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2012年5月 3日 (木)

国連会合「幸福度」の指標論議~日本、生活満足度の順位で44位

先日の朝日新聞に、国連レベルの幸福度順位が載っていた。もうそろそろこのテーマから卒業したいのだが・・・。とりあえず読んでみるか・・・。曰く・・

国連会合「幸福度」の指標論議
      満足度、北欧とアフリカで格差
 国内総生産(GDP)に代わる豊かさの物差し「幸福度」について、国連ハイレベル会合がニューヨークで開かれ、世界共通の指標作りについて論議された。そこで生活への満足度による国別ランキングが示され、北欧諸国とアフリカの途上国との間に大きな格差があることがわかった。
 米コロンビア大のサックス教授は、幸福度の目安として、米ギャラップ社の調査をもとに生活や人生への満足度を10段階で示した国別の順位を発表した=表。
 各国約1千人を対象にした2005年~11年の調査データを平均化した。デンマークやフィンランドなどトップ4力国が平均7.6なのに対し、トーゴやベナンなど最下位4力国が3.4と大きな開きがある現状を報告した。
 その一方、生活への満足度の高い先進国の生活様式が環境に負荷を与えているという報告もあった。生活の維持に必要な耕作地や海などを面積で表す「エコロジカル・フットプリント」を提唱するグループは、「世界が米国と同じ生活をすれば地球が5個必要になる」と指摘。途上国支援の専門家は、限られた資源を公平に分配する仕組みづくりの必要性を訴えた。
 会合は「国民総幸福(GNH)」の指標を政策に導入するブータンが主催、政府やNGOなどの代表らが意見交換した。今後提言をまとめ、6月にブラジルである「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)での基本合意を目指す。
 会合では、共通の指標に必要な項目として「精神的健康」「安定した家族関係」「職の確保」などのほか、「政治的な自由」「腐敗のない公平さ」も挙げられた。リオ+20では、GDPの限界を認識するとともに新しい指標の開発へ着手することへの合意を目指しており、日本などが幸福度を提案している。(ニューヨーク=行方史郎)

●生活満足度の順位
1 デンマーク
2 フィンランド
3 ノルウェー
4 オランダ
5 カナダ
6 スイス
7 スウェーデン
8 ニュージーランド
9 オーストラリア
10 アイルランド
11 米国
12 コスタリカ
17 アラブ首長国連邦
18 英国
23 フランス
25 ブラジル
28 イタリア
30 ドイツ
44 日本
56 韓国
76 ロシア
94 インド
112 中国
155 ベナン
156 トーゴ

* 「世界幸福リポート」(ジェフリー・サックス米コロンビア大学地球研究所長ら編集)から。 2005年~11年に実施されたギャラップ社調査をもとに計算。ブータンは対象国に人っていないが、他の調査との比較で、ギリシャ(42位)にほぼ匹敵すると推測している。」(2012/04/25付「朝日新聞」夕刊p7より)

この動きをみても、「幸福度」の議論が世界的に広がっていることが分かる。つまり、世界的に、GDPに代表される物質的なものだけでは幸福観に限界がある、という認識の始まりなのかも・・・・

順位は、トップを行く北欧にオセアニアが続いている。それにしても、日本の44位は、先進各国に比べ予想以上に下位だ。最近発展めざましい韓国の56位も予想外。
まあ“幸福”なんて、非常に主観的なものであり、評価も難しいが、でも国民が「そう思っている」ということなので、そう無視も出来ない。
1位のデンマークについては、前に「人を大切にする国 デンマーク」(ここ)という記事を書いた。その時に知ったのが、デンマークは「ひとりぼっちにさせない国」だということ。
今の日本には、デンマークのように人を資源として捉えて、人を再生(再教育)する仕組みがあると思えない。ただ切り棄てるだけ。
人は、仕事をしないで、ただ生活費(生活保護)を貰えれば良い、とは思っていない。自分自身を精一杯に活かしながら仕事が出来れば(いわゆる自己実現)、それに越した事はない。しかし日本は、そこまでのケアが行き届いていない。
そんな、国によっての“人の活かし方の違い”が、国民の満足度の違いに現れているような気がする。
国民全体が、生き生きと目を輝かして精一杯仕事をする国。そんな国に、日本はなれないものか・・・


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