽なサプリメントを少し飲んでみようかな・・・と思い立った。
実は、サプリは、今まで自分にはまったく縁がなかった。つまり、自分から飲もうとは、思ったことがなかった。それが、今回は自分でも意外な変化・・・

Netで「ブルーベリー」と「目」で検索すると、目に効くブルーベリーのサプリメントのCMが山ほど出てくる。その中には、目に効果があったという体験談が山のように・・・
それでそのうちの一つに、問い合わせてみた。ホームページの広告に、今の自分の“悩み”にピッタリの効能があるらしいので・・・
すると「例えば目のピント調節をする筋肉のコリをほぐす「***」や、**の成分が配合されていますので、目の総合的なお悩みのある方におすすめしています。・・ 」
「また、『***』の主原料である「***」にはブルーベリーと同じく健康成分「アントシアニン」が多く含まれます。この「アントシアニン」はピント調節をする毛様体という筋肉に働きかけ、コリをほぐしてくれます。パソコンを良く使われる方へは『***』をおすすめしております。」
だってさ・・・・
そして「どの位の期間で効果が現れるのでしょうか・・・?」という自分の問いに対しては、「・・・食品ですので継続をしていただくことが何よりも大切になります。 一般的に、新陳代謝のサイクルなどより、 体内の全細胞が生まれ変わるには3ヵ月ほどかかるといわれております。 その点より、まずは3ヵ月お続けいただくことをおすすめしております。」だって・・・
それでまあ、だまされたと思って3ヶ月だけ飲んでみることにした。

送られて来たサプリの同封チラシをめくってみてビックリ。何と!効能が一切書いていない。目に効くと思って頼んだのに・・・。文面は誰かさんの成功体験談ばかり・・・・。
それをカミさんに言ったら「そんなのあたりまえ。効能を書くとデータが必要な薬になってしまう。あくまでも食品なので、こんな効果があった人が居ますよ、と言うだけ。つまり効くかも知れないが、効かないかも知れない・・・。それが健康食品・・」
な~るほど・・・。そんなものか・・・

確かにWIKIで「ブルーベリー」を見ると、
「健康食品などで「目の網膜に良い」と視力改善効果が謳われているアントシアニンが豊富に含まれており、ブルーベリーを使用した健康食品は広く市販されているが、国立健康・栄養研究所の論文調査によるとブルーベリーやビルベリー、それらに含まれるアントシアニンの視力改善効果は認められていない」とある。
「国立健康・栄養研究所の論文調査」の記事を見ても、まあゼロではないものの、効果は確認されていないという。

まあ結論として効果は期待出来ないな・・・。でも乗りかかった船。3ヶ月は飲んでみるか・・・。これも我がサプリメントという未体験ゾーンへの勉強代。少し飲んで様子を見ることとしよう。

しかし今更ながら、カミさんが言うようにテレビを点けるとサプリのCMの多いこと・・・。これは何を意味するか・・? 実際に飲む人が多いのだろう。それに頼る人が・・・
つまり先の記事のように、“バランスのよい食生活と適度な運動、十分な睡眠で・・・”ではなく、ただ飲めば良いという“お手軽さ”に頼る人が多いということ?? 今の自分とピッタンコ・・・・

プラシーボ効果という言葉がある。今の自分はそれとちょうど逆。つまり、こんなに疑っている自分では、本来効くものまで効かないだろう・・・・と思う。(←そんなに効かないと思っているなら、まだ3日目なのでさっさと止めれば良いのに・・・)
まあ、3ヶ月後に結果を報告するね・・・

<大訂正・・・>
さっきカミさんと話したら、自分は現在“サプリメント漬け”なんだそうだ。そう言えば、毎晩の食事後に、“強制的に”小さなカンに入った何やらを飲まされている。自家製のウコン(ここ)(ここ)や、良く分からない透明な錠剤3粒や、自家製酵素ジュース、そして休日の朝はにんじんリンゴジュース・・・・。ああ~~~~
そうだったのだ。“自分の意志で目のために飲むサプリは初めて・・”ということで、自分の意志とは無関係に、実は自分はサプリ漬けなのだ・・・・。トホホ・・・

(追:2012/11/21)
ブルーベリーのサプリを飲み始めて5か月になる。ふと“そう言えば、最近あまり目が気にならなくなったな・・”と思った。会社でパソコンから目を遠くに転じると、確かにピントが合わない。でも前のように、わざわざ給湯室に行って、訓練のために(?)窓から遠い新宿副都心の高層ビルを見る機会が無くなっていることに気付いた。つまり、少しは効いているのかも・・・・。よって、しばらく飲み続けてみることにした。

(追:2014/08/08)
上のサプリは結果として効かなかった、原因が判明。
1)近くを見ることで、目のピントの筋肉が疲労。近近メガネを買うことで解決。
2)しかし、右目に少し疲労が残った。原因は、右目の乱視が2度進んでいた。右目の乱視を合わせて遠近メガネを作り直したところ、解決。

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コメント

職業柄よくサプリについての質問を受けますが、ビール酵母製品・エビオス(又はワカモト)のみで結構、と答えています。成分表示を見ると、各種雑多な栄養素を含有しています。栄養補助食品としては安価な名品と思います。そもそもサプリに効能を期待してはいけません。薬剤ではありませんので。

【エムズの片割れより】
やっぱり・・・ね。でも結構会社として存在していますよね。だから広告が派手なのか・・!?

投稿: メメント・モリ | 2012年7月 5日 (木) 21:07

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