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2011年11月16日 (水)

都はるみの「北の宿から」

土曜日の朝日新聞の「うたの旅人」は面白い企画で、毎週色々な歌の背景を教えてくれる。だいぶん前の記事だが、都はるみの「北の宿から」が紹介されていた。部分的に読んでみよう。(写真はクリックで拡大)

「・・・・1975年9月29日、作曲家小林亜星さん(79)は東京・赤坂の事務所で、友人の作詞家阿久悠から届いた詞を読んでいた。昭和天皇・皇后の米国訪問を翌日に控え、抗議行動や爆弾テロの警戒で騒然とする昭和50年秋の午後である。
 タイトルに「北の宿から」とあった。歌手都はるみさん(63)の一曲だった。200万枚以上を売り上げた幼児向けの「ピンポンパン体操」(71年)で、「カバの忍者くん」「水虫かいかいかい」などと、きてれつなパロディー遊びをしていた2人が一転して取り組む大まじめな歌だった。
 涙唄、すすり泣き、寝化粧……。演歌特有の言葉が並んでいた。「あなた死んでもいいですか」なんて、「おっかない女だなぁ、売れるのかなぁ」と小林さんは正直、思った。
 部屋のピアノに向かい、しっかり読んだ。繰り返しの「女ごころの未練でしょう」の一節に目が留まった。「思わず、ふるえました」。普通の作詞家なら、ここは絶対に「未練でしょうか」という問いかけになる。この女性は違う。誰かに答えを求めるのではなく、自分自身を客観的に見て「未練でしょう」と突き放している。演歌によくある、耐え忍ぶ女ではない「自立した新しい女性を描こうとしている。すごい歌になるぞ」。6千曲以上を作ってきたプロの直感だった。阿久のこだわりを受け、小林さんは演歌にないポップス調の編曲を考えていた。
Image08351  3ヵ月後に発売されると、2人の思いに関係なく、誰もがセーターをひたすら編み続ける「悲しい女」と捉えた。無理もない。あの詞から誰が「性根のある女」(阿久)を思い描くだろう。カラオケでさえ「未練でしょか?」と間違って歌われ、演歌嫌いで知られる歌手淡谷のり子(99年、92歳で没)が「別れた男のセーターなんか編むんじゃないの、みっともない」と批判して、話題になった。
・・・
Image08061  この取材で、どうしても、見たいものがあった。36年前、小林さんが「ドキドキしながら読んだ」という、あの「北の宿から」の歌詞原稿である。ひとつの歌が生まれる現場の感じを知りたかった。「古い話だし、見つからないよ」と小林さんは繰り返したけれど、それでもなお、私は彼の事務所へ足を運んだ。2ヵ月後、取材先の九州に連絡があった。「無事、発見です」・・・・・」(2011/10/22「朝日新聞」e1ページより)

あまりに有名なこの歌。自分が初めて聞いた都はるみだった。(それまでは彼女の歌は好きでなかったので・・・)

<都はるみの「北の宿から」>

「北の宿から」(原文通り)
  作詞:阿久 悠  
  作曲:小林亜星
あなた変りはないですか
日毎寒さがつのります
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

吹雪まじりに汽車の音
すすり泣くよにきこえます
お酒ならべてただひとり
涙唄など歌います
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

あなた死んでもいいですか
胸がしんしん泣いてます
窓にうつして寝化粧を
しても心は晴れません
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

この歌を聞くと、銀座(だったかな?)を思い出す。この歌が流行っていた頃、ちょうど婚約中で、たまたまこの歌の話が出て、「良い歌だよね・・」とお互いが“理解し合えた!?”ものだった。(それが、とんだ勘違いだったことが、後で分かる・・・) 自分はレコードを買わなかったが、カミさんが持っていて、それが今でも残っている(写真)。
都はるみの歌は“ド演歌”のためか、歌謡曲好きの自分だが、ほとんど聞いていなかった。しかしこの歌は良く聞いた。いつもの通り、歌詞よりも旋律重視で・・・

あれから35年経った。この歌は超有名曲として、歴史に残っている。もちろん都はるみもいつも歌っているが、自分はセルフカバー盤を聞いたことがない。再録はしていないのかな・・
今WIKIで見たら、都はるみの誕生日は1948年(昭和23年)2月22日だという。何と自分と同じようなトシではないか・・。てっきり年上だとばかり思っていた。それにしてもさすがに同じトシの人は多い・・・。
テレビで見かける名前を、WIKIでちょっと調べてみたら、昭和22年(22年4月~23年3月)の学年では、伊東ゆかり、千昌夫、寺尾聰、三田明、和泉雅子、中原誠、泉ピン子、ちあきなおみ、弦哲也、西田敏行、森進一、根津甚八、立松和平、布施明、中村晃子、あおい輝彦、森山良子、小鳩くるみ、都はるみ、五木ひろし、いしだあゆみ・・・・。
どの方もまだまだ現役で頑張っている。
こんななつかし歌でも聞きながら、自分ももうひとがんばり!?


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