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2012年2月15日 (水)

多い外科医の当直明け手術!?

先日の朝日新聞「天声人語」に、ドキッとする記事が・・・・

「共和党の米大統領だったレーガンはユーモアを失わない人だった。暗殺未遂に遭い胸の弾丸の摘出手術を受けるとき、医師団を見回して言った。「君たちがみんな共和党員であることを願っているよ」。二大政党が競い合う米では、共和と民主は何かにつけて仲が悪い。
医師の返答も語りぐさだ。「大統領閣下、きょうは全員共和党員をそろえております」。手術が成功したから笑えるが、ひるがえって日本である。執刀医に「当直明けでないことを願っているよ」と言いたくなる実情が浮かび上がっている。
日本外科学会の調査では、外科医の7割が当直明けの手術を経験し、うち8割が手術の質の低下を実感しているという。当直明け手術が「いつもある」が31%、「しばしば」が26%と聞けば、心穏やかではいられない」
医療事故につながりかねない体験も4%にあった。捨て置けないと見た厚労省は、当直明けの手術を減らす病院の診療報酬を優遇することにした。
川柳作家の故・今川乱魚(らんぎょ)さんの闘病句を思い出す。がん告知からの日々をたゆまず詠み続けた。<命預け候(そうろう)手術承諾書>。そして<お白洲(しらす)の浴衣でのぼる手術台>。俎板(まないた)の鯉(こい)の側としては、睡眠不足でメスを持たれるのは勘弁願いたい。
それもこれも、病院の多忙ゆえだという。医師、看護師、そして病院全体の「心技体」が充実してこそ、気の弱りがちな患者も励まされる。負担の軽減は医療界あげての急務だろう。仁術とは言うものの、精神主義では続かない。」(2012/02/11付「朝日新聞」「天声人語」より)

当直空けで手術とは・・・。ウーン。唸ってしまう。でも有り得るな・・・・
人の命は時の運・・?? もし自分がどこかで倒れても、その後どうなるかは、その時の周辺の状況や、病院の体制など、時の運が大きく左右する。
それは仕方がないと思うが、計画的な治療でさえ、当直開けの医師による手術となると、背筋が凍る。つまり、それほど医療の現場は疲弊しているのか・・・。そんな激務の医師に自分の命を託すことになろうとは、残念・・・

天皇が狭心症で、2月17日に入院して手術を受けるとか・・。その医師団が、東大と順天堂大の合同チームだと、先日のニュースで言っていた。順天堂大には心臓バイパス手術のプロがいるのがその理由らしい。
言うまでもなく、外科手術は手先の“芸術”・・・。そのうち自分もそんな時が来るかも・・・!?そのとき、自分の命を誰に託すかは、やっぱり“時の運”だろうな・・・。人脈も金も無いので・・・
ふと、昔の医師の友人の言葉を思い出した。体に負担が大きい手術は、最大限避ける。そしてキーは、病院の大小ではなく、担当する医師だと・・・。でも我々平民には、医師を選択する手段はない。これもやはり時の運・・・・
天皇の心臓病は、怒りから来ているのかも・・と誰かが言っていた。怒りが心臓に悪いのは周知の事実。これを機に、皇室も事態が良い方向に動き出せば良いのだが・・・。
せめて我々平民は、日常をこころ安らかに過ごしたいものだけど・・・ね。


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